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*ポップンミュージック ポータブル2 【ぽっぷんみゅーじっく ぽーたぶるつー】 |ジャンル|音楽シミュレーション|&amazon(B005JA4GUG)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |発売日|2011年11月23日|~| |定価|4,800円(税別)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|まさかのポータブルの続編&br実質『CS16』&br;DLCで曲が追加できるが、やや難あり&br;初期バージョンでは一部不具合|~| |>|>|CENTER:''[[ポップンミュージックシリーズリンク>ポップンミュージックシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 2010年2月4日に『[[ポップンミュージック ポータブル]]』が発売され、多くのファンが歓喜した。~ その成功を受け、翌年に発売されたのが本作である。~ 尚、前作はAC15がベースとなっていた為、本作ではAC版『ポップンミュージック 16 PARTY♪』がベースとなっている。 **主なモード ***パーティーモード 本作のメインとなる、ストーリー付きのモードで、MZD主催の元、プレイヤーはミミかニャミを操作し、フィールド上にいるキャラ達を招待して様々なパーティーを開催していく。 尚、出会った相手によってはそのままバトルへ突入、更にマップ上には様々なアイテムも配置されている。 因みにパーティーは、「○○パーティー」といった具合で開催され、パーティー会場の飾りや雰囲気などが毎回異なっていく。 パーティーが開かれると、ポップンバトルがスタートし、上位に残れると隠し曲や隠しキャラが解禁されていく。 ***フリープレイモード 好きなキャラで好きな曲をプレイできる。 尚、後述のDLC関連の曲は、このモードでしかプレイできない。 ***ダウンロード 配信されている曲を購入できる。 ***みんなでパーティー アドホックを用いて、最大四人まで他のプレイヤーと対戦する。 ***ETC -ディクショナリー 本作で登場したキャラ達の各アクションを見ることができる。 が、DLC関連のキャラは何故か見ることが出来ない。 -シークレット ゲームを進行させて選べる様になった曲やオジャマ、はたまた過去作のポスターを見ることができる。 -フレンズ ポプとものスコアデータを観覧できる。 -ミュージックプレイヤー 本作に収録されている曲(DLC関連は不可)を自由に再生できる。 -クレジット スタッフロールを見ることができる。 -スキン フリープレイでのスキンを変更できる。 -チュートリアル 合計5つのレッスンで、遊び方を練習する。 ***オプション ボタン配置などを変更できる。 **評価点 ***ロード時間が改善された -前作ではロード時間を解消する為のメディアインストールに対応していなかったが、本作では無事に対応している。 -また今作ではダウンロード版も配信。こちらはメディアインストールを行わなくても快適である。 ***収録曲 -今回は16をベースにしている為、ようやく16の曲がプレイできると、多くのファンから喜ばれた。 -また、AC17以降の曲も少数ながら先行収録された。 --17からは「カプセルプリンセス」「忍者メタル」、18からは「フォレストスノウ2」((担当キャラの山吹は、元々コンテンポラリーネーション3の担当キャラの候補に挙がっていたが、没案となっていた。))、そして当時稼働中だった19からは「ハイスピード幻想チューン」が先行収録され、ファンを喜ばせた。 -初回生産特典DLCで無料配信された曲も、「メタリックサーガ」「ウィンターポップ」「エレゴシックサバト」「トランスユーロREMIX」等、中々豪華である。 -一方で旧曲に関しても、「バトルダンス」「ガールズロック」「エレクトロ」「ヒップロック」等といった人気曲も再録されており、前作同様ベスト版ともとれる体裁になっている。 -有料だが、毎月配信される曲をダウンロードして追加できる。 ***パーティーモード関連 -ストーリー中、ミミ、ニャミ、MZDや色んなキャラクター達とのやりとりが楽しめる。~ また、開催できるパーティーの雰囲気や招待されたキャラの様々は台詞も見ていて楽しい。 **賛否両論点 -「ヒップロックREMIX」以外のREMIX曲の担当キャラが、AC版ではそれぞれのREMIXに合わせたMZDだったが、本作では原曲と同じキャラに変更されている。 --例えばスパイREMIXなら担当キャラはチャーリーといった具合。このためこれらの楽曲のMZDのバリエーションは見られなくなった。 --この点に関しては賛否両論だが、懐かしいキャラが使えるという利点もある。 **問題点 ***パーティーモード -前作より改善された点は幾つかあるが、やはり解禁作業はダレるといった意見もある。 -招待状を送らないと、必ずプレイヤーが敗北してしまう。 --ポイントを貯め、それを招待状にしてキャラクターを招くとCPUが弱くなる為、なるべくポイントは使い切っていくようにすると効率よい。~ しかし、あるアイテムを入手しないとポイント集めが苦行と化してしまううえ、フィールドでは前作同様レベルを上げないと先に進めないマスもあるので、やはり作業ゲーになりがち。 **収録曲に関して -版権曲が収録さていない。 --月光花、そばかす、ケロッとマーチ!、月のワルツ、天体観測等、16に登場した版権曲((そのうち、アクエリオンのみ前作で収録。))は一切入っていない為、不満に思うプレイヤーは多い。 ***DLC関連 -初回生産特典の曲が今では入手不可能。 --配信期間はたったの一年で終わってしまった為、買いそびれたファンの中には、購入を見送った人も多かっただろう。 --せめて、ベスト版には最初から収録するといった救済措置を取れば良かったのではないだろうか。 --しかも中には「ヒップロックREMIX」「ビート4ディービー」(いずれも16の新曲)もある為、尚更である。そもそも何故この二曲をDLC粋に回したのだろうか。 -毎月配信と謳っていたDLC楽曲に関しても、たったの4回で打ち切ってしまった。 --「これはCS続編を匂わせる雰囲気では…」と思った人も多かっただろうが、未だに続編は出ていない。 ***初期バージョンにおける不具合 -初期バージョンでは幾つかバグが存在していた。 --例えば、パーティーモード進行中に強制フリーズしてしまうという致命的なものや、演奏途中で明らかに判定がズレたりカクツキが発生してしまう等。 --これらについては後のアップデートで改善されている。 **総評 パーティーモードの仕様やDLC関連、バグ等の問題点もあるが、前作同様丁寧に作り込まれているうえ、出来は概ね良好。~ しかし本作以降、CSの続編が未だに発売されていない所が惜しまれる。~ 果たして、「速く17以降の曲を家でやりたい」等、続編を望む多くのファンの叫びは、スタッフに届くのだろうか…。