「ターミネーター2」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ターミネーター2 - (2017/05/12 (金) 16:20:01) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*ターミネーター2 【たーみねーたーつー】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|パック・イン・ビデオ|~| |開発元|LJN|~| |発売日|1992年6月26日|~| |定価|6,500円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| **概要 -アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画『ターミネーター2』をゲーム化したACT。全5面構成。 -本作のBGMは[[ソルスティス>ソルスティス 三次元迷宮の狂獣]]のBGMを作曲したTim Follinの兄、Geoff Follinが手がけている。 **システム -自機はターミネーター(T-800)で、耐久力+残機制。耐久力が0になる等でミスするとノイズと共に「TERMINATED」と画面が切り替わり、自機を1機失う。 -行動は移動とジャンプ、攻撃は打撃と銃がある。ただし、銃の弾数は有限、弾が切れると素手の攻撃のみとなる。 **長所 -ステージが多彩。 --2面が強制スクロールのバイクアクションとなっていたり、4面がお使いゲームになっていたりと、敵を倒すだけのアクションゲームではない。 -ストーリーがオリジナルの映画に忠実である。 //-末期FC作だけあって、当時のゲームとしてはビジュアルのクオリティも高い。 //とても、そうは見えない。 **短所 -オリジナルでは脅威の戦闘能力も、本作では大幅な弱体化。 --原作では素手はもちろん重火器でさえ大したダメージを受けなかった「鉄人」ターミネーターだが、本作では人間の素手の攻撃にすら、ダメージを負う。 ---耐久力や攻撃力を数値化しないとゲームにならないので仕方がないとも取れる。もっとも、ジョンを主人公にしてターミネーターに守られながら進めるスタイルでも良かったのではないだろうか。また近年作られた『サラ・コナークロニクル』のように派生ストーリーにするなど手段はあったはずだが…。 -はっきり言って難易度が高い。 --銃の弾数が有限なのに、敵は無限に湧いてくる。弾を節約しながらのプレイは、中々厳しい。 --中でも厳しいステージ。 ---2面:用水路でのT-1000とのバイクアクションを再現した面。後方のT-1000のトラックを銃で追い返し、前方のゲートを破壊しながら先に進むのだが、一瞬の射撃ミスも許されない場面がある。 ---4面:サイバーダイン社での攻防を再現した面。探し物ステージ。とにかく敵が多く、しかも全員銃を持っている。有限弾数がここで響く。ステージ中を行ったり来たりするプレイとなるため、ジワジワとダメージを蓄積してしまう。さらにここでどれだけ弾を節約したかが、次の面の難易度に影響するという意地の悪さ。 ---5面:ラストの溶鉱炉のシーンを再現した面。1発死のダメージゾーンに落ちやすく、自滅することもしばしば。画面にわずかに映る振り子に飛び移らないといけない場面もある。ラストのT-1000の倒し方も、機転が必要とプレイヤー泣かせ。 -中途半端な日本語化。 --長めのデモは日本語なのだが、ほとんどは英語のまま。プレイに必要な情報まで英語。 -情けないBGM。 --ターミーネーターのテーマと言えば独特なドラム音が特徴的な曲だが、本作ではドラム音だけでメロディーがない。さらにそのドラム音の再現度も低レベル。FCの音源という点を踏まえても酷い出来。 ---Geoff氏がサウンドを手がけた他のソフトのBGMはFC(NES)の性能を限界まで使ったかなり凝ったものが多いのだが… --プレイ中のBGMも、適当感の漂うものばかり。 **総評 短所で述べたように、オリジナルでの驚異の戦闘能力のT-800が、銃器はおろか素手の攻撃ですらダメージを受け破壊されてしまうのに、唖然とするプレイヤーも少なくないだろう。さらに、その落胆を突き落すいやらしいほどの高難易度。 当時のハリウッド映画原作ゲームは企画先行で中身は伴わなかったりしたものだが、その中でもあまりオススメしかねるタイトル。 さすがは死の虹、LJNのゲームではある。 **余談 -一方、本作の発売より少し前にアーケードにて同じくターミネーター2を題材とするMidway製作のガンシュー『Terminator 2: Judgment Day』が稼働している((家庭用移植の際は『T2 ジ・アーケードゲーム』のタイトルでリリースされた))。 --同作はオリジナルキャラが多く登場するもののスーパーファミコンやゲームボーイなどの家庭用機はもちろん、AmigaやPC-DOSと言ったパソコンにまでに移植される程の好評っぷりで、結局本作は映画のファンゲームとしての存在意義を失う事になってしまった。
*ターミネーター2 【たーみねーたーつー】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|パック・イン・ビデオ|~| |開発元|LJN|~| |発売日|1992年6月26日|~| |定価|6,500円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| **概要 -アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画『ターミネーター2』をゲーム化したACT。全5面構成。 -本作のBGMは[[ソルスティス>ソルスティス 三次元迷宮の狂獣]]のBGMを作曲したTim Follinの兄、Geoff Follinが手がけている。 **システム -自機はターミネーター(T-800)で、耐久力+残機制。耐久力が0になる等でミスするとノイズと共に「TERMINATED」と画面が切り替わり、自機を1機失う。 -行動は移動とジャンプ、攻撃は打撃と銃がある。ただし、銃の弾数は有限、弾が切れると素手の攻撃のみとなる。 **長所 -ステージが多彩。 --2面が強制スクロールのバイクアクションとなっていたり、4面がお使いゲームになっていたりと、敵を倒すだけのアクションゲームではない。 -ストーリーがオリジナルの映画に忠実である。 //-末期FC作だけあって、当時のゲームとしてはビジュアルのクオリティも高い。 //とても、そうは見えない。 **短所 -オリジナルでは脅威の戦闘能力も、本作では大幅な弱体化。 --原作では素手はもちろん重火器でさえ大したダメージを受けなかった「鉄人」ターミネーターだが、本作では人間の素手の攻撃にすら、ダメージを負う。 ---耐久力や攻撃力を数値化しないとゲームにならないので仕方がないとも取れる。もっとも、ジョンを主人公にしてターミネーターに守られながら進めるスタイルでも良かったのではないだろうか。また近年作られた『サラ・コナークロニクル』のように派生ストーリーにするなど手段はあったはずだが…。 -はっきり言って難易度が高い。 --銃の弾数が有限なのに、敵は無限に湧いてくる。弾を節約しながらのプレイは、中々厳しい。 --中でも厳しいステージ。 ---2面:用水路でのT-1000とのバイクアクションを再現した面。後方のT-1000のトラックを銃で追い返し、前方のゲートを破壊しながら先に進むのだが、一瞬の射撃ミスも許されない場面がある。 ---4面:サイバーダイン社での攻防を再現した面。探し物ステージ。とにかく敵が多く、しかも全員銃を持っている。有限弾数がここで響く。ステージ中を行ったり来たりするプレイとなるため、ジワジワとダメージを蓄積してしまう。さらにここでどれだけ弾を節約したかが、次の面の難易度に影響するという意地の悪さ。 ---5面:ラストの溶鉱炉のシーンを再現した面。1発死のダメージゾーンに落ちやすく、自滅することもしばしば。画面にわずかに映る振り子に飛び移らないといけない場面もある。ラストのT-1000の倒し方も、機転が必要とプレイヤー泣かせ。 -中途半端な日本語化。 --長めのデモは日本語なのだが、ほとんどは英語のまま。プレイに必要な情報まで英語。 -情けないBGM。 --ターミーネーターのテーマと言えば独特なドラム音が特徴的な曲だが、本作ではドラム音だけでメロディーがない。さらにそのドラム音の再現度も低レベル。FCの音源という点を踏まえても酷い出来。 ---Geoff氏がサウンドを手がけた他のソフトのBGMはFC(NES)の性能を限界まで使ったかなり凝ったものが多いのだが… --プレイ中のBGMも、適当感の漂うものばかり。 **総評 短所で述べたように、オリジナルでの驚異の戦闘能力のT-800が、銃器はおろか素手の攻撃ですらダメージを受け破壊されてしまうのに、唖然とするプレイヤーも少なくないだろう。さらに、その落胆を突き落すいやらしいほどの高難易度。 当時のハリウッド映画原作ゲームは企画先行で中身は伴わなかったりしたものだが、その中でもあまりオススメしかねるタイトル。 さすがは死の虹、LJNのゲームではある。 **余談 -海外のみマスターシステム(海外セガマークIII)版も発売している。 --こちらの評価もやはりというかお察しなのだが、同ハードにはMidway版(後述)も移植されている為か紛らわしく、本作の発売がMidway版が家庭用ハードへ移植されるに当たって『T2 ジ・アーケードゲーム』に改題される様になったきっかけとも言われている。 -一方、本作の発売より少し前にアーケードにて同じくターミネーター2を題材とするMidway製作のガンシュー『Terminator 2: Judgment Day』が稼働している((家庭用移植の際は『T2 ジ・アーケードゲーム』のタイトルでリリースされた))。 --同作はオリジナルキャラが多く登場するもののスーパーファミコンやゲームボーイなどの家庭用機はもちろん、AmigaやPC-DOSと言ったパソコンにまでに移植される程の好評っぷりで、結局本作は映画のファンゲームとしての存在意義を失う事になってしまった。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: