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長靴をはいた猫 世界一周80日大冒険 - (2017/10/13 (金) 18:11:32) の1つ前との変更点

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*長靴をはいた猫 世界一周80日大冒険 【ながぐつをはいたねこ せかいいっしゅうはちじゅうにちだいぼうけん】 |ジャンル|アクション|&image(2006025902.jpg,width=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068HCK)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |メディア|512KbitROMカートリッジ|~| |発売元|東映動画|~| |開発元|ショウエイシステム|~| |発売日|1986年11月21日|~| |定価|4,900円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|覚えられないアイテム&br()稚拙なグラフィック&br()BGM仕事しろ&br()ペロの冒険はまだまだ始まったばかりなのだから!!|~| //グラフィックは確かに稚拙ではあるがそこまで酷くないし、プレイに著しい支障をきたしかねないと言える程ではないので消します。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 東映製作のアニメ映画「長靴をはいた猫」シリーズの第3弾「80日間世界一周」を題材にした横スクロールのアクションゲーム。 **ストーリー 主人公の猫ペロは、80日で世界を一周できるかどうかで金持ちの豚グルーモンと賭けをする。~ 様々な乗り物を操り、グルーモンが差し向けたガリガリ博士やその部下、~ 猫族の殺し屋といった攻撃をかいくぐりながら、80日以内での世界一周を目指す。 ---- **ゲーム内容 -十字ボタン+2ボタン(攻撃、ジャンプ)で操作。全8面。 -乗り物(潜水艦、気球)に乗っている面ではジャンプボタンで水中のマリオのように浮上できる。 -ライフ制+残機制を併用しており、敵や敵の弾に当たるとライフが1減少し(初期値5)、ライフが全て無くなるかステージ内の穴に落ちると1ミス。一部を除き、ステージの最初から再スタートとなる。 --残機が全て無くなるとゲームオーバー。コンティニューは存在しない。 -ステージ構成 -メインステージは投てき武器で攻撃しながら進む地上面と、乗り物に乗って弾を撃ちながら進むシューティング風のステージに分かれている。 --最終ステージは上方スクロールで消える床と敵だらけのビックベン(塔)を登っていき、ボスを倒して鐘をならすことでステージクリアとなる。 -原作の通り、80日(実時間で1時間)が制限時間となっている。 --ゲーム中は画面右上に表示されている時間が減少していき、80日経過してしまうと当然残機に関わらずゲームオーバーとなる。~ ミスしてステージの最初に戻されようが時間は減少したまま。 ---- **問題点 //このゲームの何よりの問題点は凄まじいまでの稚拙なグラフィックである。あまりに酷すぎてプレイ意欲が失せてくる。 //確かに稚拙だがそこまで強調して酷評する程ではない。 -グラフィックが稚拙 -背景はどのステージもベタ塗りで書き込みは深くない。ステージのグラフィックも稚拙で奥行き感が感じられず、デザイン上どこが足場なのか視認しづらいところもある。 --キャラクターはそれなりに特徴を捉えて描かれているが、アニメのパターン数が少なく動きが稚拙。敵の動き方もスライド移動である。しかもジャンプ中や降下中に画面がスクロールすると引きずられて動く。 --なぜかキャラクターが常にディック・ブルーナのミッフィーの如く真正面を向いている。 ---横に移動しながら攻撃してくる敵はもちろん、ペロも操作せずに放置している時や乗り物に乗って進むステージでは常にカメラ目線なので不気味である。 --一部の敵や背景のエフェクトなども表現が稚拙でらしく見えないところが多い。 //-「猫族の殺し屋」「猫族の船」「殺し屋バギー」などなど、いろいろな敵が出てくるが、そのどれもが''小学校低学年のMSペイントの落書きレベル''のグラフィックと言っても過言ではない。そして何より''画面の方(つまりプレイヤーの方)を向きながら真横にナイフを突き出してピョコピョコ振って高速ダッシュしてくる''。 //--ペロに関してもプレイヤーの方を向いたまま潜水艦や気球を操縦したり、ニュートラル時にこちらを向いている。 //MSペイントの落書きレベルは言い過ぎ。そこまでの質ではないけどドット絵としては特徴を捉えてよく描けてる方。 //-1~3面の最後にはボスの「グレート」((ドラゴンズレアの入口のドラゴンのような敵))が待っているが、1~2面で水面から顔を出しているのに対し3面では''地中から顔を出す。'' //-2面(蒸気船)、7面(気球)では、途中嵐に襲われ、その時雷が落ちてくるのだが、''茶色のゾウリムシにしか見えない。「いん石」はヒトデにしか見えないし、「トグロムシ」なる敵はウ○コにしか見えない。''ちなみに雷は撃ち落とせる。 -地上ステージでは攻撃手段が投てき武器となるが、微妙な硬直が発生するので隙が生じる。 -アイテムの効果がわかりづらい。 --ステージ各所に配置されているアイテムは種類が豊富なくせに''全て同じ形の長靴であり、その上下左右の向きと赤色・灰色・あるいはその二色の点滅、の組み合わせで区別''されている。((潜水艦で進む5面のみ、赤い長靴が緑色の長靴に、灰色の長靴が黄色のふちどりの長靴に変わる。))そんなの''覚えられるわけがない''。そもそもグラフィックが雑なうえに点滅もやたら早いので肉眼で識別すること自体が無理。 --テキトーに拾えばいいかと思えば、マイナス効果の長靴も何種類もあるのでそうもいかない。((「10日制限時間が減る」というシャレにならないものもある。一応マイナス効果のあるものは高得点なのだが・・・))。 -乗り物に乗っていくステージがいろいろ雑 --2面の蒸気船では海上を進むという設定なのだが、Aボタンで蒸気船なのに大きくジャンプできたり、海上のはずなのに凹凸がある地形を進む場面がある(荒波を乗り越える、という場面を描写したかったのだろうが)。3面のクラシックカーもなぜかジャンプできる。 ---せっかく3種類も用意しているのに操作感覚がほぼ同じで面白みがない。 --また、潜水艦に乗っていくステージではブロックを破壊して進まなくてはならないのに、敵は障害物お構いなしで平然と移動してくる。 -2面及び7面において一定エリアに差しかかると発生する雷雲と稲光の演出が、激しいフラッシュによる点滅表現でかなり目によろしくない。 -ジャンプ中左右の操作は受け付けるがジャンプ力固定で当たり判定がでかいので避けるのが大変。 --また、無敵時間もない。 -BGMの質が悪い --''BGMは単音しかない''。数が少なく、1ループ10秒もなく非常に短いので単調。また、複数敵が出るとすぐに処理落ちする。 -最終ステージをクリアしても''エンディングなど存在せず、すぐに次の周に突入''。苦労してクリアした達成感等まるで無い。 ---- **評価点 -目立つバグや不具合などは特にない -グラフィックは表現力こそ稚拙だが、それなりにきれいに描かれてはおり、プレイに著しい支障をきたすほどに雑で汚いというわけでもない。 ---- **総評 とにかくスタッフの表現力・発想力不足が随所でうかがえる。バグは特に無いが、あまりに単調過ぎてプレイすると眠気を誘われるほどである。~ クソゲーメーカーとして有名な東映動画の中では比較的マイナーな作品ではある。 ---- **余談 -本作発売から4年後の1990年に原作アニメ映画の第2弾『ながぐつ三銃士』に基づいたアクションゲームが『''Puss 'n Boots: Pero's Great Adventure''』のタイトルで北米で発売された。(発売・開発は本作と同じ。国内未発売) --キャラクターのグラフィックやアニメパターンなどは本作から流用されているが、根本的なゲーム性、音楽の種類など、開発元が同じとは思えないほどにグレードアップしている。 --中にはクラシックカーや飛行機に乗って進む強制横スクロール面など、本作のステージの一部を彷彿とさせるシチュエーションもある。
*長靴をはいた猫 世界一周80日大冒険 【ながぐつをはいたねこ せかいいっしゅうはちじゅうにちだいぼうけん】 |ジャンル|アクション|&image(2006025902.jpg,width=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068HCK)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |メディア|512KbitROMカートリッジ|~| |発売元|東映動画|~| |開発元|ショウエイシステム|~| |発売日|1986年11月21日|~| |定価|4,900円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|覚えられないアイテム&br()稚拙なグラフィック&br()BGM仕事しろ&br()ペロの冒険はまだまだ始まったばかりなのだから!!|~| //グラフィックは確かに稚拙ではあるがそこまで酷くないし、プレイに著しい支障をきたしかねないと言える程ではないので消します。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 東映製作のアニメ映画「長靴をはいた猫」シリーズの第3弾「80日間世界一周」を題材にした横スクロールのアクションゲーム。 **ストーリー 主人公の猫ペロは、80日で世界を一周できるかどうかで金持ちの豚グルーモンと賭けをする。~ 様々な乗り物を操り、グルーモンが差し向けたガリガリ博士やその部下、~ 猫族の殺し屋といった攻撃をかいくぐりながら、80日以内での世界一周を目指す。 ---- **ゲーム内容 -十字ボタン+2ボタン(攻撃、ジャンプ)で操作。全8面。 -乗り物(潜水艦、気球)に乗っている面ではジャンプボタンで水中のマリオのように浮上できる。 -ライフ制+残機制を併用しており、敵や敵の弾に当たるとライフが1減少し(初期値5)、ライフが全て無くなるかステージ内の穴に落ちると1ミス。一部を除き、ステージの最初から再スタートとなる。 --残機が全て無くなるとゲームオーバー。コンティニューは存在しない。 -ステージ構成 -メインステージは投てき武器で攻撃しながら進む地上面と、乗り物に乗って弾を撃ちながら進むシューティング風のステージに分かれている。 --最終ステージは上方スクロールで消える床と敵だらけのビックベン(塔)を登っていき、ボスを倒して鐘をならすことでステージクリアとなる。 -原作の通り、80日(実時間で1時間)が制限時間となっている。 --ゲーム中は画面右上に表示されている時間が減少していき、80日経過してしまうと当然残機に関わらずゲームオーバーとなる。~ ミスしてステージの最初に戻されようが時間は減少したまま。 ---- **問題点 //このゲームの何よりの問題点は凄まじいまでの稚拙なグラフィックである。あまりに酷すぎてプレイ意欲が失せてくる。 //確かに稚拙だがそこまで強調して酷評する程ではない。 -グラフィックが稚拙 -背景はどのステージもベタ塗りで書き込みは深くない。ステージのグラフィックも稚拙で、デザイン上どこが足場なのか視認しづらいところもある。 --キャラクターはそれなりに特徴を捉えて描かれているが、アニメのパターン数が少なく動きが稚拙。敵の動き方もスライド移動である。しかもジャンプ中や降下中に画面がスクロールすると引きずられて動く。 --なぜかキャラクターが常にディック・ブルーナのミッフィーの如く真正面を向いている。 ---横に移動しながら攻撃してくる敵はもちろん、ペロも操作せずに放置している時や乗り物に乗って進むステージでは常にカメラ目線なので不気味である。 --一部の敵や背景のエフェクトなども表現が稚拙でらしく見えないところが多い。 //-「猫族の殺し屋」「猫族の船」「殺し屋バギー」などなど、いろいろな敵が出てくるが、そのどれもが''小学校低学年のMSペイントの落書きレベル''のグラフィックと言っても過言ではない。そして何より''画面の方(つまりプレイヤーの方)を向きながら真横にナイフを突き出してピョコピョコ振って高速ダッシュしてくる''。 //--ペロに関してもプレイヤーの方を向いたまま潜水艦や気球を操縦したり、ニュートラル時にこちらを向いている。 //MSペイントの落書きレベルは言い過ぎ。そこまでの質ではないけどドット絵としては特徴を捉えてよく描けてる方。 //-1~3面の最後にはボスの「グレート」((ドラゴンズレアの入口のドラゴンのような敵))が待っているが、1~2面で水面から顔を出しているのに対し3面では''地中から顔を出す。'' //-2面(蒸気船)、7面(気球)では、途中嵐に襲われ、その時雷が落ちてくるのだが、''茶色のゾウリムシにしか見えない。「いん石」はヒトデにしか見えないし、「トグロムシ」なる敵はウ○コにしか見えない。''ちなみに雷は撃ち落とせる。 -地上ステージでは攻撃手段が投てき武器となるが、微妙な硬直が発生するので隙が生じる。 -アイテムの効果がわかりづらい。 --ステージ各所に配置されているアイテムは種類が豊富なくせに''全て同じ形の長靴であり、その上下左右の向きと赤色・灰色・あるいはその二色の点滅、の組み合わせで区別''されている。((潜水艦で進む5面のみ、赤い長靴が緑色の長靴に、灰色の長靴が黄色のふちどりの長靴に変わる。))そんなの''覚えられるわけがない''。そもそもグラフィックが雑なうえに点滅もやたら早いので肉眼で識別すること自体が無理。 --テキトーに拾えばいいかと思えば、マイナス効果の長靴も何種類もあるのでそうもいかない。((「10日制限時間が減る」というシャレにならないものもある。一応マイナス効果のあるものは高得点なのだが・・・))。 -乗り物に乗っていくステージがいろいろ雑 --2面の蒸気船では海上を進むという設定なのだが、Aボタンで蒸気船なのに大きくジャンプできたり、海上のはずなのに凹凸がある地形を進む場面がある(荒波を乗り越える、という場面を描写したかったのだろうが)。3面のクラシックカーもなぜかジャンプできる。 ---せっかく3種類も用意しているのに操作感覚がほぼ同じで面白みがない。 --また、潜水艦に乗っていくステージではブロックを破壊して進まなくてはならないのに、敵は障害物お構いなしで平然と移動してくる。 -2面及び7面において一定エリアに差しかかると発生する雷雲と稲光の演出が、激しいフラッシュによる点滅表現でかなり目によろしくない。 -ジャンプ中左右の操作は受け付けるがジャンプ力固定で当たり判定がでかいので避けるのが大変。 --また、無敵時間もない。 -BGMの質が悪い --''BGMは単音しかない''。数が少なく、1ループ10秒もなく非常に短いので単調。また、複数敵が出るとすぐに処理落ちする。 -最終ステージをクリアしても''エンディングなど存在せず、すぐに次の周に突入''。苦労してクリアした達成感等まるで無い。 ---- **評価点 -目立つバグや不具合などは特にない -グラフィックは表現力こそ稚拙だが、それなりにきれいに描かれてはおり、プレイに著しい支障をきたすほどに雑で汚いというわけでもない。 ---- **総評 とにかくスタッフの表現力・発想力不足が随所でうかがえる。バグは特に無いが、あまりに単調過ぎてプレイすると眠気を誘われるほどである。~ クソゲーメーカーとして有名な東映動画の中では比較的マイナーな作品ではある。 ---- **余談 -本作発売から4年後の1990年に原作アニメ映画の第2弾『ながぐつ三銃士』に基づいたアクションゲームが『''Puss 'n Boots: Pero's Great Adventure''』のタイトルで北米で発売された。(発売・開発は本作と同じ。国内未発売) --キャラクターのグラフィックやアニメパターンなどは本作から流用されているが、根本的なゲーム性、音楽の種類など、開発元が同じとは思えないほどにグレードアップしている。 --中にはクラシックカーや飛行機に乗って進む強制横スクロール面など、本作のステージの一部を彷彿とさせるシチュエーションもある。

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