-分類:短編小説 -初出:「別册文藝春秋」178号(1987年1月号) -雑誌時挿絵:斎藤真一 -収録短編集:&bold(){『[[恋愛小説館]]』} *あらすじ > [[改札口]]を出て見回したが、迎えは来ていなかった。今日のように外出の途中で雨が降り始めた時、いつもなら富永は傘をもって迎えに来てくれているはずだった。 七十近くになる作家の宮沢と、六十過ぎの家政婦の富永。妹の勧めでの再婚話が進んでいる宮沢は、富永のふとした仕草に、三十年前に出ていった妻のことを思い出す……。 **登場人物 -&bold(){宮沢} --六十八歳の作家。 -&bold(){富永} --宮沢の家の家政婦。六十過ぎ。 -&bold(){秋江} --宮沢の元妻。三十年前に家を出る。 -&bold(){貴代} --宮沢の妹。社長夫人。 -&bold(){横原文子} --宮沢の見合い相手。 *解題 (スタブ) **収録アンソロジー -日本文藝家協会編『現代の小説1988』(1988年、徳間書店) -関口苑生編『恋愛小説名作館①』(1995年、講談社) **関連作品 -『[[恋愛小説館]]』収録作 --「[[組歌]]」 --「[[裏木戸]]」 --「[[かたすみの椅子]]」 --「[[淡味の蜜]]」 --「[[空き部屋]]」 --「[[冬草]]」 --「[[かけら]]」 --「[[片方の靴下]]」 --「[[ふたり]]」 #comment