【どらごんぼーる しぇんろんのなぞ】
ジャンル | アクション | imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。高解像度で見る 裏を見る |
対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
メディア | 1.25MbitROMカートリッジ | |
発売元 | バンダイ | |
開発元 | トーセ、D&D | |
発売日 | 1986年11月27日 | |
価格 | 4,500円(税抜) | |
判定 | ゲームバランスが不安定 | |
ポイント |
ライフ回復が運ゲー やたら強いヤムチャと兎人参化 途中から原作完全無視 |
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ドラゴンボールゲームリンク |
もはや知らない人の方が少ないであろう超有名マンガ『ドラゴンボール』を題材にしたアクションゲーム。
本作はファミコンのドラゴンボールのゲーム作品第一弾となる(*1)。
運要素の強すぎるライフ制
うっかりミスが即完全詰みに直結
ゲームバランスに大きな難があり、グラフィックもチープ、開発時期の関係で原作無視の無茶な展開が続く……とキャラゲーの「悪いお手本」のようなゲームである。
しかし、ドラゴンボール初のファミコンソフトだった事は大きく、操作性等のアクションゲームの基礎部分の出来は悪くなかったこと、ラストまでのクリアがそれほど重要視されていなかった時代背景(*9)等の影響もあって、本作はミリオンヒットタイトル(125万本売れたらしい)を達成し、ジャンプ漫画が原作のファミコンソフトのうち、最も売れた作品となった(*10)。
並外れた原作人気の高さと共に、当時のおおらかな(?)家庭用ゲーム業界の状況が窺える。
*1 初のゲーム化作品は本作同年発売のスーパーカセットビジョン用ソフト『ドラゴンボール ドラゴン大秘境』。あちらはシューティングであるため、アクションとしても本作が初。
*2 ソフト開発時にはブルー将軍すら出ていない。
*3 実際にゲーム中で「ぬぁんと」と表示される。この当時はまだギャグ漫画の色が濃かったのでそこまで違和感はないが。
*4 クリリンは第22回で悟空と対戦したが、ヤムチャは三回の出場で全て初戦敗退した為、一度も悟空と当たる事は無かった。
*5 本作では「ソバ」名義。現在では「シュウ」で確定しているが、一時期は鳥山氏の記憶違いで名前が安定しなかった。
*6 ウーロンに身代わりを頼む下りまでそのまま。
*7 MB軍の本拠地であって、原作のカリン塔は関係ない…はず。
*8 原作では桃白白に殺されたボラを生き返らせる為に神龍を呼び出したが、本作にそう言った理由は無い。
*9 パスワード等の継続手段がないゲームはどこまで行けたか等で盛り上がっていた。
*10 単純な売り上げだけを見ても、2015年の『ドラゴンボール ゼノバース』が出るまでDBシリーズにおいては1位であった。
*11 ドラゴンボールや神龍の秘密については追々明かされていくが、追及するような「謎」はこれと言って描かれていない。
*12 更に後のトランクスと悟天が主役の「スーパーヒーロー編」では"高校生の姿"で再びメインキャラを務めるという、これまたまさかの登場となった。