ビークイン(ポケモン)

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ビークイン(ポケモン) - (2022/02/21 (月) 17:22:25) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/09/10(金) 08:43:02
更新日:2024/02/22 Thu 10:31:40
所要時間:約 6 分で読めます




胴体は子供たちの巣穴。いろんなフェロモンをだして子供たちを自由に操る。




■データ


全国図鑑No.416
分類:はちのすポケモン
英語名:Vespiqueen
高さ:1.2m
重さ:38.5kg
タマゴグループ:虫
性別比率:♂0♀100(ミツハニーは♂87.5♀12.5)

タイプ:むしひこう
特性:プレッシャー(相手から受けた技のPPを1余分に減らす)
隠れ特性:きんちょうかん(全ての相手は持たせたきのみを使用できなくなる)

HP:70
攻撃:80
防御:102
特攻:80
特防:102
素早さ:40
合計:474

努力値:防御+1、特防+1

4倍:いわ
2倍:ほのおでんきこおり/ひこう
1/2:むし
1/4:くさかくとう
無効:じめん


■概要


ミツハニーが♀のみレベル21で進化する。
進化すると同時に「パワージェム」を覚える。

ほぼ一体化した様な球体の頭胸部と「蜂腰」の文字通りに細い腰、蜂の巣状の下半身をもつ。カラーリングは黄色
下半身にはハニカム構造の6つ(胴体が収まってる分を含むと7つ)の巣穴があり、その中に子供がいる。
子供を操るフェロモンを出して、相手への攻撃や自らの防御、回復を行わせる。
巣穴には下僕でもあるミツハニーが入っているらしい。

ミツハニーはビークインの働き蜂といった様なポケモンで、彼女を喜ばせる為に蜜を運んでいる。
しかし、たまにガーメイルに蜜を奪われることもある。

眠るときは100匹集まって大きな巣のような塊を作るという。


■ゲームでのビークイン


専用技が3つもあるポケモン(後述)。
野生では「あまいみつ」を甘い香りのする木に塗って暫くすると進化前のミツハニーが出現することがある。
使い手は全くおらず、ミツハニーを208番道路のトレーナーが、ビークインを四天王リョウが使うだけである。
ただ、彼のビークインに対して放ったムクホークの「ブレイブバード」を耐えきられ、
その後の「パワージェム」で瀕死→かなり遅いゴローニャ等で補強しようとした瞬間「かいふくしれい」で泣いた人も多かろう。

DPtではリョウの手持ちとして、HGSSでは強化版ツクシの手持ちとして登場する。
ほのおやひこうで瞬殺だろうと舐めてかかると高い耐久で耐えられ、何故か覚えるいわタイプの「パワージェム」で手痛い一撃を喰らうことも。


■対戦でのビークイン


防御・特防が高いが素早さは低く、他は平均的という耐久型向きな能力値を持つ。
技も専用技の『ぼうぎょしれい』(コスモパワーと同効果)『かいふくしれい』(じこさいせいと同効果)があり、特性『プレッシャー』は長期戦になればなるほど相手を追い詰める。
因みに回復技+『プレッシャー』は一般ポケではプテラフリーザーサンダーファイヤー、ビークインのみ。

だが、そのまま使うと弱点の多さ故に受けとして機能しないで落とされることもある。
いわ技を持っている可能性の高いポケモン(いわ・かくとう・じめんタイプ)には出さないほうが吉。

但し、「ぼうぎょしれい」を積み終わった後のタイプ不一致(特にかくとうタイプのいわ技など)ならレジスト→PP切れに粘ることもできなくはない。
積み終わったあとならば、タイプ不一致の「いわなだれ」ではHPが1/8程度しか減らない。その様はまさに圧巻である。
でんき・こおりに対しては、実は特防特化だと『いのちのたま』を持たせた性格:臆病のスターミーの「れいとうビーム」をタイマンからの「ぼうぎょしれい」→「かいふくしれい」→「かいふくしれい」で受け切れる為、
タイプ不一致ならば高い水準まで耐えられる。
ただ、弱点を変えられる「はねやすめ」の方が基本的には優先される。

更に、実は対みず特殊は機能できて、やはりタイマンからなら手ぶらのキングドラの「あまごい」からの「ハイドロポンプ」を(あまごい)「ぼうぎょしれい」→(ハイドロポンプ)「ぼうぎょしれい」→(ハイドロポンプ)「かいふくしれい」→(ハイドロポンプ)「かいふくしれい」で凌げる。
また、特性で弱点のいわ技でも、「ストーンエッジ」はいわ半減の『ヨロギのみ』「みがわり」「まもる」、または気合いで避けるなどでPP打ち止めに出来なくはない。
とは言え急所ランク+1となることもあり、無茶は禁物。

ただ、全て「ちょうはつ」をされると機能停止に陥る(これは受け全般に言えることだが)為に挑発持ちには注意。
逆に相手に「ちょうはつ」持ちやいわ技、一致抜群持ちがいないとガンガン積み上げられ、簡単には落ちない要塞女王様の完成である。
はがねタイプ相手には有効打がない為に成す術が無いが、『プレッシャー』でPPを削りきり、しまいには「わるあがき」させてしまえば勝てなくもない。


前述の通り攻撃種族値も平均程度はあるため、意表を突いたアタッカー型もある。

威力90で急所に当たりやすく、使い勝手がいい専用技「こうげきしれい」
鈍足からの後攻「とんぼがえり」
ほのお・こおり・ひこうに刺さる「パワージェム」
どくの追加効果が嬉しく、フェアリーにも有効な「ヘドロばくだん」
散り際に『イバンのみ』と絡めての「がむしゃら」や「みちづれ」

………と、高い耐久を生かしたアタッカー兼嫌がらせメインのサポートを主軸にした戦い方が可能。

どちらにしても、相手の精神にダメージを与える戦い方が出来る為、きっといい仕事と深いトラウマを残してくれるだろう。



………とまあ、ここまでが第七世代までの話。
第八世代の『ソード・シールド』ではなんと「かいふくしれい」が技ごと消滅
「はねやすめ」はわざマシンから消滅してしまい第七世代以前産でしか使えず、ランクマッチではまともに使える回復技が無くなってしまった
ちなみに「こうげきしれい」と「ぼうぎょしれい」は続投している。なぜ「かいふくしれい」だけ…。

一応、BDSPでは「はねやすめ」のわざマシンが復活、なんとか回復技だけは取り戻した。
しかし「かいふくしれい」は廃止されたまんまであり、何とも物悲しい事になってしまっている…。



なお、ミツハニー♂はビークインに進化せず、♂:♀比率は御三家同様の7:1で結構な鬼畜。
やろうとする人はHGSS推奨、爺前セーブやパワー○○○、『かわらずのいし』を活用して覚悟を決めよう。
似たような立場のヤトウモリ共々耐久力も含めて種族値が低すぎるため、『しんかのきせき』型にも向かないのが残念な所。
リトルバトルでもなければ♂を対戦で活躍させることは不可能。

因みに、ある人が防御系3Vを出すまでに328個ものタマゴを孵化させたという書き込みがポケモン対戦考察Wikiにある。
時期からしてプラチナの話だろう。





ビークイン「ご苦労だった…と言いたいところだが、君等には消えてもらう。
      貴様等は知らんだろうが我が1000年の闘争はここで勝利と言う終焉を迎える。
      これから貴様等はなんの手助けも受けず、ただひたすら、死ぬだけだ。
      どこまで もがき苦しむか見せてもらおう。



ぬがよい。」

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