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*ソニックと秘密のリング 【そにっくとひみつのりんぐ】 |ジャンル|ハイスピード体感アクション|CENTER:&amazon(B000FNSZAY)| |対応機種|Wii|~| |発売開発元|セガ|~| |開発元|ソニックチーム|~| |発売日|2007年3月15日|~| |定価|7,329円|~| |ポイント|Wiiの特性を活かした他にないソニック&br()ソニックにおけるスルメゲーの代表格&br()Wiiでも屈指の&bold(){腕筋破壊ゲー}&br()ストーリーの出来もかなり好評|~| |>|>|CENTER:''[[ソニックシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1023.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 Wiiに初進出した、『ストーリーブックシリーズ』と呼ばれる新しいソニックゲーム。通称『ひみリン』。~ Wiiリモコンを横持ちし、傾けや振りを用いてソニックをアクションさせていく実にWiiらしいゲーム。~ アラビアンナイトの世界に呼ばれたソニックが、悪の魔神であるイレイザー・ジンと戦う。~ ソニックにスキルを付随して強化していくカスタマイズ制度や、ゲージを消費して使用する『スピードブレイク』、『タイムブレイク』のアクションが特徴。 **ストーリー ある日、読書をしていたソニックがうっかりうたた寝をしていると、本の中から突如小さな妖精・シャーラが現れた。~ 彼女は、消されていくアラビアンナイトの世界を救って欲しいと懇願、それに応じたソニックはシャーラの主人となり、アラビアンナイトの世界に飛び込む。~ アラビアンナイトの世界を消していたイレイザー・ジンに出くわしたソニックだったが、一瞬の隙をつかれて呪いをかけられてしまう。~ 彼を倒さない限り、アラビアンナイトが救われないばかりか、自分の命をも危うい。~ しかしそんな状況にも動じず、アラビアンナイトの不思議な世界を満喫しながら、世界の危機にソニックは立ち向かっていく。 **特徴 -本作独自のアクションとして、ゲージを消費して使用する『スピードブレイク』、『タイムブレイク』がある。 --『スピードブレイク』は、制御は聞きづらいが超高速で走ることが出来る能力。後のブーストとは違い本当にかっ飛ばすので制御しづらいが、気持ちよくステージを飛ばすことが可能。 --『タイムブレイク』は、時間を一時的に遅くする能力。鉄球が無数に浮かぶ地点などを潜り抜ける時に有効。 -Wiiリモコンによる独特の操作。 --今回のソニックはWiiリモコンを横持ちで使用するが、前進はなんと&bold(){リモコンを前に傾ける}という仕様。 --後退は内側に方側に向け、ブレーキは1ボタン、ジャンプは2ボタン、ホーミングアタックはジャンプ後リモコンを振る、となっている。得意な操作方法だが非常に独特な操作感が味わえ、慣れればかなり楽しい。 -カスタマイズシステム。 --ソニックはステージクリアの成績に応じて経験値を習得することが出来、レベルがあがると装備出来るスキルの上限が上がり、新しいスキルなどを習得することが出来る。 --スキルを習得することで、ソニックのスピードの底上げなど様々な能力を付随出来る。スピードアップ系のスキルを装備しまくるなど偏った設定も可能。 --それ以外にも様々なスキルが用意されており、ソニックの冒険をサポートする。 **評価点 -これまでのソニックにはない新鮮さを提供しつつ、スピード重視のゲーム性を維持している点。 --最初こそソニックの走力は遅いが、レベルをあげてスキルを追加していくことで驚くべきスピードを実現可能。その速度は後のHDソニックのブーストと同等かそれ以上と言っても過言ではない。 --さらに今作独自のブーストシステム『スピードブレイク』は、後のブーストとは異なる爽快感ある走りっぷりを見ることが出来る。 --Wiiリモコンの操作は独特ながら、慣れればこれまでにない新鮮なものとなっており、いつの間にか自分の肌にマッチングしているというユーザーが多数。 -近年稀に見るストーリーの良好さ --この頃のソニックはストーリーの壮大さや複雑さを緩和していく時期にあり、[[ソニックワールドアドベンチャー]]以降のような控えめなシナリオが多くなっていた。 --その時期に、この秘密のリングは一昔前の洋画吹替のような会話のテンポの良さ、台詞回しにセンスを感じるものがあり、普通に楽しめるようになっている。 --「俺は、薄汚いネズミなんかじゃない。ちょっとすごいハリネズミなんだよ」というセリフは本作の名言としてあげられることも多い。 --ソニックのレギュラーキャラ達は、アラビアンナイトの世界の住人として登場するが本人ではなく、「ソニックの仲間によく似た別人」という設定になっている。 -良質なアラビアン調のBGMの数々。 --主テーマソング『Seven Rings In Hand』を始め、アラビアンな雰囲気なボーカルソングがステージソングとして流れ、ゲームの雰囲気を盛り上げる。 --ノーボーカル曲も軒並み好評。特に『レビティテッド ルーイン』のBGMはボーカルソングに負けず劣らず評価が高く、ステージの駆け抜けていく娯楽性と合わさって完成度が高い。 -ステージ数が多く、やりごたえがある。 --ミッション系のものもあるが、それらの多くはタイムアタックとしてプレイしても楽しめるものが多い。 ---もっとも、タイムアタックで使用されるのは主にゴールに到着するだけのミッションであるが。 --ステージ演出やギミックも良好で、まるでインディ・ジョーンズになりきったような仕掛けが楽しめるなど、演出面はかなり優秀。 -ゲスト声優が地味に豪華。 --シャーラ役の中原麻衣は、丁度ブレイクがピークに達したくらいの出演だった。 --敵役のイレイザー・ジンはベテランの江原正士と盤石なキャスティング。 -やりごたえのあるボス。 --一筋縄では行かない強力なボスが多く、台詞回しと相まってボス戦もかなり楽しめるものとなっている。 -本作限定のパワーアップ・ダークスパインソニックのデザインは良質。 --なお、公式で靴などを脱いだ姿を披露したソニックは、このダークスパインソニックが初めてと言われている。 **問題点 -操作感と相まって、難易度はやや高め。 --後半は特にトラップが多く張り巡らされ、何度も死んで泣きを見ることになる。 -WiiリモコンによるWii肉痛が顕著な点。 --常に腕の筋肉に力を入れることになるため、他のゲーム以上に腕への負担がかかる。前腕部だけやたら筋肉痛になるという奇妙な疲労感は、本作をプレイした人間の多くが体感したことだろう。 -Wiiだから、と考慮してもグラフィックへのこだわりが薄い。 --OP・EDムービーこそかなり美麗だが、ゲーム画面はそれとは正反対に画質がかなり低く、ソニックがのっぺりとしている。 --今回のソニックは口がモデリングされておらず、ゲーム画面では表情に乏しい。 --反面ストーリー表示においてイラストで進めていくパートに関してはさほど問題ない。 --後のWii版[[ソニック ワールドアドベンチャー]]、[[ソニックカラーズ]]と比較してしまうと余計に気になってしまう。 -レベルをあげないと、ソニックの走行スピードが遅すぎる点。 --一部動画でもあがっているが、初期のレベルのソニックとやりこんだ末のソニックとでは雲泥の差がある。その差たるや同じゲームとは思えないほど。 -最終戦におけるソニックの攻撃音がしょぼい。 --せっかくダークスパインソニックのデザインが良質なのに、暴走したイレイザー・ジンを殴る時の音が「ポコッ」と布袋でも殴ったような音になる。 --リモコンを振りまくっての殴りアクションはなかなか楽しいだけに残念な点である。 **総評 Wiiらしさを前面に押し出した、非常に独特な雰囲気を持つソニックである。~ 最初こそ足が遅いため、ソニックなのに遅すぎると思ってゲームを投げてしまう人も多かったようだが、やりこめばこれまでのソニックにはない疾走感を楽しめるゲームであった。~ そこそこ好評だったためか、続編として『[[ソニックと暗黒の騎士]]』が発売された。~ しかしこちらはソニックの肝ともいえる疾走感をやや犠牲にしたゲーム性となったため、賛否が分かれる内容となり、必ずしも絶賛されるゲームではなくなってしまった。 ----

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