ミスティア・ローレライ

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ミスティア・ローレライ - (2011/03/02 (水) 20:09:58) の編集履歴(バックアップ)










「久しぶりの遊び相手なのに・・・。
そうだ、里に行って一緒に人間をからかわない?」

『東方Project』の登場キャラクター。初出は『東方永夜抄』2面ボスとしての登場。
「歌で人を狂わす(惑わす)程度の能力」を持つ 夜雀 の少女。二つ名は「夜雀の怪」。
ローレライだけど人魚じゃない。ロボットでもない。格闘技も使わない。ファンからの愛称は「みすちー」など。
専用BGMは「夜雀の歌声 ~ Night Bird」(道中曲)および「もう歌しか聞こえない」(ボス戦曲)。

『東方花映塚』では自機にもなったが、何故かほぼオールスターである『東方文花帖』には登場できなかった。
登場できなかったのは霊夢魔理沙の主人公コンビを除けば、
ミスティアとプリズムリバー3姉妹風見幽香、そしてリリーホワイトのみである。ちなみにこの6人は全員『花映塚』に登場している。
かつては号外という追加パッチも予定されていたのだが無かったことにされてしまった。

+ 詳細な原作設定
主に夜中に活動する妖怪。人間の判断力を鈍らせる歌を歌う力と、鳥目(暗所で視力が極端に落ちる病)にする力を持つ。

この力で夜道を通りがかった人間を道に迷わせては楽しんでおり、人間を襲うことにやる気が無いルーミアと違って人間を襲うことに積極的。
その為か幻想郷の内部の者が書いた…という設定の資料集『東方求聞史紀』においても人間友好度:悪と表記されており、
普通の人間にとっては比較的危険な妖怪と認識されているようだ。あくまで普通の人間にとっては。
また、本人によると人間が全滅するくらい妖怪を呼ぶ力があるらしい。夜雀が鳴くのは狼や化け物に遭う前触れという実際の伝承が元ネタだと思われる。

歌を歌うことが好きで、人間を襲う目的がなくてもよく歌っている。
彼女の歌は陽気でノリがよく、若い世代を中心に人間にも人気があるとされている一方、
ミスティアの様に歌で人を惑わす古参のうるさ型の歌妖怪たちからの評判は芳しくない。
歌の歌詞は複数の歌を組み合わせた混沌とした内容。本人は自分が思いついたものを歌っているつもりだが風見幽香によると、本当は幽霊たちが発する幽かな声を無意識に聞き取って、それを歌っているのだという。
花映塚では対戦で勝つと相手のことを歌詞にした歌を歌うなど、歌詞に関わらずとにかく歌うことが好きなようだが、
何故かチルノに対してだけは専用の歌がなく、「妖精はお呼びでない」とやたらと冷たかったりする。
ちなみに彼女の歌だが
「巫女巫女レイムッ巫女巫女レイム~♪」(対霊夢)とか
「人形一家だ、スーズランラン♪」(対メディスン)とか、
突っ込みたくなるものも多々あるが気にしてはいけない。これが本当に幽霊の声だとしたら生前はよっぽど煩悩にまみれていたのだろう。

好戦的でハイテンションな性格なのか、相手が人間だろうと新聞の取材に来た天狗だろうと悪魔だろうと構わず喧嘩を売り、襲い掛かろうとする。
妖怪としては下級の癖に相手の力量を考えず無差別に襲い掛かるので、基本的に自業自得で窮地に陥っている事が多い。
それでも花に浮かれて歌を歌いまくりながら飛び回る姿など、何処となく愛らしくも感じるのが面白い所である。
…もしかしてただ単に「トリ頭」なだけなのではないだろうk(夜雀「真夜中のコーラスマスター」

外見的には長い爪に大きな羽を持ち、茶~赤紫色の衣装(ニーソはいてるのもポイント)にピンクのショートヘア、そして羽の付いた帽子を被った少女の姿をしており、どう見ても「雀」には見えない。
一応衣装や翼などの全体的なカラーリングは雀っぽく、いわゆる獣耳も生えているのだが、指摘されなければ雀だとは気づかないだろう。
そのためか『求聞史紀』では「あれは絶対に夜雀ではない!」と幻想郷の住民からツッコミが入っていた。
実のところ、ミスティアの持つ能力や生活パターンの関係上、その姿が目撃されることが少なかったので「夜雀」と呼ばれるようになったらしい。
そもそも夜雀自体声だけしか聞こえない妖怪に近い上、場所によっては"蝶"や"蛾"の妖怪として扱われている。
も彼女に対して「羽蟲王気取りは絶望的に早いわ」なんて言っている。
ただ後述のように鳥に仲間意識を持ってる発言があるため、雀かはともかく鳥の妖怪に近い可能性は高い。

また、『永夜抄』の幽冥の住人チーム時の勝利後会話デモでは幽々子捕食されたと思われかねない発言をされてしまう
実際に食べられたわけではないのだが、この発言こそが幽々子が大食いキャラとして認知されるようになった原因でもあり、
他にも夢幻の紅魔チームにはレミリアにフライドチキン扱いされてフライにされかかったりで、ファンからは 食べ物キャラ が定着してしまう。
そして『花映塚』では魔理沙から「焼き鳥」、妖夢からは「今晩のおかずは……」、咲夜からは「明日のおかずはフライドチキン」「ではさっそく」と見事に食材扱い。
漫画『三月精』でも魔理沙にと共に焼き鳥候補として挙げられるなど、幻想郷の食材としての役割はほぼ確実に定着している模様。

東方文花帖(書籍)では、焼き八目を出す赤提灯屋台を始めたことについて、射命丸文に記事にされている。
なぜそんなことを始めたかというと、「焼き鳥を廃れさせる」という彼女にとっては崇高な目的のためである。
八目鰻である理由は、屋台を出している場所の近くでは鳥目になるという噂があり、
目の多さ故に鳥目に効くと言われる俗伝がある八目鰻なら売れると考えたため
(なお元来鰻はビタミンAが豊富で、その中でも八目鰻は特に含有量が多く実際に鳥目に効果がある。しかし、海の無い幻想郷でどうやって鰻を手に入れたのかは不明)。
商売の対象には妖怪だけでなく人間も含まれているようだが、『求聞史紀』での記述ではまだ目撃情報も少なく、
噂程度にしか人間には浸透していないようだ。

ちなみに鳥目になるという噂の元は当然ミスティアの能力であり、鰻を食べさせたあとに能力を解除して鳥目が治ったように見せかけているため、実際はただの悪徳商売である。
挙句の果てに、どうせ食べなくても鳥目は治るという理由で、八目鰻が手に入らない時は普通の鰻や泥鰌を出すこともある。これは酷い食品偽装。
ただ味自体は中々の物のようで、文は伊吹萃香にこの屋台で飲まないか誘ったりもしている。

また、この運動には半分鳥の烏天狗である文も賛同している。
…もっともカラスはスズメとか小鳥を捕まえて食べる事もある筈だが。まぁカラスは雑食性なので、文自身が肉嫌いの部類であるか、カラス自身も食肉にする地域もあるのでその影響だろう。
+ 三月精ネタバレ注意
東方三月精 ~Oriental Sacred Place~ 第13話にてまさかのメインキャラとして登場。
相変わらず八目鰻の屋台を引いており、霊夢や魔理沙が客として訪れていた。
また、三月精が話を聞こうとしてミスティアに不意打ちを仕掛け、それに驚いて逃げるものの、「何だ妖精(ザコ)じゃないの」「雪だるま(スノーマン)かなんかかと思ったわ」と、妖精を格下だと思っていたり、雪だるまが恐かったりといった一面が見られる。
…尤も妖精は妖精で逃げようとしたミスティアを「食べないから」と引き止めていたあたり、もうなんというか…。
また鳥頭っぷりも半端ではなく、客に昔話を聞かせる時も一々台本を見ないと内容を話せなかったり、前の日の夜に来た客を次の日の昼に忘れているほどの記憶力をさらけ出している。
幻想郷の鳥頭は記憶障害と同じ意味なんだろうな…。まあいわゆる「三歩歩けば」的には合ってるんだろうけど。
それにしても客のことを忘れるのは客商売的に色々とまずいんじゃないだろうか。あとゲームよりは短くなっていたが、やっぱり爪が長い。これも料理人的にどう見てもアウトです本当に(ry
ちなみに、雀を褒めている一方で啄木鳥(キツツキ)を見下していることも判明。鳥全体を無条件で擁護しているわけではないようだ。

+ 二次創作での扱い
初登場でいきなり食われるという出オチをやらかしたため、二次創作では貴重な食材として幻想郷の皆(もちろんそんときの犯人のパターンも多い)に美味しくいただかれる性的な意味も含むというあんまりな役回りが多い。
挙句の果てに自家製(?)の卵を食べられそうになったり、風呂の残り湯を出汁として利用されたりともう散々。みす汁飲ませてください

他には夜雀の鳴き声がなんだか卑猥な響き(具体的に文字で現すと「ちん○ん」)という理由で
『らき☆すた』の柊つかさの如く下ネタ系キャラとして扱われたり、とにかく扱いが酷いことが多い。
十八禁同人誌ではもちろん性的な意味でちん○ん欲しがったりち○ちん生えたりと便r(ry
…まぁこのへんもいわゆる「古い二次創作のネタ」であり、最近は結構廃れてきているのだが。

その他にルーミアチルノリグル・ナイトバグと合わせて「バカルテット」と呼ばれ、
四人で遊んだり程度の低い悪巧みをしている様が良く描かれている(基本的に全員それ位のおつむの様子)。
ただ、屋台経営などの設定もあり、4人の中では比較的頭が良いとされる事もある。喧嘩っ早い性格はそのままだが。
たまに大妖精も数に数えられていたりレティが保護者代わりになってたりする。
他には「歌が大好き」という設定を反映して歌姫だったり、下手の横好きだったりということもある。

また、屋台経営の設定から、妖怪が経営する飲食店が他にないこともあり、人間相手というより、妖怪たちの日常的なたまり場としてしばしば彼女の屋台が登場する。
そのため、客を食う悪徳商売というよりは、むしろ食われそうな店主がめげずに頑張る屋台の印象が強い。
そこから最近は屋台を切り盛りする「女将」として描かれていることが多く、和服を着ていたり、燃料の竹炭をもこ炭から買い入れててそのまま恋に落ちたり、はたまたそれをめぐって三角関けいね係になったりと新しい世界を見せてきている。通称「おかみすちー」。



MUGENでのミスティア・ローレライ

東方萃夢想』『東方緋想天』には出ていないが、minoo氏による手描きキャラが存在する。
弾幕よりも近接戦闘に重点を置かれて制作されており、爪による素早い攻撃が特長。
爪でラッシュをかけつつ突進する必殺技アダマンチウムの爪の人を彷彿とさせるが(技名も「ミスティックバーサーカー」)、気にしてはいけない。
反面リーチは短く、一撃の威力もかなり低く、ガードされると割と反確で、防御もである。そして投げ技も持っていない。
さらに6Bの出がかり数F以外の無敵時間が超必殺技にすら一切存在せず、その6Bも技の発生自体が遅いので切り替えしに使えるような技性能では無い。
つまり一度追い込まれると切り返せないという結構キツイ弱点を持っている。鳥は鳥でも鳳凰みたいなものか。
原作での2ボスという立ち位置を考えると、あまり強くなくても違和感が無いのが悲しいところ。
このため勝つためには相手にペースを握らせないまま完封する必要がある。
霊力ゲージが存在せず射撃にはゲージを使用する。そのためか霊撃(回数無限)を当てるとパワーゲージが1000増えるようになっている。(この仕様はminoo氏の東方キャラに多い)
この仕様はシングル戦でゲージを溜め込めないという面はあるが、一度に大量の弾幕を張り続けられるという利点もある。
ミスティアそのものはAIは未実装だが、別の場所で青色⑨号氏製のAIパッチと、ユリポエ=久瀬佐祐氏のタッグ用AIパッチが配布されている。

+ 大会ネタバレ注意
こちらの大会にてデビューを果たした。
しかし、初戦で天敵と当たり、追い詰めたものの最後には二次創作でよくある通り捕食されるというインパクトのあるデビュー戦となってしまった。
やはり食物連鎖には逆らえないのだろうか……

と思われていたが、某タッグトーナメント闇のアギトとともに「闇夜のライブ」タッグを組んで出場し、
ゲージ回収効率の良さと後衛からの援護射撃、そして近距離での爆発力を武器に見事優勝を果たした。

MUGENに参戦した今、鳥肉を巡ってとはいずれ一戦交えねばならなくなるだろう。

出場大会

削除済み

出演ストーリー

DIOの喫茶店
Drえーりん診療所(店長)
MUGEN'S EVERYDAY'S
MUGEN町 任侠伝
MUGEN街の夜雀亭(主人公、店長)
Timekeepers
がんばレイセン!
霧雨魔法店
クロス・イン・ワンダーランド~夢幻武闘劇~
幻想郷戦隊ハクレンジャイ(ただしその姿はみずちー
この世界の片隅で(女将)
こんな緋想天は嫌だ
サイキョー流珍道中第二幕 サイキョー漫遊記
サウザーの拳
崎さんと霊夢の便利屋爆走記
紳士と少女
戦え!爆炎少女ヒロ(ミッチー)
てんこちゃん愛してる!
隣の沙耶ちゃん家!
楓流メイフィールドDrえーりん診療所から出演)
暴君の嫁探し(ちょい役)
八雲家の家庭の事情(女将)
ロックマンゼロが幻想郷の住人と戦うシリーズ
むかし話(こいこい夜雀亭)