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*ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城 【わいわいわーるどつー えすおーえす ぱせりじょう】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068HY6)| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|コナミ|~| |発売日|1991年1月05日|~| |価格|6,500円(税抜)|~| |ポイント|前作から180°路線変更&br()前作ファンからの評価は低め|~| //|分類|&bold(){賛否両論判定}|~| **概要 -ジャンル欄において「アクション」としているが、実際は横スクロールシューティングやパズル、レースとなるステージもあり当時のコナミの主力作品を再現したステージ構成になっている。アクション以外のジャンル要素を持つステージはミニゲーム扱いではなくパズル以外はクリアしないと先に進む事が出来ない。 -『[[コナミワイワイワールド]]』の続編にあたるが前作とのつながりはなく、前作の主人公であるコナミマンとコナミレディは今回ちょい役でしか出て来ない。 -グラフィックは前作と異なり、2.5頭身のデフォルメ調になっている。 **ストーリー -悪の大魔法使いワルーモンが世界征服を企み、さらにワイワイワールドのハーブ姫をパセリ城ごと宇宙空間へ連れ去ってしまった。シナモン博士はこれに対抗して、「コナミヒーロー変身回路」を搭載したスーパーロボット・リックルを創り出す。リックルの目的は、ワルーモンが復活させたコナミの悪役キャラを倒しつつ、ハーブ姫を助け出す事である。 **特徴 -今回の主人公は前述にもあるリックルという少年型ロボット(2Pは色違いのブルーリックル)であり、チェンジカプセルというアイテムを取ると、時間制限はあるがコナミのキャラに変身し、通常時より強力な攻撃が出来るようになる。 --変身中は攻撃を喰らっても変身時間が5秒減少するのみで、ライフは減少しない。通常時の攻撃が貧弱な事もあって、ゲームを有利に進める上でも変身は必須であると言える。 -前作の比較的シリアスな絵柄と違い、今回は頭身が下がった事も合わせて絵柄がコミカルで可愛いものになっている。 -通常のアクションステージの他、『ツインビー』や『グラディウス』、アーケードの『シティボンバー』など、同社の様々な作品を模したステージが盛り込まれている。 -登場する(というか変身可能な)コナミキャラはゴエモン(がんばれゴエモン)、ウパ(バイオミラクル ぼくってウパ)、シモン・ベルモンド(悪魔城ドラキュラ)、フウマ(月風魔伝)、ビル・ライザー(魂斗羅)の5人。 **問題点 -変身できるのはゲームスタート時に決めた3人のみ、しかもその組み合わせが以下の4パターンしかない。~ また、2人プレーではそれぞれが別のタイプを選べるが、片方が変身中は同じキャラには変身できない。 --A:ゴエモン・ウパ・シモン --B:ゴエモン・ビル・フウマ --C:ウパ・フウマ・シモン --D:ウパ・シモン・ビル -せめて3人を自由に決められれば、とも思えるが、攻撃力が低いとは言え連射が利き、上下左右に銃を撃ち分けられる''ビルの使い勝手が良すぎる''ため、他キャラの出番はあまりない。 --敢えて言うならリーチが短いとはいえ、攻撃力最強の波動剣の連打でボスを瞬殺できる利点もあるフウマは使えなくもない。つまり、事実上ビルとフウマが両方選べるBタイプ一択である。 --前作は各キャラクターが個性的な攻撃範囲・当たり判定を持ち、使い分けが必要となる場面が多く味があったため、それと比較するとアクションの戦略性も薄い。 -よく問題点として挙げられるのは難易度が低い事。前作の高難易度を突破したプレイヤーや普段からアクションゲームに慣れているプレイヤーであれば簡単にクリアできてしまう。 ただ、ラスト面最初の『フロッガー』のように車やトラックの隙間を抜けて画面上に行くシーンだけは、障害物の速さや隙間の狭さもあって妙に難易度が高い。 //強制スクロールのステージが多いがゆえに爽快感に欠け、 //↑多くない。1、5、最終面ぐらいしかない。 -ステージの長さにバラつきがあり、1面は横スクロールアクション→横スクロールSTG→横スクロールアクション→ボス戦と、なぜか他ステージの2倍以上の長さが優にある。 -主人公が各キャラに変身するという設定のため、クロスオーバーものではありながら、実質キャラ同士が共演しているという感覚があまり感じられない。 **評価点 -グラフィックは決して前作に劣っている訳ではないし、コミカルである分親しみ易い。 -ステージのバリエーションは豊富でプレイヤーを飽きさせない。 -文字は平仮名も表示されるようになったので前作より格段に読みやすくなった。 -演出は間違いなくパワーアップしている。オープニングとエンディングなどは当時のファミコンソフトと比較してもかなりレベルの高い方だろう。 -難易度の低下は上記の通りだが、逆に言えばユーザビリティに配慮したとも言える。前作はシビアな操作を要求される部分やシステム的に不親切な所も少なくなかったので、新規ユーザーの導入口としては十分である。 -BGMのクオリティも高い。 **総評 グラフィックやアクションゲームとしての操作性が特に悪いというわけではなく、単体で見れば良く出来た部類である。~ しかし前作のような硬派でシリアスな世界観や、歯応えのある難易度を期待したユーザーは肩すかしを食らわされた。~ 逆に前作未経験者やアクションゲームが得意ではない人であれば問題なく楽しめるであろう。コミカルな見た目や易しい難易度の御蔭で入り込みやすいはずである。~ 前述のような大幅なモデルチェンジ、難易度の低下が前作ファンやヘビーユーザーの反発を招いてしまい、評価を落とす結果となった。 &br