耶麻郡熊倉組高木村

陸奥国 耶麻郡 熊倉組 高木(たかき)
大日本地誌大系第32巻 79コマ目

この村もと今の地より2町30間北にありしが、耕作の便によりて明暦2年(1656年)今の地に移す。

府城の北に当り行程3里18町。
家数16軒、東西48間・南北1町55間。
四方田圃(たんぼ)なり。

東1町23間塩川組下小出村の界に至る。その村は辰(東南東)に当り1町40間余。
西2町41間塩川組新井田村の界に至る。その村は戌(西北西)に当り5町20間余。
南3町21間塩川組別符村の界に至る。その村まで4町20間余。
北7町38間太田村の界に至る。その村まで15町10間余。
また
丑(北北東)の方1町6間塩川組下利根川村の界に至る。その村まで3町10間余。
亥(北北西)の方9町40間源太屋敷村の界に至る。その村まで12町。

百目(とうめ)という端村あり。今はなし。

山川

姥堂川

村より戌亥(北西)の方4町50間にあり。
太田村の方より来り、未申(南西)の方に流るること3町40間余新井田村の界に入る。

水利

小塩堰

下利根川村の方より来り田地に(そそ)別符村の方に注ぐ。


最終更新:2020年07月18日 20:00