- 分類:傑作選
- 初出:別記
- 初刊:2017年/講談社文庫
- 刊行回数:1回
- 入手:入手可(電子書籍あり)
解題
綾辻行人・伊坂幸太郎・小野不由美・米澤穂信の4名による、連城三紀彦の傑作選第2弾。
一度、2015年6月に刊行予定として講談社のサイトにタイトルが出たが、諸般の事情で延期に。
その後、2年のブランクを経て2017年9月に刊行された。
単行本未収録だった
花葬シリーズ最終作の
「夜の自画像」が単著に初収録。
また、今回は巻末に綾辻・伊坂・米澤鼎談が収録されている。
第1集は4人が3作ずつ推薦作を挙げ、その12作から6作をセレクトする形だったが、今回は巻末鼎談によれば、それぞれ4人が1作ずつ推薦作を挙げ(内訳は綾辻:「
他人たち」、伊坂:「
ぼくを見つけて」、小野:「
菊の塵」、米澤:「
白蘭」)、第1集の巻末対談でタイトルを挙げた「
ゴースト・トレイン」と、編集部推薦の「
夜の自画像」をそこに加える、という形で編まれたようである。
なので、推薦文の執筆者と推薦者が必ずしも一致していない(「
他人たち」は米澤穂信が推薦文を書いているが、推薦したのは綾辻行人)。
収録作
刊行履歴
初刊:講談社文庫/2017年9月14日初版発行
逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、連城三紀彦を敬愛する4人が選び抜いた究極の傑作集。“誘拐の連城”決定版「ぼくを見つけて」、語りの極致「他人たち」、最後の
花葬シリーズ「夜の自画像」など全6編。巻末に綾辻×伊坂×米澤、語りおろし特別鼎談を収録。
(文庫裏表紙より)
文庫/320ページ/定価660円+税/入手可/電子書籍あり
特別鼎談 ミステリー作家・連城三紀彦の魅力をさらに語る/綾辻行人×伊坂幸太郎×米澤穂信
カバーデザイン/坂野公一(welle design)
最終更新:2017年11月18日 00:22