レシラム

登録日:2010/09/23(木) 18:53:37
更新日:2020/05/23 Sat 06:45:24
所要時間:約 8 分で読めます






□データ


イッシュ図鑑No.149
全国図鑑No.643
分類:はくようポケモン
英語名:Reshiram
高さ:3.2m
体重:330.0kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:ドラゴン/ほのお
特性:ターボブレイズ(相手の特性を無視して攻撃できる)

種族値
HP:100
攻撃:120
防御:100
特攻:150
特防:120
素早さ:90
合計:680

努力値:特攻+3

2倍:じめん/いわ/ドラゴン
1/2:でんき/むし/はがね
1/4:くさ/ほのお


□概要


『ポケットモンスター ブラック』のパッケージを飾った伝説のポケモン
ゼクロムとは対の存在とされる。

長い二股の鬣と巨大な翼、白い羽毛を持った飛竜のような姿をしている。
その尻尾はジェットエンジンのようになっており、高熱と炎を放つ際に爪等と共に赤熱する。

その圧倒的な熱量は周囲の水を瞬時に蒸発させるほどで、周りのあらゆる物を炎上させ、挙げ句の果てには世界そのものを燃やし尽くし、大気にすら干渉し世界中の天候を変える力を持つ。
ゼクロム同様、人間の意志を見極めてパートナーを選ぶポケモンであり、「真実を追い求め、善の世界を築く者」を助けるが、善の心を持たない人間は容赦なく焼き尽くしてしまう。

双子の英雄と共に戦ったドラゴンがその身を分けた存在で、ゼクロムとは正反対ながら同一の存在である。
ゴツゴツとして堅く男性的なイメージなゼクロムに対し、フワフワとして柔らかな女性的なイメージでデザインされている。

色違いは、銀色の金具(っぽいの)が金色、目の色が赤、房の先端と尻尾の発光が紫になる。

□ゲームでのレシラム


ブラックではNのゼクロムと対峙した際、そのオーラを吸収してライトストーンから蘇り、主人公を見極める為にバトルし捕獲することになる。
ちなみに捕獲するまでストーリーが進まない。その分捕捉率は伝説のポケモンにしては高めに設定されている
適当に弱らせて状態異常にし、ボールを投げてしまえば案外あっさり捕まってしまう事も。
レベルは50。
ちなみに強制捕獲をしないで済むようになる条件もあるにはあるが非っっっっっ常に面倒臭いので止めといた方が良い。

厳選努力値調整を放り投げて普通に戦わせる場合、初戦闘ではゼクロムとの強制対面となり、同水準の能力を持つ相手なので苦戦させられる。
続くゲーチス戦でも耐久力が高く「どくどく」+「まもる」という厄介な戦術を使うデスカーンに手を焼かされる。
状態異常やHPを回復して乗り切ったとしても残りのポケモンも総じて強く、切り札であるサザンドラに至っては手も足も出ない。
パッケージの伝説ポケといえど入手してすぐ活躍させられるほど本作のシナリオは甘くはないことを実感させられる。

ホワイト2では殿堂入り後、チャンピオンロードの地下に埋もれているNの城に行き、そこでNと戦い、ライトストーンを譲り受ける。
セッカシティのリュウラセンの塔の最上階にたどり着くと前作同様オーラを吸収してレシラムが復活する。
レベルは70。
ちなみに捕獲しないとキュレムが捕獲できない為か、捕捉率は相変わらず高め。


オメガルビーではレベル100のポケモンを手持ちに加え、キンセツシティ近辺に現れている『おぼろの洞窟』に「大空を飛ぶ」で向かい、奥にあるリングを調べると出現する。
レベルは50。
但し前2作と違い別に無理して捕獲する理由も無い為なのか、捕獲率は他の伝説のポケモンと同じ数値まで下がった
また、色違いが解禁された。

ウルトラサンではウルトラスペースゼロの岩ステージで捕獲できる。レベルは60。
また、レインボーロケット団のゲーチスが手持ちにしている。善人にしか従わない設定どこいった?


ホワイトでは、リュウラセンの塔でNがレシラムを復活させて自らの手持ちにしている。
この時レシラムの声が

モ エ ル ー ワ !!

というなんともいえない鳴き声で緊張感が抜けたプレイヤーも多いであろう。

ちなみにゼクロムの声は「バリバリダー」やめて!
どうしたゲームフリーク


公式サイトのシナリオライターのインタビューによると「緊張感が続くのが嫌だから」だそうだ。
ポケモンの鳴き声を決める一ノ瀬さんも困っているとかいないとか。

ちなみに英語版モエルーワは「Burn,baby,burn!」。ゼクロムよりはマシだがやはり喋っている。
ンバーニンガガッ!はPreeeeaah!! なんか可愛い。


□対戦でのレシラム


専用技は「クロスフレイム」と「あおいほのお」。

クロスフレイムは威力・命中共に100で安定している。
しかも、ゼクロムの「クロスサンダー」を繰り出した後に繰り出すと威力が2倍になる。
また、自分がこおり状態のときでも繰り出せるため結構重宝する。
まあゼクロムと組むとドラゴンや地面の一貫性が凄まじくなるが

あおいほのおは威力130と非常に高い。20%の確率で相手をやけど状態にする。
威力・追加効果からしても「だいもんじ」の完全上位互換。単体戦で積むならばこれで確定であろう。
第6世代では「オーバーヒート」の威力低下も受けて文句なしの主力技に。

対戦ではほのおタイプ・ドラゴンタイプという複合タイプから攻撃面では非常に優秀。

特性により全てのポケモンにタイプ一致等倍を撃てる。ドラゴンを半減できるのは鋼のみ。
鋼複合には炎が通り、貰い火ゴキブロスは特性で焼ける。

が、

伝説戦では
  • 特性が「かたやぶり」と何も変わらず、有効に活用できる相手がいない。
  • ただでさえ超激戦区の素早さ90。
  • みずタイプの相性が等倍である為、数が非常に多いカイオーガに対して不利。
  • メジャーどころのいわ・じめんタイプが弱点。

…と言うように、ガチで殴りあうと一方的に不利な要素が多い。その為シングルバトルではかなり弱い立場にある。
少なくともカイオーガには対抗できるゼクロムと比べてもその見劣り感は否めない。


しかしダブル以上ではなかなかの性能を発揮できる。
と言うのも、
  • 弱点であるいわじめん技が全体攻撃中心である為威力が下がり、相手の攻撃に耐えやすい。
  • こおりが等倍である為、ダブルでは主流となる「ふぶき」が上記の補正も相まってあまり怖くない。
  • 優れた特殊技が多く、前述の通り技の通りが非常に良い為攻めで足を引っ張る事がない。
  • レシラム自身の欠点を味方でサポートできる。特に不安な物理耐久の補助となる「いかく」との相性は抜群。

と、結構レシラムにとっては嬉しい仕様が多い為である。
登場当初はダブル向きの技が無く、もっぱら火力で単体を磨り潰す形が多かったがBW2ではダブル向きの「おいかぜ」「ねっぷう」を習得出来るようになった為全体攻撃にも磨きがかかった。
「一見使い辛い」と言われる事は少なくないが、実際にBW2最初の伝説解禁大会(新イッシュ限定大会)ではホワイトキュレムと組んで大暴れしている。
取り立てて強いわけではないものの、十分戦うには問題ないのである。
それでも採用率が高くないのは、伝説のポケモンは大概2枠しか入れられない都合上単体性能の高さを求められるからでありレシラムは悪くないのだ。


しかし、現在ではみず/フェアリーやいわ/フェアリー複合の存在で「全ポケモンに一致等倍を撃てる」という個性を失ってしまった。
一応全員「ソーラービーム」で面倒を見れるが。
一方でほのおタイプ故にフェアリータイプの技を等倍で受けることができると言う個性を入手する事になった。
はがね複合のディアルガもそうであり、フェアリーの打点ではあちらに劣ってしまう一方はがねタイプに対する攻撃性能はこちらが上である。
特にはがね複合のメガクチートクレッフィを軽く黙らせる事が可能である。
この世代では同じ炎龍複合のメガリザードンXが出たが、能力や持ち物で差別化できる。
フェアリーのおかげで目の上のコブであるパルキアを始めとしたフェアリー弱点のドラゴンが大幅に減った為、相対的に立場が良くなった。
ディアルガは減らなかったが

そして、新ポケモンのゼルネアスとはなかなか相性がいい。
こいつの苦手なバンギラスや他のドラゴンを一致フェアリー技で処理でき、
ゼルネアスの苦手なはがねタイプはもちろん、メガフシギバナヒードランの特性も貫通しつつ焼けるのだ。
比較対象であるホウオウは(ダブルとは言え)いわ4倍の重圧とヒードランがかけるプレッシャーが大きい為、上手く差別化は出来ている。(ホウオウがヒードランを処理するには「じしん」しか方法が無く、ゼルネアスを巻き込むか1ターンの行動を捨てなければいけなくなる。ゼルネの行動を縛らずに対処できるのは案外大きい)

欠点が目立つ為弱い弱いと言われているが伝説らしく強さは本物であり、どちらかといえば他の味方で場を整え終盤に畳み掛けるタイプなのでやや玄人むけである。
まるで残飯処理に現れたファイアローのようである
持ち物は不安な素早さの補強の為の「こだわりスカーフ」が多め。ただダブルでは味方のサポートが効く為火力上昇アイテムも一考。

ORASでは今まで組むのが辛かったグラードンが味方を巻き込まない新技の「だんがいのつるぎ」を入手した事により、組みやすくなった。
またゲンシカイキ後の「おわりのだいち」によって、カイオーガの水技にビクビクする事も無くなった。
かたや物理中心、かたや特殊中心のおかげで相手にすれば受けづらい事この上ない。一方で地面技の一貫性が半端なく高くなったが
ゲンシグラードンは天候のお陰でほのお技の威力に優れるものの、あちらは瞬発的火力になり易くアイテムも固定されてしまう。
自由度と言う点ではこちらが有利だろう。
ちなみにそんなゲンシグラードンとの相性だが、臆病C252あおいほのおでH252ゲンシグラードンが高乱数2発。
対面では不利だが受け出しでは有利 である。天候さまさまである。

第7世代で登場したZワザとの相性は中々良好。
元々攻撃の通りの良さが武器である為、安易な受け出しをさらに封じると言う点では好相性と言えるだろう。
単純に破壊力を上げる為に一致Zでもいいが、一致技を半減するポケモンが全員草弱点である事を突いてクサZも面白いか。
ちなみにダブルの場合、Zあおいほのお+「てだすけ」 だけ H252ゲンシグラードンを骨も残さず消し飛ばす 事が出来たりする。
半減でこれである。カイオーガやレックウザと一緒にいた場合は知らない
また、新伝説ではソルガレオ日食ネクロズマの様な有利を取れる相手も増えた。ウルトラバーストは知らない

レシラムの強みはやはり攻撃の通りの良さにあるので、上手くこちらに流れを持って行きつつ立ち回る事を意識したいところ。
実際、第7世代シーズン8の伝説有りルールではイッシュ伝説の中で一番使われていたりする。

そしてやってきた第8世代。
剣盾では過去作からの移送と言う形でいち早く使用可能に。

新技に強力な技こそ存在しないものの、今まで大味気味だった技を補完する形で優秀な追加効果を持つ技を習得可能に。
何気に「フレアドライブ」「りゅうのまい」も習得可能になり、物理型までできるようになった。

そして何よりも伝説環境に無茶苦茶追い風が吹いている
  • ドラゴン伝説が一気に減少し、ほのお技の通りが良くなった
  • 新顔のザシアン・ザマゼンタに相性で有利(しかも相手の有効打は「あなをほる」のみ)
  • ソルガレオ・日食ネクロズマと有利な相手が残っている(ウルトラバーストが没収されたのでウルトラネクロズマを警戒する必要がない)
  • ダイマックスとやたら相性が良い

特に最後のダイマックスとの相性は特筆モノ。
  • 欠点である物理耐久を補う「ダイドラグーン」
  • 遂に単体でほのお技の火力を引き上げられるようになった「ダイバーン」
  • 「じしん」対策と一致技が通らない相手にも通せる「ダイソウゲン」
  • 「ダイジェット」も使用可能
  • そもそも弱点が2倍止まりでHPが倍化するので一撃突破は困難

一致技の通りの良さを武器にするポケモンから一度行動を許したら壊滅必至のポケモンに変わったと言えるだろう。



なお、ストーリー上ではほぼ全てのポケモンに等倍ができることから、
伝説のポケモン集めの周回プレイやリーグ周回、その他の育成に使える施設の周回には同じく広い攻撃範囲を持つミュウツーと並んで非常に役に立つ。
育成環境の整備のために一体厳選・育成して用意しておくとかなりはかどるだろう。
また、第5世代以降のポケモンリーグでは、時間や技の源PPを削る刺客、頑丈を持ったポケモンが必ず1体は存在する。
BW,BW2はダゲキXYダイノーズ、ORASはエアームドボスゴドラ
キュレムをフォルムチェンジできないBWでは、リーグ周回要員はレシラムの一手だと思ってよいほど。
さらにSMでは少なくとも3体、防衛戦でマーマネマーレインを引くと5体の「がんじょう」持ちを相手にしないといけないため、かたやぶり系の重要性が増した。
ムーンでは専用技で特性貫通や「ねこだまし」無効のルナアーラがいるが、こちらはライチのダイノーズを「だいちのちから」でワンパンできるなどのメリットがある。


□ポケモンカードでのレシラム


ポケモンカードBWのブラックコレクションに収録。


たねポケモン
炎タイプ
HP130

げきりん 無無 20+
このポケモンにのっているダメカンの数×10ダメージ追加。
あおいほのお 炎炎無 120
このポケモンについてる炎エネルギーを二個トラッシュ。

弱点水
にげる2


なんか色々とおかしいカード。
ぶっちゃけ、たねポケのスペックじゃない。そこらの2進化ポケモンより強いです。

更にブラックコレクションに入ってる炎版雨乞いのエンブオーや、レジェンドシリーズのバクフーンGrとキュウコンのせいで、炎タイプがかなりヤバい事になってる。
スーパーレア仕様のバージョン違いや、当時のパッケージポケモンとして、構築デッキレシラムEXパックも発売された。

BW終盤のドラゴンタイプ導入直後では収録されなかったが、XYでは晴れてドラゴンタイプとしてデビューした。


□余談


とあるチート*1を使いNの後ろに行って話しかけてみると、

レシラム「…シュボ

燃え尽きてる

燃えたよ…
燃え尽きたよ…
真っ白に…

   __
  _ゞ、γ|/L_
 ∠     く
 /      \
`/   ∧_ r-、ゝ
|   i_ ヽ」6リ ゝ
| イ  /ミ`"彡ミ ノ`ー<
|/|  ノミ = _彡ミ|ミ ミ
 | /゙ー、_ノ、 ミ/ ミi
 ノ/   ヽ_/、__
 

ちなみにこのセリフ(?)は後に「ホワイト2」でNとの戦いの後、彼と別れる際の鳴き声になった。



この項目が面白かったなら……\ポチッと/