コータス

登録日:2011/06/10(金) 19:16:32
更新日:2024/01/02 Tue 18:01:49
所要時間:約 6 分で読めます





出典:ポケットモンスター ダイヤモンド&パール、189話『シンオウリーグ準決勝!ダークライ登場!!』、
2006年9月28日~ 2010年9月9日まで放送。
OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


コータスとはポケットモンスターシリーズにルビー・サファイアから登場するポケモン


■データ


全国図鑑No.324
分類:せきたんポケモン
英語名:Torkoal
高さ:0.5m
重さ:80.4kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:ほのお
特性:しろいけむり(相手の技や特性で能力を下げられない)
  /ひでり(戦闘に出た時、5ターンの間、天候を晴れにする) ※SMから追加
隠れ特性:シェルアーマー(相手の攻撃が急所に当たらない)

HP:70
攻撃:85
防御:140
特攻:85
特防:70
素早さ:20
合計:470

努力値:防御+2


■概要


陸亀のような姿をしたポケモン。

石炭の熱をエネルギー源としており、山を掘って石炭を探しては甲羅の空洞に入れて燃焼させている。
そのため、石炭の炎が弱まると動きが弱まってしまう。

使われなくなった炭鉱には石炭を求めて大量のコータスが集まる事があるとか。

石炭により煙を扱う事が得意であり、敵に襲われると鼻から黒い煙を吹き出し煙幕にして逃げる。
鼻から煙を吹き出す時は機関車の汽笛そっくりな音がするらしい。

陸亀がモデルということで結構な大きさのイメージがあるが、高さ50cmと意外に小さい。

名前の由来は「トータス」+「コークス」か?


■ゲームでのコータス


野生では「ほのおのぬけみち」に低確率で登場する。
そこそこ早めに入手できるうえまあまあな能力、貴重な炎タイプである事からそれなりに活躍できるが鈍足さがネック。

主要トレーナーではフエンタウンジムリーダーにして我らがおっぱいアスナちゃんの切り札。
高い防御力による『堅牢さ』、「オーバーヒート」による『火力』、メロメロと「のしかかり」による『運ゲ』を兼ね備えた強敵。
詳しくはアスナちゃんの項目にて。

XYでは四天王パキラ、彷徨う男AZが使用する。

スカーレット・バイオレットでは、スター団のメロコが使用してくる。


■対戦でのコータス


炎タイプには珍しく非常に高い防御力を持つが、亀らしく素早さはほぼ先手は望めないくらい超鈍足。

その物理耐久はあのエアームドとほぼ同等で、HPに努力値を振るだけで弱点にも関わらずガブリアスの「じしん」すら確定で耐えてしまうぐらいに硬い。
特性「しろいけむり」なら能力低下技で崩される心配も無い。

そのタイプや能力からに物理型の虫タイプ氷タイプには滅法強い。
具体的にはハッサムメタグロスマニューラ等。
特にハッサムには絶対的に有利で、一時期はハッサム対策により大きく注目を浴びたポケモンである。(実際は先手「とんぼがえり」で簡単に逃げられるため結局そこまで流行らなかったが)

し炎タイプ故の耐性面の微妙さや、エアームドの「はねやすめ」のような使いやすい回復技が無い点から、物理受けとしての性能は別段飛び抜けている訳でも無い。

また物理受けらしく特殊耐久は紙で、特に水タイプの特殊アタッカーには八方塞がり。
得手不得手が激しく、対戦環境では正直あまりパッとしないポケモンであった。


しかしサン・ムーンで新たな特性として「ひでり」を獲得。自身の炎技の火力が大幅にアップされると共に、晴れパの天候始動役をこなせるようになった。
天候始動特性の中では最も鈍足で、天候合戦にはめっぽう強い。同じ特性のキュウコンメガリザYとは違った運用が可能である。

晴れパそのものがシングルよりもダブルで強いため、コータスも例に漏れずダブルが主戦場。
トリックルーム下では無類の強さを発揮するが、ドレディアラフレシアとのコンビも有名。晴れ下で「ようりょくそ」を発動させ、「おさきにどうぞ」や「ねむりごな」でコータスの「ふんか」をサポートする。
晴れ下での「ふんか」の脅威は伝説戦のゲンシグラードンが証明済みだが、コータスも馬鹿にならない火力を有している。


攻撃技はタイプ一致の「ふんか」「だいもんじ」「かえんほうしゃ」「ねっぷう」、サプウェポンとしては晴れ下で即時発動できる「ソーラービーム」、「だいちのちから」、物理型であれば「じしん」「ストーンエッジ」等粒揃い。
ただし攻撃・特攻の数値は並なので過信は禁物。
他にも、ある意味最強の役割破壊であるじわれや、最終手段で自主退場技の「だいばくはつ」も使える。

補助技は「ドわすれ」や「てっぺき」「のろい」、「からをやぶる」等の積み技も多くもつが、実用性は疑問。
特にからをやぶるは最速でも霊獣ランドロスロトム等の91族までしか抜けない。

「おにび」や「あくび」「ステルスロック」等のサポート技も持つ。相手の交代を誘いやすいので打つ機会はあるだろう。
シングルバトルではステルスロックとあくびループで相手を消耗させて後続で一掃する運用も一応できなくはない。
また「クリアスモッグ」を覚えるので積み技で無理矢理突破されるのを防げる。ただし技スペは厳しい。

剣盾では新アイテム「だっしゅつパック」が登場。
自身の能力が下がると即座に交代する効果を持っており、高威力の「オーバーヒート」を撃ち逃げしながら晴れターンを最大限維持するという強力な動きができるようになった。
特性とキョダイマックスが強力なリザードンと組んでいることが多く、ダブルのみならずシングルバトルでもメジャーになってきている。
鎧の孤島配信後の環境では、優秀なキョダイマックスを得たようりょくそ持ちのフシギバナや、トリックルーム要員のポリゴン2らと組んだ晴れパがダブルバトルにおいて大流行。
使用率がTOP10に食い込んだ結果、シリーズ6では禁止ポケモンに指定されることに。初登場時の不遇さからは予想も付かない大躍進となった。

SVでは続投
東3番エリアの鉱山エリアに生息している。
本作でも優秀なサポート技と現時点では専用特性ひでりという強みがあるが、なによりシーズン3から解禁されるパラドックスポケモンの古代組の専用特性「こだいかっせい」発動要員として需要が見込まれる。
テラスタルほのおで、「ふんか」などのほのお技の威力底上げができ、Zワザやダイマックスだと単体攻撃になっていたが範囲攻撃のまま強化される。
新技では反動ダメージあるが物理最大火力を大幅更新した「フレアドライブ」を獲得。
一方で自主退場技「じばく」を覚えなくなったので、控えのエースポケモン交換にはオーバーヒートの反動用いた脱出パック、だっしゅつボタンが必要。


■ポケモン不思議のダンジョンでのコータス


時・闇・空の探検隊』では「たきつぼのどうくつ」の奥にある温泉を取り仕切る長老として登場。
主人公達に有用なアドバイスや情報を提供してくれる。

炎タイプなのに温泉にいるのはアスナとの関係性を感じさせる。

敵としては「くらやみのかこう」や「れっかのどうくつ」に登場。
「のろい」で自らカモになってくれるボーナスキャラである。

仲間にした場合は「てっぺき」や「ドわすれ」を覚えるうえ特性で能力値を下げられないためかなりの堅牢さを誇る。攻撃技も「ねっぷう」を筆頭に良好。
特にじっくりカクレオン狩りをするのに最適なポケモンの一匹だとか。

しかし能力の初期値が低いためレベル1ダンジョンでは微妙。


■アニメでのコータス


ゲーム同様、アスナの切り札として登場。
オーバーヒートでピカチュウとキモリに連勝するが、ヘイガ二に敗れる。

また、AG編58話で、サトシがゲットした。
CVは三木眞一郎
非常に涙もろい性格で、何かにつけて感動してもらい泣きをしている。
後に、オーキド研究所に預けられるが、バトルフロンティア編ではレジスチル対策として、
シンオウリーグでもタクトダークライに対して登場する等、重要な場面での登場が多い。戦績は著しくないが。
新無印では、68話にて、ゴウカザルの特訓相手として他のほのおポケモンと一緒にわずかながら再登場…しなかった
何故か一匹だけハブられる事態となり、ゲームの方とは違い不遇感が強まってしまった。




追記・修正は石炭を燃やしながらお願いします。

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最終更新:2024年01月02日 18:01