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【まりおかーとえいと でらっくす】
ジャンル | レースゲーム | ![]() |
対応機種 | Nintendo Switch | |
発売・開発元 | 任天堂 | |
発売日 | 2017年4月28日 | |
定価 | 5,980円(税別) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
マリオカートとしては初の「完全版」的作品 『8』で不評だった要素を概ね改善 バトルモードが本当の意味で復活 シリーズ初の中量級環境 DLC導入で全96コースという大ボリュームに |
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マリオシリーズ・関連作品リンク |
「レース、バトル、すべてがデラックス」の売り文句を引っ提げてNintendo Switchに登場した、マリオカートシリーズの新作。
『9』ではなく『8 デラックス』とあるように、本作は『マリオカート8』の完全版として制作されている。そのため『8』のシステムを基に問題点の改善や要素の追加・復活が行われている。
発売から約5年経過した2022年に、過去作(スマートフォンの『ツアー』を含む)のリメイクコースを追加する有料DLC「コース追加パス」が発表され、2023年11月まで順次追加された。
基本的な部分は『8』とほとんど変わらないため、ここでは主に『デラックス』での追加・変更点を挙げる。
完全版という形の作品ではあるが、『8』からの改善点、追加要素は多い。
任天堂らしい初心者へのサポートは非常に手厚く、過去のマリオカートシリーズではあまり見られなかったアップデートによる細かな調整によりゲームバランスも大きく改善され、様々な実力のプレーヤーに対して気を配った内容となっている。
DLCを含めたボリュームは最高レベルで充実しており、純粋に実力を競い合う「レースゲーム」としても、家族や友達とワイワイ遊ぶ「パーティゲーム」としても抜きん出た完成度の良作といえる。
*1 人によっては紫に見えるが、公式の紹介動画や作中の解説では「ピンク色」と説明されている。
*2 チーム戦の場合は、チーム全体で30カウント。
*3 発売時期が近い『2』ではなく、『1』の姿で登場する。カラーバリエーションはそれぞれ3パターン存在する。
*4 ボイスは同作の高梨謙吾氏によるものではなく、通常のリンクの流用。
*5 アーケードも含めれば『アーケードグランプリDX』以来。
*6 「そろそろ はじめませんか?」→「レッツゴー!」、「ハンドルでいきます!」→「ジャイロでいきます!」など
*7 ただし、バナナや甲羅が大量に投げられ表示制限に達した場合、例外処理としてコインが出ることはある。
*8 一応これまでのバージョンでも、マリオカートTVで「BGMのみ」に設定すればBGMだけを聴くことはできた。
*9 複数のSwitchをLANケーブルで接続する方式。タイトルメニューでRボタン・Lボタン・左スティックを同時押しすると「ローカル通信」が「LANプレイ」に変化する。
*10 本体側も最新バージョンにアップデートする必要がある。投稿先はYouTubeではなくX(旧Twitter)またはFacebook。なお現時点では最大30秒しか録画できない。
*11 ダブルアイテムボックスを割ればコインを保持する必要はないが、ダブルアイテムボックスは遠いアウトコースに置かれていたり、そもそも存在しなかったりするので、これらの要素を含めた駆け引きが生まれている
*12 何故か「DS キノコリッジウェイ」だけは『ツアー』への収録が約1年後と大きく開いた。
*13 「DS ワルイージピンボール」のみ、「DS ワリオスタジアム」からの流用。
*14 わざと低い順位になってパワフルダッシュキノコやスター、キラーといったアイテムを手に入れ、そのアイテムで終盤に一気に順位を上げる戦術。特にver.2.4.0以前の上級者同士の対戦では、コースによってはレース開始直後からほぼ全プレイヤーが停止・逆走してアイテムを厳選する光景も見られる。
*15 停止して割った場合、2個までは順位通りのアイテムが出るが、3個以上獲得した場合に弱いアイテムが出る
*16 典型例が「ビッグブルー」の大砲グライダー。アイテムボックス直後に大きく移動するギミックが設置されており、先にギミックに乗った1位との差が実質以上に計算される構造となっている
*17 ナンバリングのあるコースはまとめて1コースとして、「アイスビルディング」「ヨッシーアイランド」「シャボンロード」を先行収録としてカウントした場合。
*18 「Wii カラカラいせき」のみ未収録。
*19 「レインボーロード」「3DS ネオクッパシティ」「GC DKマウンテン」などが顕著。
*20 『8』の頃から存在している、トランポリンの乗り方を工夫することで前方への飛距離を伸ばせる「7D」と呼ばれるテクニック。「3DS ミュージックパーク」や「Wii キノコキャニオン」などで使われる。こちらもサンダードリフトと同様、原理やハングオンでできない理由などが不明なのでバグテクニックと思われるが、本作でも一向に修正されていない。
*21 『7』では「メタルマリオ+Bダッシュorコバルトセブン+ワイルドレッドorワイルドタイヤ」、『8』では「モートン+Bダッシュorわくわくビートル+スリック系タイヤ」。
*22 「スタンダードバイク」も同性能だが、4輪で車体が安定しているハナチャンバギーが特に人気
*23 どちらも同性能。全フレーム中ミニターボ性能最高
*24 ドンキーコング・ロイも同性能だが、身体が細く視界が良いワルイージの使用率が高かった
*25 ピーチ・デイジー・キャサリン・キノピーチが同性能
*26 「ネコクラシカル」が同性能
*27 「スーパースター」「Gフォース」がほぼ同性能(車体が大きい代わりに無敵時間が少し長い)
*28 調整後もミニターボ性能トップの座を維持している
*29 『マリオメーカー』登場時、『スプラトゥーン』のTwitter公式アカウントでも「イカはカナヅチのはずだったのでは?ま、いいか」とネタにされていた。本作に関しては参戦告知以外では特に言及されていない。
*30 インクリングが水に入れない原因は体液が体外に漏れだすため。マリオワールドの水とインクリングの体内の濃度が同じなら問題ない…とも解釈できる。
*31 オフラインのヒーローモードやバトルドージョーでは旧マップのままとなっている。
*32 欧州では中指を突き上げる行為(Fサイン)に相当する。
*33 任天堂製のソフト全体としては、『Wii Sports』に次ぐ2位。ただし、『Wii Sports』は海外でWii本体に同梱され販売されていた。