ゴウカザル

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ゴウカザル - (2019/03/23 (土) 10:27:17) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/11/14 (土) 19:07:09
更新日:2024/04/25 Thu 22:10:23
所要時間:約 12 分で読めます





■データ


全国図鑑No.392
分類:かえんポケモン
英語名:Infernape
高さ:1.2m
重さ:55.0kg
タマゴグループ:陸上/人型
性別比率:♂87.5♀12.5
タイプ:ほのお/かくとう


特性:もうか(HPが1/3以下になると炎技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:てつのこぶし(パンチ技の威力が1.2倍になる)

HP:76
攻撃:104
防御:71
特攻:104
特防:71
素早さ:108
合計:534

努力値:攻撃+1、特攻+1、素早さ+1

Lv.14でヒコザルからモウカザル
Lv.36でモウカザルから進化


■概要


てあしに ほのおを まとった どくとくの かくとうわざを つかい どんな あいてにも たちむかう。

シンオウ御三家の炎タイプ。
モウカザルの進化形。
西遊記に登場する孫悟空のような姿をしており、胴には緊箍児(きんこじ、孫悟空の頭に嵌められた金の輪)のような意匠が見られる。

頭部には炎が燃え盛っており、その炎のような激しい性格を持つ。また、その炎は一生消える事がないという。
俊敏さに優れ、両手両足を駆使した変わった格闘戦を得意とする。


■ゲームでのゴウカザル


御三家なのでゲーム序盤から使用できる。
種族値の優秀さやタイプの相性的に有利なジムリーダーが多いことからストーリー攻略に使いやすい。
プラチナ以外では他にシンオウ地方で捕獲できる炎ポケモンがポニータぐらいしかいないのも大きい。


■対戦でのゴウカザル


第四世代のトップメタの一角。
曰く「役割破壊の申し子」「ダイパが産んだ狂気の産物」
メジャーポケキラーすぎて、数多のトレーナーがコイツの対策に頭を悩ませる事に…



耐久はやや低めで攻撃特攻も高め程度と、種族値自体は平凡。
しかし素早さの「105族」超え、相性のいい新アイテム命の球と気合いの襷、そして何より覚える技のあまりの豊富さが魅力的。遂には



「全ての型のこいつを完全に止められるポケモンなんて居ない」
とまで言われる始末。

同族の鳥人はダイパ時代は毎夜涙で枕を濡らす羽目に。
因みに炎・格闘共に物理・特殊の一致120技を覚えられる。

しかしポケモンはポケモン。
技を4つしか覚えられないので、技や型がバレてしまうとあっさり止められてしまう。
まぁ逆に言えば初見ではそれが分からないから怖いのだが。

交代から狩れる奴は微々たるものだが、鉢合わせなら狩れる奴はそれなりにいるので、死に出しに弱い。
自分より素早い奴にも弱い。
意表を突いたスカーフ辺りでコロッと逝く。


技は兎に角豊富。
コイツが覚えられない技は「水」「氷」「超」「」「」のみ。
「ちょうはつ」や「アンコール」「ねこだまし」等の強力な補助技、
「わるだくみ」「つるぎのまい」等の積み技も完備。
タスキ「カウンター」なんて時も。

最もスタンダードな型は物理型・特殊型共に「インファイト」「だいもんじ」「くさむすび」を覚えさせ、残りの1つを豊富なレパートリーから好みで選ぶ型。
この所謂基本型でも汎用性は充分。

「インファイト」「フレアドライブ」のせいで紙耐久な印象をもちがちだが、素の耐久自体は並程度ある。
意外な事に進化前に習得できる「なまける」に加え、「おにび」「めいそう」「ビルドアップ」を活かせば耐久型もいけたりする。弱点は多めだが。

ボーマンダギャラドスドククラゲダグトリオブーピッグ辺りなら割と安定して猿を狩れる。
しかし数は少ないが、それぞれ「ストーンエッジ」「急所めざパ氷」「雷P襷カウンター」「じしん」「シャドークロー」を持ってたらキツいが。

登場以来、オコリザルエテボース三猿ナゲツケサルといった他の猿ポケモンを上回る使用率を維持している。
そのため、プレイヤーの間で単に「猿」という言葉が使われる場合はまずゴウカザルを指していると見て良い。

しかし第六世代では必ず先制飛行技を繰り出すファイアローが登場。
さらにライバルであったバシャーモメガシンカを習得とやや逆風が吹いている。
またAC104と言ういまいちな(それでも低くはないが)攻撃面のせいで、この超火力環境に乗り切れていない面が見られてきた。
特殊技もメインの炎技の威力低下した。
弱点を突けないとなかなか相手を落とせない。器用万能からやや器用貧乏寄りになってきたと言えるか。

第七世代ではファイアローは特性の仕様変更で影を潜めたが、スカーフ持ちが急増しており、素早さインフレも厳しくなった。

ただし、一致技を両方半減する水/フェアリー複合組に有効な「ダストシュート」、何かと便利な「とんぼがえり」
補助技では妨害技の「ちょうはつ」と「アンコール」、サイクル戦で発揮する「ステルスロック

上記のゴウカザルしか覚えない技でバシャーモと差別化は可能。

ちなみに隠れ特性は「てつのこぶし」。
ゴウカザルはパンチ系の技は少なくない為、少なくとも特性が腐る事はないだろう。
「もうか」の発動機会はそうそう多いものではない為、この辺も上手く差別化できている。
「ほのおのパンチ」の威力が「フレアドライブ」を超えるため、襷持ち物理型にも有用。
インファイトに乗らないのが欠点だが。


■アニメでのゴウカザル


廃人シンジの過酷な特訓についていけず、見放されたヒコザルをサトシが育ててゴウカザルまで進化させた。
元々他人のポケモンで弱いという理由で捨てられ、サトシにゲットされる。という出会いからゲットまでの流れがどことなくヒトカゲの時を彷彿とさせる。
所謂DP編における(捨てられた矢先にサトシに拾われたのをきっかけに強くなったと言う意味での)リザードン的なエースポジションで、
先にゲットされた御三家であるドダイトスより見せ場が多い。


その後もヒコザル時代からシンジが目を付けていた特殊な「もうか」が発動してしまい、度々暴走することもあったが、
遂にはゴウカザルに進化して、完全に制御できるように


…なってなかった。
かと思いきやデンジ戦で暴走してナギサジム破壊しつくしそうとするが、直後にあっさり冷静さを取り戻す。
しかし後にシンオウリーグ準々決勝でシンジのポケモン達と激闘を繰り広げ、
最終的にそのもうかを駆使しお互いにラス1として対面したエレキブルを撃破、成長した姿を見せ付け、見事勝利を掴み取った。
この回はアニポケ史の中でも屈指の名バトルとして名高いので是非皆一度は観て貰いたい。
サトシを演じる松本梨香も初代からXYまでの歴代シリーズにおける一番の名バトルとしてこの戦いを挙げている。

サトシのポケモンの中では異常なほど勝率が高く、ゴウカザルに進化してからは負けたのは下記のオーバのゴウカザルだけと1回しか負けてない。
ただし、勝率1位ではない(1位はオニゴーリで無敗)。


他には別個体としてオーバのゴウカザルが登場。
四天王のパートナーと言う名は伊達では無く、ナギサジムでのサトシ戦では、ノーダメージで、3連勝する等桁外れの実力を見せる。
最初は攻撃せずに、相手の攻撃を受け流したり、回避する等の戦法を取る。
ピカチュウのでんこうせっかを、態と喰らったりもした(…M?)。

使う技もチート級。
反動無しのフレアドライブ、どう見てもきあいパンチにしか見えないマッハパンチ。


余談だが、このときのピカチュウはタフ過ぎた。
他のブイゼルとゴウカザルが一撃で倒されたのに対し、フレアドライブ、インファイトを何回も喰らったのに倒れなかった。

主人公の相棒が、簡単に倒れる訳無いが、ピカチュウのくせに体力あり過ぎだろ…


サトシ「ゴウカザル!追記・修正でシンジに強くなったお前を見せてやれ!」

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