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みずいろブラッド
【みずいろぶらっど】
ジャンル
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即死系ハチャメチャラブコメディ
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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バンダイナムコゲームス
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開発元
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クラフト&マイスター
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発売日
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2007年6月14日
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定価
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4,800円(税別)
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プレイ人数
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1~4人 (DSワイヤレスプレイ時:2人) (DSダウンロードプレイ時:2~4人)
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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UGSFシリーズ
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概要
タッチペンを使ったミニゲーム集。
公式ジャンル名が「即死系ハチャメチャラブコメディ」となっているとおり、愉快でシュールなキャラクターたちによるちょっぴりバイオレンスなストーリーが魅力的なゲームである。
ストーリー
無限に広がる大宇宙。
そこでは悠久の刻の中で様々な星が生まれ、そして消えていった。
銀河系の外れに位置するアルファ星が、異常な地殻変動の観測データを最後に突然連絡を絶つ。
その日を境に、周囲の惑星も相次いで連絡を絶っていった。
ただちに調査のため、UGSF(連邦宇宙軍)が派遣された。
そこで遭遇したものは、人類にとって最初の「敵」であった。
それは、大小無数の戦闘機械としてしか存在しない、
無機物で構成された生命体、「生きた兵器(ライブ・ウェポン)」だったのだ…
そしてそんな宇宙の事情とは全く関係なく、
今地球ではみずいろちゃんのあやしげなロボットが恋に勉強に夢中、ムチュー!
世界で一番ラブリー(自称)なロボット「みずいろちゃん」が繰り広げる
ドタバタデッドリーラブコメディ。略してミソヅケ!
みんなよろしくネ!
(公式サイトより)
特徴
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漫画やアニメのように、各ミニゲームそれぞれが第1話、第2話……と対応しており、ゲームを1つクリアすると次の話を見ることができる。
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全40話であるため、本編で遊べるミニゲームは40種類である。
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本編以外にも「ラブネリ工場」などのミニゲームを遊べるため、実際のミニゲーム数は40種類を超える。
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各ゲームでは、クリア達成率によって銅メダル~金メダルの評価を得られる。
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獲得したメダルに応じてごほうびを貰えるため、高い評価を目指す理由付けとなる。
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ミニゲームは大きく分けて、文字入力系・リズムタッチ系・タッチアクション系、の3種類を遊べる。
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ゲームが始まる前には遊び方の説明を読める。
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概ね、制限時間以内にミニゲームをクリアすれば次の話に進める。
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失敗したとしてもペナルティは無く、クリアするまで何度でもゲームをやり直すことはできる。
評価点
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個性豊かなキャラクター
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全てのキャラクターが個性豊かという言葉には収まりきらないほどの独特性を持っている。
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各ミニゲームの前後には彼らによる掛け合いがあるのだが、それらは毒々しくも愛らしく、面白い。
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クリアしやすい
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コンティニューが無制限にできるため、何度失敗してもすぐにそのゲームをやり直せる。
賛否両論点
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ストーリー
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おそらくこのゲームで最も良い点であると同時に最も分かりにくい点。
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ネタバレのために詳細は伏せるが、少々変わったラブコメディとして始まったものが最終的に宇宙戦争になってしまう。
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もちろん、最終話に至るまでにいくらかの布石は打たれていることやストーリー欄にもある通り、このゲームがUGSFシリーズに属するものだということを知っていれば納得できる展開だと思われる。
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しかしそうでなければ、いわゆる超展開だと思われたとしても無理はないかもしれない。
問題点
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基本的にはタッチペンのみで操作しなければならない。
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ステージを選択する際の上下スクロールがボタン操作で行えないのは少々もどかしい。
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文字入力の認識率に難がある。
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丁寧に描けば問題は無いのだが、基本的にはどのゲームにも時間制限があるため、焦って書いてしまう場合が多く失敗しやすい。
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3文字ずつしか入力できない。
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例えば「さかもとりょうま」と入力したい時には「さかも → とりょ → うま」と、途中でページを2回切り替える必要がある。
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無駄に時間がかかってしまうのは、前述の文字入力についてのことと併せて問題となってくる。
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金メダルを狙おうとすると、一部の問題の難易度が高すぎる。
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特に漢字の読み仮名を答える問題では、小中学生が習わない漢字も当たり前のように出てくるため難しい。
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ストーリーを進めるだけなら最も簡単なレベル1をクリアすればいいだけなので、ゲームに詰まってしまうことは無い。
総評
子ども向けなキャラクターとゲーム性に、ある程度以上に年季の入ったゲーマー向けのストーリーを混ぜ込まれた不思議な作品である。
いくらかの問題点はあるが、それも気にならなくなってしまうほどに魅力的なストーリーを持っているゲームであるため、機会があれば是非一度遊んでみてほしい。
余談
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DS/3DS/WiiUの『太鼓の達人』シリーズに、このゲームのED「恋はみずいろ」が収録されている。
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公式ブログにゲームの後日談が載っているが、その衝撃的な内容は今でも一部で語り種となっている。
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世界観・キャラクターデザインを手がけたのは『太鼓の達人シリーズ』を手がけた横尾有希子氏。
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本作の狂気的な作風は、『ドラッグ オン ドラグーン』や『NieR』シリーズの企画者として有名な夫であるヨコオタロウの影響もあるのであろうか?
最終更新:2025年01月11日 09:24