現在、連城三紀彦の単行本未収録短編は確認されている限りで25編存在する。
ここに掲載されていない未収録短編をご存じの方は是非
情報提供フォームよりご一報を。
- 初出:「季刊SUN・SUN」1988年秋号
- 野地嘉文編『幻影城 終刊号』(2016年、同人誌)収録
掲載号が国会図書館や大宅壮一文庫にも収蔵されておらず、発行元の宗教団体「解脱会」に連絡を取らないと読めなかった幻の一編。現在は『幻影城 終刊号』で読める。
「香り、の存在感。」という特集に掲載された掌編。
- 初出:「アフィニスクルー」14号(1989年7月)
- アフィニスクラブ編『コロンブスの贈り物』(1991年、ダイヤモンド社)収録
愛煙家団体「アフィニスクラブ」の発行していたコミュニケーションマガジン「アフィニスクルー」に掲載された掌編。
- 初出:「クロワッサン」1990年6月10日号~8月25日号
- 池内紀ほか『女が35歳で Part3』(1991年、マガジンハウス)収録
隔週刊の「クロワッサン」に全6回に分けて連載された短編。そのため短編の中で話がどんどん二転三転する。
- 初出: 「クロワッサン」1991年4月25日号
- 特集「空想劇場〝情事〟のシナリオ」より
僅か400字にも満たない小品。
- 初出: 「クロワッサン」1991年4月25日号
- 特集「空想劇場〝情事〟のシナリオ」より
こちらはさらに短く、200字にも満たない。
- 初出:「季刊SUN・SUN」1992年冬号
- 野地嘉文編『幻影城 終刊号』(2016年、同人誌)収録
- 初出:「季刊SUN・SUN」1993年夏号
- 野地嘉文編『幻影城 終刊号』(2016年、同人誌)収録
『
背中合わせ』収録の掌編とは同題の別作品。漏れたのはタイトル被りのせいか?
- 初出:「季刊SUN・SUN」1993年冬号
- 野地嘉文編『幻影城 終刊号』(2016年、同人誌)収録
『
背中合わせ』の刊行後、掲載誌リニューアルにより『
さざなみの家』の連載が始まるまでのちょうどエアポケットの期間に掲載されたため単行本収録の機会を逸した一編。
別にエロい話ではない。むしろ連城作品では珍しくほっこりする話。
- 初出:「季刊SUN・SUN」1994年夏号
- 野地嘉文編『幻影城 終刊号』(2016年、同人誌)収録
これも事情は「
片思い」と同様。なおこのエアポケット期間に発表された3編のうち、94年春号初出の「
七年の嘘」だけは『
年上の女』に収録された。
なぜか『
美女』に収録されなかった中期のミステリ短編。
- 初出:「朝日新聞夕刊」1997年6月6日号
- 赤江瀑ほか『恋物語』(1998年、朝日新聞社)収録
- 初出:「朝日新聞夕刊」1997年6月13日号
- 赤江瀑ほか『恋物語』(1998年、朝日新聞社)収録
- 初出:「朝日新聞夕刊」1997年6月20日号
- 赤江瀑ほか『恋物語』(1998年、朝日新聞社)収録
- 初出:「朝日新聞夕刊」1997年6月27日号
- 赤江瀑ほか『恋物語』(1998年、朝日新聞社)収録
ひとつ蘭 <新・細うで繁盛記>
- 初出:「小説新潮」1997年11月号
- 日本文藝家協会編『現代の小説1998』(1998年、徳間書店)収録
おそらく『
隠れ菊』の柴田錬三郎賞を受けて書かれた旅館もの。
紙の別れ <新・細うで繁盛記>
「
ひとつ蘭」の7年後を描いた続編。本来はもう何作か続けて連作短編集としてまとめる構想だったのだと思われる。
- 初出:「銀座百点」2000年4月号
- 銀座百点編『銀座24の物語』(2004年、文春文庫)収録(入手可)
「
夕萩心中」(82年)以来26年ぶりに書かれた
花葬シリーズ第9作。結果的にこれがシリーズ最終作となった。題材の花は朝顔。
- ここに記載の作品のうち、中公文庫の『黒真珠』に収録されたものは、そちらのページに移動した方が良いように思います。 -- ホームズ (2024-09-01 20:54:46)
最終更新:2024年09月01日 20:54