「バイオハザードシリーズ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
バイオハザードシリーズ」を以下のとおり復元します。
*バイオハザードシリーズリンク
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#contents(fromhere)
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**ナンバリング
|>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|>|PS/SS/DS/Win|[[バイオハザード]]|「サバイバルホラー」をジャンルとして確立した作品。旧来『バイオハザード』の出発点。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||GC/Wii|[[バイオハザード>バイオハザード (GC)]]|第1作のリメイク。当代最高峰のグラフィックで『バイオハザード』が蘇る。|~|
|~|PS3/360/&br;PS4/One/&br;Win/Switch|[[バイオハザード HDリマスター>バイオハザード (GC)#id_8d0974cb]]|『リメイク1』のHDリマスター版。任天堂ハード以外でも発売。&br;日本語音声やアレンジされた操作方法を追加。&br;特典映像として「ウェスカーズリポート I&II」が収録されている。|~|
|>|PS/DC/N64/&br;GC/Win|[[バイオハザード2]]|ザッピングの概念をシリーズに導入。2つの物語が共に動き出す。&br;ゲームシステムは本作をもって完成されたと見ることも出来る。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||game.com|RESIDENT EVIL 2|''国内未発売''ハードへの移植作。2.5次元に変更され、収録されているのはレオン編のみ。||
|~|PS4/One/Win/&br;PS5/XSX|[[バイオハザード RE:2]]|『2』のリメイク。ザッピングを廃止しつつもシリーズ最高の難易度で恐怖演出を強化。&br本編で死亡した登場人物のIFストーリーを描いた「The Ghost Survivors」も追加された。|BGCOLOR(lightgreen):良 |
|~|Switch|バイオハザード RE:2 クラウド|クラウドで遊べるSwitch版。||
|>|PS/Win/DC/GC|[[バイオハザード3 ラストエスケープ]]|新たな恐怖で魅せる、崩壊した街からの最後の逃走劇。|BGCOLOR(lightgreen):良|
//||携帯|バイオハザード ザ・ストーリーズ|||
//↑月額課金制のため、記事作成は要相談。
||携帯|バイオハザード ザ・ミッションズ|『3』の携帯アプリ版。ストーリーは警察署からの脱出まで。||
//||携帯|バイオハザード the episodes|||
//↑月額課金制のため、記事作成は要相談。
|~|PS4/One/Win/&br;PS5/XSX|[[バイオハザード RE:3]]|『3』のリメイク。原作からの乖離点・改悪点が多く、リメイクとしてはイマイチな出来。&br;非対称マルチプレイモード『バイオハザード RESISTANCE』を同時収録。|なし|
|~|Switch|バイオハザード RE:3 クラウド|クラウドで遊べるSwitch版。||
|>|DC|[[バイオハザード CODE:Veronica]]|戦闘・謎解き・恐怖演出を盛り込んだ、旧来『バイオハザード』の終着点。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||DC/PS2/GC/&br;PS3/360|[[バイオハザード CODE:Veronica 完全版>バイオハザード CODE:Veronica]]|ムービーシーンなどが修正・追加された。&br; PS3/360版はCOLOR(blue){DL専売} ((『4』とカップリングされた『バイオハザード REVIVAL SELECTION』では、パッケージ版が発売されている。))。こちらはHD化され、実績・トロフィー機能にも対応している。|~|
|>|GC/Wii|[[バイオハザード 0]]|第1作の前日譚を描く。パートナーザッピング等の独自要素を盛り込んだ異色作。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||PS4/PS3/&br;One/360/&br;Win/Switch((ディスク版はPS3版のみの販売。))|[[バイオハザード0 HDリマスター>バイオハザード0#id_3db0335d]]|『0』のHDリマスター版。任天堂ハード以外でも発売。&br;日本語音声やアレンジされた操作方法、新たなゲームモードを追加。&br;多数の追加要素を導入し、遊びごたえが増した良リマスター。|~|
|>|GC/PS2/Wii/&br;Win/PS3/360/&br;PS4/One/Switch|[[バイオハザード4]]|シリーズ初のフルモデルチェンジを成功させた傑作。&br;新たな『バイオハザード』のパイオニアであり、様々な作品に影響を与えた。&br;また、現在に至るまで数多くのハードに移植されている。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||携帯/&br;iOS/Android|バイオハザード4&br;バイオハザード4 LITE&br;バイオハザード4 iPad edition|「THE MERCENARIES」感覚で『4』を遊べる。&br;『LITE』と『iPad edition』はiOS版のみ。また『iPad edition』は12章まで((通常版とLITE版は全22章。))。&br;''2017年8月24日をもってiOS/Android版の配信が終了。''||
//↑携帯版の配信終了日が不明です。
|~|Quest((Meta Quest 2 及び Meta Quest Pro))|[[バイオハザード4]]|シリーズ初の6DofルームスケールVR作品。VRに合わせ、TPS視点からFPS視点に変更。&br;Quest独占タイトルであるが故、Valve IndexなどのPCVRユーザーからは反発も見られた。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|~|Zeebo|resident evil 4 Zeebo edition|''国内未発売''ハード「Zeebo((ブラジルでセガの販売代理店として営業していたTectoy社が独自に開発・発売したハード。))」向けに開発された作品。&br;Zeeboの性能が携帯電話と同等なため、OPムービーやイベントの紙芝居化など劣化点が多い。&br;Zeebo自体が中南米地域のみの発売であることから、日本では極めてマイナーなタイトル。&br;なお、発売時期やハード性能を考えると上記iOS版の移植作に近い位置づけとなっている。||
|~|PS5/XSX/PS4/&br;Win|バイオハザード RE:4|『4』のリメイク。オリジナルのシステムを踏襲しつつ、新たにパリィが導入された。||
|>|PS3/360/Win/&br;PS4/One/Switch|[[バイオハザード5]]|安定した進化を遂げたものの、作風の変化ゆえに賛否が分かれる作品となった。&br;全編においてオンライン及びオフラインでの協力プレイ対応している。|BGCOLOR(lightsteelblue):賛否両論|
||PS3|[[バイオハザード5 オルタナティブ エディション>バイオハザード 5#id_7221db2e]]|『5』に2つの新規エピソード等の新要素を追加した完全版。|~|
|>|PS3/360/Win/&br;PS4/One/Switch|[[バイオハザード6]]|ストーリーは3人分+αでシリーズ最大のボリュームを誇る。&br;しかし、不評だったQTEは前作から更に増加し批判が続出することに。|BGCOLOR(khaki):シリ不|
|>|PS4/One/Win/&br;PS5/XSX|[[バイオハザード7 レジデント イービル]]|『4』以来2度目のフルモデルチェンジ。FPS操作&PSVRで本格ホラー。&br;原点回帰とも言える内容で評価は高いが、ストーリーにおける大筋の進展は無し。|なし|
||PS4/One/Win&br;PS5/XSX|[[バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション>バイオハザード7 レジデント イービル#id_2d5e30b2]]|本編にDLCを同梱した完全版。PS5/XSX/One版はCOLOR(blue){DL専売。}&br;PS4版もパッケージでの販売はグロテスクVer.のみ。|~|
|~|Switch|[[バイオハザード7 レジデント イービル クラウドバージョン>バイオハザード7 レジデント イービル#id_365078dc]]|Switch用にクラウドゲームとして配信されたもの。期間料金制。''2022年12月1日に販売終了。''|~|
|~|~|バイオハザード7 レジデント イービル クラウド|上記と入れ替わりで配信された買い切りクラウド版。||
|>|PS5/XSX/&br;PS4/One/&br;Win/Mac/iOS|[[バイオハザード ヴィレッジ]]|「VILLAGE」に「COLOR(gold){''VIII''}」の意匠が施された、事実上の『''バイオハザード8''』となる作品。&br;『7』の直接的な続編で、主人公であるイーサン・ウィンターズの物語の完結編。&br;『4』を強く意識した作品であり、スコアモード「マーセナリーズ」も復活した。&br;COLOR(red){※iOS版は2024年1月30日以降記事作成可能。}|BGCOLOR(lightgreen):良|
||PS5/XSX/&br;PS4/One/Win|バイオハザード ヴィレッジ ゴールド エディション|有料DLC「ウィンターズ エクスパンション」を収録した完全版。XSX/One版はCOLOR(blue){DL専売。}&br;PS5/PS4版もパッケージでの販売はグロテスクVer.のみ。 ||
|~|Switch|バイオハザード ヴィレッジ クラウド|クラウドで遊べるSwitch版。||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''カップリング・オムニバス''|
//単独のソフトではないセット商品は削除
|>|PS3/360|バイオハザード リバイバルセレクション|『コードベロニカ』と『4』のHDリマスター版をカップリング。||
|>|PS4/One/Switch|バイオハザード オリジンズコレクション|『0』と『リメイク1』のHDリマスター版をカップリング。||

&br
**スピンオフ
|>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''|
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''ガンサバイバー''((『ガンサバイバー3』は『ディノクライシス』を題材にしているので、『バイオハザード』シリーズには含まれない。))|
|>|PS|[[バイオハザード ガンサバイバー]]|自由移動型FPS作品。シナリオは評価が高いが、肝心のプレイ面では粗が目立つ。|なし|
|>|AC/PS2|[[ガンサバイバー2 バイオハザード コード:ベロニカ]]|『CODE:Veronica』のストーリーとガンサバイバーのシステムが融合。&br;爽快感のない演出とガンコンとの相性の悪さにファン激怒。|BGCOLOR(khaki):シリ不|
|>|PS2|ガンサバイバー4 バイオハザード ヒーローズ ネバ― ダイ|プレイヤーの視点が射撃時のみ主観視点になる切替機能を搭載し、操作性が上がった。||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''アウトブレイク''|
|>|PS2|[[バイオハザード アウトブレイク]]|オンライン協力プレイに対応した群像劇。&br;恐怖に晒された住民達の絶望と強さを追体験せよ。&br根強い人気を誇り、現在も新作を望む声は大きい。|なし|
|>|~|[[バイオハザード アウトブレイク ファイル2>バイオハザード アウトブレイク#id_c86c7f3c]]|~|なし|
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''クロニクルズ''|
|>|Wii|[[バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ]]|本編のダイジェストストーリーと新エピソードを収録した自動移動型ガンシューティング。|なし|
|>|~|[[バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ]]|クロニクルズシリーズ第2弾。進化したグラフィック、システム、そして''カメラの揺れ。''|なし|
||PS3|バイオハザード クロニクルズ HDセレクション|『CHRONICLES』2作品のHDリマスター版をカップリング。||
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''リベレーションズ''|
|>|3DS|[[バイオハザード リベレーションズ]]|原点回帰を掲げた作品。本職を起用した脚本が光る。&br;携帯機とは思えないほどの美麗なグラフィックも話題となった。|BGCOLOR(lightgreen):良|
||PS3/360/WiiU/&br;Win/PS4/One/&br;Switch|[[バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション>バイオハザード リベレーションズ#id_17a1f9dd]]|『REVELATIONS』のHDリマスター版。任天堂ハード以外でも発売。&br;グラフィックは元が携帯機作品のHDリマスターとは思えないほどのハイクオリティとなっている。&br;レイドモードにおいて新プレイヤーや高難易度ステージ等、多数の新要素が追加されている。|~|
|>|PS4/One/Win/&br;PS3/360/PSV/&br;Switch|[[バイオハザード リベレーションズ2]]|シリーズで初めてエピゾティック配信という分割販売を行った『リベレーションズ』の続編。&br;満を持してバリーが再登場し、ナンバリング本編『6』の問題点の大部分を解消した。&br;一方で全体的に『リベレーションズ』に劣る箇所も多く手放しには評価できない作品にもなった。|なし|
|>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''その他''|
//|>|携帯|バイオハザード・ゾンビバスター|||
//↑オリジナルは料金形態が不明です。リメイク版は月額課金制のため、記事作成は要相談。
//|>|携帯|バイオハザード・ゾンビシューター|||
//↑料金形態が不明です。
//|>|携帯|バイオハザード A.T.N|||
//↑月額課金制のため、記事作成は要相談。
|>|GB|[[バイオハザード GAIDEN]]|クソゲーであると同時に''黒歴史''度も高い。本伝に全く絡まないという意味では正に''外伝。''|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
//|>|携帯|バイオハザード confidential report|||
//↑月額課金制のため、記事作成は要相談。
|>|携帯|バイオハザードオペレーション|||
|>|携帯/iOS/Android|バイオハザード ディジェネレーション&br;バイオハザード ディジェネレーション|同名の映画をベースとしたゲーム。&br;『LITE』はiOS版のみ。''2017年1月15日にいずれのバージョンも配信終了。''||
|>|iOS|バイオハザード マーセナリーズ VS.|「マーセナリーズ」をベースとしたPvP。''2014年2月28日に配信終了。''||
|>|3DS|[[バイオハザード ザ・マーセナリーズ 3D]]|馴染みのミニゲームに特化した作品。手軽に遊べるが、セーブデータが削除不可という仕様も話題に。|なし|
|>|PS3/360/Win|[[バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ]]|オンライン対戦モードを搭載したTPS。少ないボリューム、高難易度、味方AIの性能など問題だらけ。|BGCOLOR(lightsalmon):ク|
|>|PS4/Win|バイオハザード アンブレラコア|オンライン対戦特化のTPS。「ワンライフマッチによるリスポーンなし」のe-Sportsを想定した作品。||
|>|PS4|KITCHIN|COLOR(blue){PSVR専用・DL専売。}『7』の前日譚。PSVRの技術デモ的な内容であり、ゲーム性は一切ない。||
|>|PS4/One/Win|バイオハザード レジスタンス|『バイオハザード RE:3』の同梱作。非対称型のオンライン対戦専用ゲーム。||
|>|~|バイオハザード RE:バース|シリーズ25周年記念作品。歴代の登場人物達が集結するオンラインTPS。||

&br
**関連作品
|>|[[CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ]]|||
|>|[[Marvel Comics関連作品シリーズ]]|『MARVEL VS. CAPCOM 2』以降にジル、クリスが参戦。||
|>|[[SNKクロスオーバー関連作品シリーズ]]|カードファイターズ全作にほとんどの主要が何らかの形で登場している。||
|>|[[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]|『[[SPECIAL>大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]』においてスピリッツが登場。||
|>|[[モンスターハンターシリーズ]]|『[[MHW:I>モンスターハンターワールド:アイスボーン]]』や一部ソーシャルゲームでコラボレーションを実施。||
|>|[[ディノクライシス]]シリーズ|『バイオハザード』のシステムを流用。ただし敵は恐竜。||
|>|[[鬼武者シリーズ]]|開発中止となった『バイオハザード1.5』のエンジンを流用し開発されたアクションゲーム。||
|>|[[デビルメイクライシリーズ]]|『4』の試行錯誤によって派生したスタイリッシュアクション。&br;半ばやりすぎなまでのド派手なバトルアクションが見どころ。&br;また、不定期的にゲームエンジンなどの製作技術が共有されている。||
|>|[[サイコブレイク]]シリーズ|『バイオハザード』の生みの親である三上真司氏が独立後に手掛けたサバイバルホラー。&br;同じディレクターが手掛けたとあって、『バイオハザード』を意識した要素が非常に多い。||
|>|DAYMAREシリーズ|ファンメイドで『2』リメイク(開発中止)を製作していたチームが開発したオリジナル作品。&br;『バイオハザード』へのリスペクトに溢れたサバイバルホラーTPS。||
|FC|[[スウィートホーム]]|同名ホラー映画が原作のFC向けホラーRPG。&br;『1』と一部開発メンバーが共通しており、システムや恐怖演出をここから取り入れている。|BGCOLOR(lightgreen):良|
|PS5/XSX/&br;PS4/One/Win|Rainbow Six: Siege|ゲーム内でコラボレーションが行われた。||
|PS5/XSX/Switch/&br;PS4/One/Win/&br;Mac/iOS/Android|FORTNITE|ゲーム内でコラボレーションが行われた。||
|Win/PS4/One/&br;Switch/PS5/XSX|[[Dead by Daylight]]|ゲーム内でコラボレーションが行われた。&br;殺人鬼「ネメシス」「ウェスカー」他、レオン、ジルをはじめとした多数生存者が参戦。|BGCOLOR(khaki):不安定|
|PS4/One/Win/&br;XSX((公式サイトにXSX版の記載はないが、XSX/XSSへの最適化に対応している。))|The Division 2|ゲーム内でコラボレーションが行われた。||
//『The Division 2』のXSX版は発売されていません。公式サイトでも対応機種の表記はOne版のみです。
//↑MS Storeでは「Optimized for Xbox Series X|S」の表記があるので、追記しました。
//総合スレでの議論及び運営様の見解に基づき注釈を追加。
|iOS/Android|バカハザ ~少年バカボン × バイオハザード~ |『天才バカボン』を原作とした漫画『少年バカボン』と公式にコラボした無料ゲーム。&br;COLOR(red){''タイトルでネット検索すると実況動画のネタバレサムネがトップに表示されるので要注意。''}||

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**シリーズの沿革
「バイオハザード(''生物災害'')」の名の通り、ウイルスによる変異体や生物兵器などのクリーチャーとの戦いを軸として展開されるホラーアドベンチャーゲーム。~
その代表的なクリーチャーが、ジョージ・A・ロメロの映画シリーズに代表される「ゾンビ」である。

第1作『バイオハザード』は発売当初こそ目立たなかったものの、その完成度は非常に高く口コミで徐々に売り上げを伸ばし、最終的にはミリオンセラーを達成した。~
3Dゲームの黎明期において「サバイバルホラー」というジャンルを確立した立役者であり、自社・他社問わず多くの後続作品に影響を与えた。~
第1作にしてハードスペックの制限を固定カメラ切替方式・ラジコン操作・扉を開ける演出といった工夫でカバーしつつ、数多くの謎解きと効果的な恐怖演出を盛り込んでいた。~
これらは基本的なゲームシステムとして続編にも受け継がれ、『バイオハザード』シリーズの特徴として定着していった。

第1作以降も様々な追加要素、グラフィック強化、ボリュームアップを加えながら本編・派生作品共に展開されていった『バイオハザード』シリーズ。~
手堅い完成度のおかげで老舗シリーズとしては比較的安定した実績を挙げて行ったが、未だ第1作に基づいたままのシステムではシリーズに革新的な新境地を見出せずにいた。~
そのため、そう遠くない未来に''旧来の『バイオハザード』''が限界を迎えることを開発陣もユーザーも危惧しはじめていた。

結果として開発陣は『4』にてゲームシステムのフルモデルチェンジを手掛けることになる。その内容は正に抜本的なものであった。~
謎解きよりも戦闘メインの作風に移し、それに合わせ操作方法を直感的なものに変更。カメラ方式も一般的なTPSと同じビハインドカメラ方式へ。~
さらにはシリーズの顔であったゾンビを登場させず、ある程度の知能をもった新たな敵をメインクリーチャーに据えた。~
こういった改革は賛否両論を生むのが常である。発表当初は『バイオハザード』らしさを排除したことに対する否定的な声も大きかった。~
しかしハードルの低さ、クリーチャーの新鮮さ、なによりホラーアクションゲームとしての圧倒的な面白さによってそういった声も概ね好意的な解釈へと変化。~
現在では''新たな『バイオハザード』''のパイオニアとして非常に高い評価を受けている。

これ以降は現在まで基本的に『4』のシステムに則って続編が製作されているが、一部の作品では演出を原点に近づけたりしている。~
また、逆にシステム面を絞ってシリーズのおさらいができる形式にしており、古参・新規の両ユーザーに合わせた商品展開がなされている。~
そして『7』では2度目となるフルモデルチェンジを行い、停滞していたシリーズに再び新たな風を吹き込んだ。

人気・評価・売上面の全てにおいて、『[[モンスターハンター>モンスターハンターシリーズ]]』に並ぶカプコンの堂々たる看板シリーズであることは間違いないだろう。~
なお、タイトルの英字表記はGCで発売されたリメイク版『バイオハザード』で小文字となり、『5』以降は再び大文字表記になっている。

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**作品系統
上述の経緯から、本シリーズ作品は以下の3タイプに分類できる。~
シリーズ初心者にとってはどのタイプを入門作品とするかで印象ががらりと変わるため、自分の好みに合った方を選択することをお勧めする。~
ただし、共通点に関しては細かく見れば全てが当てはまる訳ではないので、詳しくは各作品ページを参照して欲しい。~

公式には『4』と『7』にて「フルモデルチェンジ」と称した大規模な刷新を果たしたことになっているが、~
『7』の根本的なゲーム性はそこまで大きくは変わっていないので下記では『7』の系統も『4』ベースのタイプに含めている。
//細かい違いをいちいち追記したり注釈つけたりしないこと。

&bold(){タイプ1:『バイオハザード』をベースとした作品}
-該当する作品
--『0』『1』『2』『3』『コード:ベロニカ』『アウトブレイク』シリーズ。
--なお、『2』『3』はリメイク作にて下記のタイプ2に変化している。

-共通する特徴
--固定カメラ切替方式、ラジコン操作、扉を開ける演出、シビアな弾薬・アイテム制限、少なめの所持可能アイテム数。
--基本的に敵との戦闘をできるだけ回避する謎解きがメインの作風。総じて「謎解き:戦闘 = 7:3」といったところ((『アウトブレイク』がラジコン操作なのは十字キーで操作したときのみ。))。

&bold(){タイプ2:『バイオハザード4』をベースとした作品}
-該当する作品
--『4』『5』『6』『7』『ヴィレッジ』『オペレーション・ラクーンシティ』『リベレーションズ』シリーズ。

-共通する特徴
--ビハインドビュー、直感的操作、主人公の豊富なアクション、比較的緩い弾薬・アイテム制限、多めの所持可能アイテム数。
--基本的に出会う敵を全て倒してゆく戦闘がメインの作風。総じて「謎解き:戦闘 = 3:7」といったところ。
---ただし、『7』のみ原点回帰の色合いが強いので「謎解き:戦闘 = 5:5」といった具合になっている。
--基本はTPS視点だが、『7』と『VILLAGE』はアイソレートビュー(主観視点)で進むFPS方式を採っている。

&bold(){タイプ3:上記以外の派生作品}
-それぞれ特有のゲームシステムを持つ。以下はその一例。
--完全FPSで自由移動型の『ガンサバイバー』
--FPSとTPSの両要素を併せ持った『ガンサバイバー4』
--完全FPSで強制移動型の『アンブレラ・クロニクルズ』

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**余談
-海外では商標権の関係上、『RESIDENT EVIL』というタイトルになっている。直訳すれば「邪悪なる居住者」となる((「バイオハザード2 Official Guide Book」より。))。
//--これはMDのSTG『[[CRYING ~亜生命戦争~]]』の海外版タイトルが『Bio Hazard Battle』となっているのに起因している。
//↑同名のロックバンドが既に商標登録していた説が有力なためCO。
-本シリーズを元にした実写映画も製作されており、ハリウッド俳優であるミラ・ジョヴォビッチ氏の代表作として有名。
--ゲームに登場したキャラクターやモンスターも登場するが、シナリオや設定は大部分が映画オリジナルのものになっている。
---実写映画とは別にフルCGアニメーション作品も作られており、こちらはゲーム版のストーリーとの繋がりがあるとされている。
--他にも、実写映画として2022年にリブート版である『[[バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ>https://www.youtube.com/watch?v=3kJmdBv3MAc]]』が公開された。
---このリブート版はミラ・ジョヴォビッチ氏が出演していた頃の作品と異なり、旧来の『バイオハザード』に近い作風となっている。

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