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REFLEC BEAT 悠久のリフレシア - (2018/08/28 (火) 21:43:04) の1つ前との変更点

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*REFLEC BEAT 悠久のリフレシア 【りふれくびーと ゆうきゅうのりふれしあ】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミアミューズメント|~| |稼動開始日|2016年12月1日|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''黒歴史''|~| |ポイント|基幹システムと雰囲気を一新&br()''旧曲の一時全譜面削除・リメイク''&br()全体的に低難度化&br()スライドオブジェクト廃止&br()微妙すぎる新オブジェクト&br()シリーズの転機?いいえ終了です|~| |>|CENTER:''[[REFLEC BEATシリーズリンク>REFLEC BEATシリーズ]]''|~| //wikiの仕様上、ページ名に半角コロン(:)が使えない為、大文字で表記してあります。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 REFLEC BEAT第6作目。今作のサブタイトルが初めての日本語表記となっている。サブタイトルの英表記は「The Reflesia of Eternity」 。~ テーマは「ファンタジー」。~ DJ TOTTO曰く、今作は「システムを全て1から組み直した」とのこと。~ **特徴 -''大幅な仕様変更'' --今作はプログラムを1から作り直さなければいけなくなったほどの大幅な仕様変更が行われたため、REFLEC IDを除き''引き継ぎ要素が一切ない''。 -''旧曲の一時全譜面削除・リメイク'' --譜面に関するプログラムも一新された関係上、すべての旧曲が一時的に削除されることになった。前作までの楽曲は新プログラムへの移植が済み次第、リメイクされた譜面と共に再度収録していく。 --一方、過去の削除曲のように権利的な問題等で復活できないままになってしまう曲も出るかもしれないとのこと。 ---リメイクとは言え、ほとんどの場合は一部のノーツがバーティカルオブジェクト(VO)やビッグバンオブジェクトに変わった程度なので、以前と同じ感覚でプレーできる。一方でごく一部のみ大幅に変更された譜面もある。DJ TOTTO氏曰く、評判が悪かった譜面が大幅変更の対象の中心になっているという。 ---どのくらいのペースで復活していくかは現在不明。参考までに本作と同様のケースであるGFDM XG/GITADORAシリーズでは2010年からVシリーズの旧曲を新譜面へ順次移行させているが、未だに全曲移植が完了していない。ただし、GITADORAの場合はデバイス入力数の増加に加え、キー音すらも完全に一新しているという点が本作と大きく異なる。 ---復活時に前作にてSPECIAL譜面が無かった楽曲に完全新規譜面のW-HARD譜面が追加されることもある。 -''新オブジェクト追加'' --ビッグバンオブジェクト ---横に長いバー状の大型VO。オブジェのどの部分をタッチしても反応する。 ---叩くと通常のオブジェクトショット音とは別に大音量のショット音が鳴り、画面が揺れるエフェクトが発生する。 ---振動エフェクトはON/OFF可能。 --スイッチロングオブジェクト(SLO) ---VOの一種でLOの中に黄色で表示されたONエリアと紫色のOFFエリアがある。 ---終点までずっと押しっぱなしだった従来のLOとは違い、OFFエリアに突入しているときは指を離し続ける必要がある。 ---現状ではW-HARD譜面のみ搭載。ちなみにチュートリアルではSLOに関する説明がなく、初めてW-HARD譜面をプレーする際に説明が行われる。 -''スライドオブジェクト(SO)廃止'' --前作VOLZZAで登場したSOが廃止された。 --これによりVOLZZA初出曲の譜面は大幅な変更が加わる。例えばSOをふんだんに盛り込んでいた「CODE:1」はDJ TOTTO氏によるとSLOを活用した譜面へリメイクするとのこと。ちなみに「CODE:1」は稼働時点で未収録、その後かなり遅れてリメイク収録された。((また、バージョン違いの「CODE:1 [revision 0.9.8]」と続編「CODE:2」は2018年現在も削除されたままとなっている。)) -''KEEP判定'' --LOの判定がKEEPという新判定に変更。 --LOを押し続けている、SLOのON/OFFを押し続けている/離し続けている間、KEEP判定が続く。 --離すとMISSが出続けるが復帰可能(SLOのOFFは除く)。 -''判定の緩和'' --従来に比べてJUST判定が広くなり、かなりスコアを出しやすくなった。limelightの判定を思い起こされるだろう。 --具体的には「DJ TOTTO氏がVOLZZA 2におけるLv11でAR 100%クリアをできてしまう」ほど。 --これもあってか、AR 100%はFULL COMBOではなく「EXCELLENT」として扱われるようになった。 -''スコアシステム変更'' --KEEP判定追加に伴いスコアシステムにも大幅な変更が加わった。 --FULL COMBO BONUS、1 MISS BONUS、2 MISS BONUSがCOMBO BONUSに変更された。 ---VOLZZA 2で選択できたゲージボーナスは廃止されている。 --MISSやJUST REFLECのMISSの減点がなくなった。そのため、スコアが減少することはない。AR算出式にも変更が加わっている。 -''クリアラインの変更'' --前作までは一律70%だったが、今作は譜面によってクリアラインが変わるようになった。BASICは55%、MEDIUMは65%、HARDとW-HARDは75%。 --そのためか、プレー画面のARゲージはオプションによらず現在のAR(オプションでいうスタンダード)が表示されるようになった。 -ハイスピードオプション関連 --''オブジェクトの速度がBPMに関係なく、ほぼ全譜面一律となった。'' --HSオプションは0.1~3.0を0.1刻みで設定できる。 -オブジェクトデザイン完全統一 / Lv4以下譜面全VO化 --VOのデザインが通常のオブジェクトのデザインと同じになった。 ---これは、BEMANI生放送(仮)曰く「他のBEMANI機種から入ったプレイヤーが徐々にREFLEC BEATのシステムに慣れさせる為に考慮した結果」とのこと。 --''Lv4以下の譜面がVOのみで構成されるようになった(LOやビッグバンは含まれる、一部例外あり)。''金オブジェクトがないので当然JUST REFLECは撃てない。 --斜めに飛んでくるオブジェクトと金オブジェクトが登場するのは基本的にLv5からとなる。Lv5以上の譜面を初めてプレーすると金オブジェクトの反射のチュートリアルが行われる。Lv5以上の旧曲でも過去作と比較してVOが増加している。 --これにより、過去作とは異なりVOの方が基本形、斜めに飛ぶオブジェクトは慣れた人向けのような位置付けとなっている。 -新難易度「ホワイトハード(W-HARD)」登場 / 譜面難易度「SPECIAL」吸収廃止 --個性を追求したもう1つのHARD譜面。難易度表記部分をタッチすることで従来のHARD譜面と切り替えることができる。 ---これに伴いSPECIAL譜面は廃止され、旧作におけるSPECIAL譜面の立ち位置はW-HARD譜面に吸収される。 --W-HARD譜面は稼働時点で全てのリフレシア新曲と一部のリメイク旧曲に搭載されている他、一部のW-HARD譜面は解禁が必要になっている。位置づけの感覚としては初代beatmaniaにおける登場当時のANOTHER譜面が近い。 --HARD譜面は旧要素を基本に構成された譜面だが、W-HARD譜面は新要素を押し出した譜面となっている。DJ TOTTO曰く「新しい刺激が欲しい人向け」。 ---ただし旧作のSPECIAL譜面をほぼそのまま移植してくるパターンもあるため、必ずしもSLOが使われるとは限らない。今後は前作のSOのように新曲であってもSLOを使わない譜面が登場する可能性もある。 --同じ楽曲のW-HARD譜面がHARD譜面より難度が高いとは限らず、HARD譜面とレベルが同じだったり、W-HARD譜面の方が低くなる場合もある。特にスキルレートだとわかりやすい。 -難易度表記15段階化 --VOLZZA 2では13段階だったが、今作では最高レベルが15となっている。 --Lv13までは従来のLvの値を+2したものがほぼ相当し、Lv14は旧Lv11上位と旧Lv12を、Lv15は旧Lv12最上位と旧Lv13を合わせたような格好となっている。 --スキルレートの幅は変更されていないため、実際にプレーしなくてもこの値を参照することで旧難易度制との対応を確認することができる。 -EXTRA ROUNDの存在 --今作は前作までと異なり、beatmania IIDXのワンモアやGITADORAのプレミアムアンコール等と同様に専用楽曲のみプレイが可能なROUNDとして出現する。 --今作はGITADORAのプレミアムアンコールのような演出が出現するようになった。ただし、画面にタッチしても省略はできない。当然、自由に選曲することはできず、強制的にW-HARD譜面をやらされるので初見時は要注意。 --専用楽曲は出現条件を満たすとFINAL ROUND終了後に専用の演出が表示され、スーパーハードモードでプレイすることになる。 -ゲージタイプ --今作はノーマルモードとハードモードの2種類となっている。 ---スーパーハードモードはEXTRA ROUND専用曲に限り適用されるものになった。 -キービーム --本作では新たにbeatmania IIDXやpop'n musicシリーズの様に、オブジェクトを叩いた際にキービームが発生する演出が追加された。 --同演出の追加の理由は、公式曰く「タッチパネルでは感じにくい爽快感を少しでも味わってもらうために追加された」との事。 --ちなみにキービームは爆発エフェクト(デフォルト)の演出扱いのため、カスタマイズで別の爆発エフェクトに変更すると従来通りキービーム無しになる。 -GOOD OFF --アップデートで追加された隠しオプションで、GOOD判定が消滅する。基本的に誤爆避けに使うもの。 -クリアランク「S」新設 --limelight~VOLZZA 2までの最高ランク「AAA+」の更に上のクリアランク「S」が登場。ボーダーはAR 98.0%。 -闘いの記録 --アップデートで追加された機能の一つで、いわゆる「ゴースト機能」。 --ノーマルモードで発生する事のある「記録戦」をプレーするとゴーストを記録させる事が可能。 --記録させたゴーストはプレイヤー自身の物は勿論の事、フレンドや全国のプレイヤーはおろか、特定イベントではスタッフのゴーストにも挑戦が出来る事が出来る為、プレイヤーの実力を試す絶好の機会として大いに好評であった。 -ファンタジー風になった作風 --これまでのREFLEC BEATシリーズはポップ寄りな雰囲気であったが、本作ではRPGというイメージに沿った作風に変化した。 --また、メインを務めるキャラクターも人気絵師のMAYA氏が手掛ける新キャラクターである「イフィリア」一行に交代する事になり、従来のマスコットキャラクターである「パステルくん」はサブキャラクターとして続投する事になった。 -リフレシアモード --本作のメインとなるモード。「クエスト」と称された3曲を連続してプレーする事になる。 --クエストの種類は、ゲーム本編のストーリーに当たる「ノーマルクエスト」、期間限定イベントに相当する「討伐クエスト」、本作でのインターネットランキングが行われる「ランキングクエスト」に加えて、隠しクエストとしてプレー時に制限が設けられた上級者向けの「チャレンジクエスト」の計4種類用意されている。 --クエストクリアの際に獲得出来るアイテムは、キャラクターカードやチャットアイコンといったカスタマイズアイテムの他にも、一定数集めると新曲を解禁出来る「楽曲の欠片」というアイテムも入手出来る事から、本作におけるメインの楽曲解禁を担っているモードでもある。 --各種クエスト挑戦時は過去作におけるライフ制モードと同様の演奏方式で行うが、プレイヤー側のライフ・攻撃力は「キャラクターカード(後述)の能力」や「パステルくんの装備」に依存し、ゲーム中に多くのアイテムを集める程プレーが有利になる仕組みになっていて、正にRPG仕立ての作品に合ったモードと言えるだろう。 -判定タイプ「MASTER」 --リフレシアモードの一部コース、およびクラスチェックモードにて適用される激辛判定設定。通常のプレイでオプションとして選択することはできない。 --DJ TOTTO氏曰く「初代リフレクと同じ判定」。 -キャラカード --本作では前作に存在した「アイコン」に取って代わって「キャラカード」が新たなコミュニケーションアイテムとして登場した。 ---「キャラクターカード」は「アイコン」同様に収録曲や版権キャラクターのジャケットが描かれた物になっているが、こちらはカード毎にキャラの名前が設定されているのが特徴で、特にひなビタ♪やNEW GAME!!のキャラクターが描かれた物が人気を博していたようだ。 ---各種カードにはリフレシアモードのクエストで使用可能な属性が存在しており、相性次第ではゲームを有利に進める事が出来る。 -マッチング画面 --前作ではアップデート以降に追加されていたマッチングスキップ機能は、本作では稼働当初から搭載。 --マッチング中のミニゲーム「REFTIS」が廃止され、groovin'!! Upperまで登載されていた「パズルコメント」が復活。 ---パズルコメントの復活により「あのあのあのあのあの」といった、かつて定番だったネタも復活し、ファンからも歓迎される事になった。 --更にVOLZZAで廃止されていた「マッチング待ち一覧」も復活。多くのプレイヤーから自由にマッチング出来る仕様に戻った。 -プレー前画面 --本作のHS設定やオブジェクトサイズ、プレイサイドの選択は、プレー前画面で行うpop'n musicを彷彿とさせる仕様に。 --前作で追加されたボイスチャットはシンボルチャットと結合される事になった。 ---%%なお、今作のシンボルチャットはボイスチャット機能と統合されたものの、全てパステルくんのボイスに統合されていて、前作のONLY ONEの肉声やコヤジギャグ連発の様な「スタッフのおふざけ」は鳴りを潜めてしまったのは残念だろう。%% -開始前のリズム音 --ギタドラと同じように曲が開始する前にテンポの速さを知らせるリズム音が入るようになった。ただし、一部の曲には入っていない。 --また、リズム音がある場合も曲自体の最初が無音だったり音が小さいと途切れた感じになる。 --BPMが極端に高い楽曲は「ワン、ツー、ワンツースリーフォー」というように2分音符→4分音符というリズム音の入り方をする。 -JUST COLLECTION --JUSTを取ったことがあるオブジェクト数が集計される。jubeatのミュージックバーチャレンジに近い機能。赤サイド・青サイドの合計がそれぞれ集計される。 --開始前の設定画面で未取得のオブジェクト表示機能と(CPU戦に限り)色指定が設定できるので挑戦しやすくなる。未取得オブジェクト表示をONにした場合、JUSTを取っていないオブジェクトの外周に紫色のマークが表示される(ただし、初プレー譜面の場合はマークが表示されない)。 --達成状況は、ノーマルモードでは選曲画面で曲リスト内のジャケットを長押しすることで確認可能。その他のモード(リフレシアモード等)では確認手段はリザルト画面しかなく、スコア詰めをする際にメモなど準備しないと色の選択ミスをする可能性がある。 --EXTRA ROUND専用楽曲にて常駐に必要(W-HARD譜面の全オブジェクトでJUSTをとる)となるほか、一部のキャラカード入手条件に関わっている。それ以外の曲で現在、特に特典はない。 -悠久の討伐戦 --ノーマルモードで課題曲に挑戦するイベント。 --EASY(Des-ROW)、HARD(DJ TOTTO)の2種類があり、相手のスコアより上回れば討伐完了。 --討伐数で譜面や楽曲が解禁される。 --HARDは超上級者向けだが、EASYでも問題なく解禁可能。解禁に必要が討伐数がほんの少しHARDの方が少ないだけ。 -HAPPY☆PARADISEキャンペーン/HAPPY SUMMER CAMPAIGN --ノーマルモード内で開催されたイベント。前者はゴールデンウィーク中に後者は夏休み中に開催された。 --トータルリザルト画面の際に楽曲選択画面が出現し、タッチした楽曲を解禁させる事が出来る。 --前々作及び前作のBMFとチャレンジスクラッチの流れを継いでいるイベントらしく、解禁内容は書き下ろし新曲に加えて、過去のBEMANI機種の楽曲や、お蔵入りになった幻のBEMANI機種「おといろは」の楽曲がまさかの収録という意外性から、少ないクレジット数でイベント進行が可能な事も相まってか、多くのプレイヤーから好評を得る事になった。 -The Treasure of Reflesia --伊藤賢治、古代祐三、桜庭 統、下村陽子とゲーム業界における著名作曲家をフィーチャーしたイベント。 --開催時には書き下ろし提供曲の他に、過去のBEMANI機種や[[コナミ作品>悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス]]にて彼らが提供した楽曲が収録され、好評を得る事になった。 **評価点 -収録曲の質に関しては良好 --本作はファンタジー調の作品なだけあってか似たイメージの楽曲こそ多いものの、各種楽曲の評価自体は相変わらず高い。 --特に本作で人気を博した楽曲は、DJ TOTTO氏が手掛ける「伝説の山」シリーズ第3弾となる「Eira」、The 6th KACの決勝戦にて発表され「テクニックの暴力」と評されたテクニカル譜面が特徴的なthe wandering bardことTOMOSUKE氏の「Catastrophic Dance」、シリーズ恒例のMAX MAXIMIZER氏による「Tortura」、リフレシアモードのトリを務める本作のラスボス的位置付けの「The Reflesia of Eternity」等々。 ---「Valanga」のW-HARD限定音源として、DJ TOTTO氏自らアレンジを施した「Valanga 2017」が流れる隠し要素も。原曲よりも重みを強調したアレンジになっており概ね好評。 --また、新規収録の版権曲も、初期こそ2曲のみと異常に少なかったが、稼働していくにつれて「NEW GAME!!」や「おそ松さん」等のアニソンや東方アレンジ楽曲も収録されていった事により、最終的には前作までと引けを取らないレベルのバラエティさを誇る様になったと言えるだろう。 -抑えられた難易度インフレ --groovin!!以降、あまりにも激しい難易度のインフレが起きていたが、今作にてついに抑えられることになった。 ---今作初出で最難とされる曲のスキルレートは90。それまで最難だったRebellioと同等である。 --最上位レベル帯が細分化された点も評価できる。 **賛否両論点 -''ゲーム内容の大幅な変更'' --上記の通り根本的なシステムが大きく変えられ、特に従来からのプレイヤーからは様々な意見が飛び交うこととなった。 ---判定の緩和や速度均一化、GOOD OFF等全体的に低難度化されたが、ぬるくなってしまってつまらないという意見も見受けられた。また、低レベル曲全VO化に関してはJRの練習がしにくくなったという批判意見もある。 ---SOに関しては前作で賛否両論だった点のため、当然廃止に関しても賛否両論だった。一方で、本作で追加された新オブジェクトは後述の問題点もあってあまり評判はよろしくない。 --前作までのデータも消滅したため、従来からのプレイヤーには削除曲の件も含めて新しくなった別ゲーとして心機一転して始めることができるかを試されることになった。 --変更自体に影響は無い新規プレイヤーには易しい考慮がなされたとはいえ、この新しいゲーム性に魅力を感じて続けられるかが微妙である。 -SLOの是非 --認識しにくくなる画面や「触ってはいけない」というルール、後述の問題点で拒否反応を示す意見が目立った。 --一方で、上手く捌ければ爽快感があると主張するプレイヤーも存在した。 -今作のシステムボイス --前作VOLZZA 2と同じく今作も日本語ボイスなのだが、アニメやロールプレイングゲームの幼女キャラのような声であり、好みが分かれる。「エクセレントっ。完璧でしたっ!」といった感じである。 **問題点 ***楽曲の扱い -''楽曲削除の是非'' --本作ではこれまで収録されていた楽曲の殆どが譜面リメイクを目的とした削除が行われたのだが、このような''数百曲にも及ぶ旧曲の一斉削除''については案の定大きな批判が巻き起こった。 --稼働開始時点ではVOLZZA~VOLZZA 2オリジナル曲全てが(VOLZZA 2終盤の隠し曲も根こそぎ)削除されてしまっていた。特に前作の終盤戦で登場し、ラスボスとED曲を兼ねていた「X-TREME 6」については、登場からわずか''1ヶ月''という異例の早さでスピード削除されてしまい、良くも悪くもプレイヤー達の話題にはなった(その2ヶ月後に「6thKACファイナリストの決勝ラウンド使用曲」として無条件解禁という形で、スピード削除からのスピード復活を遂げた)。 --同様に譜面リメイクを継続中のGITADORAシリーズとは違い、本作は筐体やデバイスそのものが変わった訳でもない上に移行期間も無かった((GFDMではXG2までは未リメイクの旧曲を旧譜面のまま収録していた。))ことも要因である。 --バラエティ豊かな楽曲群が特徴的な本シリーズに関しては、お気に入りの楽曲が削除された途端に引退してしまったプレイヤーも多かった。 ---本作の新曲がファンタジー路線のものが多いため、旧曲が全然無かった稼動序盤はバランスが悪い状態になっていた。 --版権曲については、稼働から1年と半年経過の現在もBEMANIアーティストが手掛けた東方アレンジ曲数曲を除き全くリメイク収録されていない。J-POP、アニソンに比べ復活が容易と思われる、BEMANI常連陣による他社レーベルへの書き下ろし曲ですら皆無である。版権料対策を兼ねての一斉削除だったのかと邪推されても仕方のない状況となっている。 --大量の楽曲削除を非難するプレイヤーがかなり多い一方、「アルストロメリア」のような人気曲にも関わらず微妙な出来だった譜面に関しては良好な評価を得た新譜面をひっさげて復活する等、譜面のリメイク自体については評価する声もある。 //数百曲近くの一斉削除、復活ペースの遅さなど、賛否が分かれるというにはあまりに否の部分が大きすぎると思ったためこちらへ移動・統合します -''復活曲のペースが遅い。'' --復活数は1回につき10曲程度とお世辞にもあまりペースは速いとは言えず、2017年10月時点(稼動10ヶ月後)では復活曲の総数は''削除前の半分にも満ちていない。'' ---本作の新曲はそこまで多くは無く、復活曲による更新の水増しをしたいだけではないのかという考えも出てきている。 ---しかも、この配信ペースの割りにW-HARD譜面が追加されていない楽曲も結構多い。 ---おまけに復活曲は他機種で遊べる楽曲の割合が多く、Rbオンリーの収録曲がかなり復活していないという問題もある。 -全体的に割高になった楽曲解禁。 --本作のリフレシアモードでは楽曲を解禁する事が出来るが、楽曲解禁に必要な「楽曲の欠片」は1曲につき計9個と多めに対して、1クレで入手可能なかけらは3個までしか入手出来ず、楽曲解禁の為に3クレも使わなければならない。 --また、「The Treasure of Reflesia」や「秋のひなビタ♪フェスティバル!」といったリフレシア以外のモードでの楽曲解禁も1曲につき複数のクレジット要する物が大半であった為、本作の楽曲の解禁に必要なクレジット数は快適だった前作までと比較して割高になってしまった事は否めないだろう。 ***システム周り -''VOLZZAからの引継ぎ一切不可'' --プログラム自体が丸ごと作り直しとなった関係で、単純に過去作との互換性も無くなった。このため''今作はVOLZZAからの引継ぎ要素が一切ない。''勿論クリア状況も引継ぎ不可。 --スコア詰めなどの数年間の積み上げがすべて水の泡になるとなれば、当然ユーザーが怒らないわけがない。少なくとも、前作VOLZZAでの不満も我慢して受け入れていた多くのコアユーザーに、楽曲削除の件も含めて引退を決意させる理由の一つになったことは確かである。 -''KEEP/SLOの仕様'' --LOを途中で離してしまった場合、KEEP判定と同じタイミングでMISSが出続けてしまう。リフレシアモードやハードモードで挑む際はこの仕様に気付かないと即死する危険がある。もし処理落ちが起きると即死はほぼ確実。 --1度離してしまった場合もオブジェクトはライン上に残っており、押し直せば復帰可能。 --さらにSLOの場合は''OFF時に1度MISSすると(指を離しても)その次のONまで強制的にMISSになる''為、特に注意を要する。 --また、SLOのONをスルーしたままOFFになった場合もOFFが終わるまで強制的にMISSが続いてしまう。 ---逆にこの仕様によって前作までで頻発していた「LOが誤爆によって早GOOD判定になり、直後に指を離してしまったためにLOが通過してMISSになってしまう現象」はほとんど起こらなくなっている。 --KEEP判定やSLOの切り替え時のSEは変更できず、嫌っているプレイヤーもいる。 -''ビッグバンオブジェクトの仕様にも難あり'' --本作で追加されたビッグバンオブジェクトはプレー初期は派手な演出から見る分では楽しそうな機能であったが、ゲームをやり込むとなると発動の度に大きな音が鳴り画面が揺れる為か本作のプレイヤーからは邪魔な存在として見られがちで、結局OFFにしてしまうプレイヤーが後を絶たなかった。ある意味groovin'!! Upperのナレーションボイスの再来か。 ---ちなみに本作プレイのライン動画では、''ビッグバン発動でプレー画面が揺れない仕様が施された物が多い''為か、いかに嫌われているか察する事が出来るだろう。 --無駄にデカいショット音にもうるさすぎる等、否定的な意見が目立つ。 --復活曲はVOやビッグバンオブジェクトが追加された譜面に変更されていることが多く、譜面変更に否定的な意見も見受けられる。 -MASTER判定 --一部のモードでしか使えないため練習しづらい。なぜ通常オプションにしなかったのか。 -ハードモードの仕様 --今作ではハードモードの減少量が前作に比べ、大幅に上昇している。具体的には''ゲージ満タンからMISSを連続6~7個出しただけで一気にFAILEDとなってしまう''ほど。 ---上記のSLOのKEEP判定の「OFFを取り逃すと復帰不可能」という仕様とこの減少量の組み合わせが非常に凶悪であり、W-HARD譜面のハードゲージでの選出は注意を要する。OFFを取り損ねると即死が確定することもありうる。 ***イベント・演出面 -リフレシアモードの問題点 --クエストには選曲縛りがある上にドロップアイテムの入手がランダムなため、やりたくない楽曲・レベルを何度もやらさられる羽目になる。難易度分布の関係や、クエストごとの楽曲カテゴリ限定の影響もあってか、複数のクエストで同じ曲と当たることも多い。その曲が好きならいいのだが、やりたくない曲だったら…… --装備品はランダムドロップだが、「楽曲の欠片」が報酬の場合はさすがに確実に入手できる。勝利できなかった場合はそのゲーム中に得た欠片は全没収になってしまう。 --曲保障が無く、HPが0になった時点でゲーム終了になってしまう。相手が先にHP0になっていてもである。 ---過去作のパステルワンダークエストでは選曲もある程度自由が利く仕様で3曲保障だったが、何故わざわざ劣化させてしまったのか…。 ---2017/12/19のアップデートで敵のレベルが全体的に3~4程度下がって大幅に易化した。とはいえ、根本の仕様は同じなので、特に後半戦では装備不足、レベル不足での挑戦は大変危険であることは変わりない。 --討伐クエストは期間限定で、逃すと別条件で解禁できるのを待つしかなくなってしまう。半年以上放置されている楽曲もある。 --当モードのラスボス曲に当たる「The Reflesia of Eternity」はエネミーが無茶苦茶強く、解禁難易度が非常に高い。なのに関わらず条件が2ヶ月経っても全く緩和されず、最上級者以外から不満が出ることに。 ---およそ4ヶ月が経過した2017/12/19のアップデートで緩和。プレイヤー側のHPが大幅強化された。 --&bold(){スタンダードスタート(PASELI120円)でもリフレシアモードには一切の恩恵・特典がない。}うっかり120円を払ってリフレシアモードにしてしまうと単純に差額分損しただけになってしまう。 -「悠久の討伐戦」の問題点 --何の予告も無く突然イベント終了になった。 --その後解禁楽曲は救済されたが、WH譜面はスルーされ続けている。 -影の薄い新メインキャラクター --前述の通り、本作ではメインを務めるキャラクターがパステルくんからイフィリア一行に変更されたのだが… --ゲームを始める際に彼女ら3人のうち一人のキャラクターカードが貰える事や、ナレーションボイスもイフィリア自身(?)が務めている事は良いものの、公式イラストは何度も使い回される程の少なさ(後述)で、リフレシアモードのストーリー進行もテキスト中心で味気がなく、折角作られた彼らのキャラクターカードも時が経つにつれて別のキャラの物が使われる事になった点から、彼らの人気は微妙であった。 --加えて、楽曲開始前のチャット画面や公式の告知等で、本作ではサブキャラに回っている筈の「パステルくん」が従来作同様に出しゃばっていた事から、「本作の為にわざわざメインキャラを変える必要があるのか?」とファンから投げかけられていた始末。 **アップデート前の問題点 #region(アップデート前の問題点) -使われる事の無かった「季節装備」 --本作では「お正月」など各季節のイベントに合わせたパステルくんの装備アイテムが限定配信されたのだが、装備してしまうとステータス補正が初期の装備の物に変更されてしまう難点が存在している事から、本作を初めてすぐのロクなアイテムが集まっていないプレイヤーくらいしか使われる事が無かった模様。 ---季節装備が役立たずになり上位クエストの装備が集中して使用された事により、キャラカードはともかくプレイヤー間の個性も殆ど無くなってしまった感は否めないだろう。 --流石に問題があったのか、アップデート後に装備の仕様が「装備を取得した時点でパステルくんのステータスに補正が掛かる」システムに変更され、これにより「季節装備」もプレイヤー間の個性として機能する事になったと言える。 #endregion() ---- **総評 落ち目になっていたVOLZZAから思い切って作り直しを行ったという印象を受けるが、それはあまりにも強引すぎたと言わざるを得ない結果となり、従来からのプレイヤーを大きくふるいにかけた。また、ゲームの低難易度化をしたにも関わらず新規ユーザの獲得に成功したとは言い難く、新要素&仕様変更がイマイチであったことが窺える。~ 新規楽曲は今作でも高品質なのだが、それ以上に大胆な曲削除をしてまで作り直しを行った割には肝心の新要素&仕様変更に賛否・問題点が目立つという、改悪に改悪を重ねたともとれる状況になってしまった。 The 7th KACの選考機種から外れた現在でもゲームそのものはバグ修正や旧曲の復活が継続しているため、一応という事になるが現行のBEMANI機種としてカウントされている。しかし、相次ぐ仕様の改悪や楽曲の削除によってシリーズのファンを失ってしまった代償は大きく、2018年に入ってからは新曲配信や新規オリジナルイベントの開催すら無くなったためか事実上の更新終了状態に陥ってしまった。 結果的に本作はシリーズの転機になるどころか、2010年代のBEMANIにおける主力機種であったREFLEC BEATシリーズに終止符を打たせてしまったのは皮肉としか言いようが無い。 ---- **余談 -やたらと使い回された公式イラスト。 --本作のポスターのイラストは筐体上部のポップはもちろんの事、KACのチャンピオンに送られる盾や、サントラのジャケット等に使い回された他、ゲーム中で使用されているイフィリア一行の立ち絵もJAEPO限定販売されたスマホケース等何度も使い回されており、まるでイラストすら書き下ろされてなかった初代を彷彿させる物としてファンから指摘されていた。 --なお、イフィリア一行のイラストは公式イラスト以外にも楽曲のジャケットやMAYA氏のtwitterに何度か掲載されているので、極端に少ないという訳ではない。 -KAC選考外騒動、そして・・・ --2017年10月18日に公表されたKONAMI作品全般を対象とした公式大会「The 7th KAC」では、''本機種が[[MUSECA 1+1/2>MÚSECA]]と共に選考対象機種外と発表されてしまった。'' --この発表に伴い、このまま稼働終了の道を進んでしまうのか、あるいはそのまま稼働を続けるのか、リフレク自体が存続の危機に置かれてしまっていると言わざるを得ないだろう。 ---過去には4th KACで他機種に比べ扱いが小さかった[[ミライダガッキ]]と5th KAC対象外となった[[DanceEvolution ARCADE]]それぞれは更新終了となり過疎機種に、6th KAC対象外と発表された[[BeatStream]]は間を置かずシリーズ自体の終了が公表されてしまった前例があるため、BEMANIプレイヤーの間では「KACでの扱いが良くない、KAC対象外=''死刑宣告''」という認識が強い。 --ちなみに、対象機種外と発表されて間もなく、「Stand Alone Beat Masta」のW-HARD譜面が討伐クエストで期間限定で解禁できるようになったのだが、KACの応援歌であるこの曲の新譜面をわざわざこのタイミングで追加するというのは&bold(){あまりにも皮肉すぎる...} --リフレク及びMUSECAのKAC選考対象機種外発表から約1ヶ月後に、MUSECAの筐体を再利用した非BEMANI作品『[[ビシバシチャンネル>ビシバシチャンプ]]』が発表され、ビシバシシリーズの復活と共にMUSECAシリーズの終焉はほぼ確定する事になった。一方、リフレクの方は書き下ろし新曲及び移植曲が登場するイベント自体はKAC発表後から2017年内までにはあったものの、年が明け2018年に入ると基本的に楽曲復活や討伐クエスト譜面の配信及び過去の討伐クエスト楽曲の無条件解禁のみが行われるばかりでオリジナル新曲の配信どころか新規オリジナルイベントの開催すら無くなり、かの『ミライダガッキ』『BeatStream』の末路や『[[DDR(2013)>Dance Dance Revolution (2013)]]』彷彿とさせる事態に陥っている。 //一時期騒がれていたシリーズ終焉危機から脱却しつつあるのだが、何故REFLEC BEATシリーズが7th KACの選考対象外になってしまったのかは未だに不明である。 --JAEPO開催前後に発売した雑誌「BEMANIぴあ」のBEMANI機種紹介コーナー内のREFLEC BEATのキャッチコピーでは「有終の美を飾る最終進化」と告げられてしまった。~ だが、本作は相次ぐ改悪や楽曲削除によってファン離れを引き起こしシリーズを破滅の道へと進めた作品。お世辞にも「有終の美を飾った」とは言いがたく、むしろ「自業自得」としか言いようがない現状である。 //ちなみに同コーナーでは基本的に1ページにつき1機種の割合で紹介されているが、RbとMUSECAの場合はそれぞれページ内の半分を使用している事から、現時点における本機種の立場を物語っていると言える。 //キャッチフレーズの通り本当にシリーズ全体の終焉が確定してしまったのか、あるいはまだ続くのかは明確にはなっていないのだが、上述の現状の更新状態からシリーズ次回作の望みはほぼ絶たれていると言っても過言では無いだろう。 //終わりだろうとは思うが、サービス終了の告知が出たわけじゃないから、そういう告知が出るまでは言い切るべきじゃないだろう -何故か冷遇され始めたREFLEC BEAT plus --シリーズのスマホ版としてリリースされ、バラエティ豊かな楽曲ラインナップや積極的なパック追加等で好評を得ていた「REFLEC BEAT plus」であったが、2017年7月辺りから突如版権曲関連パックの配信の音沙汰が無くなり、2017年10月に最新のPACKが出て以降、約半年以上も新PACKは配信されていない。 --これについては公式からのアナウンスが一切無く、リメイク前譜面のストックがVOLZZAシリーズ程度と少なくなり始めたのか、あるいは2018年3月20日よりサービスを開始したスマホアプリ「ときめきアイドル」の方に製作スタッフが移ったのか、真相は闇の中である。 -本作のサントラは単独では発売されず、前作「VOLZZA」「VOLZZA2」とのカップリングで発売された。 --ただ、本作のサントラは稼働途中で発売された為か、収録されている楽曲の数も中盤戦辺りまでと少なく、「vol.2」の発売が期待されている。 --のだが、後半戦の楽曲の数もCD一枚分にも満たない数なので、本作の全曲のCD音源化は今後の展開次第になるかも知れない。
*REFLEC BEAT 悠久のリフレシア 【りふれくびーと ゆうきゅうのりふれしあ】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミアミューズメント|~| |稼動開始日|2016年12月1日|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''黒歴史''|~| |ポイント|基幹システムと雰囲気を一新&br()''旧曲の一時全譜面削除・リメイク''&br()全体的に低難度化&br()スライドオブジェクト廃止&br()微妙すぎる新オブジェクト&br()シリーズの転機?いいえ終了です|~| |>|CENTER:''[[REFLEC BEATシリーズリンク>REFLEC BEATシリーズ]]''|~| //wikiの仕様上、ページ名に半角コロン(:)が使えない為、大文字で表記してあります。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 REFLEC BEAT第6作目。今作のサブタイトルが初めての日本語表記となっている。サブタイトルの英表記は「The Reflesia of Eternity」 。~ テーマは「ファンタジー」。~ DJ TOTTO曰く、今作は「システムを全て1から組み直した」とのこと。~ **特徴 -''大幅な仕様変更'' --今作はプログラムを1から作り直さなければいけなくなったほどの大幅な仕様変更が行われたため、REFLEC IDを除き''引き継ぎ要素が一切ない''。 -''旧曲の一時全譜面削除・リメイク'' --譜面に関するプログラムも一新された関係上、すべての旧曲が一時的に削除されることになった。前作までの楽曲は新プログラムへの移植が済み次第、リメイクされた譜面と共に再度収録していく。 --一方、過去の削除曲のように権利的な問題等で復活できないままになってしまう曲も出るかもしれないとのこと。 ---リメイクとは言え、ほとんどの場合は一部のノーツがバーティカルオブジェクト(VO)やビッグバンオブジェクトに変わった程度なので、以前と同じ感覚でプレーできる。一方でごく一部のみ大幅に変更された譜面もある。DJ TOTTO氏曰く、評判が悪かった譜面が大幅変更の対象の中心になっているという。 ---どのくらいのペースで復活していくかは現在不明。参考までに本作と同様のケースであるGFDM XG/GITADORAシリーズでは2010年からVシリーズの旧曲を新譜面へ順次移行させているが、未だに全曲移植が完了していない。ただし、GITADORAの場合はデバイス入力数の増加に加え、キー音すらも完全に一新しているという点が本作と大きく異なる。 ---復活時に前作にてSPECIAL譜面が無かった楽曲に完全新規譜面のW-HARD譜面が追加されることもある。 -''新オブジェクト追加'' --ビッグバンオブジェクト ---横に長いバー状の大型VO。オブジェのどの部分をタッチしても反応する。 ---叩くと通常のオブジェクトショット音とは別に大音量のショット音が鳴り、画面が揺れるエフェクトが発生する。 ---振動エフェクトはON/OFF可能。 --スイッチロングオブジェクト(SLO) ---VOの一種でLOの中に黄色で表示されたONエリアと紫色のOFFエリアがある。 ---終点までずっと押しっぱなしだった従来のLOとは違い、OFFエリアに突入しているときは指を離し続ける必要がある。 ---現状ではW-HARD譜面のみ搭載。ちなみにチュートリアルではSLOに関する説明がなく、初めてW-HARD譜面をプレーする際に説明が行われる。 -''スライドオブジェクト(SO)廃止'' --前作VOLZZAで登場したSOが廃止された。 --これによりVOLZZA初出曲の譜面は大幅な変更が加わる。例えばSOをふんだんに盛り込んでいた「CODE:1」はDJ TOTTO氏によるとSLOを活用した譜面へリメイクするとのこと。ちなみに「CODE:1」は稼働時点で未収録、その後かなり遅れてリメイク収録された。((また、バージョン違いの「CODE:1 [revision 0.9.8]」と続編「CODE:2」は2018年現在も削除されたままとなっている。)) -''KEEP判定'' --LOの判定がKEEPという新判定に変更。 --LOを押し続けている、SLOのON/OFFを押し続けている/離し続けている間、KEEP判定が続く。 --離すとMISSが出続けるが復帰可能(SLOのOFFは除く)。 -''判定の緩和'' --従来に比べてJUST判定が広くなり、かなりスコアを出しやすくなった。limelightの判定を思い起こされるだろう。 --具体的には「DJ TOTTO氏がVOLZZA 2におけるLv11でAR 100%クリアをできてしまう」ほど。 --これもあってか、AR 100%はFULL COMBOではなく「EXCELLENT」として扱われるようになった。 -''スコアシステム変更'' --KEEP判定追加に伴いスコアシステムにも大幅な変更が加わった。 --FULL COMBO BONUS、1 MISS BONUS、2 MISS BONUSがCOMBO BONUSに変更された。 ---VOLZZA 2で選択できたゲージボーナスは廃止されている。 --MISSやJUST REFLECのMISSの減点がなくなった。そのため、スコアが減少することはない。AR算出式にも変更が加わっている。 -''クリアラインの変更'' --前作までは一律70%だったが、今作は譜面によってクリアラインが変わるようになった。BASICは55%、MEDIUMは65%、HARDとW-HARDは75%。 --そのためか、プレー画面のARゲージはオプションによらず現在のAR(オプションでいうスタンダード)が表示されるようになった。 -ハイスピードオプション関連 --''オブジェクトの速度がBPMに関係なく、ほぼ全譜面一律となった。'' --HSオプションは0.1~3.0を0.1刻みで設定できる。 -オブジェクトデザイン完全統一 / Lv4以下譜面全VO化 --VOのデザインが通常のオブジェクトのデザインと同じになった。 ---これは、BEMANI生放送(仮)曰く「他のBEMANI機種から入ったプレイヤーが徐々にREFLEC BEATのシステムに慣れさせる為に考慮した結果」とのこと。 --''Lv4以下の譜面がVOのみで構成されるようになった(LOやビッグバンは含まれる、一部例外あり)。''金オブジェクトがないので当然JUST REFLECは撃てない。 --斜めに飛んでくるオブジェクトと金オブジェクトが登場するのは基本的にLv5からとなる。Lv5以上の譜面を初めてプレーすると金オブジェクトの反射のチュートリアルが行われる。Lv5以上の旧曲でも過去作と比較してVOが増加している。 --これにより、過去作とは異なりVOの方が基本形、斜めに飛ぶオブジェクトは慣れた人向けのような位置付けとなっている。 -新難易度「ホワイトハード(W-HARD)」登場 / 譜面難易度「SPECIAL」吸収廃止 --個性を追求したもう1つのHARD譜面。難易度表記部分をタッチすることで従来のHARD譜面と切り替えることができる。 ---これに伴いSPECIAL譜面は廃止され、旧作におけるSPECIAL譜面の立ち位置はW-HARD譜面に吸収される。 --W-HARD譜面は稼働時点で全てのリフレシア新曲と一部のリメイク旧曲に搭載されている他、一部のW-HARD譜面は解禁が必要になっている。位置づけの感覚としては初代beatmaniaにおける登場当時のANOTHER譜面が近い。 --HARD譜面は旧要素を基本に構成された譜面だが、W-HARD譜面は新要素を押し出した譜面となっている。DJ TOTTO曰く「新しい刺激が欲しい人向け」。 ---ただし旧作のSPECIAL譜面をほぼそのまま移植してくるパターンもあるため、必ずしもSLOが使われるとは限らない。今後は前作のSOのように新曲であってもSLOを使わない譜面が登場する可能性もある。 --同じ楽曲のW-HARD譜面がHARD譜面より難度が高いとは限らず、HARD譜面とレベルが同じだったり、W-HARD譜面の方が低くなる場合もある。特にスキルレートだとわかりやすい。 -難易度表記15段階化 --VOLZZA 2では13段階だったが、今作では最高レベルが15となっている。 --Lv13までは従来のLvの値を+2したものがほぼ相当し、Lv14は旧Lv11上位と旧Lv12を、Lv15は旧Lv12最上位と旧Lv13を合わせたような格好となっている。 --スキルレートの幅は変更されていないため、実際にプレーしなくてもこの値を参照することで旧難易度制との対応を確認することができる。 -EXTRA ROUNDの存在 --今作は前作までと異なり、beatmania IIDXのワンモアやGITADORAのプレミアムアンコール等と同様に専用楽曲のみプレイが可能なROUNDとして出現する。 --今作はGITADORAのプレミアムアンコールのような演出が出現するようになった。ただし、画面にタッチしても省略はできない。当然、自由に選曲することはできず、強制的にW-HARD譜面をやらされるので初見時は要注意。 --専用楽曲は出現条件を満たすとFINAL ROUND終了後に専用の演出が表示され、スーパーハードモードでプレイすることになる。 -ゲージタイプ --今作はノーマルモードとハードモードの2種類となっている。 ---スーパーハードモードはEXTRA ROUND専用曲に限り適用されるものになった。 -キービーム --本作では新たにbeatmania IIDXやpop'n musicシリーズの様に、オブジェクトを叩いた際にキービームが発生する演出が追加された。 --同演出の追加の理由は、公式曰く「タッチパネルでは感じにくい爽快感を少しでも味わってもらうために追加された」との事。 --ちなみにキービームは爆発エフェクト(デフォルト)の演出扱いのため、カスタマイズで別の爆発エフェクトに変更すると従来通りキービーム無しになる。 -GOOD OFF --アップデートで追加された隠しオプションで、GOOD判定が消滅する。基本的に誤爆避けに使うもの。 -クリアランク「S」新設 --limelight~VOLZZA 2までの最高ランク「AAA+」の更に上のクリアランク「S」が登場。ボーダーはAR 98.0%。 -闘いの記録 --アップデートで追加された機能の一つで、いわゆる「ゴースト機能」。 --ノーマルモードで発生する事のある「記録戦」をプレーするとゴーストを記録させる事が可能。 --記録させたゴーストはプレイヤー自身の物は勿論の事、フレンドや全国のプレイヤーはおろか、特定イベントではスタッフのゴーストにも挑戦が出来る事が出来る為、プレイヤーの実力を試す絶好の機会として大いに好評であった。 -ファンタジー風になった作風 --これまでのREFLEC BEATシリーズはポップ寄りな雰囲気であったが、本作ではRPGというイメージに沿った作風に変化した。 --また、メインを務めるキャラクターも人気絵師のMAYA氏が手掛ける新キャラクターである「イフィリア」一行に交代する事になり、従来のマスコットキャラクターである「パステルくん」はサブキャラクターとして続投する事になった。 -リフレシアモード --本作のメインとなるモード。「クエスト」と称された3曲を連続してプレーする事になる。 --クエストの種類は、ゲーム本編のストーリーに当たる「ノーマルクエスト」、期間限定イベントに相当する「討伐クエスト」、本作でのインターネットランキングが行われる「ランキングクエスト」に加えて、隠しクエストとしてプレー時に制限が設けられた上級者向けの「チャレンジクエスト」の計4種類用意されている。 --クエストクリアの際に獲得出来るアイテムは、キャラクターカードやチャットアイコンといったカスタマイズアイテムの他にも、一定数集めると新曲を解禁出来る「楽曲の欠片」というアイテムも入手出来る事から、本作におけるメインの楽曲解禁を担っているモードでもある。 --各種クエスト挑戦時は過去作におけるライフ制モードと同様の演奏方式で行うが、プレイヤー側のライフ・攻撃力は「キャラクターカード(後述)の能力」や「パステルくんの装備」に依存し、ゲーム中に多くのアイテムを集める程プレーが有利になる仕組みになっていて、正にRPG仕立ての作品に合ったモードと言えるだろう。 -判定タイプ「MASTER」 --リフレシアモードの一部コース、およびクラスチェックモードにて適用される激辛判定設定。通常のプレイでオプションとして選択することはできない。 --DJ TOTTO氏曰く「初代リフレクと同じ判定」。 -キャラカード --本作では前作に存在した「アイコン」に取って代わって「キャラカード」が新たなコミュニケーションアイテムとして登場した。 ---「キャラクターカード」は「アイコン」同様に収録曲や版権キャラクターのジャケットが描かれた物になっているが、こちらはカード毎にキャラの名前が設定されているのが特徴で、特にひなビタ♪やNEW GAME!!のキャラクターが描かれた物が人気を博していたようだ。 ---各種カードにはリフレシアモードのクエストで使用可能な属性が存在しており、相性次第ではゲームを有利に進める事が出来る。 -マッチング画面 --前作ではアップデート以降に追加されていたマッチングスキップ機能は、本作では稼働当初から搭載。 --マッチング中のミニゲーム「REFTIS」が廃止され、[[groovin'!! Upper>REFLEC BEAT groovin'!! Upper]]まで登載されていた「パズルコメント」が復活。 ---パズルコメントの復活により「あのあのあのあのあの」といった、かつて定番だったネタも復活し、ファンからも歓迎される事になった。 --更にVOLZZAで廃止されていた「マッチング待ち一覧」も復活。多くのプレイヤーから自由にマッチング出来る仕様に戻った。 -プレー前画面 --本作のHS設定やオブジェクトサイズ、プレイサイドの選択は、プレー前画面で行うpop'n musicを彷彿とさせる仕様に。 --前作で追加されたボイスチャットはシンボルチャットと結合される事になった。 ---%%なお、今作のシンボルチャットはボイスチャット機能と統合されたものの、全てパステルくんのボイスに統合されていて、前作のONLY ONEの肉声やコヤジギャグ連発の様な「スタッフのおふざけ」は鳴りを潜めてしまったのは残念だろう。%% -開始前のリズム音 --ギタドラと同じように曲が開始する前にテンポの速さを知らせるリズム音が入るようになった。ただし、一部の曲には入っていない。 --また、リズム音がある場合も曲自体の最初が無音だったり音が小さいと途切れた感じになる。 --BPMが極端に高い楽曲は「ワン、ツー、ワンツースリーフォー」というように2分音符→4分音符というリズム音の入り方をする。 -JUST COLLECTION --JUSTを取ったことがあるオブジェクト数が集計される。jubeatのミュージックバーチャレンジに近い機能。赤サイド・青サイドの合計がそれぞれ集計される。 --開始前の設定画面で未取得のオブジェクト表示機能と(CPU戦に限り)色指定が設定できるので挑戦しやすくなる。未取得オブジェクト表示をONにした場合、JUSTを取っていないオブジェクトの外周に紫色のマークが表示される(ただし、初プレー譜面の場合はマークが表示されない)。 --達成状況は、ノーマルモードでは選曲画面で曲リスト内のジャケットを長押しすることで確認可能。その他のモード(リフレシアモード等)では確認手段はリザルト画面しかなく、スコア詰めをする際にメモなど準備しないと色の選択ミスをする可能性がある。 --EXTRA ROUND専用楽曲にて常駐に必要(W-HARD譜面の全オブジェクトでJUSTをとる)となるほか、一部のキャラカード入手条件に関わっている。それ以外の曲で現在、特に特典はない。 -悠久の討伐戦 --ノーマルモードで課題曲に挑戦するイベント。 --EASY(Des-ROW)、HARD(DJ TOTTO)の2種類があり、相手のスコアより上回れば討伐完了。 --討伐数で譜面や楽曲が解禁される。 --HARDは超上級者向けだが、EASYでも問題なく解禁可能。解禁に必要が討伐数がほんの少しHARDの方が少ないだけ。 -HAPPY☆PARADISEキャンペーン/HAPPY SUMMER CAMPAIGN --ノーマルモード内で開催されたイベント。前者はゴールデンウィーク中に後者は夏休み中に開催された。 --トータルリザルト画面の際に楽曲選択画面が出現し、タッチした楽曲を解禁させる事が出来る。 --前々作及び前作のBMFとチャレンジスクラッチの流れを継いでいるイベントらしく、解禁内容は書き下ろし新曲に加えて、過去のBEMANI機種の楽曲や、お蔵入りになった幻のBEMANI機種「おといろは」の楽曲がまさかの収録という意外性から、少ないクレジット数でイベント進行が可能な事も相まってか、多くのプレイヤーから好評を得る事になった。 -The Treasure of Reflesia --伊藤賢治、古代祐三、桜庭 統、下村陽子とゲーム業界における著名作曲家をフィーチャーしたイベント。 --開催時には書き下ろし提供曲の他に、過去のBEMANI機種や[[コナミ作品>悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス]]にて彼らが提供した楽曲が収録され、好評を得る事になった。 **評価点 -収録曲の質に関しては良好 --本作はファンタジー調の作品なだけあってか似たイメージの楽曲こそ多いものの、各種楽曲の評価自体は相変わらず高い。 --特に本作で人気を博した楽曲は、DJ TOTTO氏が手掛ける「伝説の山」シリーズ第3弾となる「Eira」、The 6th KACの決勝戦にて発表され「テクニックの暴力」と評されたテクニカル譜面が特徴的なthe wandering bardことTOMOSUKE氏の「Catastrophic Dance」、シリーズ恒例のMAX MAXIMIZER氏による「Tortura」、リフレシアモードのトリを務める本作のラスボス的位置付けの「The Reflesia of Eternity」等々。 ---「Valanga」のW-HARD限定音源として、DJ TOTTO氏自らアレンジを施した「Valanga 2017」が流れる隠し要素も。原曲よりも重みを強調したアレンジになっており概ね好評。 --また、新規収録の版権曲も、初期こそ2曲のみと異常に少なかったが、稼働していくにつれて「NEW GAME!!」や「おそ松さん」等のアニソンや東方アレンジ楽曲も収録されていった事により、最終的には前作までと引けを取らないレベルのバラエティさを誇る様になったと言えるだろう。 -抑えられた難易度インフレ --groovin!!以降、あまりにも激しい難易度のインフレが起きていたが、今作にてついに抑えられることになった。 ---今作初出で最難とされる曲のスキルレートは90。それまで最難だったRebellioと同等である。 --最上位レベル帯が細分化された点も評価できる。 **賛否両論点 -''ゲーム内容の大幅な変更'' --上記の通り根本的なシステムが大きく変えられ、特に従来からのプレイヤーからは様々な意見が飛び交うこととなった。 ---判定の緩和や速度均一化、GOOD OFF等全体的に低難度化されたが、ぬるくなってしまってつまらないという意見も見受けられた。また、低レベル曲全VO化に関してはJRの練習がしにくくなったという批判意見もある。 ---SOに関しては前作で賛否両論だった点のため、当然廃止に関しても賛否両論だった。一方で、本作で追加された新オブジェクトは後述の問題点もあってあまり評判はよろしくない。 --前作までのデータも消滅したため、従来からのプレイヤーには削除曲の件も含めて新しくなった別ゲーとして心機一転して始めることができるかを試されることになった。 --変更自体に影響は無い新規プレイヤーには易しい考慮がなされたとはいえ、この新しいゲーム性に魅力を感じて続けられるかが微妙である。 -SLOの是非 --認識しにくくなる画面や「触ってはいけない」というルール、後述の問題点で拒否反応を示す意見が目立った。 --一方で、上手く捌ければ爽快感があると主張するプレイヤーも存在した。 -今作のシステムボイス --前作VOLZZA 2と同じく今作も日本語ボイスなのだが、アニメやロールプレイングゲームの幼女キャラのような声であり、好みが分かれる。「エクセレントっ。完璧でしたっ!」といった感じである。 **問題点 ***楽曲の扱い -''楽曲削除の是非'' --本作ではこれまで収録されていた楽曲の殆どが譜面リメイクを目的とした削除が行われたのだが、このような''数百曲にも及ぶ旧曲の一斉削除''については案の定大きな批判が巻き起こった。 --稼働開始時点ではVOLZZA~VOLZZA 2オリジナル曲全てが(VOLZZA 2終盤の隠し曲も根こそぎ)削除されてしまっていた。特に前作の終盤戦で登場し、ラスボスとED曲を兼ねていた「X-TREME 6」については、登場からわずか''1ヶ月''という異例の早さでスピード削除されてしまい、良くも悪くもプレイヤー達の話題にはなった(その2ヶ月後に「6thKACファイナリストの決勝ラウンド使用曲」として無条件解禁という形で、スピード削除からのスピード復活を遂げた)。 --同様に譜面リメイクを継続中のGITADORAシリーズとは違い、本作は筐体やデバイスそのものが変わった訳でもない上に移行期間も無かった((GFDMではXG2までは未リメイクの旧曲を旧譜面のまま収録していた。))ことも要因である。 --バラエティ豊かな楽曲群が特徴的な本シリーズに関しては、お気に入りの楽曲が削除された途端に引退してしまったプレイヤーも多かった。 ---本作の新曲がファンタジー路線のものが多いため、旧曲が全然無かった稼動序盤はバランスが悪い状態になっていた。 --版権曲については、稼働から1年と半年経過の現在もBEMANIアーティストが手掛けた東方アレンジ曲数曲を除き全くリメイク収録されていない。J-POP、アニソンに比べ復活が容易と思われる、BEMANI常連陣による他社レーベルへの書き下ろし曲ですら皆無である。版権料対策を兼ねての一斉削除だったのかと邪推されても仕方のない状況となっている。 --大量の楽曲削除を非難するプレイヤーがかなり多い一方、「アルストロメリア」のような人気曲にも関わらず微妙な出来だった譜面に関しては良好な評価を得た新譜面をひっさげて復活する等、譜面のリメイク自体については評価する声もある。 //数百曲近くの一斉削除、復活ペースの遅さなど、賛否が分かれるというにはあまりに否の部分が大きすぎると思ったためこちらへ移動・統合します -''復活曲のペースが遅い。'' --復活数は1回につき10曲程度とお世辞にもあまりペースは速いとは言えず、2017年10月時点(稼動10ヶ月後)では復活曲の総数は''削除前の半分にも満ちていない。'' ---本作の新曲はそこまで多くは無く、復活曲による更新の水増しをしたいだけではないのかという考えも出てきている。 ---しかも、この配信ペースの割りにW-HARD譜面が追加されていない楽曲も結構多い。 ---おまけに復活曲は他機種で遊べる楽曲の割合が多く、Rbオンリーの収録曲がかなり復活していないという問題もある。 -全体的に割高になった楽曲解禁。 --本作のリフレシアモードでは楽曲を解禁する事が出来るが、楽曲解禁に必要な「楽曲の欠片」は1曲につき計9個と多めに対して、1クレで入手可能なかけらは3個までしか入手出来ず、楽曲解禁の為に3クレも使わなければならない。 --また、「The Treasure of Reflesia」や「秋のひなビタ♪フェスティバル!」といったリフレシア以外のモードでの楽曲解禁も1曲につき複数のクレジット要する物が大半であった為、本作の楽曲の解禁に必要なクレジット数は快適だった前作までと比較して割高になってしまった事は否めないだろう。 ***システム周り -''VOLZZAからの引継ぎ一切不可'' --プログラム自体が丸ごと作り直しとなった関係で、単純に過去作との互換性も無くなった。このため''今作はVOLZZAからの引継ぎ要素が一切ない。''勿論クリア状況も引継ぎ不可。 --スコア詰めなどの数年間の積み上げがすべて水の泡になるとなれば、当然ユーザーが怒らないわけがない。少なくとも、前作VOLZZAでの不満も我慢して受け入れていた多くのコアユーザーに、楽曲削除の件も含めて引退を決意させる理由の一つになったことは確かである。 -''KEEP/SLOの仕様'' --LOを途中で離してしまった場合、KEEP判定と同じタイミングでMISSが出続けてしまう。リフレシアモードやハードモードで挑む際はこの仕様に気付かないと即死する危険がある。もし処理落ちが起きると即死はほぼ確実。 --1度離してしまった場合もオブジェクトはライン上に残っており、押し直せば復帰可能。 --さらにSLOの場合は''OFF時に1度MISSすると(指を離しても)その次のONまで強制的にMISSになる''為、特に注意を要する。 --また、SLOのONをスルーしたままOFFになった場合もOFFが終わるまで強制的にMISSが続いてしまう。 ---逆にこの仕様によって前作までで頻発していた「LOが誤爆によって早GOOD判定になり、直後に指を離してしまったためにLOが通過してMISSになってしまう現象」はほとんど起こらなくなっている。 --KEEP判定やSLOの切り替え時のSEは変更できず、嫌っているプレイヤーもいる。 -''ビッグバンオブジェクトの仕様にも難あり'' --本作で追加されたビッグバンオブジェクトはプレー初期は派手な演出から見る分では楽しそうな機能であったが、ゲームをやり込むとなると発動の度に大きな音が鳴り画面が揺れる為か本作のプレイヤーからは邪魔な存在として見られがちで、結局OFFにしてしまうプレイヤーが後を絶たなかった。ある意味groovin'!! Upperのナレーションボイスの再来か。 ---ちなみに本作プレイのライン動画では、''ビッグバン発動でプレー画面が揺れない仕様が施された物が多い''為か、いかに嫌われているか察する事が出来るだろう。 --無駄にデカいショット音にもうるさすぎる等、否定的な意見が目立つ。 --復活曲はVOやビッグバンオブジェクトが追加された譜面に変更されていることが多く、譜面変更に否定的な意見も見受けられる。 -MASTER判定 --一部のモードでしか使えないため練習しづらい。なぜ通常オプションにしなかったのか。 -ハードモードの仕様 --今作ではハードモードの減少量が前作に比べ、大幅に上昇している。具体的には''ゲージ満タンからMISSを連続6~7個出しただけで一気にFAILEDとなってしまう''ほど。 ---上記のSLOのKEEP判定の「OFFを取り逃すと復帰不可能」という仕様とこの減少量の組み合わせが非常に凶悪であり、W-HARD譜面のハードゲージでの選出は注意を要する。OFFを取り損ねると即死が確定することもありうる。 ***イベント・演出面 -リフレシアモードの問題点 --クエストには選曲縛りがある上にドロップアイテムの入手がランダムなため、やりたくない楽曲・レベルを何度もやらさられる羽目になる。難易度分布の関係や、クエストごとの楽曲カテゴリ限定の影響もあってか、複数のクエストで同じ曲と当たることも多い。その曲が好きならいいのだが、やりたくない曲だったら…… --装備品はランダムドロップだが、「楽曲の欠片」が報酬の場合はさすがに確実に入手できる。勝利できなかった場合はそのゲーム中に得た欠片は全没収になってしまう。 --曲保障が無く、HPが0になった時点でゲーム終了になってしまう。相手が先にHP0になっていてもである。 ---過去作のパステルワンダークエストでは選曲もある程度自由が利く仕様で3曲保障だったが、何故わざわざ劣化させてしまったのか…。 ---2017/12/19のアップデートで敵のレベルが全体的に3~4程度下がって大幅に易化した。とはいえ、根本の仕様は同じなので、特に後半戦では装備不足、レベル不足での挑戦は大変危険であることは変わりない。 --討伐クエストは期間限定で、逃すと別条件で解禁できるのを待つしかなくなってしまう。半年以上放置されている楽曲もある。 --当モードのラスボス曲に当たる「The Reflesia of Eternity」はエネミーが無茶苦茶強く、解禁難易度が非常に高い。なのに関わらず条件が2ヶ月経っても全く緩和されず、最上級者以外から不満が出ることに。 ---およそ4ヶ月が経過した2017/12/19のアップデートで緩和。プレイヤー側のHPが大幅強化された。 --&bold(){スタンダードスタート(PASELI120円)でもリフレシアモードには一切の恩恵・特典がない。}うっかり120円を払ってリフレシアモードにしてしまうと単純に差額分損しただけになってしまう。 -「悠久の討伐戦」の問題点 --何の予告も無く突然イベント終了になった。 --その後解禁楽曲は救済されたが、WH譜面はスルーされ続けている。 -影の薄い新メインキャラクター --前述の通り、本作ではメインを務めるキャラクターがパステルくんからイフィリア一行に変更されたのだが… --ゲームを始める際に彼女ら3人のうち一人のキャラクターカードが貰える事や、ナレーションボイスもイフィリア自身(?)が務めている事は良いものの、公式イラストは何度も使い回される程の少なさ(後述)で、リフレシアモードのストーリー進行もテキスト中心で味気がなく、折角作られた彼らのキャラクターカードも時が経つにつれて別のキャラの物が使われる事になった点から、彼らの人気は微妙であった。 --加えて、楽曲開始前のチャット画面や公式の告知等で、本作ではサブキャラに回っている筈の「パステルくん」が従来作同様に出しゃばっていた事から、「本作の為にわざわざメインキャラを変える必要があるのか?」とファンから投げかけられていた始末。 **アップデート前の問題点 #region(アップデート前の問題点) -使われる事の無かった「季節装備」 --本作では「お正月」など各季節のイベントに合わせたパステルくんの装備アイテムが限定配信されたのだが、装備してしまうとステータス補正が初期の装備の物に変更されてしまう難点が存在している事から、本作を初めてすぐのロクなアイテムが集まっていないプレイヤーくらいしか使われる事が無かった模様。 ---季節装備が役立たずになり上位クエストの装備が集中して使用された事により、キャラカードはともかくプレイヤー間の個性も殆ど無くなってしまった感は否めないだろう。 --流石に問題があったのか、アップデート後に装備の仕様が「装備を取得した時点でパステルくんのステータスに補正が掛かる」システムに変更され、これにより「季節装備」もプレイヤー間の個性として機能する事になったと言える。 #endregion() ---- **総評 落ち目になっていたVOLZZAから思い切って作り直しを行ったという印象を受けるが、それはあまりにも強引すぎたと言わざるを得ない結果となり、従来からのプレイヤーを大きくふるいにかけた。また、ゲームの低難易度化をしたにも関わらず新規ユーザの獲得に成功したとは言い難く、新要素&仕様変更がイマイチであったことが窺える。~ 新規楽曲は今作でも高品質なのだが、それ以上に大胆な曲削除をしてまで作り直しを行った割には肝心の新要素&仕様変更に賛否・問題点が目立つという、改悪に改悪を重ねたともとれる状況になってしまった。 The 7th KACの選考機種から外れた現在でもゲームそのものはバグ修正や旧曲の復活が継続しているため、一応という事になるが現行のBEMANI機種としてカウントされている。しかし、相次ぐ仕様の改悪や楽曲の削除によってシリーズのファンを失ってしまった代償は大きく、2018年に入ってからは新曲配信や新規オリジナルイベントの開催すら無くなったためか事実上の更新終了状態に陥ってしまった。 結果的に本作はシリーズの転機になるどころか、2010年代のBEMANIにおける主力機種であったREFLEC BEATシリーズに終止符を打たせてしまったのは皮肉としか言いようが無い。 ---- **余談 -やたらと使い回された公式イラスト。 --本作のポスターのイラストは筐体上部のポップはもちろんの事、KACのチャンピオンに送られる盾や、サントラのジャケット等に使い回された他、ゲーム中で使用されているイフィリア一行の立ち絵もJAEPO限定販売されたスマホケース等何度も使い回されており、まるでイラストすら書き下ろされてなかった初代を彷彿させる物としてファンから指摘されていた。 --なお、イフィリア一行のイラストは公式イラスト以外にも楽曲のジャケットやMAYA氏のtwitterに何度か掲載されているので、極端に少ないという訳ではない。 -KAC選考外騒動、そして・・・ --2017年10月18日に公表されたKONAMI作品全般を対象とした公式大会「The 7th KAC」では、''本機種が[[MUSECA 1+1/2>MÚSECA]]と共に選考対象機種外と発表されてしまった。'' --この発表に伴い、このまま稼働終了の道を進んでしまうのか、あるいはそのまま稼働を続けるのか、リフレク自体が存続の危機に置かれてしまっていると言わざるを得ないだろう。 ---過去には4th KACで他機種に比べ扱いが小さかった[[ミライダガッキ]]と5th KAC対象外となった[[DanceEvolution ARCADE]]それぞれは更新終了となり過疎機種に、6th KAC対象外と発表された[[BeatStream]]は間を置かずシリーズ自体の終了が公表されてしまった前例があるため、BEMANIプレイヤーの間では「KACでの扱いが良くない、KAC対象外=''死刑宣告''」という認識が強い。 --ちなみに、対象機種外と発表されて間もなく、「Stand Alone Beat Masta」のW-HARD譜面が討伐クエストで期間限定で解禁できるようになったのだが、KACの応援歌であるこの曲の新譜面をわざわざこのタイミングで追加するというのは&bold(){あまりにも皮肉すぎる...} --リフレク及びMUSECAのKAC選考対象機種外発表から約1ヶ月後に、MUSECAの筐体を再利用した非BEMANI作品『[[ビシバシチャンネル>ビシバシチャンプ]]』が発表され、ビシバシシリーズの復活と共にMUSECAシリーズの終焉はほぼ確定する事になった。一方、リフレクの方は書き下ろし新曲及び移植曲が登場するイベント自体はKAC発表後から2017年内までにはあったものの、年が明け2018年に入ると基本的に楽曲復活や討伐クエスト譜面の配信及び過去の討伐クエスト楽曲の無条件解禁のみが行われるばかりでオリジナル新曲の配信どころか新規オリジナルイベントの開催すら無くなり、かの『ミライダガッキ』『BeatStream』の末路や『[[DDR(2013)>Dance Dance Revolution (2013)]]』彷彿とさせる事態に陥っている。 //一時期騒がれていたシリーズ終焉危機から脱却しつつあるのだが、何故REFLEC BEATシリーズが7th KACの選考対象外になってしまったのかは未だに不明である。 --JAEPO開催前後に発売した雑誌「BEMANIぴあ」のBEMANI機種紹介コーナー内のREFLEC BEATのキャッチコピーでは「有終の美を飾る最終進化」と告げられてしまった。~ だが、本作は相次ぐ改悪や楽曲削除によってファン離れを引き起こしシリーズを破滅の道へと進めた作品。お世辞にも「有終の美を飾った」とは言いがたく、むしろ「自業自得」としか言いようがない現状である。 //ちなみに同コーナーでは基本的に1ページにつき1機種の割合で紹介されているが、RbとMUSECAの場合はそれぞれページ内の半分を使用している事から、現時点における本機種の立場を物語っていると言える。 //キャッチフレーズの通り本当にシリーズ全体の終焉が確定してしまったのか、あるいはまだ続くのかは明確にはなっていないのだが、上述の現状の更新状態からシリーズ次回作の望みはほぼ絶たれていると言っても過言では無いだろう。 //終わりだろうとは思うが、サービス終了の告知が出たわけじゃないから、そういう告知が出るまでは言い切るべきじゃないだろう -何故か冷遇され始めたREFLEC BEAT plus --シリーズのスマホ版としてリリースされ、バラエティ豊かな楽曲ラインナップや積極的なパック追加等で好評を得ていた「REFLEC BEAT plus」であったが、2017年7月辺りから突如版権曲関連パックの配信の音沙汰が無くなり、2017年10月に最新のPACKが出て以降、約半年以上も新PACKは配信されていない。 --これについては公式からのアナウンスが一切無く、リメイク前譜面のストックがVOLZZAシリーズ程度と少なくなり始めたのか、あるいは2018年3月20日よりサービスを開始したスマホアプリ「ときめきアイドル」の方に製作スタッフが移ったのか、真相は闇の中である。 -本作のサントラは単独では発売されず、前作「VOLZZA」「VOLZZA2」とのカップリングで発売された。 --ただ、本作のサントラは稼働途中で発売された為か、収録されている楽曲の数も中盤戦辺りまでと少なく、「vol.2」の発売が期待されている。 --のだが、後半戦の楽曲の数もCD一枚分にも満たない数なので、本作の全曲のCD音源化は今後の展開次第になるかも知れない。

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