「F/A」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

F/A - (2018/03/25 (日) 21:44:43) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*F/A 【えふえー】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード(NA-1)| |発売・開発元|ナムコ| |稼働開始日|1992年| |判定|なし| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 F/A-18等、実在の戦闘機を自機にしたミリタリー系縦スクロールシューティング。~ F/Aとは、現実の戦闘機(参考:F/A-18)と同じくそれぞれFighter、Attackerの頭文字であり、日本国外版のタイトルはこれに準じて『Fighter&Attacker』(ファイター アンド アタッカー)となっている。 **ゲームシステム 1レバーと2ボタン。『[[ゼビウス]]』や『[[ドラゴンスピリット]]』に準ずる対空・対地ショットを打ち分けるシステムとなっている。~ 地上の敵や一部空中の敵を破壊すると捕虜が登場し、救助するとステージ終了時にスコアが入る。~ 全8面の1周エンド。 **評価点 ''実在の戦闘機、そして自機の多さ'' -6種類の対空ショット、3種類の対地ショット、3段階の移動速度からなる機体バリエーションはなんと''16種類''。アーケードのシューティングゲームでここまで選べるシューティングゲームは類を見ないと思われる。 --いずれも実在の戦闘機で、ミリタリーファンなら楽しめるであろう。 --この路線は、後に『エースコンバットシリーズ』に引き継がれる。 ''BGM'' -細江慎治と相原隆行が作曲した、レイブやハードコアテクノ調の激しいBGMが特徴。 --基板のサウンドテストには多数の未使用曲(それらも良曲ぞろい)が入っていて、サントラCD「ナムコ・ゲームサウンド・エクスプレス Vol.7」にも多数の未使用曲が収録された。 --「ゲームミュージックにテクノミュージックを取り入れる」といった試みは、今後のナムコ作品において『[[リッジレーサー]]』や『ニューマンアスレチックス』などにも取り入れられる。 **問題点 ''BGMと裏腹に地味で単調なゲーム性'' -パワーアップ、チャージショット(溜め撃ち)、ボンバーといった強力で派手な攻撃は無い。敵を倒して出現するオブジェクトも前述の「捕虜」が数種類いるだけ。 -尚且つ、グラフィックはそれなりに綺麗だが全体的に華がなく地味。特殊攻撃も無いため単調な展開が続く。 ''難易度も高い'' -当たり判定が自機グラフィックとほぼ同一な上に、弾数も多い。 --その上自機性能もお世辞にもいいとは言えず、「避けながら敵を狙う」という行動が既に厳しい。 --また、選べる機種は多いが、機体性能のバランスが取れているとは言い難い。 -更にライフ回復がスコアによる2回のみであるにもかかわらず、被ダメージ時の無敵時間が短いので注意しないと貴重なライフを一気に失いかねない。 -上にも書いた通り強力な攻撃手段も無いため、パターンを敷き詰めたようなプレイを強いられてしまう。 **総評 実在の戦闘機モチーフや、派手なBGM等見所はあるものの、シューティングゲームとしては「良く言えば硬派、悪く言えば地味で古臭い」の一言。~ BGM目当の人や、一部の通好みの人にしか興味を持たれないゲームであろう。 ---- ---- **その後の展開 ゲームそのものの移植は一度もないものの、BGMはやはり一定の評価を受けているためか、マイナータイトルであるものの一部ピックアップを受けている。特にハードコアテクノ調ということもあり音ゲー収録も地味に多い。 -『[[太鼓の達人>太鼓の達人シリーズ]]14』に1面BGM「DESERT STORM」が収録。 -『[[テクニクティクス]]』にも同じく「DESERT STORM」のアレンジバーションが収録。アレンジは佐宗綾子氏。 -『[[GROOVE COASTER 3EX DREAM PARTY>GROOVE COASTER 3 LINK FEVER]]』のイベント「超シューティング祭其の弐」のポイント報酬にて3面BGM「RAVE WAR」が先行解禁。グルコス特有の背景演出による原作再現もバッチリ。 -細江慎治氏が代表取締役を務めているスーパースィープ社からは、今作のリマスター版サントラ・セルフリミックスサントラも発売。 -『[[THE IDOLM@STERシリーズ]]』のコンピCD「ファミソン8BIT」シリーズにも今作をモチーフにした楽曲が収録。アレンジはUraken氏。 また、『リッジレーサー』に今作のタイトルロゴや曲名をあしらった「F/A Racing」というマシンがピットインしている。 -ちなみに、同『V』に登場するマシンの一つ「FIARO」のネーミングは上記の「F/A Racing」をもじったものである((ただ、実在の自動車に名前が似ている為か、『レーサーズ』以降では「FIERA」となっている。))。 **余談 -前述のサントラについてだが、最初に出たビクター盤は基板からではなく、データを落とし込む前の開発機材から収録しているため、スーパースィープから出たリマスター盤と比較して曲のBPMが少々速くなっている。 --本作の基板は故障や動作不安定になることが多く、リマスター盤の収録も基板からの収録ということで作曲者の意図しないBPMで鳴ってしまっている部分があった模様。((後に出たセルフリミックス盤、「細江慎治WORKS VOL.4α ~F/A REMIX~ 」は「作曲者がもともと意図したBPMでリミックスを行っている」とのこと))
*F/A 【えふえー】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード(NA-1)| |発売・開発元|ナムコ| |稼働開始日|1992年| |判定|なし| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 F/A-18等、実在の戦闘機を自機にしたミリタリー系縦スクロールシューティング。~ F/Aとは、現実の戦闘機(参考:F/A-18)と同じくそれぞれFighter、Attackerの頭文字であり、日本国外版のタイトルはこれに準じて『Fighter&Attacker』(ファイター アンド アタッカー)となっている。 **ゲームシステム 1レバーと2ボタン。『[[ゼビウス]]』や『[[ドラゴンスピリット]]』に準ずる対空・対地ショットを打ち分けるシステムとなっている。~ 地上の敵や一部空中の敵を破壊すると捕虜が登場し、救助するとステージ終了時にスコアが入る。~ 全8面の1周エンド。 **評価点 ''実在の戦闘機、そして自機の多さ'' -6種類の対空ショット、3種類の対地ショット、3段階の移動速度からなる機体バリエーションはなんと''16種類''。アーケードのシューティングゲームでここまで選べるシューティングゲームは類を見ないと思われる。 --いずれも実在の戦闘機で、ミリタリーファンなら楽しめるであろう。 --この路線は、後に『エースコンバットシリーズ』に引き継がれる。 --対空ショットはワイド系は単発、一点集中型はセミオートまたはフルオートと言った感じで差別化されている。 --対地ショットは射程は長いがロックオンに時間がかかるミサイル、威力は強力だが射程が短い爆弾、射程範囲内に継続ダメージを与えられるガトリング、となっている。 ''BGM'' -細江慎治と相原隆行が作曲した、レイブやハードコアテクノ調の激しいBGMが特徴。 --基板のサウンドテストには多数の未使用曲(それらも良曲ぞろい)が入っていて、サントラCD「ナムコ・ゲームサウンド・エクスプレス Vol.7」にも多数の未使用曲が収録された。 --「ゲームミュージックにテクノミュージックを取り入れる」といった試みは、今後のナムコ作品において『[[リッジレーサー]]』や『ニューマンアスレチックス』などにも取り入れられる。 **問題点 ''BGMと裏腹に地味で単調なゲーム性'' -パワーアップ、チャージショット(溜め撃ち)、ボンバーといった強力で派手な攻撃は無い。敵を倒して出現するオブジェクトも前述の「捕虜」が数種類いるだけ。 -尚且つ、グラフィックはそれなりに綺麗だが全体的に華がなく地味。特殊攻撃も無いため単調な展開が続く。 ''難易度も高い'' -当たり判定が自機グラフィックとほぼ同一な上に、弾数も多い。 --その上自機性能もお世辞にもいいとは言えず、「避けながら敵を狙う」という行動が既に厳しい。 --また、選べる機種は多いが、機体性能のバランスが取れているとは言い難い。 -更にライフ回復がスコアによる2回のみであるにもかかわらず、被ダメージ時の無敵時間が短いので注意しないと貴重なライフを一気に失いかねない。 -上にも書いた通り強力な攻撃手段も無いため、パターンを敷き詰めたようなプレイを強いられてしまう。 **総評 実在の戦闘機モチーフや、派手なBGM等見所はあるものの、シューティングゲームとしては「良く言えば硬派、悪く言えば地味で古臭い」の一言。~ BGM目当の人や、一部の通好みの人にしか興味を持たれないゲームであろう。 ---- ---- **その後の展開 ゲームそのものの移植は一度もないものの、BGMはやはり一定の評価を受けているためか、マイナータイトルであるものの一部ピックアップを受けている。特にハードコアテクノ調ということもあり音ゲー収録も地味に多い。 -『[[太鼓の達人>太鼓の達人シリーズ]]14』に1面BGM「DESERT STORM」が収録。 -『[[テクニクティクス]]』にも同じく「DESERT STORM」のアレンジバーションが収録。アレンジは佐宗綾子氏。 -『[[GROOVE COASTER 3EX DREAM PARTY>GROOVE COASTER 3 LINK FEVER]]』のイベント「超シューティング祭其の弐」のポイント報酬にて3面BGM「RAVE WAR」が先行解禁。グルコス特有の背景演出による原作再現もバッチリ。 -細江慎治氏が代表取締役を務めているスーパースィープ社からは、今作のリマスター版サントラ・セルフリミックスサントラも発売。 -『[[THE IDOLM@STERシリーズ]]』のコンピCD「ファミソン8BIT」シリーズにも今作をモチーフにした楽曲が収録。アレンジはUraken氏。 また、『リッジレーサー』に今作のタイトルロゴや曲名をあしらった「F/A Racing」というマシンがピットインしている。 -ちなみに、同『V』に登場するマシンの一つ「FIARO」のネーミングは上記の「F/A Racing」をもじったものである((ただ、実在の自動車に名前が似ている為か、『レーサーズ』以降では「FIERA」となっている。))。 **余談 -前述のサントラについてだが、最初に出たビクター盤は基板からではなく、データを落とし込む前の開発機材から収録しているため、スーパースィープから出たリマスター盤と比較して曲のBPMが少々速くなっている。 --本作の基板は故障や動作不安定になることが多く、リマスター盤の収録も基板からの収録ということで作曲者の意図しないBPMで鳴ってしまっている部分があった模様。((後に出たセルフリミックス盤、「細江慎治WORKS VOL.4α ~F/A REMIX~ 」は「作曲者がもともと意図したBPMでリミックスを行っている」とのこと))

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: