【まりおかーとえいと】
ジャンル | レースゲーム | ![]() |
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対応機種 | Wii U | ||
発売元 | 任天堂 | ||
開発元 |
任天堂 バンダイナムコスタジオ |
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発売日 | 2014年5月29日 | ||
定価 | 5,700円(税別) | ||
備考 |
Wii U本体同梱版(シロ/クロ) 2014年11月13日/各32,800円(税別) |
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判定 | なし | ||
ポイント |
初のHD画質による美麗なグラフィック 新要素「反重力」に加え『Wii』と『7』の良いとこどり シリーズ初のDLCは無料・有料ともに豊富 距離制のアイテムシステムに賛否 バトルゲームはレースコース使い回しで不評 重量級ゲーな点は変わらず Wii Uで一番売れたソフト |
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マリオシリーズ・関連作品リンク |
Wii Uで展開された新しいマリオカート。初のHD化作品であり、映像の美しさはシリーズ随一である。
『マリオカート7(以下“7”)』に続くナンバリング作品であり、『7』でのノウハウも大きく引き継がれているが、どちらかというと『マリオカートWii(以下“Wii”)』の続編という傾向が強い。
本作の新要素はなんと言っても
反重力
であり、反重力ゾーン内では他のカートとの激突や特定の障害物にぶつかることでスピンターボという効果が得られる。そのため通常とは違う戦術を要求される。
また『Wii』でバランス崩壊の原因となった「バイク」の復活が発表されて物議を醸したが、性能は『Wii』と全く別物になっている。
なお、コンシューマー機のマリオカートとしては初めてバンダイナムコスタジオとの共同開発となっている(アーケード版は1作目からバンダイナムコスタジオと共同開発)。
アイテムを使って争いながら上位を目指す、というバトルカートレースの特徴はそのままに、シリーズの要素を贅沢に取り込んだ内容となっている。
本作も独特なアイテムが多いものの、従来のシリーズに比べてこの要素に関しては批判点が出ていることが多い。
マリオカートの集大成として作られたため、過去作の要素がほぼ全部載せに近い内容となっている。
反重力や仕様を変更したバイクなど、新しい要素もしっかり存在している。
しかしアイテム周りの仕様に問題が多く、従来の「アイテムを使ったパーティー要素」が薄れてしまっている。
大いに手が抜かれたバトルゲームも含めてシリーズ経験者には不満の声も見られる。
一方でシリーズとして劣化した部分はあれど十分遊べる出来ではあり、新規層には好意的な意見も多い。
「綺麗な画質で賑やかなレースを楽しみたい」という点で見れば及第点と言えるレベルだろう。
*1 そのため、現在再録されていないのは「N64 ワリオスタジアム」だけとなっている。
*2 Wii/Wii UでSFC版のVC、3DSでDS版を起動するなどの特殊な例は除く。
*3 コースアウトの後、ジュゲムに釣られて着地する寸前にアクセルを押して加速するテクニック。上手く行けば着地後の膠着をある程度軽減できる。
*4 わざと低い順位になってパワフルダッシュキノコやスター、キラーといったアイテムを手に入れ、そのアイテムで終盤に一気に順位を上げる戦術。上級者同士の対戦ではコースによってレース開始直後からほぼ全プレイヤーが停止・逆走する光景も見られる。
*5 ミニ四駆マンガ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の走行テクニックが由来だが、中身は全くの別物。