「SD機動戦士ガンダム V作戦始動」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

SD機動戦士ガンダム V作戦始動 - (2020/04/01 (水) 16:28:17) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*SD機動戦士ガンダム V作戦始動 【えすでぃーきどうせんしがんだむ ぶいさくせんしどう】 |ジャンル|アクションシューティング|&amazon(B000068IBJ)| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売元|エンジェル|~| |開発元|トーセ|~| |発売日|1992年9月12日|~| |定価|7,800円|~| |プレイ人数|1~2人(同時プレイ)|~| |判定|なし|~| |ポイント|SDで綴る1stガンダム&br()難易度は高め「君は、生き延びる事ができるか?」|~| |>|>|CENTER:''[[SDガンダムシリーズリンク>SDガンダムシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『機動戦士SDガンダム サイコサラマンダーの脅威』(以下、AC版と表記)の流れを汲む強制スクロールのアクションシューティング。~ あちらが1st~逆シャアまでの宇宙世紀オールスターなオリジナルストーリーだったのに対し、~ 本作は1stに焦点を絞りそのストーリーに沿ったステージをクリアしていく。 **システム -基本的な操作はAC版とほぼ共通で、プレイヤーはガンダム(RX-78-2)を操作する。 --ライフ&残機制。ステージ毎のライフ回復は無いが、残機はスコアエクステンドあり。コンティニューは有限(回数はオプションで設定)。 --攻撃ボタンで基本武装のバルカン、または現在装備中の武器で攻撃。接近時は自動的にビーム・サーベルに切り替わる。 --足場のある地上・コロニー面ではジャンプボタンでジャンプ(一度だけ空中ジャンプ可)。足場の無い水中・宙域面では自機の左右の向きの変更。 --2人同時プレイ可能。2Pはプロトタイプガンダム(RX-78-1)を操作する。 ---現在認知されている黒いカラーリングではなく、ガンダムのボディの青い部分を赤に変えたようなデザインとなっている。 -AC版と違いアイテム取得式ではなく、特殊な任意パワーアップ形式。時間経過と共に画面下のゲージ(目盛り)が上昇していき、一定値に達すると装備アイコンに変化。 L/Rボタンで現在のアイコンにカーソルを合わせ、装備ボタンを押すとその装備を取得できる。 --ビーム・ライフル(5pt) ---バルカンより威力が高く射程の長いビームを発射。16発まで。 --マグネット・コーティング(10pt) ---自機の移動速度が上がり、空中での制動距離も延びる。ミスするまで効果は持続する。5回取得で最大。 --シールド(15pt) ---被ダメージを軽減するシールドを装備。壊れる前にもう一度取得するとLV2となり、耐久力の上がったシールドとなる。 ---LV2で一定の耐久を維持した状態で更に取得すると、一定時間無敵になる。ただし、効果終了後はシールドは失われる。 --ガンダム・ハンマー(20pt) ---AC版と違い一定の距離を薙ぎ払うのではなく、レバー入れで8方向に打ち分ける物になっている。8回ヒットさせると無くなる。 --ハイパー・バズーカ(25pt) ---ビームライフルよりも更に高威力の弾を撃つ。画面の端から端まで届く。8発まで。 --ニュータイプ能力(30pt) ---ステージ9のボス・エルメスを撃破すると以降選択可能になる。使用すると一定時間ゲームスピードが遅くなる。 ---エルメスの撃破が使用フラグとなっており、2人プレイの場合はエルメスにトドメを刺した方のみが使用可能。 -難易度はEASY、NORMAL、HARDの3段階。 --NORMAL以上だと全11面。 --EASYだと多くのステージが省略され全6面となり、NORMAL以上における10面がラストとなる。 -本編とは別に2人対戦用モードがある。CPUを相手に1人で遊ぶ事もできる。 --地上と宙域の2つのステージがあり、選んだステージによって選択できる機体が異なる。 --このモードでは近接攻撃がメインとなり、射撃武装は機体毎に設定されたエネルギー制限式となる。 **評価点 -SDでありパイロット描写は無いものの、数々の原作再現が成されている。 --ステージの合間にはTV版さながらのサブタイトルやアイキャッチが挟まれる。 --1面の敵は一般ザクが2機だけ(原作のデニム機&ジーン機)。ただし後に雑魚として登場する物より耐久はやや高い。 --2面の最後は軌道上でシャア専用ザクと戦う。撃退すると一般ザクが1機、大気圏に突っ込んで燃え尽きる(クラウン機)。 --5面に登場するゴッグにハンマーを当てると受け止められる事がある。 --ラスボスのジオングヘッドを、ビームライフルを保持した状態で撃破すると…? -1stにおけるジオンのMS・MAはかなりの数が網羅されている。 --逆に出ていないのを挙げると、MAブラウ・ブロ、ガウやマッド・アングラーといった艦船系。 --特にマッド・アングラーはAC版でボスとして登場していたので、こちらに未登場となったのは少々残念。 -2人同時プレイが可能なこと。 --またパワーアップがアイテムではなく勝手に溜まっていくので2人同時プレイのデメリットにならない。 **賛否両論点 -最後に取得する「NT能力」が効果を発揮するのは道中のみで、ボス戦では無効。 --道中で苦労してゲージを溜めても、ボスに対する切り札にはならずゲージの無駄遣いとなってしまう。 --ただ、NT能力を取得して以降のボスはジオング(及びジオングヘッド)のみ。 ---原作パイロットのシャアがNTに覚醒し始めていた事を考えると、通用しないのは原作再現とも言える。 ---ラスボスであるジオングヘッドは小さく素早いのでもし有効だったら役立ったことだろう。 -敵が全く出現しない間が多く、結果としてゲームテンポはイマイチ。 --ただし本作のパワーアップシステムの都合上、立て直しを図る為の間とも言える。 **問題点 -全体的な難易度は高め。慣れない内はコンティニューを使い切ってもクリアは困難。 --まず画面に対してキャラクターの描写(判定)がやや大き目で、少ない敵や弾でも回避が困難。 --自機の初期状態はかなり貧弱。特に危険なのはミス直後で、場面によってはほぼ嬲り殺しにされてしまう。 ---初期武装のバルカンは射程が短く威力も低い。MCが無いと回避もままならない。シールド無しだと敵からの被ダメージも大きい。 ---ボス戦の場合、逃げ回りながらゲージが溜まるのを待つのはあまり現実的ではない。少ないゲージで装備可能なライフルで少しでもダメージを与えた方が効率的。 ---ミス直後は「装備は無くなるがゲージは維持される」、コンティニュー直後は「装備もゲージも全て無くなる」という点は理解しておきたい。 -AC版と同じく、ライフ回復は道中で出現するハロを取得するのだが、ハロは自機の攻撃が当たると壊れてしまう。 --出現ポイントを覚えて、そこでは攻撃を控える必要がある。 -「しゃがみ(地上でレバー下)」がほぼ死に行動。 --しゃがみ中は他の行動が一切取れず、当たり判定もそこまで小さくならない。AC版の伏せ(僅かだが移動可能)から完全に劣化している。 ---ただし3面のマゼラトップの攻撃など、一部有効な回避手段となる場面もあるにはある。 --次回作では、AC版と同じ伏せ(移動・バルカン攻撃可能)となった。 **総評 ゲーム的な部分で粗が目立つものの、演出面では光る部分が多い本作。~ 1stを視聴した人を納得させるには十分な佳作と言ったところ。 **余談 -後に本作の流れを汲んだ作品『SD機動戦士ガンダム2』がリリース。こちらはZガンダム(グリプス戦役)が舞台となっている。 --キャラグラフィックの全体的な縮小によりフィールドを動きやすくなったり、武装システムの簡略化などの改良点が見られる。
*SD機動戦士ガンダム V作戦始動 【えすでぃーきどうせんしがんだむ ぶいさくせんしどう】 |ジャンル|アクションシューティング|&amazon(B000068IBJ)| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売元|エンジェル|~| |開発元|トーセ|~| |発売日|1992年9月12日|~| |定価|7,800円|~| |プレイ人数|1~2人(同時プレイ)|~| |判定|なし|~| |ポイント|SDで綴る1stガンダム&br()難易度は高め「君は、生き延びる事ができるか?」|~| |>|>|CENTER:''[[SDガンダムシリーズリンク>SDガンダムシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『機動戦士SDガンダム サイコサラマンダーの脅威』(以下、AC版と表記)の流れを汲む強制スクロールのアクションシューティング。~ あちらが1st~逆シャアまでの宇宙世紀オールスターなオリジナルストーリーだったのに対し、~ 本作は1stに焦点を絞りそのストーリーに沿ったステージをクリアしていく。 **システム -基本的な操作はAC版とほぼ共通で、プレイヤーはガンダム(RX-78-2)を操作する。 --ライフ&残機制。ステージ毎のライフ回復は無いが、残機はスコアエクステンドあり。コンティニューは有限(回数はオプションで設定)。 --攻撃ボタンで基本武装のバルカン、または現在装備中の武器で攻撃。接近時は自動的にビーム・サーベルに切り替わる。 --足場のある地上・コロニー面ではジャンプボタンでジャンプ(一度だけ空中ジャンプ可)。足場の無い水中・宙域面では自機の左右の向きの変更。 --2人同時プレイ可能。2Pはプロトタイプガンダム(RX-78-1)を操作する。 ---現在認知されている黒いカラーリングではなく、ガンダムのボディの青い部分を赤に変えたようなデザインとなっている。 -AC版と違いアイテム取得式ではなく、特殊な任意パワーアップ形式。時間経過と共に画面下のゲージ(目盛り)が上昇していき、一定値に達すると装備アイコンに変化。 L/Rボタンで現在のアイコンにカーソルを合わせ、装備ボタンを押すとその装備を取得できる。 --ビーム・ライフル(5pt) ---バルカンより威力が高く射程の長いビームを発射。16発まで。 --マグネット・コーティング(10pt) ---自機の移動速度が上がり、空中での制動距離も延びる。ミスするまで効果は持続する。5回取得で最大。 --シールド(15pt) ---被ダメージを軽減するシールドを装備。壊れる前にもう一度取得するとLV2となり、耐久力の上がったシールドとなる。 ---LV2で一定の耐久を維持した状態で更に取得すると、一定時間無敵になる。ただし、効果終了後はシールドは失われる。 --ガンダム・ハンマー(20pt) ---AC版と違い一定の距離を薙ぎ払うのではなく、レバー入れで8方向に打ち分ける物になっている。8回ヒットさせると無くなる。 --ハイパー・バズーカ(25pt) ---ビームライフルよりも更に高威力の弾を撃つ。画面の端から端まで届く。8発まで。 --ニュータイプ能力(30pt) ---ステージ9のボス・エルメスを撃破すると以降選択可能になる。使用すると一定時間ゲームスピードが遅くなる。 ---エルメスの撃破が使用フラグとなっており、2人プレイの場合はエルメスにトドメを刺した方のみが使用可能。 -難易度はEASY、NORMAL、HARDの3段階。 --NORMAL以上だと全11面。 --EASYだと多くのステージが省略され全6面となり、NORMAL以上における10面がラストとなる。 -本編とは別に2人対戦用モードがある。CPUを相手に1人で遊ぶ事もできる。 --地上と宙域の2つのステージがあり、選んだステージによって選択できる機体が異なる。 --このモードでは近接攻撃がメインとなり、射撃武装は機体毎に設定されたエネルギー制限式となる。 **評価点 -SDでありパイロット描写は無いものの、数々の原作再現が成されている。 --ステージの合間にはTV版さながらのサブタイトルやアイキャッチが挟まれる。 --1面の敵は一般ザクが2機だけ(原作のデニム機&ジーン機)。ただし後に雑魚として登場する物より耐久はやや高い。 --2面の最後は軌道上でシャア専用ザクと戦う。撃退すると一般ザクが1機、大気圏に突っ込んで燃え尽きる(クラウン機)。 --5面に登場するゴッグにハンマーを当てると受け止められる事がある。 --ラスボスのジオングヘッドを、ビームライフルを保持した状態で撃破すると…? -1stにおけるジオンのMS・MAはかなりの数が網羅されている。 --逆に出ていないのを挙げると、MAブラウ・ブロ、ガウやマッド・アングラーといった艦船系。 --特にマッド・アングラーはAC版でボスとして登場していたので、こちらに未登場となったのは少々残念。 -2人同時プレイが可能なこと。 --またパワーアップがアイテムではなく勝手に溜まっていくので2人同時プレイのデメリットにならない。 **賛否両論点 -最後に取得する「NT能力」が効果を発揮するのは道中のみで、ボス戦では無効。 --道中で苦労してゲージを溜めても、ボスに対する切り札にはならずゲージの無駄遣いとなってしまう。 --ただ、NT能力を取得して以降のボスはジオング(及びジオングヘッド)のみ。 ---原作パイロットのシャアがNTに覚醒し始めていた事を考えると、通用しないのは原作再現とも言える。 ---ラスボスであるジオングヘッドは小さく素早いのでもし有効だったら役立ったことだろう。 -敵が全く出現しない間が多く、結果としてゲームテンポはイマイチ。 --ただし本作のパワーアップシステムの都合上、立て直しを図る為の間とも言える。 **問題点 -全体的な難易度は高め。慣れない内はコンティニューを使い切ってもクリアは困難。 --まず画面に対してキャラクターの描写(判定)がやや大き目で、少ない敵や弾でも回避が困難。 --自機の初期状態はかなり貧弱。特に危険なのはミス直後で、場面によってはほぼ嬲り殺しにされてしまう。 ---初期武装のバルカンは射程が短く威力も低い。MCが無いと回避もままならない。シールド無しだと敵からの被ダメージも大きい。 ---ボス戦の場合、逃げ回りながらゲージが溜まるのを待つのはあまり現実的ではない。少ないゲージで装備可能なライフルで少しでもダメージを与えた方が効率的。 ---ミス直後は「装備は無くなるがゲージは維持される」、コンティニュー直後は「装備もゲージも全て無くなる」という点は理解しておきたい。 -AC版と同じく、ライフ回復は道中で出現するハロを取得するのだが、ハロは自機の攻撃が当たると壊れてしまう。 --出現ポイントを覚えて、そこでは攻撃を控える必要がある。 -「しゃがみ(地上でレバー下)」がほぼ死に行動。 --しゃがみ中は他の行動が一切取れず、当たり判定もそこまで小さくならない。AC版の伏せ(僅かだが移動可能)から完全に劣化している。 ---ただし3面のマゼラトップの攻撃など、一部有効な回避手段となる場面もあるにはある。 --次回作では、AC版と同じ伏せ(移動・バルカン攻撃可能)となった。 **総評 ゲーム的な部分で粗が目立つものの、演出面では光る部分が多い本作。~ 1stを視聴した人を納得させるには十分な佳作と言ったところ。 **余談 -後に本作の流れを汲んだ作品『SD機動戦士ガンダム2』がリリース。こちらはΖガンダム(グリプス戦役)が舞台となっている。 --キャラグラフィックの全体的な縮小によりフィールドを動きやすくなったり、武装システムの簡略化などの改良点が見られる。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: