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ショベルナイト - (2017/07/16 (日) 12:07:43) の1つ前との変更点

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*ショベルナイト 【しょべるないと】 |ジャンル|アクション|&amazon(B06XF6BDZX)| |対応機種|Wii U&br()ニンテンドー3DS&br()Nintendo Switch|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|Yacht Club Games|~| |発売日|【WiiU、3DS】2016年6月30日&br【Switch】2017年5月30日|~| |定価|【各種ダウンロード版】2,160円&br;【3DS用パッケージ版】3,780円(各税8%込)|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 8ビット風(ファミコン風)のレトロテイスト溢れる横スクロールアクションゲーム。 海外で開発されたいわゆる「洋ゲー」で、日本語版は任天堂からWiiU版と3DS版がダウンロードソフトとして配信され、3DS版のみショベルナイトのamiiboが同梱されたパッケージ版が発売された。 後にSwitch版もダウンロードソフトとして配信されている。 3DS版ではすれちがい通信を利用した対戦が、WiiU、Switch版ではamiiboを利用した二人同時プレイが可。 ---- **ストーリー (オープニングから引用) かつて、まだ未開であったこの地には、伝説の冒険者たちがいた… なかでも希代の英雄といわれたショベルナイトとシールドナイト… いつも共に旅をしていた二人であったが、運命の塔で悲劇がおきた。 呪われた封珠から恐ろしい魔法が解き放たれたのだ。 ショベルナイトが意識を取り戻したとき、すでに運命の塔は封印され、シールドナイトの姿はどこにもなかった。 心折れたショベルナイトは旅をやめ、ひとり孤独に暮らすようになった。 だが、英雄の消えた地には邪悪な者たちがあらわれた… 恐るべき魔力をもったエンチャントレスと、そのもとに集うボクメツ騎士団である。 いまや塔の封印はとかれ、破滅の日は目前に迫っている。 だがそれは、新たなる冒険の始まりでもあった… ---- **特徴 -主人公ショベルナイトの武器は「ショベル」。これで敵を攻撃するのはもちろん、土を掘ったり、一部の壁を壊したり、仕掛けを動かしたりなど使い道は多岐にわたる。 --ジャンプ中に下を押す事でショベルによる下突きもできる。 -ゲーム内に登場する宝石がお金の役割をはたしており、これを消費してアイテムを購入する事でショベルナイトを強化できる。 --中には「レリック」と呼ばれる特殊な武器も存在。ただし使用には魔力を消費するため乱用はできない。魔力もお金で増強可。 -マップ画面はマリオ3に近い形になっており、ここから各ステージや村に入ることができる。 --マップ上には敵キャラやボーナス面、ボスキャラが出現する事もあり、接触すると各イベントが発生する。 -各ステージにはチェックポイントが存在し、ミスしてもここからリトライできるようになっている。 --で、実はこのチェックポイントは破壊できる。破壊すれば大量のお金が手に入るが当然チェックポイントとしては使えなくなるのでミス時に大幅に戻されるというリスクが付きまとう。 -ゲームオーバーの概念がなく、何度でもリトライ可。ただしミスをするとお金を一部落としてしまう。 --落としたお金はミスした場所に漂うので回収すれば取り戻せる。しかし回収前に再度ミスをすると消滅してしまい回収不可になる。 -その他豊富なやりこみ要素。 --「楽譜」というアイテムが存在し、入手して村にいる吟遊詩人に届けるとゲーム内のBGMを聴くことができる。 --条件を満たすと達成される「功績」が存在。ゲームを進めれば必ず達成できるものからかなりきつい縛りプレイまで条件はさまざま。 --クリア後2週目となる「ニューゲーム+」が遊べる。1週目のステータスを引き継げるかわりに被ダメージ増、チェックポイント減と難易度が上がっている。 --クリア後「チャレンジモード」が解禁される。特殊なステージやボスとの再戦に挑戦できる。クリア後という事もあって難易度は高め。 -チートコードの存在。怪しい響きだがようは公式の用意した隠しパスワードである。(公式HPに隠されている) --難易度を大きく下げるもの、逆に上げるもの、ただのお遊び要素など種類は豊富。 --ただしチートコードを使用したセーブデータでは「功績」が達成できなくなる。 -公式HPで追加コンテンツがダウンロードできる。なお無料である。 --第一弾「プレイグ オブ シャドウズ」 ---ボスキャラの一人であるプレイグナイトが主役のアナザーストーリー。プレイグナイトは「ボムジャンプ」でショベルナイトよりも高く遠くへジャンプできる。しかし制御は難しくかなり癖のある操作性。 ---ステージ構成は基本は本編と同じだが、あちこち本モード用に調整、追加されている。 --第二弾「スペクター オブ トーメント」 ---ボスキャラの一人であるスペクターナイトが主役の本編の前日譚。スペクターナイトはジャンプ力は高くないかわりにカマを使った「ダッシュ斬り」を利用して高い場所に移動できる。少しだが壁を上る事もできる。 ---ステージ構成は一新。新しいザコ敵や、ボスの新技、新規BGMなど、大部分が本モード用に追加されている。 --「功績」「チャレンジモード」もこれらの追加コンテンツに対応したものが用意されている。これで無料だというのだから恐ろしい。 ---- **評価点 -ファミコン風のレトロなグラフィックながら、ドット絵自体はかなり細かく作られておりぬるぬる動く。 -クリアするだけならさほど長いゲームではないが、やりこみ要素が非常に豊富でやりこもうとするならかなりのボリュームを誇る。 -全体的に難易度は高めだが、無限にリトライが可能な事、ミスしてからリトライ開始までが早くテンポが良いおかげでストレスはかなり軽減されている。 --回復アイテム、amiibo、チートコード等、救済措置もあるので初心者でもクリアするだけならなんとかなる。 -Jake Kaufman氏(Shantaeの人と言えばわかりやすいか)が手掛けたBGMも良曲揃い。特に本作はほぼ全てのボスに専用のBGMが用意されているのでボス戦だけでもかなりの曲数。 --さらに松前真奈美女史(ロックマンの作曲者)も本作のために2曲提供している。 -ローカライズの出来が良い。少なくともプレイしていて不自然に感じることはまずないだろう。 ---- **問題点 -落としたお金は後で拾えるものの、実際は高すぎてジャンプが届かなかったり、トゲや穴の上だったりで実質回収不可になるケースも多い。 --ちなみにアイテムの一つ「釣り竿」でもお金の回収はできる。それでも限度はあるが。 -強化アイテムの一つ「鎧」はいくつか種類があるが、強力なかわりにデメリットが大きいものや、動きがちょっとかっこよくなるだけで実用性はないものもある。そのため実用や安定を考えると選択肢は少なくなる。 ---- **総評 一見すると近年では珍しくないレトロ風横スクロールアクション。 しかしドット絵、システム、BGMなどあらゆる点で完成度の高いゲーム。 やりこみ要素も豊富で追加コンテンツも含めればかなり長く遊べる作品となっている。
*ショベルナイト 【しょべるないと】 |ジャンル|アクション|&amazon(B06XF6BDZX)| |対応機種|Wii U&br()ニンテンドー3DS&br()Nintendo Switch|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|Yacht Club Games|~| |発売日|【WiiU、3DS】2016年6月30日&br【Switch】2017年5月30日|~| |定価|【各種ダウンロード版】2,160円&br;【3DS用パッケージ版】3,780円(各税8%込)|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 8ビット風(ファミコン風)のレトロテイスト溢れる横スクロールアクションゲーム。 海外で開発されたいわゆる「洋ゲー」で、日本語版は任天堂からWiiU版と3DS版がダウンロードソフトとして配信され、3DS版のみショベルナイトのamiiboが同梱されたパッケージ版が発売された。 後にSwitch版もダウンロードソフトとして配信されている。 3DS版ではすれちがい通信を利用した対戦が、WiiU、Switch版ではamiiboを利用した二人同時プレイが可。 ---- **ストーリー (オープニングから引用) かつて、まだ未開であったこの地には、伝説の冒険者たちがいた… なかでも希代の英雄といわれたショベルナイトとシールドナイト… いつも共に旅をしていた二人であったが、運命の塔で悲劇がおきた。 呪われた封珠から恐ろしい魔法が解き放たれたのだ。 ショベルナイトが意識を取り戻したとき、すでに運命の塔は封印され、シールドナイトの姿はどこにもなかった。 心折れたショベルナイトは旅をやめ、ひとり孤独に暮らすようになった。 だが、英雄の消えた地には邪悪な者たちがあらわれた… 恐るべき魔力をもったエンチャントレスと、そのもとに集うボクメツ騎士団である。 いまや塔の封印はとかれ、破滅の日は目前に迫っている。 だがそれは、新たなる冒険の始まりでもあった… ---- **特徴 -主人公ショベルナイトの武器は「ショベル」。これで敵を攻撃するのはもちろん、土を掘ったり、一部の壁を壊したり、仕掛けを動かしたりなど使い道は多岐にわたる。 --ジャンプ中に下を押す事でショベルによる下突きもできる。 -ゲーム内に登場する宝石がお金の役割をはたしており、これを消費してアイテムを購入する事でショベルナイトを強化できる。 --中には「レリック」と呼ばれる特殊な武器も存在。ただし使用には魔力を消費するため乱用はできない。魔力もお金で増強可。 -マップ画面は『[[マリオ3>スーパーマリオブラザーズ3]]』に近い形になっており、ここから各ステージや村に入ることができる。 --マップ上には敵キャラやボーナス面、ボスキャラが出現する事もあり、接触すると各イベントが発生する。 -各ステージにはチェックポイントが存在し、ミスしてもここからリトライできるようになっている。 --で、実はこのチェックポイントは破壊できる。破壊すれば大量のお金が手に入るが当然チェックポイントとしては使えなくなるのでミス時に大幅に戻されるというリスクが付きまとう。 -ゲームオーバーの概念がなく、何度でもリトライ可。ただしミスをするとお金を一部落としてしまう。 --落としたお金はミスした場所に漂うので回収すれば取り戻せる。しかし回収前に再度ミスをすると消滅してしまい回収不可になる。 -その他豊富なやりこみ要素。 --「楽譜」というアイテムが存在し、入手して村にいる吟遊詩人に届けるとゲーム内のBGMを聴くことができる。 --条件を満たすと達成される「功績」が存在。ゲームを進めれば必ず達成できるものからかなりきつい縛りプレイまで条件はさまざま。 --クリア後2周目となる「ニューゲーム+」が遊べる。1周目のステータスを引き継げるかわりに被ダメージ増、チェックポイント減と難易度が上がっている。 --クリア後「チャレンジモード」が解禁される。特殊なステージやボスとの再戦に挑戦できる。クリア後という事もあって難易度は高め。 -チートコードの存在。怪しい響きだが、要は公式の用意した隠しパスワードである。(公式HPに隠されている) --難易度を大きく下げるもの、逆に上げるもの、ただのお遊び要素など種類は豊富。 --ただしチートコードを使用したセーブデータでは「功績」が達成できなくなる。 -公式HPで追加コンテンツがダウンロードできる。なお無料である。 --第一弾「プレイグ オブ シャドウズ」 ---ボスキャラの一人であるプレイグナイトが主役のアナザーストーリー。プレイグナイトは「ボムジャンプ」でショベルナイトよりも高く遠くへジャンプできる。しかし制御は難しくかなり癖のある操作性。 ---ステージ構成は基本は本編と同じだが、あちこち本モード用に調整、追加されている。 --第二弾「スペクター オブ トーメント」 ---ボスキャラの一人であるスペクターナイトが主役の本編の前日譚。スペクターナイトはジャンプ力は高くないかわりにカマを使った「ダッシュ斬り」を利用して高い場所に移動できる。少しだが壁を上る事もできる。 ---ステージ構成は一新。新しいザコ敵や、ボスの新技、新規BGMなど、大部分が本モード用に追加されている。 --「功績」「チャレンジモード」もこれらの追加コンテンツに対応したものが用意されている。これで無料だというのだから恐ろしい。 ---- **評価点 -ファミコン風のレトロなグラフィックながら、ドット絵自体はかなり細かく作られておりぬるぬる動く。 -クリアするだけならさほど長いゲームではないが、やりこみ要素が非常に豊富でやりこもうとするならかなりのボリュームを誇る。 -全体的に難易度は高めだが、無限にリトライが可能な事、ミスしてからリトライ開始までが早くテンポが良いおかげでストレスはかなり軽減されている。 --回復アイテム、amiibo、チートコード等、救済措置もあるので初心者でもクリアするだけならなんとかなる。 -Jake Kaufman氏([[Shantae]]の人と言えばわかりやすいか)が手掛けたBGMも良曲揃い。特に本作はほぼ全てのボスに専用のBGMが用意されているのでボス戦だけでもかなりの曲数。 --さらに松前真奈美女史([[ロックマン]]の作曲者)も本作のために2曲提供している。 -ローカライズの出来が良い。少なくともプレイしていて不自然に感じることはまずないだろう。 ---- **問題点 -落としたお金は後で拾えるものの、実際は高すぎてジャンプが届かなかったり、トゲや穴の上だったりで実質回収不可になるケースも多い。 --ちなみにアイテムの一つ「釣り竿」でもお金の回収はできる。それでも限度はあるが。 -強化アイテムの一つ「鎧」はいくつか種類があるが、強力なかわりにデメリットが大きいものや、動きがちょっとかっこよくなるだけで実用性はないものもある。そのため実用や安定を考えると選択肢は少なくなる。 ---- **総評 一見すると近年では珍しくないレトロ風横スクロールアクション。 しかしドット絵、システム、BGMなどあらゆる点で完成度の高いゲーム。 やりこみ要素も豊富で追加コンテンツも含めればかなり長く遊べる作品となっている。

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