藤虎

「……数えるべきなのァ まず敵の数よりも…
    守るべき人の数じゃござんせんか………?」

『週刊少年ジャンプ』連載の尾田栄一郎作の漫画『ONE PIECE』の登場人物。某TYPE-MOON作品冬木の虎のことではない。
CVは沢木郁也氏。

本名はイッショウ
本作における敵役「海軍」本部の大将赤犬ことサカズキが元帥に昇進した二年後の『新世界編』までの間に実行した「世界徴兵」により、
緑牛と同じ生粋の海軍関係者ではない新参者ながら共に「実力は折り紙付きの化け物」として黄猿に並んで三大将の一人に就任した剣士。
キャラクターデザインは勝進太郎氏が演じた「座頭市」をモチーフとしていて、
額から両目にかけての大きな十字傷と藤色を基調とした着流し等の和装が特徴。一人称も「あたくし」で江戸時代にいてもおかしくないキャラである。
モチーフ同様、盲目のほかに博打とうどんが大好きで、顔も主演の勝新太郎氏そのまんまである。
誕生日は8月10日。これは彼の通称から「ふ→8」「と→10」を取った設定である。別の物思い浮かんだ奴は窓際行って…落ちろ!
他の大将経験者の例に漏れず背丈が馬鹿デカいええい、海軍の将校は化け物か!
主な部下にメイナードとバスティーユがいる(前者は"黒髭"エドワード・ティーチの首を切り落とした人物、後者はフランス革命の発端となった監獄が名前の由来)。




    盲目目が真っ白で瞳孔も無い)のため杖を使って移動するが、
    見聞色の覇気を身に付けているのでそのハンデを感じさせず
    杖に仕込んだ刀による抜刀術でロロノア・ゾロと互角以上に渡り合ったこともある。
    また、悪魔の実の能力者でもあり、
    対象に重力を加えて沈めたり逆に反重力で浮かせる(応用して飛行もできる)といった重力操作が可能。
    能力の影響範囲は宇宙空間にまで及び、作中では隕石を落下させたことがあった。
    さらに剣術と重力操作を組み合わせたまったく新しい剣技重 力 刀  猛 虎(ぐらびとう もうこ)も使用する。

賭博場で博打を打ったりとぼけているような言動をとったりと普段は遊び人の印象を与えるが、その実思慮深く冷静。
海賊との戦闘時もまずその場にいる民間人の数を把握し、彼等の安全を重んじて救護班の手配を第一に行う等、
汚職や過激派が散見される海軍の中において、スモーカーや青雉ことクザンらと並ぶ良識人。
ページ冒頭の台詞は彼の人間性を最も表していると言える。
例え海賊が相手であっても仁義を通す性格でもあり、
賭博場で盲目であることを悪用されてイカサマされたところをルフィに助けられた際は、その正体に気付きつつもあえて見逃した。
藤虎も海兵のため職務を放棄するわけにもいかず、その後は海賊ルフィ率いる麦わらの一味と交戦することもあるが、
個人間においてはルフィに対してその性格や人望から好印象を抱いており、
「見たくないものを散々見てきた絶望から自ら目を潰して盲目になった」ことを後悔し、このページの最後に載せた台詞を残した。

+仁義を通す漢の真骨頂(ドレスローザ編終盤ネタバレ注意)
「ずっと聞き流したんですかい…
   この…怒りに満ちた悲鳴を

   彼らは泣いてんじゃねェよ……

  怒ってんだよ…!!……!!!」

実は藤虎は世界政府に不信感を抱いており、『ドレスローザ編』において、
敢えて混乱を抑える以上の大きな動きには出ず、事態の解決を麦わらの一味に任せることに賭けた。
そしてクライマックスにて、王下七武海の一人にして同編の黒幕であるドンキホーテ・ドフラミンゴがルフィに敗れ賭けが成功した後、
民衆及びドフラにドレスローザを簒奪されていたリク王の前に現れ、
「七武海制度のせいでドフラのような凶悪な海賊をのさばらせてしまった責任は世界政府にある」と断言し、部下と共に土下座で謝罪。


この様子を部下に撮らせ、全世界に報道。
結果、ドフラ討伐がかつてのクロコダイルのアラバスタ乗っ取り事件のように「全て海軍が救った」と世界政府に歪曲されることなくルフィらの功績として、
そして世界政府が(独断で代理人を名乗った藤虎の手により)間違いを認めた形として人々に知られることとなった。

この事は当然世界政府最高権力「五老星」や海軍元帥赤犬の耳にも入り、
赤犬からは面目が丸潰れとして電伝虫越しに激しく非難されるも、藤虎は反駁。
落とし前としてルフィとトラファルガー・ローの捕縛を遂行するまで全海軍基地の敷居を跨がせないと訓告されたが、それも堂々と受け入れた。
この時の二人のやり取りはどちらも激昂していて、さながら極道の会話だと感じざるを得ない

「おどれの身勝手で、正義の面目丸つぶれじゃろうがぁ!!」
「潰れて困る面なら、懐にでも仕舞っときなさいや!不備を認めたくらいで地に落ちる信頼など、元々無ぇも同じだ!!!!」

その他、藤虎は王下七武海の撤廃も唱える等、海軍大将の地位を与えられた故にどうしてもやりたいことを持っているようだ。
下手すればクビ、それどころか命に関わる可能性もあるのに権力に媚びへつらうことなく、己の信ずる仁義を貫き通す様はまったくもって・・・・すごい漢だ。
両者の意地の張り合いに巻き込まれた部下達には気の毒だが

「「世界政府」ってのァ 神かなんかですか」

余談だが、彼の本名と赤犬の本名を漢字で書くとそれぞれ「一升」「杯」と、お酒に関する名前になる(中国では前者は「一笑」と訳されているようだが)。
赤犬(と黄猿)も扉絵で和服を着たり盆栽の手入れをしており、そもそも海軍自体建物や内装、オブジェ等が和風なのもあってとてもヤクザ日本的。
また、何故紫色ではなく藤色なのかは語呂合わせのためであることが単行本のSBSにて作者から語られている。「ムラサキトラ」「シトラ」…確かに歯切れが悪い。
ついでに「ハタ迷惑な三兄弟がいたもんだ…!!」という台詞があるが、
その前に第一部で11人の超新星の一人である怪僧ウルージも「ハタ迷惑な一味だ…!!!」という台詞を残しているため、藤虎にはウルジスト疑惑が掛かっている

「……見えねェ事もまた一興

   ――この人の世にゃあ
   見たくもねェウス汚ェモンも …たくさんありましょう……」


MUGENにおける藤虎

Kotori氏がニンテンドー3DS用ソフト『ONE PIECE 大海賊闘技場』のドット絵を用いて製作した藤虎が存在する。
下の動画のキャプションに書かれている氏のOneDriveからダウンロードが可能。

高クオリティなスプライトで抜刀を繰り出し、重力で相手を引き寄せたり岩を飛ばす等ファン必見の出来となっている。
原作に合わせて大柄に描かれているため、ヒューゴーかそれ以上にデカい。
通常攻撃はすべて刀による攻撃でZボタンは緊急回避動作。
下駄を履いてるためかダッシュ音は大門先生のものを流用されている。
超必殺技には勿論重力刀猛虎や隕石落とし、賭博場で披露した辺り一帯を陥没させる技も搭載。
隕石落としはランダムで隕石の代わりにUFOを落とすことがあり、技後は乗っていたマーズピープルが驚いて逃げるなど芸が細かい。
その他、オリジナルの乱舞超必オロの天狗石と同じ性能で一定時間身の回りに複数個の岩をまとわせて攻撃する超必、
隕石に乗っかり他の複数の大小の隕石と共に降り注いで激突する超必も存在する。
一部の技にはアーマーが付与されている。
また、『KOFXIII』スタイルのスーパーキャンセル勝利デモも搭載。
(ただし、後者は製作者が中国系なのか台詞が全て中国語で書かれている。ちなみにこの時の画像は『海賊無双』のものを使用)
カラーが複数用意されているので藤色以外の藤虎も楽しめる。
デフォルトでAIが搭載されており、あのマスターギースを圧倒する力を持つ。

海賊無双繋がりなのかBGM真・三國無双のもの

彼や黄猿を初め、赤犬やたしぎにスモーカー、果ては海軍そのものがMUGEN入りするなど、
MUGENの世界にも正義と秩序がもたらされようとする空気が流れている。
いつの日か「海軍基地MUGEN支部」が建てられるのかもしれないし、やっぱり来ないのかもしれない。

出場大会

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「バカ正直な"麦わらのルフィ"
   みんながお前さんを助けようとすんだね…!!
   あんた一体どんな人だい…?
   髪の色は?
   目の形は?

   目ェ…
   閉じなきゃよかったな

  あんたの顔──
  見てみたい…」