ビートルーパー(遊戯王OCG)

登録日:2022/10/06 (木) 00:08:48
更新日:2025/04/09 Wed 12:48:27
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無敵の騎甲虫隊

ビートルーパー



ビートルーパーとは、「遊戯王OCG」に登場するテーマのひとつである。
「騎甲虫」あるいは「○騎甲虫」と書き「ビートルーパー」と読む。



【概要】

海外展開であるTCGの「Dawn of Majesty」から登場したいわゆる「海外先行テーマ」のひとつ。
日本のOCGには「WORLD PREMIERE PACK 2022」にて来日した。同期の他テーマは「リブロマンサー」。

属するモンスターは全て昆虫族で統一されており、「ビートルーパー」モンスターだけではなく昆虫族全体をサポートするカードが多い。
強力で汎用的な効果も多いが、その分何体かのモンスターは「フィールドに存在する限り昆虫族しか特殊召喚できなくなる」デメリット効果を持つ。
このため基本的に【昆虫族】で運用することが前提となっている。

名前は甲虫を意味する「ビートル」と騎兵を意味する「トルーパー」の掛け合わせだと思われる。
実際にイラストではどれも巨大な昆虫に虫人間の騎士達が騎乗している姿が描かれている。
様々な巨大昆虫が登場するが、やはり「ビートル」と名乗るだけあってカブトムシがモチーフのモンスターが多い。

マスターデュエル』においてはなんと現実のOCGでの登場順を無視して、上述のパック発売前に先行する形で実装された
同時にソロモードも追加され、そちらで大まかな設定が語られた。
彼等は軍隊のように統率された行動で生活圏を拡大する昆虫の騎士達で、戦闘において優位を取るために様々な「戦術機動」を駆使しているとのこと。


【カード一覧】

下級モンスター

  • 騎甲虫(ビートルーパー)スカウト・バギー》
効果モンスター
星3/風属性/昆虫族/攻1000/守 300
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「騎甲虫スカウト・バギー」1体を選んで特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は昆虫族モンスターしか特殊召喚できない。
巨大なテントウムシに乗った騎士。
場に出ると同名カードを除外以外の場所から特殊召喚する効果を持つ。
ただし名称ターン1制限が付いているので連鎖で増えたりはせず、場に存在する間は昆虫族以外の特殊召喚を封じるデメリットが発生する。

召喚しただけでレベル3が2体並ぶためランク3X召喚L召喚に役立つが、デメリットにより昆虫族しか特殊召喚できない点には注意。
そのため《彼岸の黒天使 ケルビーニ》や《幻影騎士団ブレイクソード》といった【ランク3】お馴染みのメンバーは出せない。
むしろそれらを出させないために付けられた制約と見ていいだろう。
基本的には後述の《騎甲虫アームド・ホーン》や《No.3 地獄蝉王ローカスト・キング》に繋げる事となる。
また、デメリットを逆手に取って《ギブ&テイク》などで相手に送り付ければ【昆虫族】系列以外のデッキの特殊召喚を大幅に阻害する事もできる。

《騎甲虫アームド・ホーン》と共に先陣を務める存在であり、地上の制圧を担うあちらに対し、こちらは空中から遠距離を攻め立てるようだ。

  • 騎甲虫(ビートルーパー)スケイル・ボム》
効果モンスター
星3/炎属性/昆虫族/攻1200/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに昆虫族モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):相手フィールドのモンスターの効果が発動した時、自分フィールドの昆虫族モンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターを破壊する。
巨大なチョウに乗った騎士。
昆虫族が場に出た時に自身を特殊召喚する効果と、相手フィールドのモンスターが効果を発動した時に昆虫族をコストにそれを破壊する効果を持つ。

(1)の自己特殊召喚効果は言うまでもなく便利。【ビートルーパー】だけでなく様々な昆虫族デッキで展開要員として活躍できる。
(2)の破壊効果は主に自身をリリースして発動する事になるだろう。言うならば見えている疑似的な《幽鬼うさぎ》である。
破壊するだけで無効にはしないが、《幽鬼うさぎ》同様《ゾンビ・マスター》などの「効果処理時にフィールドにいる必要がある」カードのメタになる。
他には《ジャンク・シンクロン》や《魔界発現世行きデスガイド》のような素材を持ってくるモンスターを破壊して各種召喚を妨害したりもできる。
ただ、《幽鬼うさぎ》と異なり相手に存在を認識された状態で使う都合上、除去カードというよりは牽制の役割が強い。

何気にチョウだけに貴重な炎属性・昆虫族モンスターである。
該当モンスターは《N・フレア・スカラベ》や《ウォーム・ワーム》など、2025年1月現在でこのカードを含めても6枚しか存在しない。

後述の《騎甲虫スティンギー・ランス》と共に、空中戦を得意とする「空殺舞隊」に所属している。
可燃性の鱗粉をまき散らし、火種を投下することで辺りを火に包む爆撃兵であり、先陣を切って広範囲をかく乱する。

  • 騎甲虫(ビートルーパー)アサルト・ローラー》
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1600/守1400
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは自分の墓地の昆虫族モンスター1体を除外し、手札から特殊召喚できる。
(2):このカードの攻撃力は、自分フィールドの他の昆虫族モンスターの数×200アップする。
(3):このカードが戦闘で破壊された時に発動できる。
デッキから「騎甲虫アサルト・ローラー」以外の「ビートルーパー」モンスター1体を手札に加える。
刺々しい甲冑を纏った巨大なダンゴムシと、それを運ぶフンコロガシの騎士。墓地の昆虫族を除外することで自身を特殊召喚できる。
昆虫族の数だけ攻撃力を上げる効果と戦闘破壊された時に「ビートルーパー」モンスターをサーチする効果を持つ。

特殊召喚条件は「EXTRA PACK」収録の海外産昆虫族の大先輩《ジャイアントワーム》と同じ。
ちなみに勘違いしやすいがその大先輩とは異なり制限がないので通常召喚も可能だったりする。
他の手段で昆虫族を並べれば(2)の効果で戦闘要員にもなれるが、上昇の倍率は低めなので基本的には素材として使う事になるだろう。
(3)のサーチ効果は便利だが相手の場に依存し、攻撃力上昇効果ともアンチシナジーな事に注意。
一応自爆特攻でも発動するが無茶は禁物である。

ダンゴムシとは息の合ったコンビのようで、転がしたり上空から投下したりして、石造りの壁も易々と破壊してしまう。

上級モンスター

  • 騎甲虫(ビートルーパー)ライト・フラッパー》
効果モンスター
星6/水属性/昆虫族/攻2000/守2200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のカード及び除外されている自分のモンスターの中から、カード名が異なる「ビートルーパー」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。
(2):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを持ち主の手札に戻し、その攻撃を無効にする。
巨大なトンボに乗った騎士。
場に出た時に墓地か除外されている「ビートルーパー」を2体サルベージする効果と、自身をバウンスして攻撃を無効にする効果を持つ。

(1)のサルベージ効果は墓地だけではなく除外したモンスターも再利用できる。各種コストで墓地除外が多く発生するので対象には困らないだろう。
ただしサルベージしたターンは同名カードの効果が発動できなくなるので注意。もう一度コストとして使うのが手っ取り早いか。
(2)の攻撃無効効果もあって困るものではないが、自身が上級モンスターなのでやや使うのを躊躇う。

設定によると後方支援部隊の医療兵であるようだ。イラストでも包帯と薬瓶らしきものを持っている。
サルベージした奴らが効果を使えないのは過労死を防ぐドクターストップなのだろうか。


最上級モンスター

  • 騎甲虫(ビートルーパー)スティンギー・ランス》
効果モンスター
星7/風属性/昆虫族/攻2400/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分の墓地の昆虫族モンスター1体と相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを持ち主のデッキの一番下に戻す。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ビートルーパー」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
巨大なハチに乗った騎士。
自分と相手の墓地のモンスターをデッキボトムに戻して自身を特殊召喚する効果と、場に出た時に「ビートルーパー」魔法・罠をサーチする効果を持つ。

最上級モンスターにしては攻撃力が低めだが、お互いの墓地にモンスター(自分の方は昆虫族限定)があれば容易に特殊召喚できる。
昆虫族デッキ全般で斬り込みアタッカーや素材として活躍できる他、相手ターンでも使えるので墓地利用妨害としても機能する。
サーチ効果は言わずもがな優秀。《騎甲虫隊降下作戦》で追加の展開、《騎甲虫空殺舞隊》で妨害とサーチ先も粒ぞろい。

特に《増殖するG》との相性が非常に良い。
手札誘発の天敵である《墓穴の指名者》を、デッキに戻す効果で回避させる事で安全に通す事が可能。
《増殖するG》は好きなタイミングで墓地に送れるため、事前に使っておけばデュエルの最序盤でも《D.D.クロウ》のように扱える。
チェーン2以降で特殊召喚されるそれらの状況でもサーチ効果の発動条件は「特殊召喚に成功した場合」なので問題無く発動できる。

《騎甲虫スケイル・ボム》と同じく「空殺舞隊」所属。爆撃を受けても残った標的に強襲を仕掛け、両腕の強靭な毒槍で致命傷を与える。

  • 重騎甲虫(ビートルーパー)マイティ・ネプチューン》
特殊召喚・効果モンスター
星8/地属性/昆虫族/攻3000/守3000
このカードは通常召喚できない。除外されている自分の昆虫族モンスター3体をデッキに戻した場合に特殊召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):エンドフェイズに、このカード以外の自分フィールドの昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):自分・相手のメインフェイズに、フィールドのこのカードが相手の効果で、破壊された場合または除外された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
建物を背負った特大カブトムシ。おそらくネプチューンオオカブトだと思われるが非常にデカイ。
除外されている昆虫族3体をデッキに戻す事で出せる特殊召喚モンスターである。
お互いのエンドフェイズに他の昆虫族を強化する効果と、お互いのメインフェイズ中に相手の効果で破壊or除外されると自身を特殊召喚する効果を持つ。

特殊召喚には除外された3体の昆虫族が必要。
一見重そうなコストだが、【昆虫族】には「ビートルーパー」カードの一部や《デビルドーザー》など昆虫族の除外を必要とするものがそこそこある。
そちらで除外したものを再利用するついでに3000打点の大型モンスターを特殊召喚できる点がこのカードの魅力。
ただし、「昆虫族モンスター3体をデッキに戻す」必要があるためLモンスターなどのEXデッキに戻るものはコストに使えない点に注意。
漫画「OCGストラクチャーズ」では一度ミスを犯しており*1、公式でも勘違いする程間違えやすい処理なので気を付けたい。

(1)の強化効果はエンドフェイズと遅く他の昆虫族と並べる必要があるが、上昇値は高くお互いのターンで発動するため、維持できれば非常に強力。
(2)は実質的な破壊・除外耐性とも言える効果で、高い攻撃力も相まってカード名通りの重量級アタッカーとして活躍できる。
だがバウンスや墓地送り、例によって「壊獣」等のリリースには無力なので注意。
メインフェイズ中でしか機能しないので当然だが《聖なるバリア −ミラーフォース−》や《次元幽閉》などにも弱いので過信は禁物。

遠距離からの巨砲の一撃と、搭乗した射手たちによる攻撃を武器とする。
背中には弓を構えた兵やバリスタのようなものが見えるが、これは《大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス》にも共通している。

融合モンスター

  • 騎甲虫(ビートルーパー)クルーエル・サターン》
融合・効果モンスター
星5/闇属性/昆虫族/攻2400/守2000
「ビートルーパー」モンスター+昆虫族モンスター
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ビートルーパー」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は昆虫族モンスターしか特殊召喚できない。
(3):昆虫族モンスターが表側表示で除外された場合、除外されている自分の「ビートルーパー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
紫色の装飾とフサフサした毛が特徴のカブトムシに騎乗する騎士。外見とカード名からモチーフはサタンオオカブトであろう。
特殊召喚時に使えるサーチ効果と昆虫族の除外をトリガーとした帰還効果でビートルーパーを支える残虐な騎士。

《超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス》に次いで登場した新たな融合ビートルーパー。
融合素材は「ビートルーパー」+昆虫族1体と緩く、腐りがちだった《騎甲虫隊上陸態勢》の利便性を大きく上昇させた1枚。
また、そのレベルから《簡易融合》にも対応しており、融合召喚は非常に容易。

(1)の効果は融合召喚による手札消費をカバーできるだけでなく、融合召喚以外の特殊召喚でも発動できるため蘇生カードで使いまわせばその度にアドバンテージを稼げる。
サーチ対象はビートルーパー「カード」なので《騎甲虫スティンギー・ランス》ではできなかったモンスターカードのサーチも可能。
《大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス》では出せない《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》をサーチできるのはありがたい。

(2)は《騎甲虫スカウト・バギー》などと同じく昆虫族以外の特殊召喚を封じてしまうデメリット。
【ビートルーパー】では然程気にする必要は無いだろう。

(3)は昆虫族の除外をトリガーにしたビートルーパーの帰還効果。
元々昆虫族は《デビルドーザー》など昆虫族の除外を要求するカードが多く、テーマ内でも《騎甲虫空殺舞隊》など除外を行うカードが多いため条件は容易に満たせる。
特に《騎甲虫アサルト・ローラー》なら(1)の効果でサーチした後に自身の効果で特殊召喚するだけで発動条件を満たしつつ帰還するビートルーパーも用意できる。
デメリットで除外された《騎甲虫アームド・ホーン》は《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》では回収できないため、このカードで呼び戻せるようになったのは嬉しい。
他には《共振虫》とも相性が良い《封印の黄金櫃》を実質ビートルーパー専用の《D・D・R》のように扱う事もできるようになったりもする。
ただ、効果発動のトリガーとなるのは昆虫族モンスターであるが帰還できるのはビートルーパーモンスターのみなので勘違いしないよう注意。


  • 超騎甲虫(ビートルーパー)アブソリュート・ヘラクレス》
融合・効果モンスター
星11/地属性/昆虫族/攻4000/守4000
昆虫族モンスター×4
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合、このカードは次の自分ターンの終了時まで他のカードの効果を受けない。
(2):自分・相手のバトルフェイズ終了時に、自分の墓地の攻撃力3000以下の昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
城のような建物と大砲を背負った超特大カブトムシ。凄まじい武装を積んで飛んでいるヘラクレスオオカブトである。
融合召喚成功時に次の自分のターン終了時までカードの効果を受けなくなる効果と、お互いのバトルフェイズ終了時に昆虫族を蘇生させる効果を持つ。

(1)の効果で融合召喚時を越えればカードの効果を一切受けなくなり、高い攻撃力で安全に攻撃できる。
(2)の蘇生効果は自身以外のほぼ全ての昆虫族を蘇生できるが、タイミングの関係上戦闘には参加できないので主に素材として使う事になるだろう。

このカードが抱える最大の問題点は、融合素材が昆虫族モンスター4体と凄まじく重い事。
通常の融合では消費が激しく、《死魂融合》よる墓地融合や《未来融合-フューチャー・フュージョン》によるデッキ融合を狙いたくなる。
だがどちらも「素材が裏側で除外されてしまう上に罠で遅い」「出てくるまでに2ターンかかる」と他に気になる点が出てくる。
使うのならば出したらゲームを終わらせる気で使う必要があるだろう。
手札・場のみで融合したい場合は、後述の魔法・罠によるトークンや《騎甲虫ライト・フラッパー》による回収などで負担を軽減したいところ。

ちなみにこのモンスターにより、《究極完全体・グレート・モス》(攻撃力3500)から20年以上守られ続けていた昆虫族の攻撃力最高値が更新された。
さらに昆虫族では《クワガー・ヘラクレス》に次いでこれまた20年以上登場していなかった2体目となる融合モンスターである。
歴史の割に少なすぎである。

設定によると攻撃目標を焦土へと変えてしまう程のエネルギーを主砲から撃ち出すらしい。
そんな設定があるなら《裁きの龍》のような全体除去効果がほしかったものである。


リンクモンスター

現状登場している全てのモンスターが場に存在していると昆虫族以外の特殊召喚を封じるデメリットを持つ。

  • 騎甲虫(ビートルーパー)アームド・ホーン》
リンク・効果モンスター
 
リンク2/地属性/昆虫族/攻1000
【リンクマーカー:上/下】
昆虫族モンスター2体
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は昆虫族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。昆虫族モンスター1体を召喚する。
(3):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地からこのカード以外の昆虫族モンスター3体を除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
巨大なカブトムシに乗った騎士。いわゆる一般的な「カブトムシ」の姿をしている。
昆虫族を追加で召喚できる効果と、墓地の昆虫族3体を除外して自己再生する効果を持つ。

(2)の追加召喚効果によりさらに昆虫族を展開できる。ただし縛りの関係で展開先がだいぶ限られる事に注意。
(3)の自己再生効果はコストが3体と重めだが、自身のL召喚などで展開していれば貯めやすい。
《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》の特殊召喚コストも賄える。
攻撃力が1000しかないので蘇生後はさっさと後続のリンク素材にしてしまうと良い。

《騎甲虫スカウト・バギー》と共に先陣を担う存在で、防御力と突進力を武器に地上を制圧していく。

  • 大騎甲虫(ビートルーパー)インヴィンシブル・アトラス》
リンク・効果モンスター
 
◣ ▼ ◢
リンク4/地属性/昆虫族/攻3000
【リンクマーカー:上/左下/下/右下】
昆虫族モンスター2体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンク召喚されたこのカードの攻撃力が3000以下の場合、このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は昆虫族モンスターしか特殊召喚できない。
(3):自分フィールドの昆虫族モンスター1体をリリースし、以下の効果から1つを選んで発動できる。
●デッキから「ビートルーパー」モンスター1体を特殊召喚する。
●このカードの攻撃力はターン終了時まで2000アップする。
要塞のようなものを背負った特大カブトムシ。無敵のアトラスオオカブトである。
L召喚されていて攻撃力3000以下の時に耐性を得る効果と、昆虫族をリリースして「ビートルーパー」をリクルートor自身を強化する効果を持つ。

(1)の効果は《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》と同じ強力な効果耐性。
昨今はインフレによりすり抜ける手段も増えてはいるが、突破にはそれなりの手間が必要となる耐性である。
ただ攻撃力が1ポイントでも初期値を超えると消えてしまうので、《一族の結束》などで安易に強化してやれないのが玉に瑕。
(3)の効果は選択式。コストは並べやすい《騎甲虫スカウト・バギー》や「騎甲虫トークン」を使えば損失を抑えられる。
リクルート効果を使う場合は高レベルの《騎甲虫ライト・フラッパー》や《騎甲虫スティンギー・ランス》を狙いたい。
《騎甲虫スカウト・バギー》からさらなるL召喚やX召喚を行うのも悪くない。
攻撃力アップ効果を使う場合、攻撃力5000となるが耐性が消えるうえにコストが攻撃力2000以下でないと総攻撃力が下がってしまうので注意。
なお、【ビートルーパー】は昆虫族要素を持つ【蕾禍】との相性が良いが、このカードに限っては、あちらのメインエンジンである《蕾禍繚乱狂咲》の永続効果で打点が300上昇してしまうため、(1)の耐性が非常に活かしづらくなる。


魔法カード

  • 騎甲虫隊戦術機動(ビートルーパー・フォーメーション)
フィールド魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「ビートルーパー」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、自分はその元々の攻撃力分のLPを失う。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
(2):自分フィールドの表側表示の昆虫族モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分フィールドに「騎甲虫トークン」(昆虫族・地・星3・攻/守1000)1体を特殊召喚する。
《大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス》から《騎甲虫アームド・ホーン》と《騎甲虫スカウト・バギー》の部隊が出撃する場面。
ライフをコストに「ビートルーパー」を蘇生する効果と、昆虫族が破壊された時に昆虫族の「騎甲虫トークン」を生成する効果を持つ。

(1)の効果によりこのカードが存在するだけで戦線を維持し続ける事ができるが、安くないライフロスがあるので不用意な乱用は禁物。
出したモンスターは攻撃できないので、素材確保として使うのが主となるだろう。
(2)のトークン生成は除去時の保険や戦闘破壊時に守備で出してライフを守るといった運用の他、自分の効果で破壊しても生成できるので汎用性が高い。


  • 騎甲虫隊降下作戦(ビートルーパー・ディセント)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「騎甲虫トークン」(昆虫族・地・星3・攻/守1000)1体を特殊召喚する。
その後、自分フィールドに攻撃力3000以上の昆虫族モンスターが存在する場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。
《騎甲虫アサルト・ローラー》が廃墟に降下している所。
「騎甲虫トークン」を生成する効果と、攻撃力3000以上の昆虫族がいれば魔法・罠カードを破壊できる効果を持つ。

使用に制限の一切無いトークンを生成できるという便利なカードであり、各種素材やコストとして幅広く運用できる。
ついでに大型の昆虫族がいれば魔法・罠カードを対象を取らずに破壊でき、安全に攻められるようになる。


  • 騎甲虫隊上陸態勢(ビートルーパー・ランディング)
通常魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドから、昆虫族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):自分の墓地から昆虫族モンスター2体を除外して発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
大量の《騎甲虫スケイル・ボム》が松明を持ち、《超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス》の着陸を誘導している所。
昆虫族の融合モンスターを融合する効果と、昆虫族2体を除外して自己サルベージする効果を持つ。

現時点のテーマ内では《超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス》と《騎甲虫クルーエル・サターン》の2体に対応する。
ただし前者は融合素材を4体も要求する非常に重いカードなので、基本は後者を出しつつ余裕があれば前者を出しに行くような使い方をするべきか。
どちらも融合素材の指定自体は緩いので、トークンや各種特殊召喚を駆使して融合素材を揃えたい所。
除外コストを支払うと墓地から自身を回収する事もできるが、融合召喚をするだけのこのカードを回収して得られる恩恵はあまり多くない。
一応「昆虫族を除外して《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》の特殊召喚条件を満たす」など、手札消費無しで昆虫族を除外できる部分を活用できたりはする。
ただし回収は1ターンに1度しかできないため昆虫族版《神剣ーフェニックスブレード》のような事はできない。むしろできたら困るのだが。


罠カード

  • 騎甲虫歩兵分隊(ビートルーパー・スクワッド)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):トークン以外の自分フィールドの昆虫族モンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力1000につき1体まで、自分フィールドに「騎甲虫トークン」(昆虫族・地・星3・攻/守1000)を特殊召喚する。
カブトムシの頭部を模した兜を被っとる歩兵部隊。
昆虫族モンスターをリリースして「騎甲虫トークン」を生成する効果を持つ。

簡単に言うと罠カード版《アリの増殖》といったカード。「そんな昔のマイナーなカードなんか知らん」とか言わないで。
こちらは「ビートルーパー」の名を持つので専用サポートを受けられる点と、リリースしたモンスターの攻撃力に応じてトークンの生成数が変動するのが特徴。
罠カードなのでサクリファイス・エスケープや、バトルフェイズの追撃にも使える。


  • 騎甲虫空殺舞隊(ビートルーパー・フロート・スティング)
カウンター罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに「ビートルーパー」モンスターが存在し、相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドに攻撃力3000以上の昆虫族モンスターが存在する場合、自分エンドフェイズに自分の墓地から昆虫族モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
空を舞う《騎甲虫スケイル・ボム》と《騎甲虫スティンギー・ランス》。
相手のモンスターの効果発動を無効にして破壊する効果と、墓地から自己セットする効果を持つ。

カウンター効果の条件は場に「ビートルーパー」がいる事のみなので、昆虫族デッキ全般で採用できる。
《騎甲虫スティンギー・ランス》でサーチしてそのまま伏せるのが1番分かりやすくて強い。
使用後に除外されない自己セットもできるが、場に攻撃力3000以上の昆虫族モンスターが必要であるため、その盤面だともう必要ない事も多いか。


【相性のいいカード】

蜂をモチーフとした昆虫族統一テーマのモンスターたち。
●召喚時に墓地のレベル3以下の昆虫族を釣り上げられる《B・F-早撃ちのアルバレスト》
●手札から容易に特殊召喚できる《B・F-必中のピン》《B・F-連撃のツインボウ》
●それらをサーチできるうえに相手ターンでも使える無効効果を持つ《B・F-毒針のニードル》
……といった展開力に長けた下級モンスターが多く、昆虫族を一気に並べられる。
Sモンスター達も戦闘における決定力を大きく高めてくれる。
一部のカードが持つEXデッキの展開が昆虫族に限定されるデメリットも、「ビートルーパー」側のものと重複するためあまり気にならない。


植物族・昆虫族の混在テーマ。
《ランカの蟲惑魔》で《キノの蟲惑魔》をサーチし特殊召喚すると少ない手札消費でリンク2やランク4の昆虫族が出せるため、出張戦力として採用する価値はある。
《共振虫》などを蘇生できる《アロメルスの蟲惑魔》や、汎用昆虫族リンクしても使える《アティプスの蟲惑魔》も採用候補となる。
また、海外の大会では両者を組み合わせた【Beetrooper Traptrix(ビートルーパー蟲惑魔)】というデッキが結果を残したという報告も届いている。
同デッキはビートルーパーの来日前に構築されたものだが、蟲惑魔の新規カードを使って新たな【ビートルーパー蟲惑魔】をこの日本で組んでみるのも一興か。


  • 《共振虫》
フィールドから墓地に送られた時にレベル5以上の昆虫族をサーチし、除外された時にデッキから昆虫族を墓地に送れるモンスター。
●素材にしてビートルーパー含む展開効果持ちをサーチ
●除外コストにして墓地を肥やす
●除外後に《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》のコストにしながらデッキに戻る
……と、1度場に出せば腐る場面が存在しない、テーマ外ながら特に相性が良いカード。
どちらの効果にも名称ターン1制限がないため、エンジンとしてフル稼働させよう。


  • 《ゴキポール》
レベル4の昆虫族をサーチできるモンスター。その昆虫族が通常モンスターなら展開と攻撃力を参照した除去効果も付いてくる。
《共振虫》より範囲は狭いが、こちらはどこからでも墓地に送られれば効果を発動できる。あちらで墓地に送る筆頭候補。
展開と除去効果も優秀なので、採用するならレベル4昆虫族通常モンスターを最低1枚は入れておきたいところ。
候補は最高攻撃力の《G戦隊 シャインブラック》か逆に最低攻撃力の《カマキラー》、あるいはB・Fとの連携などで風属性を活かす*2なら《キラー・ビー》など。
とはいえ微々たる差と言われればそうではあるので、趣味で元祖《ゴキボール》とかにしても影響は少ない。


  • 《応戦するG》
自身がフィールドから墓地へ送られた場合に攻撃力1500以下の地属性・昆虫族モンスターをサーチできるモンスター。
《共振虫》と同じく「フィールドから墓地へ送られた場合」に発動するのでリンク素材はもちろん《甲虫装機 ピコファレーナ》で装備化しても使える。
サーチ範囲は広いがやはり一番の目玉は《増殖するG》だろう。展開しながらサーチできれば相手は苦虫を嚙み潰したような思いをする事間違い無し。
また、特殊召喚効果を含む相手の魔法カードが発動した時に手札から特殊召喚できる効果も持っている。
その方法で出た場合、このカードが場にいる限り墓地へ送られる全てのカードを除外する《マクロコスモス》と同じ効果が適用される。
《烙印融合》や各種墓地で効果を発揮するカードの妨害にも使えるが、出せる条件が限定的なので「決まったらラッキー」程度に考えておく方が良いか。


  • 《ジャイアントワーム》
  • 《デビルドーザー》
  • 《樹冠の甲帝ベアグラム》
墓地の昆虫族を除外して出せる特殊召喚モンスター達。
《ジャイアントワーム》は1体、《デビルドーザー》は2体、《樹冠の甲帝ベアグラム》は3体除外で特殊召喚が可能。
除外コストが多いほど高ステータスのモンスターとなっている。
また《樹冠の甲帝ベアグラム》は植物族もコストにでき墓地からも特殊召喚できる他、魔法・罠へのカウンター封じと全体破壊効果も持つ。
昆虫族の除外は《共振虫》や《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》のサポートになり、「ビートルーパー」を除外すれば《騎甲虫ライト・フラッパー》で回収できる。
それぞれステータスとコストの除外枚数が異なるので、用途に合わせて好きなカードを採用しよう。


  • 《夢蝉スイミンミン》
  • 《円喚師フェアリ》
手札から特殊召喚できるレベル3の昆虫族達。
《夢蝉スイミンミン》はフィールドに攻撃表示の昆虫族を、《円喚師フェアリ》は自分か相手の墓地の昆虫族・植物族モンスターの存在を要求する。
「B・F」や《騎甲虫スカウト・バギー》《騎甲虫スケイル・ボム》と合わせて大量展開が狙える。
《夢蝉スイミンミン》は表示形式変更効果も持つ。地味だが戦闘面でのサポートや《No.3 地獄蝉王ローカスト・キング》の能動的な効果使用に役立つ。
《円喚師フェアリ》はチューナーでもあり、昆虫族・植物族モンスターのS素材とする場合に自身を非チューナーとしても扱える。S召喚を取り入れる際には是非採用したい。


  • 《甲虫合体ゼクスタッガー》
2022年12月のVジャンプ付属カード。同時期の「PHOTON HYPERNOVA」の昆虫族強化との連動カード。
昆虫族の特殊召喚に反応して自身を特殊召喚できるため、レベル8版《騎甲虫スケイル・ボム》として扱える。
《騎甲虫スケイル・ボム》のような妨害効果は持たないが、レベル8であるため《共振虫》のサーチ対象になるのがこのカードの強み。
同じくレベル8で自己特殊召喚のできる《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》や《デビルドーザー》と共にランク8のX召喚を狙ったりもできる。
昆虫族のランク8Xは存在しないが、《騎甲虫空殺舞隊》では対応できない魔法カードに強い《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》は狙う価値がある。
他にも場の昆虫族に比例した自己強化やエンドフェイズの蘇生効果を持つが、基本は素材として使うのが良いだろう。
強化効果は倍率が低く、蘇生効果は効果無効かつ強制でお互いが蘇生するため相手の《増殖するG》を蘇生してしまう可能性もあったりと使いづらさが目立つ。


  • 《完全態・グレート・インセクト》
「PHOTON HYPERNOVA」収録の昆虫族モンスターの1枚。ようやく増え始めた3枚目の昆虫族融合モンスター。
戦闘破壊耐性を持ち、フィールド魔法が存在すれば互いのバトルフェイズに相手モンスターを全破壊できる。
素材指定は昆虫族レベル7+昆虫族レベル8とやや厳しいが、《騎甲虫スティンギー・ランス》がフィールド魔法の《騎甲虫隊戦術機動》や融合魔法の《騎甲虫隊上陸態勢》をサーチ出来るレベル7なので、素材としてピッタリ。
残りのレベル8の昆虫族も《重騎甲虫マイティ・ネプチューン》、《デビルドーザー》、《怪粉壊獣ガダーラ》など候補は多い。
《超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレス》よりも消費は軽く、攻撃力も3000あるので《騎甲虫隊降下作戦》などの追加効果も機能させられる。
だが重要なのは《超雷龍-サンダー・ドラゴン》のようなもう一つの特殊召喚条件。
「装備カードを装備した自分の守備力2000以上の昆虫族モンスター1体をリリース」すればEXデッキから特殊召喚が可能であり、実質的なリンク1として運用できる。
《甲虫装機 ピコファレーナ》や《寄生虫パラノイド》を利用すれば条件を満たしたモンスターは簡単に用意できる。
同パックに収録された《ジャイアント・メサイア》を使っても良い。
《共振虫》や《応戦するG》を装備させたモンスターをリリースすれば墓地へ送られたそれらの効果も使えるので、大型モンスターを出しつつアドバンテージを稼げる。


ランク3の昆虫族Xモンスター。素材は《騎甲虫スカウト・バギー》や《騎甲虫スケイル・ボム》で簡単に用意できる。
フィールドのモンスターの効果発動をX素材を1つ取り除いて無効にでき、追加効果で昆虫族1体の守備力を上げるか表示形式を変更できる。
そして自身の表示形式が変更されると手札か墓地から昆虫族1体を守備表示で蘇生できる。
この効果で特殊召喚できるモンスターには表示形式以外一切の制限が無く、上級・最上級モンスターも展開できる。
各種ビートルーパーモンスターやフィールドから墓地へ行くと効果を発動する《共振虫》などはもちろん、《スケイルモース》を出して強烈なロックをかける事も可能。
展開と妨害の両方をこなしてくれる優れたモンスターなので是非とも採用しておきたい。


  • 《甲虫装機 ピコファレーナ》
L召喚時にデッキの昆虫族を装備させるLモンスター。手札コストはかかるが昆虫族ならなんでもデッキから抜き出す事ができる。
《共振虫》を装備させてから墓地に送る事で効果の発動を狙うのが主な用途。仕事を終えたら2つ目のドロー効果でリソースの回復もできる。
《共振虫》と並び展開に欠かせない1枚。


  • 《熾天蝶》
  • 《蕾禍ノ御拝神主》
リンク3の昆虫族Lモンスター。《大騎甲虫インヴィンシブル・アトラス》などリンク4以上の大型モンスターに繋ぎやすくなる。
前者はレベル4以下の昆虫族モンスターを特殊召喚できる効果を持ち、《騎甲虫スケイル・ボム》や《B・F-毒針のニードル》を釣り上げれば相手への妨害もできる。
後者は墓地コストを使うと除去カードである《蕾禍大輪首狩舞》をサーチでき、蘇生効果も持つ事から後続の高リンクへの繋ぎにも最適。
また、これらのカードを経由すれば《騎甲虫アームド・ホーン》から昆虫族以外のLモンスターに繋ぐ事も可能。
その場合、狙い目はやはり攻撃力5300を出せ除去効果も持つ《アクセスコード・トーカー》か。


  • 《群雄割拠》
お互いに1種類の種族のモンスターしか場に出せなくなる永続罠カード。
【ビートルーパー】は一部カードの持つ特殊召喚先のデメリットからデッキのモンスターが昆虫族に偏りがちなので、自軍への影響を抑えられる。



「魔法カード、騎甲虫隊編集開始(ビートルーパー・エディット)を発動。」
「相手フィールドの《Wiki篭り》の数まで『騎甲虫トークン』を特殊召喚し、その後この項目を追記・修正する。」
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最終更新:2025年04月09日 12:48

*1 Lモンスターの《甲虫装機 ピコファレーナ》をEXデッキに戻して特殊召喚コストに充てている。単行本収録時に修正済み。

*2 以前は《烈風の結界像》の効果をかわすために採用するという意図もあったが、現在は禁止カード。