Pokémon LEGENDS アルセウス
とは、【Nintendo Switch】用のゲーム。
概要
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Pokémon Legends Arceus
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ぽけもんれじぇんず あるせうす
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【Nintendo Switch】
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ゲームカード
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ACT/RPG
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ポケモン
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任天堂
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ゲームフリーク
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1人
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2022/01/28 (日本)
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6,578円(税込)
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CERO:A(全年齢対象)
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Ver.1.1.0
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・早期購入特典 両方:ゲーム内アイテム「着物セット ガーディ(ヒスイのすがた)」「のろいぎつねの面」 パッケージ版:ポケモンカード「アルセウスV」 DL版:ゲーム内アイテム「ヘビーボール」30個
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ローカル通信 インターネット通信
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ポケットモンスターシリーズ
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358万本
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1,483万本
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【Nintendo Switch】向けに発売される、ポケットモンスターシリーズの1作。
【ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール】と同時に発表された。
過去のシンオウ地方こと「ヒスイ地方」を舞台としたアクションRPG。
『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』とは異なり、こちらは高等身かつ描き込まれたグラフィックが採用されている。
フィールドでは野生のポケモンが直接攻撃を行うようになり、それを掻い潜って直接捕まるアクション要素が登場。
ポケモンバトルは単なるターン制ではなく、行動選択によって互いの行動順が変化する変則的なターン制の戦闘システムが採用されている。
全体的にフィールド探索要素の占める割合が多く、ジャンルこそアクションRPGとなっているが、どちらかと言うと箱庭オープンワールドの趣の方が強い。
『ソード・シールド』同様に発売後の大型アップデートも実施され、2022/02/27にVer.1.1.0の無料アップデート「ヒスイの夜明け」が実装された。
他のシリーズ本編とは【Pokémon HOME】を経由する事で連動が可能。
また、シリーズ中でプレイ人数が1人と指定されているのは本編に近い作品では本作が初。ただし、交換や紛失アイテム回収といった通信要素は存在している。
ゲームシステム
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任務
本作は目標となる任務に沿って進行する。
メインストーリーを進める「メイン任務」と、サブイベント用の「サブ任務」の2つが存在する。サブ任務はクリアすると報酬がもらえる。
メイン任務はストーリー上で常に受注する事になり、他のゲームのように受けた場所にしか行けないような制限はない。
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図鑑タスクと完成度
本作ではポケモンを捕まえただけでは図鑑に全て記載されない。ポケモンごとに定められた「図鑑タスク」を達成し、合計10ポイントになる事でそのポケモンの図鑑が完成して登録される。
タスクの内容は捕まえる・倒すと言った基本的な事の他、進化する、特定の技や早業・力業を見る、サブ任務を達成するといったものもある。
全てのタスクを達成したポケモンは「完璧!」となり、色違いの出現率が増加する。
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調査報酬
各地からコトブキムラに帰る際、捕まえたポケモン数に応じて報酬の円が手に入る。
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団員ランク
図鑑の完成度が高まると団員ランクを上げる事が可能となり、本部のシマボシに話しかければ上位のランクに任命される。
ランクが高くなると高いレベルのポケモンが言う事を聞くようになり、強力なモンスターボールや回復薬のレシピが手に入る。帰還事の報酬も増加する。
また、新しい土地に行くメイン任務を進める際には特定以上の団員ランクが必要になる。
今までのシリーズのバッジに当たるような存在。
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クラフト
手に入れたアイテムを組み合わせると別のアイテムを作る事ができる。制作には別途でレシピが必要。
レシピは購入したり団員ランクを上げたりすると手に入る。
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アクション性のあるフィールド
フィールド上では野生ポケモンがうろついており、直接ボールを投げて捕まえたり、攻撃されるのを回避したりといったアクション要素がある。
ポケモンによってはこちらを見つけたり捕まえるのに失敗したりするといかった状態になり、その間はボールで捕まえられない。
ポケモンに対してボール以外の道具を投げる事も可能で、エサを与えて気を取らせたり、物をぶつけて疲れさせられたりできる。
フィールド上ではポケモンには背面からボールをぶつけると捕獲率が上がる。
ポケモンの攻撃を受けたり高いところから落ちたりするとダメージを受けて視界が黒→赤へと変化し、その状態で更にダメージを受けると目の前が真っ暗になって拠点に戻される。その際にはアイテムをいくつか失ってしまう。
野生ポケモンに対して手持ちのポケモンを投げるとバトルに突入する。
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フィールドのオブジェクト
木の実の木、鉱石、大きな岩などのフィールド上のオブジェクトにはポケモンをぶつけて出すとアクションを起こし、揺らしたり壊したりしてアイテムが手に入ったり、先に進めるようになる。
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落とし物
失ったアイテムは「落とし物」としてその場に放置される。自分では回収できず、インターネットを介して他のユーザーに回収してもらう。
他のユーザーの落とし物が自分のフィールドに落ちている事もあり、拾うと「FP(フレンドリィポイント)」が手に入る。
FPはたくさん集めれば進化用の道具と交換できる。
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行動順
ポケモンバトルは従来のターン制とは異なり、使用したわざに応じて次の行動ターンが変わるバトルが採用されている。
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力業と早業
レベルを上げたり「かいでんのタネ」を使って「技皆伝」した技を使う際に「力業」と「早業」を選択できる。
「力業」は威力が上がる代わりに行動順が遅くなり、「早業」は効果が減る代わりに行動順が早くなる。
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リージョンフォーム
おなじみのリージョンフォームも登場。「ヒスイのすがた」と呼ばれている。
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オヤブン
野生ポケモンの中には目が赤く光る「オヤブン」という特別な個体が出現する。
普通のポケモンより捕まえにくい上に凶暴で巨体だが、特別な技を覚えており、捕まえれば頼れる存在となる。
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ポケモンライド
ゲームを進めるとポケモンにライドできるようになる。ライドする事で人間では活動できない場所でも自在に動き回れるようになる。全てで5匹のライドポケモンが登場する。
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キング/クイーンとの戦い
各地のボスであるキング/クイーン戦は、敵の激しい攻撃を回避しつつ「シズメダマ」をぶつけるアクションとTPSを合わせたような戦闘になる。
ボスの特定の攻撃後はボスが怯み、その間に手持ちポケモンをぶつけて勝負し、ボスが瀕死になれば「シズメダマ」を沢山当てるチャンス。
ボスのゲージを空にすれば勝利。
負けた場合はゲージを戻して再挑戦するか、ゲージを引き継いで再挑戦するかを選べる。
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時空の歪み
紅蓮の湿地まで冒険を進めるとランダムで時空の歪みという現象が発生するようになる。
予兆が起こるとエリア内の特定の場所がドーム状に包まれ、数分後に歪みが生じて珍しいアイテムやポケモンがドーム内に大量に出現する。
ヒスイ地方の時間軸にいないポケモンや最初に貰えるポケモンなどの珍しいポケモンが出現したり、進化用の道具が手に入る事がある。
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ともしび/アンノーン
メイン任務「荒ぶりはじめた森キング」クリア後のサブ任務「闇夜に浮かぶともしび」で「ともしび」が、メイン任務で紅蓮の湿地のズイの遺跡まで進むとアンノーンが、各地にそれぞれ出現するようになる。
どちらもオープンワールドゲームによくある収集品になっており、「ともしび」は集めると報酬が、アンノーンは全て捕まえればアンノーンの図鑑が完成する。
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大量発生
本作の大量発生はフィールド選択時に発生する事がある。指定エリアの特定のポイントに出現し、最初に4匹、捕まえたり倒したりする毎に新しく出現して最大12匹まで登場する。
色違いの出現率が1/150と高めに設定されている。
フィールドに入った時点で色違いが確定、大量発生ゾーンに入る前に入退場を行う事で同じポケモンの大量発生が継続する仕様を使い、セーブしてから突撃して入退場を繰り返す事で色違い厳選を簡単に行えたが、Ver.1.1.0で修正されて入退場時に同じポケモンの大量発生が行われなった。
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技伝授
今までのシリーズのわざマシンやおしえわざの代替システム。道場で円を支払うとポケモンに技を教えてもらえる。
習得した技はいつでも付け替えられるようになる。
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ポケモン勝負/かちぬき道
ゲームを進めると訓練所でノボリと話す事でトレーナーとの対戦を行えるようになる。勝利すると報酬や経験値を得られる。
かちぬき道はVer.1.1.0から追加。ギンガ団の3人と連戦する。
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いっぴき道
Ver.1.1.0から追加。ポケモン1匹でノボリのポケモンと勝負するコンテンツ。
対戦するポケモンは使用ポケモンによって異なる。『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』のマスタートレーナーに該当するような内容。
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大大大発生
Ver.1.1.0から追加。サブ任務95「新たなる『異変』」をクリアし、サブ任務96「黒曜の原野 大大大発生の調査」を進めると各フィールドに順番に発生するようになる。
豪雨(吹雪)の間のみ、マップ内に「?」マークで複数箇所で同時に大量発生が出現。
?マークのポケモンの種類は近付くことで判明するが、ベースキャンプにいるヨネに「バンジのみ」を5個渡すことでも識別が可能。
発生地点に付いているマークに応じた変化もあり、星マークがある場所のポケモンをすべて倒すと進化系かオヤブンの大量発生が追加で行われ、きのみマークは「バンジのみ」をドロップする特典を受けられる。
色違いの出現率も上昇するが、普通の大量発生より若干低く設定されている。
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夢天連戦
Ver.1.1.0から追加。サブ任務102「ヒスイの夜明け」をクリア後、自宅の布団で寝ると挑戦できる。
アルセウスが用意した野生ポケモン達とどこまで戦えるのかを競う。
連戦中は手に入れたポイントに応じて回復や相手の変更などを行える。
辞めた時の戦績に応じてアイテムを貰える。
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細かいシステム面
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「わざ」が漢字表記の「技」に統一されている。
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習得・伝授した技はメニュー画面でいつでも付け替えができる。
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進化は進化条件を満たせばメニュー画面からいつでも行える。
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技の効果が異なる。殆どの技は威力や命中率が普段と違う。
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バフ・デバフ・技の特殊効果は簡略化されており、能力の上下は攻撃と特攻が一括で上下する「攻めの力」、防御と特防が一括で上下する「守りの力」に一纏めされており、重ねがけができない。回避率の上昇や命中率の低下は「自分に煙幕を張る」効果に。先制技は行動順が早くなる効果、反動で動けない技は行動順が遅くなる効果にそれぞれ変更。「まきびし」などの交換ダメージ技は直接攻撃と追加ダメージを兼ねる技に。「ころがる」や「げきりん」などの連続攻撃技は「熱中状態」になって続けて出すと威力が上がる。「じばく」は瀕死にはならずに反動を受ける。
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一部の状態異常の効果や名称が異なる。「こおり」は「しもやけ」に。「ねむり」は「ねむけ」に変わり、たまに動ける。どの状態異常も自然治癒される事がある。また、戦闘が終わると自動回復する。
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特性はないが、フラワーギフト、スロースタート、マルチタイプを意識した特別な効果はある。
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『Pokémon HOME』を経由して他のソフトから送ってきたポケモンは「ストレンジボール」と呼ばれるモンスターボールに入った状態になる。
キャラクター
メインキャラクター
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【ラベン博士】
別の地方からやってきたポケモン博士。主人公の最初のパートナーポケモンを連れていた。
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【シマボシ】
ギンガ団の操作隊隊長。自分にも他社にも厳しい性格の持ち主。主人公にギンガ団の入団試験を出す。
【アカギ】と似ている。
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【セキ】
コンゴウ団を率いる若い男性の長。【リーフィア】が相棒。
豪快な性格の持ち主で、シンジュ団のカイとは考え方の違いからしょっちゅう喧嘩をしている。
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カイ
シンジュ団を率いる若い女性の長。【グレイシア】が相棒。
ヒスイ他方の広大な大地を推される心を大切にしている。最初は主人公のことを疑わしく思っていたが、キングを鎮める際に力を借りたことをきっかけに、信頼を寄せるようになる。
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【ウォロ】
イチョウ商会の行商人。しばしばどこからともなく主人公の前に現れる。珍しいものや人に良く興味を持つ、好奇心旺盛な性格。
【シロナ】と似ている。
ポケモン
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ライドポケモン
主人公の力を認めると乗せてくれるようになる。
いずれも旧ポケモンから進化した新ポケモンか、ヒスイのすがたのどちらかである。
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キング/クイーン
キャプテン達と暮らしていたが、雷を浴びておかしくなってしまった。
こちらも旧ポケモンから進化した新ポケモンか、ヒスイのすがたのどちらか。
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【ディアルガ】/【パルキア】
コンゴウ団とシンジュ団にそれぞれ「シンオウさま」と呼ばれている存在。
ゲーム終盤のメイン任務「異変」の選択肢で、セキを選ぶとディアルガ、カイを選ぶとパルキアと最初に戦闘して捕獲し、その後にラスボスとしてもう片方がオリジンフォルムで登場して捕まえる事になる。そのため両方手に入る。ラスボスとして出た方は「オリジンボール」という赤いボールに入る。
エンドロール後、カイとセキのサブ任務をそれぞれクリアして「だいこんごうだま」と「だいしらたま」を手に入れれば、手持ちのものもオリジンフォルムにできるようになる。
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【ヒードラン】
火口の祠に生息している。設定は掘られる事なく、突然出てくる上にこれと言ったエピソードは相変わらず無い。
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【レジギガス】
珍しく3匹のレジ抜きで単独で登場する。特性はないが、「スロースタート」の補正はあるようで、最初は調子が上がらない。
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【ギラティナ】
ウォロの手によって暴れていたもう1匹の伝説のポケモン。作中では裏ボス的なポジションでウォロとの連戦になり、更に倒してもオリジンフォルムに変化して連戦となる強敵。本作では「だいはっきんだま」を使う事でオリジンフォルムに変わる。
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【ラブトロス】
春の化身とされる伝説のポケモン。【トルネロス】達のサブ任務「ヒスイの化身たち」を進める事で手に入る。トルネロス達と同様にれいじゅうフォルムも存在する。
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【アルセウス】
世界を作ったとされるポケモン。現代社会で暮らす主人公をヒスイ地方へと転移させ、手持ちのスマートフォンを「アルセウスフォン」へと変化させた。
本作の裏ボス的存在で、ポケモン図鑑237番までのポケモンを全て捕まえる(タスク完成はしなくていい)と戦えるようになり、シズメダマで鎮めれば分身を主人公に授けてくれる。
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【マナフィ】/【フィオネ】
サブ任務66「海の伝説」で登場。
【ハリーマン】、【ブイゼル】、【タマンタ】を手持ちに入れて、夕方に「群青の海岸」の岩のオブジェクトの間を潜ると「海辺の小穴」に出現。
作中ではノーヒントで、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』のミオ図書館にある「うみのでんせつ」という本がヒントとなっている。そのためか捕獲しなくてもアルセウスは入手可能。
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【ダークライ】
Switch内に『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』のセーブデータがあると連動で任務が出現し、入手可能となる。
登場ポケモンは【Pokémon LEGENDS アルセウス】/ポケモン図鑑を参照。
冒険で出会う人達
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【ギンナン】?
イチョウ商会を率いるリーダーの男性。少しだるげな表情をしているが、強いリーダーシップで商会をまとめあげている。
【デンジ】と似ている。
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【ヨネ】
主人公が最初に出会うキャプテン。黒曜の原野に生息しているライドポケモンのアヤシシのお世話をしている。相棒の【ゴンベ】とはきょうだいのように一緒に育った仲。
【マイ】と似ている。
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【キクイ】
黒曜の原野のキングであるバサギリの世話をしているキャプテン。バサギリに憧れている。
帽子が【ヤーコン】のものと似ている。
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【ユウガオ】
シンジュ団のキャプテンの1人である老婆。ライドポケモンであるガチグマの世話をしている。
表情が【ネジキ】?と似ている。
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【ヒナツ】
快活な性格のキャプテン。紅蓮の湿地のクイーン、ドレディアの世話を任されている。
マーズと似ている。
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【ススキ】
海岸の近くに暮らし、ライドポケモンのイダイトウの世話をしているコンゴウ団のキャプテン。
引っ込み思案で内気な性格だが、優しい心を持った人物。少し臆病でゴーストタイプのポケモンが苦手。
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【ガラナ】
シンジュ団のキャプテンの1人。群青の海岸の先代キングだったウインディの残した2匹の【ガーディ】の世話をしている。
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【ノボリ】
別の世界から時空の歪みで転移してきた記憶喪失の男性。ポケモンを使う腕は非常に優れていたため、シンジュ団でキャプテンを任せられており、天冠の山麓でオオニューラの世話をしている。
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【ワサビ】
コンゴウ団のキャプテンの1人の少女。純白の凍土でライドポケモンのウォーグルを世話をしている。
未来を見通す千里眼を持つらしい。【モミ】と似ている。
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【ハマレンゲ】
シンジュ団のキャプテンの1人である男性。純白の凍土のキング、クレベースの世話をしている。
極寒の土地だというのに上半身裸のとんでもない男。ウルップと似ている。
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野盗三姉妹
ヒスイ地方で悪事を働く野盗3人組。通称「ショウチクバイ」らしい。顔に入れ墨がある。
元々は各組織から脱退した人物であり、血が繋がった姉妹ではない。
BGM
2025/01/28より【Nintendo Music】で配信。発売からちょうど3周年での追加となった。
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最終更新:2025年01月28日 10:51