かたやぶり(ポケモン)

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かたやぶり(ポケモン) - (2023/05/28 (日) 19:56:57) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2012/01/12Thu 00:38:36
更新日:2023/12/24 Sun 20:21:49
所要時間:約 4 分で読めます




無理を通して道理を蹴っ飛ばす!

そんな道理、私の無理でこじ開ける!

道だとォ!?道なんてものはなぁ、俺様の通った後に出来るモンだッ!!


かたやぶりはポケットモンスターシリーズのポケモンが持つ特性
第四世代のズガイドス、ラムパルドの登場と共に追加された。


◆所持ポケモン



隠れ特性


メガシンカ


◆同様の特性を持つポケモン

◆同様の効果を持つ技

  • メテオドライブ/サンシャインスマッシャー
  • シャドーレイ/ムーンライトブラスター
  • フォトンゲイザー/てんこがすめつぼうのひかり
  • キョダイコランダ
  • キョダイカキュウ
  • キョダイソゲキ

効果は「相手の特性を無視して技を出せる」

字にするとこれだけであり、なんか大したことなさそうである。
実際、思うように働かないことも少なくない。
だが、特定の特性を持つポケモンにはその威力を見せる。


◆主に効果を発揮できる特性


『ふゆう』持ちポケモンには、ゲンガーマタドガスロトムドータクンシビルドンなど相性上じめんタイプが弱点のものが多い。
更に『かたやぶり』持ちの多くはじめんタイプの技を使える物が多い。
彼らに「じしん」を放てるのは大きい。
『かたやぶり』ポケモンの中で一致で「じしん」を放てるものは現時点ではモグリューとドリュウズのみ。


  • 『ふしぎなまもり』
というかヌケニン
ノーマルかくとう技でもなければ簡単に当てて倒せる。
…しかし『かたやぶり』ポケモンの多くはそれぞれいわ技を覚えるので、ありがたみは薄い。
しかしヌケニンは最近ダイロックの追加効果などで以前よりも落ちやすい。

第五世代以降、きあいのタスキ効果が追加されたがんじょう。しかし『かたやぶり』持ちならそれを無視して一撃KOに陥れることができる。

ココドラ「俺は頑丈の主人公!貴様なんぞに負ける気がしない!」

プチッ

オノノクス「今なんか踏んだか?」
ラムパルド「さあ?」

ココドラ「うわああああ!頑丈なのに一撃でやられたああ!!」

さらにもともとの効果である一撃必殺技無効も無視できる。

オノノクス「我が鋏に、絶てぬもの無し!!」

  • 『シェルアーマー』『カブトアーマー』
絶対に急所に当たらないという効果を無視できるため、壁や積み技で防御を強化してくるポケモンに強い。
特に「やまあらし」を覚えるナゲキやゴロンダは相手の防御強化を確実に無視して攻撃を叩き込める。


  • 『てんねん』
ヌオーピクシー等が所持。
相手の能力変化を無視する効果だが、『かたやぶり』は「能力変化を無視する」効果を無力化するため、積み技が無駄にならずに済む。

ドリュウズ「つるぎのまい!」

ピクシー「私の特性はてんねん。積み技は通用しませんよー」

ドリュウズ「それはどうかな?」

ドリュウズ の スマートホーン!

ピクシー「そんな……!てんねんが通用しないなんて……!」 こうかはばつぐんだ!


  • 『マルチスケイル』
カイリュールギアが該当。
特に前者は第五世代で圧倒的なタイマン性能を得たことから猛威を振るったが、素早さでも勝るオノノクスの前ではカタなし。
ただし後者は禁止級だけあって素の耐久数値もぶっ壊れであり、『かたやぶり』勢ではホワイトキュレムくらいしかまともに相手にできそうにない。


  • 『じょおうのいげん』
  • 『ビビッドボディ』
  • 『テイルアーマー』
アマージョハギギシリリキキリンが所持。
先制技を無効化する特性だが、『かたやぶり』があればそれを無視して先制技を放てる。
あと少しのところで耐えられたところに特性を貫通して先制技を打てるのは大きいが、そもそも先制技を覚えないポケモンもそこそこいる上、覚えるポケモンも技スペースの関係で先制技を採用しないケースもあるため、対面時に恩恵を受ける機会が少ないのが難点。


  • 『ばけのかわ』
というかミミッキュ。本来なら一発目の攻撃は無効化されるが、『かたやぶり』なら一発目から攻撃をぶち込むことができる。

  • 『おうごんのからだ』
というかサーフゴー。本来なら変化技は通らないが、『かたやぶり』なら変化技を通せる。ちなみにおうごんのからだは状態異常にならない特性ではないので「でんじは」でまひや「キノコのほうし」でねむりを入れることが可能。

他にも『ふしぎなうろこ』や『ハードロック』などの効果も無視できる。
また、『クリアボディ』や『マジックミラー』などの能力変化を防御する技も無視できる。
まあ『かたやぶり』持ちはもっぱらアタッカー役なのであまり意味がないが。

さらに『もらいび』や『ちょすい』、『でんきエンジン』や『そうしょく』なども無視してダメージを与えられる。
…が、それらを持つポケモンは相性上そのタイプの技に強かったりなどしてやはりほとんど意味はない。

『もふもふ』はほのお技が2倍ダメージになる効果ごと無効化してしまう
なので、ゴロンダ辺りで「ほのおのパンチ」をぶち込んでもダメージは倍化したりしない。


『じゅうなん』などの状態異常にならない特性の場合は、最初は通るものの直後に回復してしまう。

無効化できるのは「技を受ける瞬間に効果が現れる特性」だけで、『せいでんき』や『てつのトゲ』、『ミイラ』など技を受けた後に効果が現れるものは無効化できない。
これらに接触技を出せば、状態異常になったりダメージ受けたりミイラになるので間違えないように。
アニメではヒョウタのズガイドスがピカチュウの『せいでんき』を無効化していたが、アニメポケモンではよくあること。

また、無効化できるのはあくまで特性のみ。『ふうせん』や『きあいのタスキ』など特性と同様の持ち物の効果は無効化できない。

分かりやすく言えば、「浮いてようがバリアがあろうが突き破って本体にカチ込む」のが『かたやぶり』という特性なのだ。


◆かたやぶりの欠点


文字通り「相手の特性を無視する点」であり、相手が特性に依存しないポケモンであった場合は『かたやぶり』の寵愛を受けれず、かたなしになってしまうことである。
さらにソルガレオルナアーラネクロズマネッコアラ専用特性貫通できない
特性のない状態で戦うのと同じで非常に苦しい戦いを強いられてしまうことだろう。

ダブルバトルだと味方の『ふゆう』や『テレパシー』を無視して巻き込んでしまうのと、フィールドが張られている間に特性『ふゆう』のポケモンにも地面に足を着けているポケモンに及ぶ効果が発動してしまう。
(例として「ミストフィールド」が張られている時に特性『ふゆう』のポケモンに「どくどく」を放った場合、『かたやぶり』の効果で『ふゆう』を無視してしまいミストフィールドに守られてしまう)
この点も『かたやぶり』の欠点ともいえる。

また場に出た瞬間に『かたやぶり』のアナウンスが表示されるため、一瞬で特性がバレる。
特性表示を利用して素早さ順が分かるメリットもあるのだが、逆にこちらが『こだわりスカーフ』を持っている場合も特性の表示順でスカーフの有無が見破られてしまうため場合によっては枷になることもある。





オノノクス「こいよヌケニン、ふしぎなまもりなんか捨ててかかって来い!!」


ヌケニン「特性なんて必要ねー。へへへへふしぎなまもりにはもう用はねー!誰がてめーなんか、てめーなんか恐かねぇ!!野郎、ぶっ殺してやらぁ!!」 



また、こちらにとって有利な特性も無効化してしまうことには注意が必要。



ドリュウズ「喰らえ、じしん! 相棒はテレパシーだから当たらないはずだぜ!」


ディアルガ「ぎゃああああああああああ」 効果は抜群だ!


ドリュウズ「あれっ」





追記修正は相手の特性を貫通してからお願いします

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