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スーパー魂斗羅 (FC) - (2017/04/26 (水) 19:19:46) の1つ前との変更点
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*スーパー魂斗羅
【すーぱーこんとら】
|ジャンル|アクション|&image(http://www.suruga-ya.jp/pics/boxart_m/174000259m.jpg)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|メディア|2MbitROMカートリッジ|~|
|発売・開発元|コナミ|~|
|発売日|1990年2月2日|~|
|定価|5,800円(税別)|~|
|配信|バーチャルコンソール&br()【3DS】2012年10月10日&br()【WiiU】2014年3月5日/共に500円|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|''ゲーム開始時の演出が熱い''|~|
|>|>|CENTER:''[[魂斗羅シリーズリンク>魂斗羅シリーズ]]''|
**概要
-銃を撃ちひたすら先へ進む硬派アクションで、『[[魂斗羅]]』の続編。
-アーケードゲーム『スーパー魂斗羅 エイリアンの逆襲』の移植だが、ハードスペックの相違から移植に伴いサブタイトルの『エイリアンの逆襲』はカットされている。
--また、内容を見ても同社の『[[グラディウスII]]』のように所々アレンジが施されている。
**評価点
-ゲームを遊んでまず目に付くものとして、前作より敵弾が見やすくなった。
--これにより細かい避けが簡単となり、初心者でも安心して取り組めるようになった。
-前作同様の、十字キーで八方向に照準を変えられる自由な操作性。
--柔軟にアクションをこなさないといけないステージが多数生まれ、結果として前作やアーケード版に引けを取らない難易度に。
-トップビュー視点のステージが新しく登場。合計二面しかないが、同じくファミコンの『[[戦場の狼]]』や『[[怒 (FC)>怒#id_0a900d34]]』にあったような処理落ち・ちらつきは最小限に抑えられて快適にプレイ可能。
-本作はアーケード版からカットされた要素が多いのだが、アーケード版にはなかった真の最終ステージの存在やシリーズ初の下スクロールステージ、更には溜め撃ち可能な武器といった追加要素が非常に多く、カットされた要素についての不満点を見事にカバーしていると言える。
--また、オリジナルステージの種類もアーケード版ではカットされてしまった前作の滝ステージのような縦スクロールステージや、シリーズでは初となる下スクロールステージと非常にバラエティに富んでいる。
-ファミコンでありながら各ステージのボスは総じてデカく、一面ボスのヘリコプターの時点で度肝を抜かされる事うけあい。
-背景やキャラの書き込みは総じて高クオリティ。荒廃しきった格好よさがある。
-武器アイテムのアイコングラフィックも前作同様の武器名のイニシャルに変更されている為、アイテムの視認性も大幅に向上。
-今作も二人同時プレイ可能。一人では手ごわい場合でも二人ならクリアできるかもしれない。
**賛否両論点
-あまりにもAC版とかけ離れすぎている。
--本作は当時のアーケードゲームよりも遙かに下のスペックのハードへの移植の為か、様々な点がアレンジされた作品になっている。
---システム面では新要素の武器の二段階パワーアップとボタン長押しによるジャンプの高さ調整が削除された代わりに、ラピッドビレッツ重ね取りによる武器連射数のアップと武器の種類がFC版前作から引き継がれており、前作経験者はすんなりと本作に溶け込める事が出来るだろう。
---また、ステージも前半戦こそはAC版の展開をなぞっているが、3面の後半からオリジナル展開が目立っていき、最終的にはFC版オリジナルステージでラスボスと決着を付ける事になり、AC版から続投している横スクロールステージでも1面の砲台+戦車や3面のエイリアン地帯等移植に伴いカットされてしまったシーンも多い。
-トップビュー面について
--これはアーケード版から存在している点なのだが、初代に存在していた疑似3Dスクロールステージからスーパーで当時のアクションゲームではありふれていたタイプのトップビューのステージに差し替えられた事によって、「オリジナリティに欠ける」と嘆くプレイヤーも少なくは無かった。
**問題点
-ゲーム後半の難易度に凄みがある。
-武器間の格差
--本作は前作のFC版からほぼそのまま武器の種類を引き継いでいる為か、前作で指摘されていた弱武器と強武器との格差も殆ど改善が無い据え置きになってしまっている。
--一応、ファイヤーは前作とは全く異なる武器性能になっているのだが、前作そのままな性能のスプレッドガンが続投してしまっている為か、性能が変更された割には存在感が薄め。
---ちなみにAC版では武器の二段階パワーアップの採用によって、むしろ強武器が増加している傾向であった。
-1機やられてからの復活が困難。
--1機やられると装備中のアイテムが剥奪されてしまい、途端に難易度が上昇してしまう。
--なお、本作でも復活時には威力が低く手連射のノーマルガンでの復活となり、前作の反省点を全く生かしていない。
-演出面。
--アーケード版では中~大型敵を撃破すると轟音と共に大爆発という、ド派手でダイナミックな演出が見物だったが、FC移植に当り撃破時の爆発が少なく効果音も小さめという、かなりスケールダウンした物に変更されてしまっている。
--また、前作FC版と比較してステージ開始時のマップ表示やステージクリア後の会話デモがカットされ、ステージ間のシーンが非常に簡素になってしまった。
---会話シーンの無い点は残念な事にこの点は次作「魂斗羅スピリッツ」にも引き継がれてしまった。
---ステージ間の余計なシーンがカットされた為か、海外版(後述)は国内版とほぼ同様のROMになってしまったのだが。
-一部アイテムの出現比率。
--前作では取得すると一定時間無敵になる「バリア」が多く登場し画面内の敵を一掃する「スマートボム」は1箇所のみとサポートアイテムの出現比率に偏りがあったが、今作では逆に「スマートボム」が多く出現し「バリア」が1箇所のみという、これまた偏った出現比率になってしまっている。
---これによって前作で出来た「バリアを取得してステージの特定ポイントまで一気に駆け抜ける」という芸当が殆ど出来なくなってしまっている。
**総評
アーケード版から様々な点が変更・グレードダウンされている事は否めないが、スーパーの名に恥じない、難易度高めの破天荒なアクション。
前作とは違い、3DSや携帯アプリなどでの復刻の機会に恵まれているため、是非とも破壊の爽快感を味わってもらいたい。
**余談
-本作は前作同様に『[[魂斗羅デュアルスピリッツ>魂斗羅 Dual Spirits]]』のおまけとして収録されている。
--但し北米版の「SUPER C」名義での収録になっているので、国内版に思い入れがあるのなら、バーチャルコンソール等を利用するしかない。
-また本作の欧州およびオーストラリア版もプレイヤー等人間キャラクターがロボットに差し替えられた「Probotector II: Return of the Evil Forces」名義で発売された。
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*スーパー魂斗羅
【すーぱーこんとら】
|ジャンル|アクション|&image(http://www.suruga-ya.jp/pics/boxart_m/174000259m.jpg)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|メディア|2MbitROMカートリッジ|~|
|発売・開発元|コナミ|~|
|発売日|1990年2月2日|~|
|定価|5,800円(税別)|~|
|配信|バーチャルコンソール&br()【3DS】2012年10月10日&br()【WiiU】2014年3月5日/共に500円|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|''ゲーム開始時の演出が熱い''|~|
|>|>|CENTER:''[[魂斗羅シリーズリンク>魂斗羅シリーズ]]''|
**概要
-銃を撃ちひたすら先へ進む硬派アクションで、『[[魂斗羅]]』の続編。
-アーケードゲーム『スーパー魂斗羅 エイリアンの逆襲』の移植だが、ハードスペックの相違から移植に伴いサブタイトルの『エイリアンの逆襲』はカットされている。
--また、内容を見ても同社の『[[グラディウスII]]』のように所々アレンジが施されている。
**評価点
-ゲームを遊んでまず目に付くものとして、前作より敵弾が見やすくなった。
--これにより細かい避けが簡単となり、初心者でも安心して取り組めるようになった。
-前作同様の、十字キーで八方向に照準を変えられる自由な操作性。
--柔軟にアクションをこなさないといけないステージが多数生まれ、結果として前作やアーケード版に引けを取らない難易度に。
-アイテム類も一定時間経過すると消滅する仕様に変更されていて、前作のような他の武器を取ってパワーダウンしてしまういわゆる「事故」も起こりづらくなった。
-トップビュー視点のステージが新しく登場。合計二面しかないが、同じくファミコンの『[[戦場の狼]]』や『[[怒 (FC)>怒#id_0a900d34]]』にあったような処理落ち・ちらつきは最小限に抑えられて快適にプレイ可能。
-本作はアーケード版からカットされた要素が多いのだが、アーケード版にはなかった真の最終ステージの存在やシリーズ初の下スクロールステージ、更には溜め撃ち可能な武器といった追加要素が非常に多く、カットされた要素についての不満点を見事にカバーしていると言える。
--また、オリジナルステージの種類もアーケード版ではカットされてしまった前作の滝ステージのような縦スクロールステージや、シリーズでは初となる下スクロールステージと非常にバラエティに富んでいる。
-ファミコンでありながら各ステージのボスは総じてデカく、一面ボスのヘリコプターの時点で度肝を抜かされる事うけあい。
-背景やキャラの書き込みは総じて高クオリティ。荒廃しきった格好よさがある。
-武器アイテムのアイコングラフィックも前作同様の武器名のイニシャルに変更されている為、アイテムの視認性も大幅に向上。
-今作も二人同時プレイ可能。一人では手ごわい場合でも二人ならクリアできるかもしれない。
**賛否両論点
-あまりにもAC版とかけ離れすぎている。
--本作は当時のアーケードゲームよりも遙かに下のスペックのハードへの移植の為か、様々な点がアレンジされた作品になっている。
---システム面では新要素の武器の二段階パワーアップとボタン長押しによるジャンプの高さ調整が削除された代わりに、ラピッドビレッツ重ね取りによる武器連射数のアップと武器の種類がFC版前作から引き継がれており、前作経験者はすんなりと本作に溶け込める事が出来るだろう。
---また、ステージも前半戦こそはAC版の展開をなぞっているが、3面の後半からオリジナル展開が目立っていき、最終的にはFC版オリジナルステージでラスボスと決着を付ける事になる。AC版から続投している横スクロールステージでも1面の砲台+戦車や3面のエイリアン地帯等移植に伴いカットされてしまったシーンも多い。
-トップビュー面について
--これはアーケード版の時点で賛否が分かれているのだが、初代に存在していた疑似3Dスクロールステージからスーパーで当時のアクションゲームではありふれていたタイプのトップビューのステージに差し替えられた事によって、「オリジナリティに欠ける」と嘆くプレイヤーも少なくは無かった。
**問題点
-ゲーム後半の難易度に凄みがある。
-武器間の格差
--本作は前作のFC版からほぼそのまま武器の種類を引き継いでいる為か、前作で指摘されていた弱武器と強武器との格差も殆ど改善が無い据え置きになってしまっている。
--一応、ファイヤーは前作とは全く異なる武器性能になっているのだが、前作そのままな性能のスプレッドガンが続投してしまっている為か、強化された割には存在感が薄め。
---AC版では武器の二段階パワーアップの採用によって、むしろ強武器が増加している傾向であった。
-1機やられてからの復活が困難。
--1機やられると装備中のアイテムが剥奪されてしまい、途端に難易度が上昇してしまう。
--なお、本作でも復活時には威力が低く手連射のノーマルガンでの復活となり、前作から全く改善されてない。
-演出面。
--アーケード版では中~大型敵を撃破すると轟音と共に大爆発という、ド派手でダイナミックな演出が見物だったが、FC移植に当り撃破時の爆発が少なく効果音も小さめという、かなりスケールダウンした物に変更されてしまっている。
--また、前作FC版と比較してステージ開始時のマップ表示やステージクリア後の会話デモがカットされ、ステージ間のシーンが非常に簡素になってしまった。
---会話シーンの無い点は残念な事にこの点は次作「魂斗羅スピリッツ」にも引き継がれてしまった。
---ステージ間の余計なシーンがカットされた為か、海外版(後述)は国内版とほぼ同様のROMになってしまったのだが。
-一部アイテムの出現比率。
--前作では取得すると一定時間無敵になる「バリア」が多く登場し画面内の敵を一掃する「スマートボム」は1箇所のみとサポートアイテムの出現比率に偏りがあったが、今作では逆に「スマートボム」が多く出現し「バリア」が1箇所のみという、これまた偏った出現比率になってしまっている。
---これにより前作で出来た「バリアを取得してステージの特定ポイントまで一気に駆け抜ける」という芸当が殆ど出来なくなってしまった。
**総評
アーケード版から様々な点が変更・グレードダウンされている事は否めないが、スーパーの名に恥じない、難易度高めの破天荒なアクション。
前作とは違い、3DSや携帯アプリなどでの復刻の機会に恵まれているため、是非とも破壊の爽快感を味わってもらいたい。
**余談
-本作は前作同様に『[[魂斗羅デュアルスピリッツ>魂斗羅 Dual Spirits]]』のおまけとして収録されている。
--但し北米版の「SUPER C」名義での収録になっているので、国内版に思い入れがあるのなら、バーチャルコンソール等を利用するしかない。
-また本作の欧州およびオーストラリア版もプレイヤー等人間キャラクターがロボットに差し替えられた「Probotector II: Return of the Evil Forces」名義で発売された。
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