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*ゴエモン もののけ双六
【ごえもん もののけすごろく】
|ジャンル|ボードゲーム|&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/512I-ywjnAL.SL160.jpg)|
|対応機種|ニンテンドウ64|~|
|メディア|128MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|コナミ|~|
|開発元|コナミコンピュータエンタテインメント神戸|~|
|発売日|1999年12月25日|~|
|価格|7,800円(税別)|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[がんばれゴエモンシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/639.html]]''|
**概要
-コナミの人気アクションゲーム『がんばれゴエモン』シリーズのN64第3作目。これまでとは一転してボードゲームになった。~
物知りじいさんの元に送られてきた一通のラブレターともののけを封印したお札が巻き起こす騒動を収拾することに。
**特徴
解説の前に、共通点が非常に多いカルドセプトシリーズとの比較に終始することをお断りしておく。
基本的にはカルドセプトシリーズのようにカードゲームとボードゲームの融合である。~
すごろくの要領でマップ上を移動して止まったマスにお金を消費して自分のもののけ(便宜上以後クリーチャーと表記)を召喚していき、~
隣接する相手のクリーチャーや、自分や相手が他のクリーチャーのいる土地を踏んだ時に、相手のクリーチャーとバトルさせる。~
相手のクリーチャーを撃破すると貫通ダメージが発生し、相手の体力を0にすれば勝利である。~
ちなみに同社の格闘ゲーム『らくがきっず』のキャラクター達が激レアクリーチャーとして本作にゲスト出演している。
相違点として、カルドセプトシリーズは土地そのものをレベルアップさせるのに対し、本作はその土地にいるクリーチャーをレベルアップさせる。
**長所
カルドセプトシリーズより初心者でも理解しやすくなっている。
-クリーチャー関連
--例えばカルドセプトシリーズでは戦闘時に使用できるアイテムがクリーチャーごとにきまっているが、もののけ双六にはそのような縛りは存在しない。また、カルドセプトシリーズではクリーチャーを召喚するのにお金意外のものが必用となることもあるが、もののけ双六ではクリーチャーを召喚するのにお金意外を要求されなかったりする。
--クリーチャーの能力の説明もとても分かり易い。
-カードゲームの魅力であるコレクション要素はもちろん健在。
--さらにクリア具合によってストーリーモードと対戦モードで設定できるルールが増えていく。
-キャラクターへの愛着がわきやすい。
--ストーリーモードではゴエモン、エビス丸、サスケ、ヤエのおなじみ四人のうち一人を選んで進めていくことになるし、敵キャラも、クロベエ、タイサンバ、カブキ、とのさまとこれまたおなじみの面々である。
--無論、本作オリジナルキャラも存在するがゴエモンシリーズの世界観にうまくなじんでいる。このあたりはカルドセプトシリーズには真似できない部分である。
--また、キャラクターごとにクリーチャーのステータスにボーナスがあったりもする。
-音楽、演出面での評価も高い。
--過去の名曲がうまくアレンジされており、特に大江戸、竜宮城、オバケやしき、ジゴクのBGMの出来がすばらしい。
--各キャラクターの有利な時のBGMもそれぞれ用意されている。ストーリーモードで勝てば使用可能なので、全キャラ分聞いた人も多いだろう。
---とくにカブキや、ラスボス、隠しキャラあたりが評価が高い。
#region(戦闘BGMメドレー)
&nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm11369606)
#endregion
-クリーチャーのデザインもなかなかよい。日本妖怪が可愛らしくデザインされている。
--これは余談だが、キャラクターの数を合わせるためか相当節操なくあちこちから名前を引っ張ってきている。
---「鬼」「河童」などのメジャー妖怪もいるが、「否哉(いやや)」「逆さ柱」「五徳猫」なんてドマイナーな妖怪もいる。「俺は妖怪に詳しいぜ!」なんて自負している人ならより楽しめるかと。
-ゴエモンやヤエちゃん、エビス丸等おなじみのキャラクターから、本作オリジナルキャラまでほとんどボイス付き。
--対戦中は色々なセリフを言って、こちらを楽しませてくれる。不利な時の台詞、有利の台詞、勝負挑むor挑まれた時の台詞…等。
---テンポが悪くなる と感じた場合は、台詞無しにも設定も出来る。
--だが、対戦には参加しない物知りじいさんだけはボイスがない(台詞はある)。
**短所
-戦略性はあまりない。
--カルドセプトシリーズにおいてシステムの複雑さは高い戦略性を求めた結果であるが、初心者でも理解しやすくするために複雑さを抑えたもののけ双六では戦略性の低下はいたしかたない。
--また、カード同士の強弱がはっきりしているせいで終盤はとにかく強カードをつめこんだデッキになりがちである。
---強カードを使うには、金を貯める必要があるのだが、これがいとも簡単に手に入る。最初の場所に(条件つきだが、ヌルイ)ついて、軽く1000以上は増える。隠しステージがあるが、そこは逆に貯めにくい。破産直前でも同じとこグルグル回ってばっかで勝負がつかないこともかなりの確率である。
-キャラクター同士の強弱もはっきりしすぎている。
--ラスボスがクリーチャーの全能力+100なのは仕方無いとしても大半の敵キャラがゴエモン、エビス丸、サスケ、ヤエいずれかの上位互換なのはいただけない。
---その為、他人戦とやる時はラスボス禁止にしないとヤバイので注意が必要。もしくは下記の通り、ボーナスなし設定にするか。
--ヤエで一度クリアした後はルールが追加されてストーリーモードや対戦モードでキャラクターごとのクリーチャーのステータスへのボーナスをなしにはできるが。
-CPUがあまり賢くない。
--というか、本作は全体的にCPUのデッキが弱い…ゴエモンシリーズは子供向けだからなのか。それにしたって弱すぎる。せめて、難易度が設定出来ればよかったのだが。
-カブキの性格がおかしい。
--何故か本作だけは敬語を使う。次作以降はなおっているが。
**総評
ニンテンドウ64におけるボードゲームの傑作マリオパーティーシリーズの影に隠れてしまった悲劇のボードゲームである。
**余談
-本作の前に発売したGBCの『[[もののけ道中>がんばれゴエモン ~もののけ道中 飛び出せ鍋奉行!~]]』との連動機能がある。
--もののけ道中側でパスワードを入力すると、パスワードに応じたもののけが出現するようになる。
--また、他にも「らくがきっず」で登場したキャラクターがお札でゲスト出演していて、これもパスワードでゲット出来る。
//本作はカルドセプトシリーズのパクリなのかどうか 詳しい事情を知っている片は加筆をおねがいします。
//ルール設定はストーリーと対戦の両方で使用可能です
*ゴエモン もののけ双六
【ごえもん もののけすごろく】
|ジャンル|ボードゲーム|&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/512I-ywjnAL.SL160.jpg)|
|対応機種|ニンテンドウ64|~|
|メディア|128MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|コナミ|~|
|開発元|コナミコンピュータエンタテインメント神戸|~|
|発売日|1999年12月25日|~|
|価格|7,800円(税別)|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[がんばれゴエモンシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/639.html]]''|
**概要
コナミの人気アクションゲーム『がんばれゴエモン』シリーズのN64第3作目。ジャンルをボードゲームに変更した番外変的作品となっている。
お馴染みレギュラー4人組内から1人を選び、物知りじいさんの元に送られてきた一通のラブレターともののけを封印したお札が巻き起こす騒動を収拾するべく戦う。
**特徴
解説の前に、共通点が非常に多いカルドセプトシリーズとの比較に終始することをお断りしておく。
基本的にはカルドセプトシリーズのようにカードゲームとボードゲームの融合である。~
すごろくの要領でマップ上を移動して止まったマスにお金を消費して自分のもののけ(便宜上以後クリーチャーと表記)を召喚していき、~
隣接する相手のクリーチャーや、自分や相手が他のクリーチャーのいる土地を踏んだ時に、相手のクリーチャーとバトルさせる。~
相手のクリーチャーを撃破すると貫通ダメージが発生し、相手の体力を0にすれば勝利である。~
ちなみに同社の格闘ゲーム『らくがきっず』のキャラクター達が激レアクリーチャーとして本作にゲスト出演している。
相違点として、カルドセプトシリーズは土地そのものをレベルアップさせるのに対し、本作はその土地にいるクリーチャーをレベルアップさせる。
**長所
カルドセプトシリーズにみられる複雑な要素は少ないため、初心者でも理解しやすくなっている。
-クリーチャー関連
--例えばカルドセプトシリーズでは戦闘時に使用できるアイテムがクリーチャーごとにきまっているが、もののけ双六にはそのような縛りは存在しない。また、カルドセプトシリーズではクリーチャーを召喚するのにお金意外のものが必用となることもあるが、もののけ双六ではクリーチャーを召喚するのにお金意外を要求されなかったりする。
--クリーチャーの能力の説明もとても分かり易い。
-カードゲームの魅力であるコレクション要素はもちろん健在。
--さらにクリア具合によってストーリーモードと対戦モードで設定できるルールが増えていく。
-キャラクターへの愛着がわきやすい。
--ストーリーモードではゴエモン、エビス丸、サスケ、ヤエのおなじみ四人のうち一人を選んで進めていくことになるし、敵キャラも、クロベエ、タイサンバ、カブキ、とのさまとこれまたおなじみの面々である。
--無論、本作オリジナルキャラも存在するがゴエモンシリーズの世界観にうまくなじんでいる。このあたりは、豊富なキャラクターと個性的な世界観を保持する人気シリーズならではだろう。
//さすがに比較した上で優劣をつけるような言い方はどうかと思うので修正。
--また、キャラクターごとにクリーチャーのステータスにボーナスがあったりもする。
-音楽、演出面での評価も高い。
--過去の名曲がうまくアレンジされており、特に大江戸、竜宮城、オバケやしき、ジゴクのBGMの出来がすばらしい。
--各キャラクターの有利な時のBGMもそれぞれ用意されている。ストーリーモードで勝てば使用可能なので、全キャラ分聞いた人も多いだろう。
---とくにカブキや、ラスボス、隠しキャラあたりが評価が高い。
#region(戦闘BGMメドレー)
&nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm11369606)
#endregion
-クリーチャーのデザインもなかなかよい。日本妖怪が可愛らしくデザインされている。
--これは余談だが、キャラクターの数を合わせるためか相当節操なくあちこちから名前を引っ張ってきている。
---「鬼」「河童」などのメジャー妖怪もいるが、「否哉(いやや)」「逆さ柱」「五徳猫」なんてドマイナーな妖怪もいる。「俺は妖怪に詳しいぜ!」なんて自負している人ならより楽しめるかと。
-ゴエモンやヤエちゃん、エビス丸等おなじみのキャラクターから、本作オリジナルキャラまでほとんどボイス付き。
--対戦中は色々なセリフを言って、こちらを楽しませてくれる。不利な時の台詞、有利の台詞、勝負挑むor挑まれた時の台詞…等。
---テンポが悪くなる と感じた場合は、台詞無しにも設定も出来る。
--だが、対戦には参加しない物知りじいさんだけはボイスがない(台詞はある)。
**短所
-戦略性はあまりない。
--カルドセプトシリーズにおいてシステムの複雑さは高い戦略性を求めた結果であるが、初心者でも理解しやすくするために複雑さを抑えたもののけ双六では戦略性の低下はいたしかたない。
--また、カード同士の強弱がはっきりしているせいで終盤はとにかく強カードをつめこんだデッキになりがちである。
---強カードを使うには、金を貯める必要があるのだが、これがいとも簡単に手に入る。最初の場所に(条件つきだが、ヌルイ)ついて、軽く1000以上は増える。隠しステージがあるが、そこは逆に貯めにくい。破産直前でも同じとこグルグル回ってばっかで勝負がつかないこともかなりの確率である。
-キャラクター同士の強弱もはっきりしすぎている。
--ラスボスがクリーチャーの全能力+100なのは仕方無いとしても大半の敵キャラがゴエモン、エビス丸、サスケ、ヤエいずれかの上位互換なのはいただけない。
---その為、他人戦とやる時はラスボス禁止にしないとヤバイので注意が必要。もしくは下記の通り、ボーナスなし設定にするか。
--ヤエで一度クリアした後はルールが追加されてストーリーモードや対戦モードでキャラクターごとのクリーチャーのステータスへのボーナスをなしにはできるが。
-CPUがあまり賢くない。
--というか、本作は全体的にCPUのデッキが弱い…。プレイヤーの年齢層に配慮したのかもしれないが、それにしたって弱すぎる。せめて、難易度が設定出来ればよかったのだが。
-カブキの性格がおかしい。
--何故か本作だけは敬語を使う。次作以降はなおっているが。
**総評
ニンテンドウ64におけるボードゲームの傑作マリオパーティーシリーズの影に隠れてしまった悲劇のボードゲームである。
**余談
-本作の前に発売したGBCの『[[もののけ道中>がんばれゴエモン ~もののけ道中 飛び出せ鍋奉行!~]]』との連動機能がある。
--もののけ道中側でパスワードを入力すると、パスワードに応じたもののけが出現するようになる。
--また、他にも「らくがきっず」で登場したキャラクターがお札でゲスト出演していて、これもパスワードでゲット出来る。
//本作はカルドセプトシリーズのパクリなのかどうか 詳しい事情を知っている片は加筆をおねがいします。
//ルール設定はストーリーと対戦の両方で使用可能です