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*くにおくん 熱血コレクションシリーズ 【くにおくん ねっけつこれくしょん】 |ジャンル|オムニバス|CENTER:&&amazon(B0009SCJEI)&amazon(B000AOX8EG)&amazon(B000BN8YCC)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |メディア|32MbitROMカートリッジ|~| |発売元|アトラス|~| |開発元|ミリオン(ライセンスのみ?)&br;BRS|~| |発売日|1:2005年8月25日&br;2:2005年10月27日&br;3:2006年2月23日|~| |定価|各4,800円(税別)|~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|音声の質悪し&br;画面のちらつき|~| |>|>|CENTER:''[[くにおくんシリーズリンク>くにおくんシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -ファミコン版くにおくんシリーズのうち2作品を1本に移植したGBAソフト。熱血コレクションシリーズとして3本発売された。 **収録作品 -1:『[[熱血高校ドッジボール部]]』『[[熱血! すとりーとバスケット>熱血! すとりーとバスケット がんばれ Dunk Heroes]]』 -2:『[[ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会]]』『[[熱血高校ドッジボール部 サッカー編]]』 -3:『[[ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!]]』『[[いけいけ! 熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘]]』 **問題点 ''『PocketNES』というGBA用FCエミュレータを使ってそのまま移植したものである。'' ''※PocketNESについて''~ 『PocketNES』は、スウェーデンのプログラマーであるFlubbaが作ったGBA用FCエミュ([[参考>http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/6130/notes/pocketnes.htm]])。~ 画面のちらつきが多すぎる、処理落ちが発生するとBGMもスローテンポになる、一部マッパー((FCカセット内に搭載されたメモリバンク切り替えチップの名前、これをエミュレータ開発者が非公式に分類した))のゲームが遊べない、などの様々な問題を抱える不完全なものである。一応フリーライセンスではあるが元々商用は想定されておらずパッケージやゲーム画面等にこのソフトウェアを使用した旨も書かれていない。くにおくん以外はメーカーから作者への連絡も行われていないためこれが搭載されたGBAファミコン詰め合わせ系タイトルはいずれも無断使用である。 -上記の通りフリーウェアを流用しているだけなので、環境さえ揃えれば個人でも同じものが作れてしまう。 --その場合はSRAMもちゃんと保存出来るので問題なくセーブが可能である。 --一応、タイトル画面やゲーム選択メニューとそれに伴うサウンドが新たに作られているので全く同じというわけにはいかないが。 -本シリーズも当然ちらつきが多くて遊びにくい。対戦は人数分のカートリッジとGBAシリーズの本体が必要となる。 --ちなみに『[[ファミコンミニシリーズ]]』は任天堂独自のエミュレーターで移植しており、1カートリッジで通信可能、ちらつきや点滅表現の軽減、ハイスコアや作成したステージのセーブが出来て、1本2,000円となっている。 -『3』の『くにおくんの時代劇だよ全員集合』のセーブが''不可''。 --後に[[公式サイトでも''「セーブできません」''という表記が追加された。>https://web.archive.org/web/20110927074746/http://www.atlus.co.jp/cs/game/gbadvance/kuniokun/collection3/collection3.html]]当時のくにおくんファンからは反発を買った。((一応「こがねむし」の裏技を使えば何とかなるかもしれないが…)) --本作に使われているソフトは3作ともセーブ可能な基板ではなくROMのみ搭載している基板となっている。 --ちなみにセーブできない原因はPocketNESのSRAM関連の処理にGPLライセンスを使用したルーチンが組まれていたため、ライセンス違反を避けそこだけ丸ごと削除したためと思われる。こんなとこだけ律儀でも…… -GBAでの移植故に画面の解像度が足りておらず((FCが256×240ドットであるのに対しGBAは240×160ドットである。))、潰れたような表示になってしまっている。 --『ファミコンミニシリーズ』でも同様の問題があるが、あちらでは極力雰囲気を損なわないようにドットを間引いたりして対処してある。しかし本作の場合はキャラの顔や字が潰れてしまっており、雰囲気が損なわれている。 **評価点 -収録タイトルに『熱血! すとりーとバスケット』があること --『1』の発売当時から(2017年現在も)中古価格数万円という幻のシリーズとして有名な『熱血! すとりーとバスケット』が収録されており、注目を集めた。~ 『すとりーとバスケット』はバーチャルコンソールでも配信されていないため、移植度に難はあるが手軽に遊ぶのには本作が一番の近道だった。~ ……''2016年末に『くにおくん熱血コンプリート ファミコン編』が発売されて、この長所は失われた。'' -パッケージが新規描き下ろし --移植モノにありがちな当時のパッケージ絵の貼りあわせではなく、当時の雰囲気を持った画風で新たに描き下ろされているので新鮮味がある。 **総評 劣化移植で済ますには問題が多い。劣化の要因とされる『PocketNES』のソース盗用についても、それ自体が大いに問題である。~ 『[[熱血物語ex>ダウンタウン熱血物語ex]]』以降の完全新作を望んだファンたちの期待を壊してしまった。 PocketNESのソースを流用して作られた、収録ゲーム数もたった2本だけの『熱血コレクション』が、(『ファミコンミニ』と比べないにしても)4,800円という高い値段で売られることにも疑問が残る。 **余談 -『1』と『2』の特典は何故か[[安っぽいストラップ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2924&file=%E6%83%A8%E5%8A%87.jpg]]、『3』の特典が[[''くにおくんの顔が描かれているパンツ''>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2924&file=%E5%B1%88%E8%BE%B1%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%A0.jpg]]。まさにくにおくんの屈辱。 -公式サイトでも手を抜いており、熱血コレクション『1』と『3』のみページがあり、『2』だけがページが作られていない。 --任天堂による紹介も『1』だけしかない。[[参考>http://www.nintendo.co.jp/n08/before/05_0711.html]] -本作で商業的に失敗したため、くにおくんシリーズを含むテクノス作品の販売権はアトラスからアークシステムワークスに移ってしまっている。 -『じゃじゃ丸Jr.伝承記』『燃えろ!!ジャレココレクション』『ハドソンベストコレクション』でもPocketNESのソースが盗用された。このことはゲームラボにも掲載された。 --『熱血コレクションシリーズ』に関しては、アトラスから作者へ連絡があった模様。 -後に3DSにて、FC版くにおくんシリーズ全作を収録した『くにおくん熱血コンプリート ファミコン編』が発売された。 --『熱血! すとりーとバスケット』も勿論収録されており、本作の唯一と言ってもいい優位性は失われてしまった。それどころか、熱血コレクション三作に収録されている他の作品も全て収録されており、最早本作の価値は無くなったと言っても過言ではないだろう。
*くにおくん 熱血コレクションシリーズ 【くにおくん ねっけつこれくしょん】 |ジャンル|オムニバス|CENTER:&&amazon(B0009SCJEI)&amazon(B000AOX8EG)&amazon(B000BN8YCC)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |メディア|32MbitROMカートリッジ|~| |発売元|アトラス|~| |開発元|ミリオン(ライセンスのみ?)&br;BRS|~| |発売日|1:2005年8月25日&br;2:2005年10月27日&br;3:2006年2月23日|~| |定価|各4,800円(税別)|~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|音声の質悪し&br;画面のちらつき|~| |>|>|CENTER:''[[くにおくんシリーズリンク>くにおくんシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -ファミコン版くにおくんシリーズのうち2作品を1本に移植したGBAソフト。熱血コレクションシリーズとして3本発売された。 **収録作品 -1:『[[熱血高校ドッジボール部]]』『[[熱血! すとりーとバスケット>熱血! すとりーとバスケット がんばれ Dunk Heroes]]』 -2:『[[ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会]]』『[[熱血高校ドッジボール部 サッカー編]]』 -3:『[[ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!]]』『[[いけいけ! 熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘]]』 **問題点 ''『PocketNES』というGBA用FCエミュレータを使ってそのまま移植したものである。'' ''※PocketNESについて''~ 『PocketNES』は、スウェーデンのプログラマーであるFlubbaが作ったGBA用FCエミュ([[参考>http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/6130/notes/pocketnes.htm]])。~ 画面のちらつきが多すぎる、処理落ちが発生するとBGMもスローテンポになる、一部マッパー((FCカセット内に搭載されたメモリバンク切り替えチップの名前、これをエミュレータ開発者が非公式に分類した))のゲームが遊べない、などの様々な問題を抱える不完全なものである。一応フリーライセンスではあるが元々商用は想定されておらずパッケージやゲーム画面等にこのソフトウェアを使用した旨も書かれていない。くにおくん以外はメーカーから作者への連絡も行われていないためこれが搭載されたGBAファミコン詰め合わせ系タイトルはいずれも無断使用である。 -上記の通りフリーウェアを流用しているだけなので、環境さえ揃えれば個人でも同じものが作れてしまう。 --その場合はSRAMもちゃんと保存出来るので問題なくセーブが可能である。 --一応、タイトル画面やゲーム選択メニューとそれに伴うサウンドが新たに作られているので全く同じというわけにはいかないが。 -本シリーズも当然ちらつきが多くて遊びにくい。対戦は人数分のカートリッジとGBAシリーズの本体が必要となる。 --ちなみに『[[ファミコンミニシリーズ]]』は任天堂独自のエミュレーターで移植しており、1カートリッジで通信可能、ちらつきや点滅表現の軽減、ハイスコアや作成したステージのセーブが出来て、1本2,000円となっている。 -『3』の『くにおくんの時代劇だよ全員集合』のセーブが''不可''。 --後に[[公式サイトでも''「セーブできません」''という表記が追加された。>https://web.archive.org/web/20110927074746/http://www.atlus.co.jp/cs/game/gbadvance/kuniokun/collection3/collection3.html]]当時のくにおくんファンからは反発を買った。((一応「こがねむし」の裏技を使えば何とかなるかもしれないが…)) --本作に使われているソフトは3作ともセーブ可能な基板ではなくROMのみ搭載している基板となっている。 --ちなみにセーブできない原因はPocketNESのSRAM関連の処理にGPLライセンスを使用したルーチンが組まれていたため、ライセンス違反を避けそこだけ丸ごと削除したためと思われる。こんなとこだけ律儀でも…… -GBAでの移植故に画面の解像度が足りておらず((FCが256×240ドットであるのに対しGBAは240×160ドットである。))、潰れたような表示になってしまっている。 --『ファミコンミニシリーズ』でも同様の問題があるが、あちらでは極力雰囲気を損なわないようにドットを間引いたりして対処してある。しかし本作の場合はキャラの顔や字が潰れてしまっており、雰囲気が損なわれている。 **評価点 -収録タイトルに『熱血! すとりーとバスケット』があること --『1』の発売当時から(2017年現在も)中古価格数万円という幻のシリーズとして有名な『熱血! すとりーとバスケット』が収録されており、注目を集めた。~ 『すとりーとバスケット』はバーチャルコンソールでも配信されていないため、移植度に難はあるが手軽に遊ぶのには本作が一番の近道だった。~ ……''2016年末に『くにおくん熱血コンプリート ファミコン編』が発売されて、この長所は失われた。'' -パッケージが新規描き下ろし --移植モノにありがちな当時のパッケージ絵の貼りあわせではなく、当時の雰囲気を持った画風で新たに描き下ろされているので新鮮味がある。 **総評 劣化移植で済ますには問題が多い。劣化の要因とされる『PocketNES』のソース盗用についても、それ自体が大いに問題である。~ 『[[熱血物語ex>ダウンタウン熱血物語ex]]』以降の完全新作を望んだファンたちの期待を壊してしまった。 PocketNESのソースを流用して作られた、収録ゲーム数もたった2本だけの『熱血コレクション』が、(『ファミコンミニ』と比べないにしても)4,800円という高い値段で売られることにも疑問が残る。 **余談 -『1』と『2』の特典は何故か[[安っぽいストラップ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2924&file=%E6%83%A8%E5%8A%87.jpg]]、『3』の特典が[[''くにおくんの顔が描かれているパンツ''>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=2924&file=%E5%B1%88%E8%BE%B1%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%A0.jpg]]。まさにくにおくんの屈辱。 -公式サイトでも手を抜いており、熱血コレクション『1』と『3』のみページがあり、『2』だけがページが作られていない。 //--任天堂による紹介も『1』だけしかない。[[参考>http://www.nintendo.co.jp/n08/before/05_0711.html]] //↑ちゃんと『2』も載っている、ゲームボーイアドバンスの公式サイトに『3』もある。 -本作で商業的に失敗したため、くにおくんシリーズを含むテクノス作品の販売権はアトラスからアークシステムワークスに移ってしまっている。 -『じゃじゃ丸Jr.伝承記』『燃えろ!!ジャレココレクション』『ハドソンベストコレクション』でもPocketNESのソースが盗用された。このことはゲームラボにも掲載された。 --『熱血コレクションシリーズ』に関しては、アトラスから作者へ連絡があった模様。 -後に3DSにて、FC版くにおくんシリーズ全作を収録した『くにおくん熱血コンプリート ファミコン編』が発売された。 --『熱血! すとりーとバスケット』も勿論収録されており、本作の唯一と言ってもいい優位性は失われてしまった。それどころか、熱血コレクション三作に収録されている他の作品も全て収録されており、最早本作の価値は無くなったと言っても過言ではないだろう。

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