府城の西北に当り行程2里29町。
家数25軒、東西1町26間・南北2町20間、四方田圃なり。
東4町20間
笈川組堂畠村に界ひ鶴沼川を限りとす。
西は村際にて
十日町村に界ふ。その村は未(南南西)に当り2町40間余。
南は村際にて
中目村に界ふ。その村まで3町。
北3町12間
立川村の界に至る。その村まで10町余。
また
亥(北北西)の方3町
砂越村の界に至る。その村まで10町40間余。
辰巳(南東)の方2町10間
履形村の界に至る。その村まで7町50間余。
山川
鶴沼川
村東2町計にあり。
履形村の境内より堂畠村の地を過ぎ来り、10町北に流れて
立川村の界に入る。
寺院
京安寺
村中にあり。
長龍山と號す。東青津村浄泉寺の末山なり。
草創の年代詳ならず。
もとは真言の僧侶住せしが、慶長7年(1602年)長祝という僧住してより曹洞宗となる。
本尊弥陀客殿に安ず。
外部リンク等
村名について
明治8年(1875年)、大添分・十日町村・京出村・下京出分・中目村が合併し五香村が発足。
明治22年(1889年)、青木村・青津村・沼越村・立川村・五香村・御池田村・三谷村・中泉村・合川村が合併し広瀬村が発足。
昭和30年(1955年)、坂下町・若宮村・金上村・広瀬村・川西村・八幡村が合併して会津坂下町が発足。
五香地区の社寺
法人番号公表サイトで検索すると各の登録がある
| 法人番号 |
商号又は名称 |
所在地 |
備考 |
| 3380005008782 |
大神社 |
河沼郡会津坂下町大字五香字舘374番地 |
十日町 |
6.神社
大神神社 祭神:大日孁尊 祭日:九月一日 鎮守神(十日町)
正一位稲荷大明神 慶応四年(1868年)四月十四日・京都稲荷大明神より高橋市郎右衛門・夏井市十郎の両氏によって勧請 祭日:九月十五日(十日町)
稲荷神社 祭神:宇賀御魂命 祭日:九月十五日(旧九月十八日) 鎮守神(京出)
7.寺院
長竜山京安寺 曹洞宗 本尊:阿弥陀如来 客殿内に韋駄天像がある 像高:十八糎
観音堂 木造聖観世音菩薩立像 像高:百八糎 縁日:八月十日
※慶応4年といえば戊辰戦争のあった年で4月といえば江戸開城の時期です。そんな張り詰めた時期に京都から稲荷大明神を勧請できたとは何とも
最終更新:2025年10月31日 21:06