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ロケットガチャット(ポケモン)

登録日：2020/09/01 Tue 00:31:26
更新日：2025/04/26 Sat 23:00:46
所要時間：約 8 分で読めます



ガチャカモーン！！

＼ぺぺペ ペッペペー！！／


ロケット！

ガチャット！

シークレット！！


出典：ポケットモンスター、3話『フシギソウってフシギだね？』、
19年11月17日～2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


■概要

『ロケットガチャット』とは『ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)』に登場するロケット団専用のガチャガチャである。
なお、公式Twitterにおいては当初「ロケット・ガチャット」と表記されていたのだが、後に表記が『ロケットガチャット』で落ち着いた為、本項目では後者表記で統一する。

アローラ地方の任務を終えてロケット団本部へと戻って来たムサシ、コジロウ 、ニャース 、ソーナンス。
「ロケットガチャット」はそんなムサコジ達にわざわざサカキ自らが授けた、ロケット団の秘密兵器である。


出典：ポケットモンスター、33話『ポケモン交換しませんか？』、
19年11月17日～2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


見た目は上記画像のように4つの脚が付き、「R」の文字が施されているが、外見も仕様もまんまガチャ。
その為、本来なら起動の度にコインを入れなくてはいけないのだが、彼らはニャースの小判で代用している。また、ニャースを数体連れていればその分だけ回す事も可能。
127話ではガラルニャースの小判でもガチャを回す事ができると判明した(但し、ニャイキングの大判ではサイズが合わず回せない事も判明。)。
序盤は回す時にニャースが痺れる描写があったが、後に省略された。
因みに頂点のモニターにはサカキの顔がドット絵で表示されることがある。

中には赤い「R」の文字が書かれた紫色の専用のモンスターボールが入っており、そのボールの中にはロケット団が育成したポケモンが入っている。
登場時にはポケモンの分類と名前付きの一枚絵がデカデカと画面に映り、ムサシとコジロウがそれぞれ朗読するのもお約束。
600族という強ポケを始め、御三家や化石ポケモンというレアポケ、技1つしか使えない珍ポケなど、何が入っているかは出してみないと分からない完全ランダム。
それにしても、ムサコジ以外のロケット団がちゃんと仕事しているのが分かるラインナップである。

因みにガチャに入っているポケモンはサカキ自らがセレクトしたポケモン達。なので何が出て来ても選んだのはサカキなので、不満はサカキへの文句となる。
しかし、見た目が弱そうだったり可愛いポケモンでも、そこはサカキの選んだポケモン。
大抵の場合、戦闘能力は高いものが多く、味方ポケモンの進化などで形成が逆転するまではサトシ達を追い詰める事も少なくない。

なお一度に出てくるボールは2個だが、稀に1個しか出てこない場合もある。
さらに、ボールの中にはポケモンと一緒にポケモンが使える技が書かれた解説書も入っており、ボールが開くと同時に飛び出し使用者の元へ舞い降りてくる。
当然、ムサシ・コジロウ双方の解説書に技はちゃんと書かれている様だが、コジロウがきちんと技名で命令するのに対し、
ムサシは基本的に「(ポケモン名)、よろしく！」「強いのやっちゃって！」など、ポケモンに任せた大雑把な指示をする事が多い。


また、普段からムサコジの元にある訳ではなく、サトシ達とバトルになった際にガチャを呼ぶ事で運搬係のペリッパー*1がファンファーレの様な鳴き声と共に訪れ、明らかに無理のある形状と化した嘴からロケットガチャットを吐き出して去っていく。
初期の頃は着地ギリギリまで足を展開しない事が多く、勢いよく3人の頭上に落ちてきては間一髪で躱す事も多かった。
退場時もロケット団に巻き込まれ、何故か大抵黒焦げになり飛んで行く。時には自力で歩いて逃げる事もあった。ロケットは形だけか……とか言わない。
しかも、このペリッパーは呼べば何処にでもやって来る。「ガチャ、カモーン！」の掛け声1つで地元カントーはおろか、遠いガラル地方、果てはクチバの地下アジトにも来る。
監視でもしているのか、それともガチャとペリッパーが各地に配備されているのだろうか……。

作中ではムサコジしかガチャを使っていないが、ペリッパーの発言によると他の団員も使っており、ペリッパーが届けているようだ。

この様に新無印編での手持ちはガチャのポケモンで代替されている為、50話過ぎてもムサコジは1体も捕獲していなかった。*2
ムサシにはまだソーナンスがいるのだが、コジロウに至っては自分達ををつけ狙っていたモルペコをゲットする70話までは手持ち0のまま過ごしていた。

やはりこの様なガチャが出るようになった原因としては、新無印編が各地方を巡り、色んなポケモンを出す事をテーマにしている事が挙げられる。
ロケット団の手持ちに1話限りとはいえバリエーションをつける事で、色んなポケモンに見せ場を与えるという狙いなのだろう(大抵はやられ役酷い時には見せ場なしのサンドバッグだが*3)。
また、サトシがポケモンワールドチャンピオンシップスに挑む関係で、放送1年間で手持ちが最終形態でほぼ埋まるという前代未聞の事態となっている。
序盤から強くなりすぎるサトシに相手するロケット団にも、相応のポケモンを持たせないと駄目なのだろう。



■ポケモン一覧

話数 ムサシ コジロウ 技（ムサシのポケモン） 技（コジロウのポケモン） 対戦相手 備考
3話 ギャラドス バンギラス (アクアテール？)
はかいこうせん		 ほのおのキバ
あくのはどう
ストーンエッジ
はかいこうせん		 サトシのピカチュウ
野生のフシギソウ達
8話 カイリキー ツンベアー 不明 つららおとし
あばれる		 サトシのピカチュウ
ゴウのヒバニー
10話 ホエルオー なし はねる(だけ) - なし 珍しくやられ役にならず、ロケット団が吹っ飛ばされた後も海上に残されたまま。野生に戻るのだろうか……？
また、登場シーンには「でかい！」という文字も表示されていた。
12話 マダツボミ なし パワーウィップ - 野生のカジリガメ サトシ達と戦闘しなかった初の個体。登場時にトリオがズッコケていた辺り、所謂ハズレ扱いなのだろうか？
戦闘能力は高く、カジリガメを軽々倒すも、キョダイマックス時は想定外だったのか我先に物陰へ逃げてしまった。
16話 サマヨール サマヨール かげうち
ほのおのパンチ
ナイトヘッド		 れいとうパンチ
ナイトヘッド		 サトシのピカチュウ
(サトシの)ゲンガー		 両方とも同じポケモンが出現。
17話 カムカメ ニョロボン みずでっぽう
かみつく
ずつき		 みずでっぽう サトシのピカチュウ
ゴウのヒバニー→ラビフット		 カムカメは13話に出て来た個体であり、サカキに献上された後、ガチャに入れられたらしい。
やはり戦闘能力は高く、「みずでっぽう」は初動こそ遅いが威力が「ハイドロポンプ」並。
ちなみにニョロボンは前半のみ登場。
20話 エアームド クロバット エアカッター
エアスラッシュ		 エアカッター
エアスラッシュ		 サトシのピカチュウ
ゴウのラビフット
26話 コイキング ヤドキング なし なし なし サトシ達と戦っていない個体その2。メタ発言番宣の為、アバンのみに登場。
28話 ジバコイル アーマルド ちょうおんぱ メタルクロー サトシのピカチュウ
ゴウのラビフット
サトシのリオル		 初見で目の位置が分かりにくいグループ。
メッソンの催涙効果は効かないと思われていたがガッツリ泣いていた。
両種族は後にDLCで剣盾に登場したという繋がりもできた。
31話 キバニア キングラー かみつく
とっしん		 メタルクロー サトシのピカチュウ
ゴウのラビフット
ナミのミロカロス
33話 ペンドラー ドラピオン なし なし コロミ(→ゴウ)のヘラクロス 虫系繋がり。
サトシ達と対峙こそしたが甘い蜜に夢中で全く戦闘せず、そのまま退場というあんまりな扱いを受けた。
ところで、ドラピオンはむしタイプではないのだが……。
35話 ミミロル チラーミィ ピヨピヨパンチ
でんこうせっか
はたく		 スピードスター
おうふくビンタ
くすぐる		 サトシのピカチュウ
ゴウのラビフット
ゴウのメッソン
野生のピカチュウ達		 可愛い見た目に反し、サトシのピカチュウとも渡り合う猛者達。
チラーミィの方は何故かサトシと直接バトルする羽目に。
38話 ニドリーノ ゴローン ベノムショック
どくばり		 ころがる
たいあたり		 サトシのピカチュウ
40話 サイドン マッギョ つのドリル
ロックブラスト		 みずでっぽう サトシのピカチュウ
野生のサンダー		 サンダー戦では本来なら敵であるサトシのピカチュウやゴウのラビフットと共闘(レイドバトル)する、珍しいパターンが見られた。
サイドンの特性は「ひらいしん」では無いらしく、サンダーのでんき技が他のポケモンにヒットしていた。
41話 なし なし - - - 説明書のみ。
記載内容は「今日のお話は2本立て。『半分、ヌマクロー。』と『ピカチュウアテレコ大作戦！』」。
それを見たムサコジが自分達のアテレコ自体が本編だった事に気づくオチ。
48話 ダゲキ ナゲキ ローキック
かわらわり		 ともえなげ
あてみなげ		 ゴウのエースバーン
サトシのルカリオ		 芸人コンビの千鳥が声を当てている。
49話 なし ペリッパー(代理) - つばさでうつ
ハイドロポンプ		 (コハルの)イーブイ
サクラギ博士のワンパチ		 何故かボールが出てこなかったので、配達員のペリッパーが代理で参戦。
52話 モグリュー サンドパン ドリルライナー ドリルライナー サトシのピカチュウ
ゴウのダグトリオ		 ほぼ地中での戦闘なので出番は少なめ。
この回から戦闘用として排出されるポケモンが何故か地味になっていく。
54話 ポチエナ デルビル あくび
こわいかお
シャドーボール		 ひのこ ジャクリーンのインテレオン
58話(A) ゴクリン なし イエー！！いえき - なし 今回はムサシ達ではなく、配達員のペリッパーが興味本位でボールから出した。
しかし、1体ではなく大量に出てきてしまい、クチバシティに混乱を起こす。
因みに大量に出現した為か、いつもは流れている紹介シーンは無し。
58話(B) カムカメ なし - - カメマスターの亀ポケモン達 同じくこちらもムサシ達ではなく、ソーナンスがガチャを回した。第17話の個体と同一個体。
カムカメが全地方の亀ポケモンとレースで勝負した。
59話 サルノリ なし - - ムサシ&コジロウ ペリッパーのミスによる逃走に加え、本部の教育不足のせいもあってか、ムサコジでは無くゴウに懐いてしまう。最後は自分のボールを破壊して、ゴウの所有ポケモンになった。
69話 タルップル バニプッチ なし なし なし サトシ達と戦っていない個体その3。スイーツに似ているポケモンのコンビ。
この2体を見たロケット団はバニラアイス添えのアップルパイを食べたくなり、ペリッパーをおつかいに行かせたが……。
70話 ジグザグマ ネイティ とっしん つつく サトシのピカチュウ
ゴウのエースバーン		 所謂ハズレ枠。ジグザグマは習性通りにジグザグに動きながら突進し、ネイティはエースバーンの足を突いてくすぐりクネらせた。
75話 ヨノワール ルナトーン 不明
(シャドーボール？)		 ムーンフォース ダークライ サトシ達と戦っていない個体その4。
突如現れたダークライとの対決で使われたが、言うまでもなくこちらが不利過ぎたのであっさり退場。
76話 トロピウス ラフレシア なし ねむりごな サトシのピカチュウ
ゴウのサルノリ
野生のナゲツケサル×2
ゼンリョク兄弟のジャラランガ		 第6世代以降のくさタイプに粉技が効かない特徴が初めて描写された回(立役者のサルノリはトロピウスのフサの誘惑に負けたが)。
また、ゲームにて南国モチーフでありながらSM時点ではアローラ地方に野生出現しない種族のペアでもある（トロピウスは後にUSUMにて出現）。
94話 ラランテス ハハコモリ リーフブレード
はなふぶき
ソーラービーム		 いとをはく サトシのピカチュウ
ゴウのカイロス
ゴウのヘラクロス
コハルのイーブイ
エリカのリーフィア		 約5ヵ月ぶりの使用。*4
また、アローラ地方出身のラランテスの登場により、これで残すはカロス地方のポケモンのみとなった。
95話 ナマケロ ケッキング なまける なまける サトシのルカリオ
ゴウのエースバーン		 ぐうたらなポケモンたちなので特に戦う事もなく、勝手にボールに戻った。
この事が原因でムサシ達は、ペリッパーの後を追う形でガチャットの担当を探し出して文句を言いに行こうとするが……。
127話 テブリム
イシヘンジン
サシカマス		 ギモー
バイウールー
ウッウ		 ぶんまわす (テブリム)
ふみつけ (イシヘンジン)
 ふいうち (ギモー)
たいあたり (バイウールー)
うのミサイル (ウッウ)		 ゴウのエースバーン
ゴウのインテレオン
ゴウのサルノリ
野生のクスネ→フォクスライ×3		 約8ヵ月ぶりの使用。
未登場or背景枠ガラル勢の在庫一掃セール…もとい大軍団回。
「（ニャースの）小判の数だけガチャは回せる」との事で、手を組んだガラルニャース2匹を使ってイシヘンジン～ウッウの4体を追加投入。
さらに上記のガラルニャース2匹およびニャイキングと共闘した。
なお、この回が最後の使用となっている。*5
プラネタリウム『オーロラからのメッセージ』 マニューラ オニゴーリ こおりのつぶて？
ふぶき？		 こおりのキバ？



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最終更新：2025年04月26日 23:00

*1 クレジットされていないが恐らくCVは大谷育江。ロケット団のスマホロトム・コジロウのモルペコも兼任していると思われる。

*2 ガラル地方で捕獲したカムカメも本部に送られガチャの中に封入されている。

*3 ただしホエルオーやコイキング、ヤドキングのような例外…つまり出オチも少なからずいる。

*4 81話ではいつもの如くガチャットを使用する為に呼んだペリッパーが青活クラブのアベルとブルータスに怯え逃走したので使用されず。89話・90話はロケット団こそ登場したものの、ペリッパーとガチャットは未登場。

*5 この9話後で新無印編が終了し、その後の最終章におけるムコニャは出番が少ない上にサトシ達と直接バトルするシチュが無く、最終回を前に本部へ預けていた仲間が手持ちに復帰した為。