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セプテントリオン ~Out of the blue~ - (2015/12/31 (木) 11:29:11) の1つ前との変更点

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*セプテントリオン -Out of the blue- 【せぷてんとりおん あうと おぶ ぶるー】 |ジャンル|アクションアドベンチャー|&amazon(B000069SVD)[[高解像度で見る>http://ecx.images-amazon.com/images/I/61ACBoNhxbL.jpg]]| |対応機種|プレイステーション|~| |販売元|ヒューマン|~| |発売日|1999年3月11日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|''どうしてこうなった?&br;''無意味なポリゴン化&br;緊迫感のない演出と乗客ども&br;劣悪な操作性|~| **概要 映画の迫力と臨場感をゲームに持たせることを目的とした、シネマティックライブシリーズの第1弾『[[セプテントリオン]]』のリメイク……の、はず。~ リメイクと銘打っているが、ストーリは完全に別物であり、謎の3D化やリアリティとは程遠い演出に加え、誰得な追加シナリオがあるわりには~ アクション面は退化と''SFC版の良さをことごとくなくしてしまっており''ファンからなかったことにされている。 **問題点 -''緊迫感のない演出'' --まず、冒頭のOPムービーで船が沈没しそうという描写があってから、いきなりプレイヤーは船内にほっぽり出される。~ そして''何の前触れもなく突然浸水が始まる'' ---SFCでは豪華客船での船旅から波を受け転覆。など丁寧な描写があったのだが… --SFCでは状況に応じていろいろな操作・挙動があったのに比べ、本作では足がつかないほど浸水しない限りはほぼ直立で動く。 ---このため、''首付近まで浸水してるのに全力疾走できる''などシュールな光景が延々と続く。 ---船が傾いた際には前作同様四つん這いになるが、膝まで浸水していても''ちょっとでも傾いたら四つん這いになる。''~ 勿論ほうっておくとそのまま溺死してしまうので、早急なエリア移動が求められるが四つん這いなのでそれも不可能。~ ''これぐらいなら立てるだろ!''とツッこまざるを得ない。 --SFCでは浸水した通路に面した部屋は浸水していたが、こちらは何故か浸水してない。 ---このため、完全浸水したエリアでも''部屋の中は安全''という緊張感のないものになっている。 -とにかく悪い操作性 --SFC版もリアリティを求めるが故、操作性はかなり癖があったが、3D化に伴う操作性の複雑さによりよけいに癖が強くなっている。 ---コントローラーの上下で移動、左右で旋回という操作なので左右に移動するにはいちいち旋回して前進しなければならない。 ---アナログスティックに対応していないため、十字キーのみで操作する必要がありよけい移動が難しくストレスに感じる。 --救出ボタンの挙動が遅くなったのでタイミングが合わないと救出できない。 ---穴に落ちた救出者を助けるには、飛ぶ瞬間ぐらいに押さないといつまでやっても救出できない。 -本作最大の敵・【穴】 --船内の通路にはところどころ穴が開いてある箇所があるが、そこに操作キャラが落ちると傾き具合では脱出不可で、リセットするしかない。 -アクション要素の排除 --狭い箇所を飛びつつ移動することなどがなくなり、純粋な探索ゲームになっている。 --下記の事も考えれば妥当といえば妥当だが、協力しあうというドラマ性が薄れてしまった。 -救出関連 --SFC版と違い、船が転覆する謎を解きつつ乗客を助けていくという設定上''乗客の救出が攻略必須条件。'' ---SFC版では一人でも脱出できたのに本作では%%面倒な%%仲間引率を絶対に行わなければならない。 ---もちろん一人でも仲間が事故死したら即ゲームオーバー。ただしアクション要素は乏しいので事故死は少ない。 ---しかし、SFCでも問題であったCPUルーチンが悪く妙な位置に引っかかったりするのは健在。~ 救出が絶対条件なので見捨てることもできないためストレスがたまる。 ---この仕様により''救出させられている''感が強くなり、よけいにドラマ性が削がれるハメになった。 --しかも乗客は発見したものの「忘れ物がある」「友達を探したい」などといってすぐに勝手な行動を取りはぐれる。誰一人危機感など感じていない。 ---船長指示で船内報告をしていないからともとれるが、どんなに傾いていようが、浸水していようが、''火災で煙が充満していようが''こんなノリである --さらに、そのあとは決まって後を追わされるハメになる。一応ヒントはくれるのだが、あまりにも大雑把でわかりにくい ---例を挙げれば、この階のどこかに母親がいる。と言われるが階層には''40部屋以上あり、しらみつぶしに探すことになる'' ---○号室に~何番フロアに~などと言われるが''勿論番号なんて書いてない''のでやっぱりしらみつぶしに探す事に…もはや救出というよりお使いである。 -余りに謎な追加要素。 #region(ネタバレ) 研究の末に生まれた殺人寄生虫を生み出し世界に流そうというモノ 3D化されたことといい完全に[[BIOHAZARD]]を意識していることがうかがえてしまう。 しかも、ストーリー上は何もかも黒幕の計画通りに進んでいるのに、寄生虫の事は最後まで有耶無耶という始末。 前作のファンはこんな展開を望むはずもなく、黒歴史と化した。 #endregion **評価点 ''無い。''しいて言えば、99年当時にしてはポリゴン描写等はまあまあではある程度。 **総評 ポセイドンアドベンチャーのオマージュとして、SFCという制限の多いハードにおいても映画さながらのドラマ性と緊迫感を生み出した傑作だった前作。~ それがPSという次世代機に代わってどれほど進化したのか期待していたファンの希望を粉々に打ち砕いた迷作というに尽きるだろう。 **余談 -SFC版が版権問題でVC化が絶望的ゆえか、不人気作品のこちらがアーカイブスで発売されるという誰得なことが起こった -人気声優がゲーム実況を行う「つれゲーVol・16」において、金元寿子氏と赤崎千夏氏が本作をプレイしたが、金元は開始数十分で''「マジクソゲーだな」''と評し、赤崎からは''「ラスボスは開発元」''というセリフが飛び、最終的に2人から''「こんなものゲームじゃない!」''とボロクソに評価された。 --前述のアーカイブス化に関して金元からでたセリフが''「これが(アーカイブス化)!?信じられない!!」'' ---金元は割と気に入っている様だが、「クソゲーには変わりない」との事。
*セプテントリオン ~Out of the blue~ 【せぷてんとりおん あうと おぶ ぶるー】 |ジャンル|アクションアドベンチャー|&amazon(B000069SVD)[[高解像度で見る>http://ecx.images-amazon.com/images/I/61ACBoNhxbL.jpg]]| |対応機種|プレイステーション|~| |販売元|ヒューマン|~| |発売日|1999年3月11日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|''どうしてこうなった?&br;''無意味なポリゴン化&br;緊迫感のない演出と乗客ども&br;劣悪な操作性|~| |>|>|CENTER:''セプテントリオンシリーズ''&br;[[SFC>セプテントリオン]] / ''~Out of the blue~''| **概要 映画の迫力と臨場感をゲームに持たせることを目的とした、シネマティックライブシリーズの第1弾『[[セプテントリオン]]』のリメイク……の、はず。~ リメイクと銘打っているが、ストーリは完全に別物であり、謎の3D化やリアリティとは程遠い演出に加え、誰得な追加シナリオがあるわりには~ アクション面は退化と''SFC版の良さをことごとくなくしてしまっており''ファンからなかったことにされている。 **問題点 -''緊迫感のない演出'' --まず、冒頭のOPムービーで船が沈没しそうという描写があってから、いきなりプレイヤーは船内にほっぽり出される。~ そして''何の前触れもなく突然浸水が始まる'' ---SFCでは豪華客船での船旅から波を受け転覆。など丁寧な描写があったのだが… --SFCでは状況に応じていろいろな操作・挙動があったのに比べ、本作では足がつかないほど浸水しない限りはほぼ直立で動く。 ---このため、''首付近まで浸水してるのに全力疾走できる''などシュールな光景が延々と続く。 ---船が傾いた際には前作同様四つん這いになるが、膝まで浸水していても''ちょっとでも傾いたら四つん這いになる。''~ 勿論ほうっておくとそのまま溺死してしまうので、早急なエリア移動が求められるが四つん這いなのでそれも不可能。~ ''これぐらいなら立てるだろ!''とツッこまざるを得ない。 --SFCでは浸水した通路に面した部屋は浸水していたが、こちらは何故か浸水してない。 ---このため、完全浸水したエリアでも''部屋の中は安全''という緊張感のないものになっている。 -とにかく悪い操作性 --SFC版もリアリティを求めるが故、操作性はかなり癖があったが、3D化に伴う操作性の複雑さによりよけいに癖が強くなっている。 ---コントローラーの上下で移動、左右で旋回という操作なので左右に移動するにはいちいち旋回して前進しなければならない。 ---アナログスティックに対応していないため、十字キーのみで操作する必要がありよけい移動が難しくストレスに感じる。 --救出ボタンの挙動が遅くなったのでタイミングが合わないと救出できない。 ---穴に落ちた救出者を助けるには、飛ぶ瞬間ぐらいに押さないといつまでやっても救出できない。 -本作最大の敵・【穴】 --船内の通路にはところどころ穴が開いてある箇所があるが、そこに操作キャラが落ちると傾き具合では脱出不可で、リセットするしかない。 -アクション要素の排除 --狭い箇所を飛びつつ移動することなどがなくなり、純粋な探索ゲームになっている。 --下記の事も考えれば妥当といえば妥当だが、協力しあうというドラマ性が薄れてしまった。 -救出関連 --SFC版と違い、船が転覆する謎を解きつつ乗客を助けていくという設定上''乗客の救出が攻略必須条件。'' ---SFC版では一人でも脱出できたのに本作では%%面倒な%%仲間引率を絶対に行わなければならない。 ---もちろん一人でも仲間が事故死したら即ゲームオーバー。ただしアクション要素は乏しいので事故死は少ない。 ---しかし、SFCでも問題であったCPUルーチンが悪く妙な位置に引っかかったりするのは健在。~ 救出が絶対条件なので見捨てることもできないためストレスがたまる。 ---この仕様により''救出させられている''感が強くなり、よけいにドラマ性が削がれるハメになった。 --しかも乗客は発見したものの「忘れ物がある」「友達を探したい」などといってすぐに勝手な行動を取りはぐれる。誰一人危機感など感じていない。 ---船長指示で船内報告をしていないからともとれるが、どんなに傾いていようが、浸水していようが、''火災で煙が充満していようが''こんなノリである --さらに、そのあとは決まって後を追わされるハメになる。一応ヒントはくれるのだが、あまりにも大雑把でわかりにくい ---例を挙げれば、この階のどこかに母親がいる。と言われるが階層には''40部屋以上あり、しらみつぶしに探すことになる'' ---○号室に~何番フロアに~などと言われるが''勿論番号なんて書いてない''のでやっぱりしらみつぶしに探す事に…もはや救出というよりお使いである。 -余りに謎な追加要素。 #region(ネタバレ) 研究の末に生まれた殺人寄生虫を生み出し世界に流そうというモノ 3D化されたことといい完全に[[BIOHAZARD]]を意識していることがうかがえてしまう。 しかも、ストーリー上は何もかも黒幕の計画通りに進んでいるのに、寄生虫の事は最後まで有耶無耶という始末。 前作のファンはこんな展開を望むはずもなく、黒歴史と化した。 #endregion **評価点 ''無い。''しいて言えば、99年当時にしてはポリゴン描写等はまあまあではある程度。 **総評 ポセイドンアドベンチャーのオマージュとして、SFCという制限の多いハードにおいても映画さながらのドラマ性と緊迫感を生み出した傑作だった前作。~ それがPSという次世代機に代わってどれほど進化したのか期待していたファンの希望を粉々に打ち砕いた迷作というに尽きるだろう。 **余談 -SFC版が版権問題でVC化が絶望的ゆえか、不人気作品のこちらがアーカイブスで発売されるという誰得なことが起こった -人気声優がゲーム実況を行う「つれゲーVol・16」において、金元寿子氏と赤崎千夏氏が本作をプレイしたが、金元は開始数十分で''「マジクソゲーだな」''と評し、赤崎からは''「ラスボスは開発元」''というセリフが飛び、最終的に2人から''「こんなものゲームじゃない!」''とボロクソに評価された。 --前述のアーカイブス化に関して金元からでたセリフが''「これが(アーカイブス化)!?信じられない!!」'' ---金元は割と気に入っている様だが、「クソゲーには変わりない」との事。

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