耶麻郡木曽組早稲谷村

陸奥国 耶麻郡 木曽組 早稲谷(わせたに)
大日本地誌大系第32巻 145コマ目

府城の西北に当り行程9里6町。
家数62軒、東西13町・南北3町。
早稲谷川の両岸に散居す。

辰(東南東)の方村際にて藤沢村に界ふ。その村まで17町20間。
未申(南西)の方17町10間堂山村の界に至る。その村まで34町30間余。
南10町20間洲谷沢村の山界に至る。その村まで23町余。
北は一戸村の山に連なり界域分ち難し。

寛文中(1661年~1673年)までは村北の山中に北沢という端村あり。後漸々に民家を本村に移して今はなし。

山川

早稲谷川

村中にあり。
源は一戸村の山中より出て、辰巳(南東)に流るること1里20町計藤沢村の界に入り一戸川に注ぐ。
広7間計。

水利

村西3町にあり。
周70間。

神社

天王神社

祭神 天王神?
相殿 伊豆神
   三島神
   山神
鎮座 不明
村東5町にあり。
鳥居拝殿あり。上三宮村高村能登が司なり。


最終更新:2020年09月09日 18:21