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本ページではWindows用ソフト『聖なるかな -The Spirit of Eternity Sword 2-』とその移植版『聖なるかな -オリハルコンの名の下に-』を紹介しています。 ---- #contents() ---- *聖なるかな 【せいなるかな】 |ジャンル|転生神話SRPG|&amazon(B000NVMSB0)| |対応機種|Windows 2000/XP&br()プレイステーション・ポータブル|~| |開発元(共通)&br()発売元【Win】|ザウス【本醸造】|~| |発売元【PSP】|サイバーフロント|~| |発売日|【Win】2007年8月3日&br()【PSP】2012年4月19日|~| |定価|【Win】10,260円&br()【PSP】6,264円(税込)|~| |レート|【Win】ソフ倫:&color(crimson){''18歳未満禁止''}&br()【PSP】CERO:C(15歳以上対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|システムや世界観は大幅に強化&br()前作ファンは反感|~| ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}} #center{&size(20){''本作のWin版『聖なるかな -The Spirit of Eternity Sword 2-』は18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。''}} ---- **概要 前作の『永遠のアセリア』によって広大かつ深みのあるシナリオとシステムで、ザウスの名を一躍轟かせた『永遠神剣シリーズ』の続編。~ しかし、続編とはいうものの、あくまで前作の主人公の血縁者が少し出てくる程度で、世界観等は一新されている。~ また、シビアだった前作とは変わり全体的にマイルドでわかりやすい設計となっている。 **特徴 -部隊パート --IPが高い順に各3人で編成された部隊でマップを攻略する。レベルアップや設置したオブジェの管理もこのパートで行う。 -戦闘パート --前作とほぼ同様だが、3人一組のパーティーを組む。それぞれ攻撃を担う「アタッカー」、防御を担当する「ディフェンダー」、補助を行う「サポーター」と各ロールを担う。~ これらは戦闘中に変更可能だが、レベルが低い間は基本的におすすめのロールがあるのでそれに準ずるとよい。~ また1人で全ロールを受け持つ「オールラウンダー」というものもある。ある程度能力が秀でているキャラでないと少々辛い。~ ダメージ属性にはマテリアルとフォースが存在する。マテリアルはいわゆる物理で、フォースは魔力(実際は理力)となる。~ リメイニングゾーンという新要素も登場。特定のアクションにおいて発動する、自動スキル装置のようなもの。うまく使えば有利に攻防が可能になる。 **評価点 -深いシステム --難しいわけではないが、決して簡単ではないバランスにより、歯ごたえのあるバトルが楽しめる。 -また、前作では「クリアーさせる気がなかったほどの難易度」は鳴りを潜め、一週目でもクリアーは簡単になった。~ 二周目以降はとあるキャラが非常に強化されているため、また違った育成を出来るのが嬉しい。 -深い設定 --世界観がより大きくなった。だからといって核心にまで触れられることはなく、ある程度ぼかしている程度なので、~ 更に肥大化した設定を考察する楽しみがある。本シリーズの考察サイトは非常に多岐に存在し、あらゆるプレイヤーがあれやこれやと考察を深めた。~ 所謂「最強」を決める格付けの話では、本シリーズは必ずといっていいほど登場する。この吹っ切れたまでの規模や設定は、他の全ジャンルの作品の追随を許さないほど。 -数々のドラマ --世界の数だけドラマがある、といったように様々な人間ドラマが存在する。王道であったり不可思議であったりと、はたまたそのどちらでもないものであったり。~ 特に、過去と現実の狭間で繰り広げられる主人公、望と絶の敵対は長大な物語全体に浸透し、その決着までのもったいぶりもなかなかである。 -CGモード --おまけだが要素だが、CGモードでは、登場キャラたちが表示されたCGについて掛け合い形式の論評している。これが聞いていて結構楽しい。 **問題点 -とにかく長い --シナリオも長いが、とにかく部隊及び戦闘パートが長い。広大すぎる3Dマップを幾度と無く進行しているとあっという間に日が暮れる。しかも部隊は1つずつしか進められず、攻略のためのルートも結構複雑。~ しかも、後半の敵になると「''1ターン目まで巻き戻す''」という能力を使い、じりじりとプレイ時間が蓄積する。 --個別への分岐が終盤になってから。ADVのように長すぎる共通パートをスキップすることが出来ないので完全クリアには根気が必要となる。 -使われない設定 --スキルの解説でコラムという形で設定が紹介されているのだが、ゲームで生かされていないので全くの無駄になっている。キャラによっては割を食ってしまっている事も。~ 生かそうとしたのだけれど、製作期間やらの事情で生かされずに終わったとも邪推できるが。 -とにかく主人公至上主義 --主人公である望は、本人自身は特に重い設定などはない。しかし過去生と呼ばれる望の「前世」が望のバックグラウンド全てを孕んでいると言っても過言ではない。~ つまり、転生したとはいえ、望の過去生が非常に強力であるため、現在の望にもその要素が次々に引っかかる。~ 簡単にいえば「''前世がすごかったので現世でもすごい''」。ヒロインも疑問を持たずに惚れる。~ また、前作の「自我を失う代わりに神剣の力を発揮させる」設定が使い回されているが、設定のみで別段何の問題もない。あくまで演出上で言われているだけである。前作にはちゃんと「マインド」((自我の値。これが高いと能力も上がるが、ダークサイドに堕ちてしまう諸刃の剣な数値。))という裏付けシステムが存在したのに、本作では廃止になった。~ このため、あらゆるご都合展開を望むまま得られている望は「んへw」((望の最終形態である「ナル・ハイ・エターナル」=Null High Eternal のそれぞれの頭文字を取り、嘲笑である「w」をつけたもの。))と呼ばれるのが定着した。~ このことから、マインドを取るか理性を取るかのシビアなバランスを好んでいた前作ファンには受けが悪い。 -唐突すぎる展開とシナリオ --今作の舞台の管理人が世界各地で起こった騒乱で世界が大変なことになるので、唐突に現われてリセットするといった''打ち切り展開''。この管理人もはっきり言うと被害者なのだが…完全に悪役扱いされて報われない。~ しかも別のルートだと、この管理人を倒したあと、モブだと思われていたキャラが唐突に登場し、管理人を''食う''。比喩ではない。そして「エネルギーを全部いただく」と言ってバトル。これがラスボスである。 //モブが重要人物だった、というのはよくあるが、いきなり出てきてラスボスを倒す…というのは流石に…。 //特殊な手段が無いと越えられないはずの世界の壁を越えて各地に居る、エトルを一方的に食べるなど只者じゃない描写はある -バランス崩壊キャラ --前述にあった前作の血縁者「ユーフォリア」である。このキャラがいれば大抵収束可能。しかし目立った出番はなく、「たまたまこの世界に落ちてきたので主人公についていく」というだけのキャラ。そのため「''客寄せパンダ''」呼ばわりされる始末。これもまた前作ファンの反感を買った。 #region(ネタバレ) --なお、ルートどころか、Hシーンすらないのが残念。ただし前作ファンからすれば「何処の馬の骨とも知らない奴とくっつかなくてよかった」とも言えるのが複雑でもある。 #endregion --望の神剣である「ナルカナ」も相当…どころか反則級に強い。ユーフォリアとこのナルカナがいれば大体なんとかなってしまう。ただ、エロゲーなのでシナリオを進めたい人たちへの救済策とも言えなくもない。 -緊張感皆無の学園 --世界を往々に旅する一行だが、旅するのは主人公達だけではない。主人公が通っている「学園」(在校生含む)そのものもである。~ 学園がどうやって世界を旅するんだ?という問題はかなり大雑把に解決しているので触れないでおくにしても、学園漂流物ではありがちな「パニック」や「騒動」等は開始時を除いて一切起こらない。このため「修学旅行」と揶揄されるほど。~ 元の世界に帰れる機会が早めにあったのにも関わらず、主人公達が先延ばしにしてしまい、その決定に特に異を唱えたりもしない。神剣は人の魂を糧にするという設定があることから、「''神剣で生徒達を脅しているのか?''」という推測もされている。 ---- **総評 パートの端々が長い、シナリオが少々ご都合すぎる、といった粗があるが、ボリュームに嫌悪感がなく『永遠のアセリア』に興味がある、という入門者にはよい。 そちらの未経験者が本作をプレイしても問題ないのは、この点においてありがたい。 とはいえゲーム媒体の問題が無ければ続編に類する作品でもあるため 入門者にとっても基本的にこちらの作品よりはシナリオ・システムともに良い『永遠のアセリア』のほうがまず薦められるのが悲しいところか ---- **移植版 -シナリオが一部改訂された。 -新規OPムービー収録。 -PSP『永遠のアセリア -この大地の果てで-』と連動すると特別なミッションが受けられる。~ DL版は最初から実装。 ---- **関連作 ※全て18禁 -スペシャルファンディスク(2008年7月25日) --本編では出番が多くなかった、本編への補完的なキャラのスピンオフストーリー、並びにクイズゲームを収録。 --スピンオフストーリー自体は悪くないが3つあるストーリーのうち、2つのストーリーの前提が似通っているのが引っかかる。 -聖なるかな外伝・精霊天翔 ~壊れゆく世界の少女たち~(2010年1月29日) --モブ、というより不足しがちなロールを補うための存在、クリスト(幼女キャラ)に焦点を当てた外伝。シナリオ全体が暗く陰鬱だが、バランス等を考えても好評。原案者は関与していない。 -聖なるかな外伝・精霊天翔 ~Crystal Friends~(2010年10月29日) --上記のファンディスク。 -スペシャルエディション(2012年9月28日) --PSP版のWin逆移植版。ドラマCDのみ存在したシナリオのADV化。 --あるアイテムを入手すると、上記外伝のHシーンが閲覧出来るように。 --戦闘を実施せずとも、無条件で勝利するパッチが配布されている。これで一応、長い部分については改善されたと言えるが…なお、DL版のみ対応。 ---- **余談 本作を最後に、2014年現在永遠神剣シリーズの正統な続編は途絶えている。~ その後、スタッフが軒並みザウスから離散し、その後徒党を組んで制作したのが 『[[輝光翼戦記 天空のユミナ]]』、いわゆる『輝光翼戦記シリーズ』である。~ 2014年にはザウスで再結集して『[[新世黙示録 ―Death March―]]』をリリースしている。が、ゲームの出来は…。
本ページではWindows用ソフト『聖なるかな -The Spirit of Eternity Sword 2-』とその移植版『聖なるかな -オリハルコンの名の下に-』を紹介しています。 ---- #contents() ---- *聖なるかな 【せいなるかな】 |ジャンル|転生神話SRPG|&amazon(B000NVMSB0)| |対応機種|Windows 2000/XP&br()プレイステーション・ポータブル|~| |開発元(共通)&br()発売元【Win】|ザウス【本醸造】|~| |発売元【PSP】|サイバーフロント|~| |発売日|【Win】2007年8月3日&br()【PSP】2012年4月19日|~| |定価|【Win】10,260円&br()【PSP】6,264円(税込)|~| |レート|【Win】ソフ倫:&color(crimson){''18歳未満禁止''}&br()【PSP】CERO:C(15歳以上対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|システムや世界観は大幅に強化&br()前作ファンは反感|~| |>|>|CENTER:''[[ザウス作品リンク>Xuse作品]]''| ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}} #center{&size(20){''本作のWin版『聖なるかな -The Spirit of Eternity Sword 2-』は18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。''}} ---- **概要 前作の『永遠のアセリア』によって広大かつ深みのあるシナリオとシステムで、ザウスの名を一躍轟かせた『永遠神剣シリーズ』の続編。~ しかし、続編とはいうものの、あくまで前作の主人公の血縁者が少し出てくる程度で、世界観等は一新されている。~ また、シビアだった前作とは変わり全体的にマイルドでわかりやすい設計となっている。 **特徴 -部隊パート --IPが高い順に各3人で編成された部隊でマップを攻略する。レベルアップや設置したオブジェの管理もこのパートで行う。 -戦闘パート --前作とほぼ同様だが、3人一組のパーティーを組む。それぞれ攻撃を担う「アタッカー」、防御を担当する「ディフェンダー」、補助を行う「サポーター」と各ロールを担う。~ これらは戦闘中に変更可能だが、レベルが低い間は基本的におすすめのロールがあるのでそれに準ずるとよい。~ また1人で全ロールを受け持つ「オールラウンダー」というものもある。ある程度能力が秀でているキャラでないと少々辛い。~ ダメージ属性にはマテリアルとフォースが存在する。マテリアルはいわゆる物理で、フォースは魔力(実際は理力)となる。~ リメイニングゾーンという新要素も登場。特定のアクションにおいて発動する、自動スキル装置のようなもの。うまく使えば有利に攻防が可能になる。 **評価点 -深いシステム --難しいわけではないが、決して簡単ではないバランスにより、歯ごたえのあるバトルが楽しめる。 -また、前作では「クリアーさせる気がなかったほどの難易度」は鳴りを潜め、一週目でもクリアーは簡単になった。~ 二周目以降はとあるキャラが非常に強化されているため、また違った育成を出来るのが嬉しい。 -深い設定 --世界観がより大きくなった。だからといって核心にまで触れられることはなく、ある程度ぼかしている程度なので、~ 更に肥大化した設定を考察する楽しみがある。本シリーズの考察サイトは非常に多岐に存在し、あらゆるプレイヤーがあれやこれやと考察を深めた。~ 所謂「最強」を決める格付けの話では、本シリーズは必ずといっていいほど登場する。この吹っ切れたまでの規模や設定は、他の全ジャンルの作品の追随を許さないほど。 -数々のドラマ --世界の数だけドラマがある、といったように様々な人間ドラマが存在する。王道であったり不可思議であったりと、はたまたそのどちらでもないものであったり。~ 特に、過去と現実の狭間で繰り広げられる主人公、望と絶の敵対は長大な物語全体に浸透し、その決着までのもったいぶりもなかなかである。 -CGモード --おまけだが要素だが、CGモードでは、登場キャラたちが表示されたCGについて掛け合い形式の論評している。これが聞いていて結構楽しい。 **問題点 -とにかく長い --シナリオも長いが、とにかく部隊及び戦闘パートが長い。広大すぎる3Dマップを幾度と無く進行しているとあっという間に日が暮れる。しかも部隊は1つずつしか進められず、攻略のためのルートも結構複雑。~ しかも、後半の敵になると「''1ターン目まで巻き戻す''」という能力を使い、じりじりとプレイ時間が蓄積する。 --個別への分岐が終盤になってから。ADVのように長すぎる共通パートをスキップすることが出来ないので完全クリアには根気が必要となる。 -使われない設定 --スキルの解説でコラムという形で設定が紹介されているのだが、ゲームで生かされていないので全くの無駄になっている。キャラによっては割を食ってしまっている事も。~ 生かそうとしたのだけれど、製作期間やらの事情で生かされずに終わったとも邪推できるが。 -とにかく主人公至上主義 --主人公である望は、本人自身は特に重い設定などはない。しかし過去生と呼ばれる望の「前世」が望のバックグラウンド全てを孕んでいると言っても過言ではない。~ つまり、転生したとはいえ、望の過去生が非常に強力であるため、現在の望にもその要素が次々に引っかかる。~ 簡単にいえば「''前世がすごかったので現世でもすごい''」。ヒロインも疑問を持たずに惚れる。~ また、前作の「自我を失う代わりに神剣の力を発揮させる」設定が使い回されているが、設定のみで別段何の問題もない。あくまで演出上で言われているだけである。前作にはちゃんと「マインド」((自我の値。これが高いと能力も上がるが、ダークサイドに堕ちてしまう諸刃の剣な数値。))という裏付けシステムが存在したのに、本作では廃止になった。~ このため、あらゆるご都合展開を望むまま得られている望は「んへw」((望の最終形態である「ナル・ハイ・エターナル」=Null High Eternal のそれぞれの頭文字を取り、嘲笑である「w」をつけたもの。))と呼ばれるのが定着した。~ このことから、マインドを取るか理性を取るかのシビアなバランスを好んでいた前作ファンには受けが悪い。 -唐突すぎる展開とシナリオ --今作の舞台の管理人が世界各地で起こった騒乱で世界が大変なことになるので、唐突に現われてリセットするといった''打ち切り展開''。この管理人もはっきり言うと被害者なのだが…完全に悪役扱いされて報われない。~ しかも別のルートだと、この管理人を倒したあと、モブだと思われていたキャラが唐突に登場し、管理人を''食う''。比喩ではない。そして「エネルギーを全部いただく」と言ってバトル。これがラスボスである。 //モブが重要人物だった、というのはよくあるが、いきなり出てきてラスボスを倒す…というのは流石に…。 //特殊な手段が無いと越えられないはずの世界の壁を越えて各地に居る、エトルを一方的に食べるなど只者じゃない描写はある -バランス崩壊キャラ --前述にあった前作の血縁者「ユーフォリア」である。このキャラがいれば大抵収束可能。しかし目立った出番はなく、「たまたまこの世界に落ちてきたので主人公についていく」というだけのキャラ。そのため「''客寄せパンダ''」呼ばわりされる始末。これもまた前作ファンの反感を買った。 #region(ネタバレ) --なお、ルートどころか、Hシーンすらないのが残念。ただし前作ファンからすれば「何処の馬の骨とも知らない奴とくっつかなくてよかった」とも言えるのが複雑でもある。 #endregion --望の神剣である「ナルカナ」も相当…どころか反則級に強い。ユーフォリアとこのナルカナがいれば大体なんとかなってしまう。ただ、エロゲーなのでシナリオを進めたい人たちへの救済策とも言えなくもない。 -緊張感皆無の学園 --世界を往々に旅する一行だが、旅するのは主人公達だけではない。主人公が通っている「学園」(在校生含む)そのものもである。~ 学園がどうやって世界を旅するんだ?という問題はかなり大雑把に解決しているので触れないでおくにしても、学園漂流物ではありがちな「パニック」や「騒動」等は開始時を除いて一切起こらない。このため「修学旅行」と揶揄されるほど。~ 元の世界に帰れる機会が早めにあったのにも関わらず、主人公達が先延ばしにしてしまい、その決定に特に異を唱えたりもしない。神剣は人の魂を糧にするという設定があることから、「''神剣で生徒達を脅しているのか?''」という推測もされている。 ---- **総評 パートの端々が長い、シナリオが少々ご都合すぎる、といった粗があるが、ボリュームに嫌悪感がなく『永遠のアセリア』に興味がある、という入門者にはよい。 そちらの未経験者が本作をプレイしても問題ないのは、この点においてありがたい。 とはいえゲーム媒体の問題が無ければ続編に類する作品でもあるため 入門者にとっても基本的にこちらの作品よりはシナリオ・システムともに良い『永遠のアセリア』のほうがまず薦められるのが悲しいところか ---- **移植版 -シナリオが一部改訂された。 -新規OPムービー収録。 -PSP『永遠のアセリア -この大地の果てで-』と連動すると特別なミッションが受けられる。~ DL版は最初から実装。 ---- **関連作 ※全て18禁 -スペシャルファンディスク(2008年7月25日) --本編では出番が多くなかった、本編への補完的なキャラのスピンオフストーリー、並びにクイズゲームを収録。 --スピンオフストーリー自体は悪くないが3つあるストーリーのうち、2つのストーリーの前提が似通っているのが引っかかる。 -聖なるかな外伝・精霊天翔 ~壊れゆく世界の少女たち~(2010年1月29日) --モブ、というより不足しがちなロールを補うための存在、クリスト(幼女キャラ)に焦点を当てた外伝。シナリオ全体が暗く陰鬱だが、バランス等を考えても好評。原案者は関与していない。 -聖なるかな外伝・精霊天翔 ~Crystal Friends~(2010年10月29日) --上記のファンディスク。 -スペシャルエディション(2012年9月28日) --PSP版のWin逆移植版。ドラマCDのみ存在したシナリオのADV化。 --あるアイテムを入手すると、上記外伝のHシーンが閲覧出来るように。 --戦闘を実施せずとも、無条件で勝利するパッチが配布されている。これで一応、長い部分については改善されたと言えるが…なお、DL版のみ対応。 ---- **余談 本作を最後に、2014年現在永遠神剣シリーズの正統な続編は途絶えている。~ その後、スタッフが軒並みザウスから離散し、その後徒党を組んで制作したのが 『[[輝光翼戦記 天空のユミナ]]』、いわゆる『輝光翼戦記シリーズ』である。~ 2014年にはザウスで再結集して『[[新世黙示録 ―Death March―]]』をリリースしている。が、ゲームの出来は…。

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