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*beatmaniaIIDX 17 SIRIUS 【びーとまにあ つーでぃーえっくす せぶんてぃーん しりうす】 |ジャンル|DJシミュレーション|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |稼動開始日|2009年10月21日|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|新要素「チャージノート(CN)」&br;キャラを前面に押し出した、初心者向けのPARTYモード&br;過去作を意識したボスフォルダ&br;jubeatとの連動&br;''待たせたな!''|~| |>|>|CENTER:''[[beatmaniaIIDXシリーズリンク>beatmania IIDXシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -『beatmaniaIIDX』シリーズ18作目。 --青色と銀色を基調とした、SFテイストでクールなデザイン。 --イメージキャラクターは「戌」。おおいぬ座とかけたのだろうか? --キャッチフレーズは「音条の響、光条の輝。」 --DJ YOSHITAKA氏によると、サウンドコンセプトは「個性」だという。 **特徴 -''CN(チャージノート)・BSS(バックスピンスクラッチ)'' --いわゆる長押しノーツ。 ---始点だけでなく、終点にも判定がある。 ---BSSは終点で反対方向に回す必要がある。 --このノーツがある曲には、選曲バーの横にCNマークがつけられている。 -新オプション --オプション画面のレイアウトが変わり、画面中央に表示され、鍵盤を押すと詳細が表示される形式になった。 --LEGACY NOTE ---ASSISTオプションの一つ。 ---CNが始点のみのノーツに変化する。 ---CNが無い曲でこのオプションを使うと、通常クリア扱いになる。 --SYMMETRY RANDOM、SYNCHRONIZE RANDOM ---DOUBLE BATTLE専用のオプション。 ---その名の通り、前者は左右対称RANDOM、後者は左右同配置RANDOM。 --判定タイミング表示機能 ---PGREAT以外の判定を出したときに、タイミングが早いときには青文字で「FAST」、遅いときには赤文字で「SLOW」と表示される。 ---表示位置は4パターンから決めることができる。 --SUDDEN+とLIFTの白数字が、次回クレジットに持ち越されるようになった。 -LEAGUEモード --稼動約2ヵ月後に実装された。 --「SCORE LEAGUE」「CLEAR LEAGUE」の2つが存在する。 --''4曲完全保障でプレイ可能。'' ---1クレジット内での同一選曲不可。 ---最初の2曲はランダム選曲になる。 ---EXPERTや段位と同じように、プレイ中に変更できるオプションしか変更できない。 --D~Sの5つに分類され、さらに3つのランクに分類される。 ---上位リーグになるほど高難易度になる。 ---初めは段位と対応し、各層の最下位からスタートする((例えば、八段~皆伝はA3からスタートする。))。 ---上位リーグに進出するには、規定回数プレイしなければならない。 --所属リーグの更新は毎週月曜日に行われる。 ---対象は規定回数プレイしたプレイヤーで、昇格・残留・降格の3つに分類される。 ---昇格・降格ともにボーダーラインが設定され、それに超えているかどうかで判断される。 ---結果表示は更新日以降に、モードセレクト前に表示される。 --楽曲更新は毎週水曜日行われる。 -PARTYモード --現在のSTEP UPモードの前身となったモード。SP専用。 --初心者卒業を目的としており、3曲保障で最初は☆1から、進めると☆6まで登場するようになる。 --なんといっても本モードといえば会話イベントである。そのキャラクターを全面に推した異様な光景は、ラブプラスをもじって「''デラプラス''」と揶揄されていた。 ---もちろんこれはスキップすることは可能である。 --プレイ画面では、グルーヴゲージが観客の形になってたり、画面右側ではSDセリカ/士郎が登場する。 --モード完走すると初心者卒業祝いとして、楽曲「たからもの」が解禁される。 ---beat#2終了時に自動解禁されたため、解禁待ちしていた上級者は多かったようだ。 ***PARALLEL ROTATION -いわゆるボスフォルダ。本作ではIIDXRED~DJ TROOPERSの5種類存在。 -各フォルダごとの出現前提条件を満たした上で、対応する旧バージョンフォルダ内の楽曲を3ステージで連続プレイし、EXTRAステージに進出すると出現する。 -フォルダ内は、該当バージョンのデフォルト選曲BGM、選曲画面、フレームになる。 --ただし、100%再現されているわけではない((例えばIIDXREDの斜めゲージは再現されておらず、GOLDの決定音からボイスが無くなっている。))。 --最初にフォルダ内には、CS移植曲が2曲、リミックス曲が1曲用意されている。 -フォルダ内の楽曲の譜面には、それぞれ条件を満たしてクリアすることにより「鍵」がつけられる。 --3曲全てにつけると、鍵をつけた難易度に対するUNKNOWN曲が追加される。 --各フォルダ計5種類のUNKNOWN曲すべてに鍵をつけると、リザルト演出と共にONE MORE EXTRA STAGE「Almagest」が登場する。 --プレイした後、UNKNOWN曲から鍵が消滅する。 -beat#2から、NORMALとHYPERを出現させることが可能になった。 -楽曲に鍵をつける条件は、基本的は正規+HARD+高スコアで満たせるものであったが、最低ラインの詳細は特定できずじまいであった。 -beat#2終了とともに自動解禁された。 ***APPEND STYLE(jubeat ripples連動) -BEMANIでは久々の他機種連動であった。 --まず、該当曲を「jubeat ripples」でプレイすることで、IIDXに解禁される。 ---jubeatをある程度プレイしてグレードを上げ、その該当曲を解禁させておく必要がある。ランダム選曲で運よく引く、ローカルマッチングでやらせてもらうという手段もある。 --該当曲の3曲を全てIIDXでプレイした後、再びjubeatをプレイし、その後IIDXをプレイするとIIDXに新曲「AIR RAID FROM THA UNDAGROUND」が解禁。 --上記4曲全てクリアすると、「Evans」が解禁される。 **評価点 -CNによるゲーム性の向上 --ロケテの時点では判定が厳しかったこと、特に前情報を聞いただけのプレイヤーには悪印象だった。 ---従来では鍵盤を打つことを重視され、鍵盤を押しっぱなしにして離す操作に前例が無かった、というのが大きい。 --しかし製品版では、判定がある程度緩和したことや、無理な使い方をしていないこと、意外と演奏感があること、などで多くのプレイヤーに受け入れられた。 --CN複合譜面は新たな譜面傾向として確立され、今後のゲームのあり方に大きな影響を与えた。 ---作曲者側も、CNを意識した曲作りを行うというケースが見受けられるようになった。 -ボスフォルダ演出 --フォルダ内では過去作のBGMになり、フレームも過去作を意識したものになるという過去作をプレイしてきたプレイヤーにとっては感涙モノになっている。 --UNKNOWN曲はHAPPY SKYを除いてそのバージョンで登場した別名義による続編的な楽曲が多く、レイヤーアニメも含めて評価が高い。 ---特に、IIDXREDの「ワルツ第17番 ト短調"大犬のワルツ"」のレイヤーに登場するキャラ、通称「大犬のお姉さん((あくまでファンの中での愛称でしかなかったが、後にクプロパーツで公式名となる))」が人気を集めた。 --このフォルダで使われている汎用ムービーは基本は同じで、フォルダによって色合いを変えているものになっている((REDは赤、HSは青おといった具合。))。ONE MORE EXTRAは紺色。 -初心者へのフォロー --PARTYモードは見た目こそアレであるが、IIDX初心者へのフォローとしては多いに貢献した。 --選曲が限定されてしまうが、''3曲保障で☆4~6のNORMAL、HYPER譜面をプレイできる''というのはやはり大きい。 ---TUTORIAL、BEGINNERモードにも曲保障はあるが、BEGINNER譜面(☆3以下)しかプレイできない。 ''楽曲面'' -新アーティスト「PRASTIK DANCEFLOOR」氏と「Dirty Androids」氏が新たに参戦。beatnation recordsの新アーティスト発掘によるものと思われる。 --前者は「Session」系に代表される高速楽曲のような音ゲー的なサウンド、後者はダフトパンクを思い出させるクラブ系サウンドが特徴的。 -「SUPER STAR 満-MITSURU-」のさらなる躍進 --『15 DJTROOPERS』でデビューし、前作ではEDを飾った謎のアーティスト「SUPER STAR 満-MITSURU-」が本作の楽曲「She is my wife」では''実写で楽曲PVに登場''。しかもbeatnation recordsのメンバーをバックダンサーとして引き連れている。 --ちなみにもう一つの楽曲「NEW SENSATION -もう、あなたしか見えない-」はジャンル名通りアイドルソングだが、''アクティ・アリエスがSUPER STAR 満-MITSURU-のプロデュースでアイドル歌手としてデビュー''したという%%ぶっ飛んだ%%設定。ちなみにボーカリストの正体は過去作でも「Catch me」等で参加していたERi。 -「Roots of my way!」「たからもの」といったIIDXドラマCD主題歌がゲームに収録された。 --ゲーム内での表示は無いが、どちらも声優が歌唱している。 **賛否両論点 -ボスフォルダ出現前提条件について --REDとDJTはスコアをつけた譜面数、HSはDJ POINT、GOLDはEXPERTコースのスコア登録で決まるものだったが、SP/DPで別カウントになっているために両方でプレイしたい場合はそれぞれのプレイスタイルで条件を満たさなければならない。 --DDはプレイスタイル別カウントではないが、「遠征エリア3エリア以上、または遠征店舗数10店舗以上」という条件であり、地域によっては非常にしんどいものとなる。 -移植曲が多い --前述の通り、ボスフォルダ内ではUNKNOWN曲とONE MORE EXTRAを除くと全てCS移植曲とアルバム移植曲である((CaptivtAte~裁き~(SUBLIME TECHNO MIX)のみライブ音源の移植。))。 --これらは計15曲。さらに加えてjubeat連動などの他機種からの移植もあるため、移植曲が多すぎるという声も。 ---参考までに前作では移植は10曲程度だったが、本作は20曲近くある。 ---この頃はCSソフトや専用コントローラーの入手が容易だったため、CS移植曲にそこまで大きな価値が置かれてはなかった。 **問題点 -選曲BGMについて --本作では、リーグモードでリーグが昇格すると選曲BGMを獲得できるようになっているのだが、もし降格するとそのBGMがリストから消えてしまう。 --消す必要はあったのだろうか? -「quell~the seventh slave~」 --DP ANOTHER譜面が最強クラスとして知られている当曲。これがCSから移植されたこと自体は評価できるが、その際DPにおいて以下の2つの問題を引き起こした。 --ボスフォルダの条件達成について ---DistorteDのボスフォルダにおいて、CS移植曲の一つにこの曲が入ったために、大半のDPプレイヤーがANOTHERでワンモアどころかUNKNOWN曲を召喚できない事態になった。 ---鍵の条件はランクA+easyクリアだと言われているが、並のDP皆伝でも達成できない条件である。 ---UNKNOWN曲の「G59」より圧倒的に難しいせいか、「quellに鍵をつけたらウィニングラン」なんて言われる始末。明らかな調整不足と言わざるを得ない。結果、大半のDPプレイヤーは解禁待ちを強いられた。 --DP皆伝について ---この曲がDP皆伝2曲目に入ったことにより、難易度が急上昇してしまった。 ---CSDDにおけるDP皆伝((歴代のAC・CS段位認定DP皆伝コースで最も難しいとされている。1曲目にquell、2曲目にQUANTUM TELEPORTATION、3曲目はquasar(全てANOTHER譜面)、という構成だが、2曲目のQUANTUM TELEPORTATIONもquellに匹敵する難易度であるため、歴代DP皆伝コースの大半で3曲目に採用されボス扱いされているquasarに辿りついた時点で「ウイニングラン」とされる程強烈な難易度を誇る。))とは違い、1曲目に蠍火((歴代AC・CS段位認定DP皆伝の多くで採用されている曲(譜面はANOTHER)。階段やリズム難の同時押し縦連が連発する上、曲終盤でゲージを削られやすいため多くのDP皆伝挑戦者を苦しめている。))がいるという点もきつい要因だと言われている。 **総評 本作では新システム・新要素に積極的にチャレンジしたが、結果、中でもCNはIIDXのゲーム性を大きく進化させるものとなった。~ PARALLEL ROTATIONは、プレイヤーによってはbeat#2終了による自動解禁を待たざるを得ない状況になってしまったが、過去作品を踏襲したボスフォルダとして評価が高いものになった。 **その後 -2010年9月に[[beatmaniaIIDX 18 Resort Anthem>beatmaniaIIDX18 Resort Anthem]]が稼動した。 --SDはDJ YOSHITAKA氏からL.E.D.氏に交代。これに伴い、収録曲の方向性も大きく変化したが…。 -PARTYモードはSTORYモードに変化し、上級者にも対応した。 -jubeatの連動企画は次回作でも健在。 --なお、jubeat(『jubeat knit』)は、IIDXのみならず多くのBEMANI機種との連動を行った。 -本作のED曲「Vermilion」が収録された。ムービーも本作のシステムデザインを意識したものになっている。 **余談 -本作からCSが発売されなくなってしまったが、5年後にPC版のINFINITASが開始し、家でもSIRIUSの楽曲をプレイすることは可能になった。版権曲は絶望的だろうが・・・。 --「DOMINION」と「Bad Maniacs」のみ、CS EMPRESSに先行曲として収録されたためCSでのプレイは可能である。 --CSが発売されなくなったことにより、残念ながら本作のインターフェイスやPARALLEL ROTATIONを再び味わう手段は途絶えてしまった。 -『GOLD』で「Dreaming Sweetness」を提供し、今作GOLDのボス「mosaic」のアーティスト「Auridy」がRyu☆とDaiのユニット(要するにHHHの別名義)であることが判明した。「RyuとDaiのアナグラム」とのことである。 -SIRIUSのオリジナルサウンドトラックにてリミックスコンテストが開催された。 --入賞したxac氏の「Programmed Sun(xac Antarctic Ocean mix)」は次回作に収録された。 -かつて携帯サイトで「She is my wife」の''振り付け講座ビデオ''が配信されていた。 --ラストの満の決めセリフ「''最高にクールだっただろう?''」に対して「''最高にシュールでした''」と返すのはもはやお約束。 --現在このビデオは配信されていないが、%%当然のように%%『[[DanceEvolution ARCADE]]』に収録されている。更にムービー特化の『ビートストリーム アニムトライブ』には稼動記念としてムービーごと移植された。 -今作でご尊顔が開示されたSUPER STAR 満-MITSURU-の正体について様々な考察がされた。 --ちなみに前作・前々作時点では''Tatsh説''が濃厚だった。((ちなみにSUPER STAR 満-MITSURU-以外に対しても「正体がわからない場合とりあえずTatshと予想する」という風潮が今作稼動当時は多かった。)) --最初こそ「単なる替え玉ではないか」と言われていたが、djTAKAにて「''ヤツは紛れもなく本物のSUPER STAR''」というアナウンスにてTatsh説は消滅。作風やBEMANIの生放送での声、顔のホクロの位置等から''TAG説''が現在に至るまでの主流となった。 --その後[[SUPER STAR引退後にTAGがアンサーソングのような楽曲を作る>beatmaniaIIDX 20 tricoro]]、[[TAGのバースデーイベントなのに何故かShe is my wifeが対応曲>DanceEvolution ARCADE]]、[[TAGのパートのマッシュアップに何故か満の声が入っている>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/6001.html#id_0e0f5618]]等、''もはや隠す気がないようなアピールがなされている''のだが、公式的に発表はされていない。 --一応TAGと満のツーショット写真は公式で存在・・・・するが、その写真の満は''誰がどう見ても別人''。

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