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ラングリッサー リインカーネーション -転生-」を以下のとおり復元します。
*ラングリッサー リインカーネーション-転生-
【らんぐりっさー りいんかーねーしょん てんせい】

|ジャンル|シミュレーションRPG|&amazon(B00UL0YSPC)&br;&amazon(B00UL0YSAM)|
|対応機種|ニンテンドー3DS|~|
|発売・開発元|エクストリーム|~|
|発売日|2015年7月23日|~|
|定価|通常版:5,537円&br;限定版:9,241円(共に税8%込)|~|
|レーティング|CERO:C(15歳以上対象)&br;アイコン:セクシャル|~|
|判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|&color(blue){''2015年クソゲーオブザイヤー携帯機部門次点''}&br;基本的なインターフェースすらまともに出来てない&br;驚愕の戦闘画面&br;お約束の「BGM以外まともな所がない」&br;FC時代のSLGにも劣るゲーム内容&br×ラングリッサー転生 ○クロスノーツ転生|~|
|>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''|
|>|>|CENTER:''[[ラングリッサーシリーズ]]''|

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#contents(fromhere)
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**概要
DCおよびWSでリリースされた『ラングリッサーミレニアム』からは実に15年振りとなる、名作SLG『[[ラングリッサー]]』シリーズのコンシューマー用最新作。~
一作目からシリーズを手掛け続けてきたメサイヤ(NCS,日本コンピュータシステム)の版権を受け継いだ、エクストリームによってプロデュースと開発が行われた。~

「15年ぶりの最新作((実際には『ミレニアム』と本作の間に、MMORPG『ラングリッサーシュヴァルツ』と、ブラウザゲー『ラングリッサートライソード』も存在したが、前者は開発頓挫、後者はサービス終了済み。))」という事で、ファンの期待は一時的に高まったのだが、「映えないスクリーンショット」「動画で公開されない戦闘実行シーン」「開発元の社長が『[[ラングリッサーIII (PS2)>ラングリッサーIII#id_c0215c6c]]』の移植を手掛けたクロスノーツ創業者と同一」など、不安要素ばかりが重なり、一転してファンは不安な日々を過ごすこととなった。~
そして発売直前ニコニコ生放送が満を持して行われたものの、そのイベント内容が既に酷い有様((声優の反応がおかしい、言い訳ばかりのメーカースタッフなど。))であったため、発売前にしてある意味決着がついてしまった。~
それでも熱心なファンは本作を手に取ったが、''中身はだいたい予想通りだった…。''

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**基本システム
旧作であるSFC&PC-FX版『[[デア ラングリッサー]]』(以下『デア』)のシステムをベースにしている。

-各ステージでは最初に、1ユニット最大10名の兵士で構成される自軍ユニット達をMAPのマスに配置して、それらに個別で移動・攻撃の指示を与え敵軍を撃破していく。
--ユニットは、大別すると「指揮官」と「傭兵」の二種に分かれる。「傭兵」は「指揮官」の側から離れると能力値がガタ落ちするので行軍の際は要注意。
---ユニットには他に「兵種」も存在しており、歩兵>>槍兵>>騎兵>>歩兵という3すくみ(グー・チョキ・パーの関係)や、弓兵は飛行系に一方的に強いという相性や特性を持つのでそれも活用していく。
---いかなるユニットであろうとステージ開始時のHPは10で、0になるとMAPから撤退。各ユニットにはHPが併記されており、一望するだけで戦況を把握できる利点がある。

--敵ユニットを倒すと経験値と資金が得られる。経験値は回復魔法を使用してHPを回復しても得られる。
---倒した敵がアイテムを装備していた場合、そのアイテムを奪うこともできる。
---指揮官がやられると、その指揮官の配下の傭兵は一斉に撤退する。この点は敵味方共通で例外は無い。
//プレイヤーが経験値を稼ぎたい場合に限っては面倒でも倒したほうがいい。
--経験値が貯まると指揮官がレベルアップし、攻撃力や防御力などの能力が上がる。
---また指揮官はレベル10で強制的にクラスチェンジする。上位クラスはクラス5まで存在するが、クラスによっては強化だけではなく弱体化する面もあるため慎重に行う必要がある。

--進行はターン制。自軍フェイズと敵軍フェイズを交互に行い、お互いのフェイズが終わると1ターン経過。「敵の全滅」などといった勝利条件を達成するとステージクリア。
---以上すべては『デア』のシステム説明であり、本作でもほとんどをそのまま流用しているが、敵味方問わず、素早いユニットから順に動くシステムへと改変されている。そのため、味方フェイズ敵フェイズという概念については無い。

***本作独自のシステム
-ステージ中に敵ユニットへ攻撃を仕掛ける際、「戦闘結果予測」が出るようなり、有利・不利が文字で表示される。

-ステージ中、味方指揮官が自身の指揮範囲内の他の指揮官を一時的にパワーアップさせる「支援」システムが登場。
--一作目から指揮官が配下の傭兵を強化させる要素はあったが、指揮官がノーコストで他の指揮官を強化できるシステムが常備されたのは何気に初。

-各ステージのMAPは『デア』だと真上からの俯瞰視点2Dだったが、本作では3Dで表現。少しパースをつけたアングルで、俯瞰視点なのは同様。

-イベントシーンは一般的なビジュアルノベルゲームとほぼ同じタイプになった。
--『デア』では主人公の選択によりストーリー展開が変わっていったが、本作でも主人公(プレイヤー)の選択により与する陣営が変わる。
---本作では「光輝の軍勢」「帝国軍」「闇の勢力」、この3勢力全てを敵に回す「放浪軍(『デア』でいう所の独立軍)」の4つのルートに分かれている。

-ステージの開始前には準備画面を利用できる。旧作よりデザインやレイアウトは豪勢になっている。
--旧作のようにここでユニット配置を行う。出撃可能な指揮官の人数がステージによって異なるのも同様。
--斡旋所があり、ギルド長との会話の他、傭兵を雇うことができる。初期は弱い傭兵しか雇えないが、指揮官が成長するとより強い傭兵を雇えるようになる。
--ショップも利用でき、そこでキャラクターの装備品の売買を行える。傭兵はアイテムを装備することができない。
--データのセーブやロードはここでできる。
--その他、戦術指南(チュートリアル)の確認、所持品やステータスの確認もできる。
--「会話」コマンドが有り、自軍入りしている任意のキャラクター(指揮官)を選んでイベントシーンを発生させ、好感度を上げられる。
---好感度を上げ続ければ告白イベントも発生する…のだが、実はこの告白イベントにも大きな問題があったりする(詳細は後述)。

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**問題点
-キャラクターデザインの変更と生じた難点
--『I』から『V』までメインビジュアルとメインキャラを担当したのはうるし原智志氏。同氏はシリーズの顔ともいえるスタッフだが、『ミレニアム』以降は起用されていない。
---本作ではカイエダヒロシ氏が担当している。エクストリーム側は「新しい層にラングリッサーシリーズを遊んで貰いたいという想いがあったから」と公式発表しているが、やはりラングリッサーといえばうるし原氏の印象が強いため、戻してほしいという声は多かった。

--カイエダ氏は『[[超速変形ジャイロゼッター]]』のキャラクターデザインを担当するなど実績もあるが、ミスマッチな人選だったという印象が拭えない。
---本作のイラストやその他のカイエダ氏のイラストを見ればわかるのだが、そもそも氏の画風はデフォルメ寄りでそれこそ『ジャイロゼッター』のようなホビーコンテンツ向けである。色使いもアニメ塗りならともかく、本作のようなリアル調を意識した塗りと合っていないため、違和感がある。
---パッケージイラストと立ち絵のクオリティに明らかに差があるうえ、さらにキャラクターによっても力の入れ具合に差がある。
---ゲーム画面ではイラストよりも若干絵が簡略化されている。手抜きなのか納期ギリギリだったのか。そしてゲーム中の顔グラフィックは、なぜか揃いもそろって口が半開きの間抜け面。
--また、公式に記載された「鬼才カイエダヒロシ氏による血の通った魅力あるキャラクターたち」なる胡散臭い宣伝文句もユーザーを困惑させた。というかカイエダ氏本人もこんな紹介をされたら困惑するのではないだろうか。
---この一文はアレだったためか発売前に削除されている。

-操作性が悪化
--誇張表現でも何でもなく「プレイ自体が苦行」と言えるレベル。
--とにかくボタンを押した際のレスポンスが悪過ぎる。常に動きがカクカクしており、カーソルの移動速度も遅く、操作可能になるまで読み込みしているかのような謎の「間」があった。
---Ver.1.1で間は無くなり、カーソル移動の高速化も可能になったが、''ユニットの居るマスに触れるとカーソルがカクつく''というイラっとくる仕様。下画面のユニットステータスが切り替わるのにわずかな間があり、その間は画面が(カーソルも)一瞬止まってしまうからである。大勢のユニットが居る所ではさらにカクつく。カーソル移動はユニットを避けるように行わなければならない様は、''「イライラ棒」''と揶揄されるほどであった。
//---一応カーソルの移動の高速化は可能だが、''なぜかユニットがいるマスに触れるとカーソルが突然停止してしまう''という謎仕様。カーソル移動はユニットを避けるように行わなければならない様は、''「イライラ棒」''と揶揄されるほどであった。
---こんな仕様であるにもかかわらずマップが無駄に広く、とてもストレスが溜まる。

-基本的なインターフェースすらまともに出来ていない
--出撃準備画面で敵ユニットの配置を確認できない。
---つまり、実際に進軍するまでユニットごとの相性((『ラングリッサー』シリーズおなじみの「3すくみ」。))が分からないということ。
--レベル10到達ごとにクラスチェンジすることになり、2種類あるクラスのどちらか片方を選ぶことになるのだが、''選ぶ際に各クラスの詳細なデータを確認できない。''
---文字通りカーソルを合わせて選択した時点で、データを確認することさえもできずに強制的にそのクラスへとクラスチェンジしてしまうのである。後述の通り中断セーブ機能もないので、もし気に入らなかったらそのステージの最初からやり直さなければならない。
---これに関しては更新データVer.1.1のアップデートにより修正されて確認後にキャンセルができるようになった。
--入手した装備品を''装備はできても「外す」ことができない。''そのため、装備を外したければ別の装備品をいちいち装備しなおさなければならない。
---武器や防具ならまだ別にいいのだが、店売りされていない貴重なアクセサリーを間違えて目当てのキャラ以外に装備してしまうと悲惨なことに。

-戦闘中に中断セーブする機能がない
--何らかの理由でプレイを途中で中断しなければならなくなった場合、またそのステージの最初から遊ばなければならなくなる。
--中断セーブは長丁場となりがちなこのジャンルでは定番かつ欠かせない機能であり、かなり初期から搭載されている機能である。技術面でも搭載不可能とも言える機能ではないと思われるのだが…。
---PS2版『ラングリッサー3』では中断セーブも可能であった。クロスノーツ時代より開発スタッフの質が低下しているのだろうか。
---一応、3DSにもスリープ機能はあるため、擬似的に中断はできるが、あくまで低電力状態にしているだけなので電池の消耗などのリスクがある。
//↑なぜここの最終行を消す必要が? スリープ機能については触れておくべき。

-馬鹿な敵AI
--基本的に''[[勝手に突っ込んできて勝手に死ぬのを繰り返すだけ。>エルヴァンディアストーリー]]''これでは戦略も何もあったものではない。
--しかも目の前に移動不能の壁があったとしても、おかまいなしに突撃を繰り返そうとする。なぜ壁を避けて迂回するなどの基本的な行動ができないのか。
--おまけに敵の攻撃対象の判別基準がおかしく、消耗している相手を無視して無傷の相手を攻撃したりする。
---なお、これらの問題は旧世代のSLGでも対策がとられていた内容である。上記の中断もそうだが、テストプレイをしていれば容易に気づくと思われる問題なのだが…。
---これに関しては更新データVer.1.1のアップデートで、「突っ込んでくるが、強い相手には手を出さず目の前で止まる」という行動をとるようになった。勝手に死なないぶん、幾らかはマシである。

-劣悪なシナリオ
--本作のシナリオ序盤の流れは大まかに言うと、「帝国軍が聖剣ラングリッサーを狙って、主人公アレスが住む街に突然襲撃を仕掛ける。アレスは逃げ込んだ教会において成り行きでラングリッサーを手にすることになり、帝国軍を相手に戦う」という内容なのだが…。
--あろうことか伝説の聖剣であるラングリッサーを、''物語開始直後からいきなり入手してしまう''のである。
---これだけだとさほど問題ではないと思われるが、これまでのシリーズではラングリッサーを入手するまでに様々なドラマが待ち受けていたということもあって、物語開始直後から初期装備としていきなり伝説の武器を入手してしまうと言うご都合主義的展開に違和感を感じるプレイヤーも多い。シナリオでもそれが特に活かされてるとはいいがたい。
//イベントで真ラングリッサーになるので削除。
--これ以外にもシナリオ全体を通して内容が非常に薄く常に説明不足、投げっぱなし、ユーザー置いてけぼり、まるで紙芝居など、全体的に足りていない。誇張表現でも何でもなく、今現在何が起こっているのかをユーザーの脳内で補完するしかないレベルなのである。
---また本作では『デア』や『IV』のように物語途中で異なる勢力に所属できるようになるのだが、シナリオが上記の有様であるだけでなく、基本的に本作の物語は主人公であるアレスの視点でしか描かれないため、この2作品のような異なる勢力同士のドロドロの対立ドラマなどといった要素は見られない。~
詳細が語られるケースが少ないため、場面によっては冗談抜きで何が起こったのか分からないまま、物語が淡々と進んでいくのである。

-シリーズ最新作としての時系列が不明な上、細かい矛盾点も多い
--ラングリッサーシリーズの時系列は『III』→『I』→『II&デア』→『IV&V』となっているのだが、本作はいつ頃の話なのか今いちはっきりせず、メーカーからの公式発表は一切ない。
---作中でのキャラクターの会話から察するに、少なくとも『II&デア』の後の物語だというのは間違いなさそうなのだが。
---グレスデン帝国がボーゼルを始祖としているためデア闇ルートから繋がると考察するユーザーも居るが、パウルボーゼルとは限らないためどうとでも解釈できる域を出ない。
--地理的には、大陸を囲む「ガイアの門」が現れて世界から隔絶され海面が上昇している設定で、『II』に登場したカルザス北東の山中にあった聖地レイテルが南の島として登場しており、湾を挟んで東にあったヴェルゼリアも南に長く伸びた半島のないヴェルゼリア島になっていて、その北西にバルディス大陸ガルド大陸がある。
---つまり、過去シリーズで地図から北に見切れていたエルサリア大陸北部だった場所が本作の主な舞台で''過去シリーズの舞台はほぼ水没している''とも推測できる。
---なお肝心の「ガイアの門」が何なのかは謎のまま。
--しかしシリーズ最新作として見た場合、シリーズ経験者にとっては細かい所で矛盾点や違和感を感じ、整合性が取れていない部分が多い。詳しく書くと長くなってしまうので詳細は省くが、後述の「こうき」問題といい、シリーズを全く遊んだことのない者がシナリオを担当したとしか思えないレベルなのである。
---現在は『III』以外は過去作がゲームアーカイブスやバーチャルコンソールで配信されているので、「過去作が古過ぎて入手できなかったので、資料だけを頼りにシナリオを作った」などという言い訳は通じないだろう。

-登場人物の1人である「ジェシカ」の扱い
--これまで全てのシリーズに登場し、光の女神ルシリスの使いとして常に主人公たちを導いてきた女魔術師のジェシカだが、本作ではあまりにも雑に扱われ過ぎてしまっている。
--これまでのシリーズでは「女神の使い」という立場からか、知的で聡明で神秘的な雰囲気を纏う人物として描かれていたのだが、本作ではなぜかそのイメージが完全に改悪させられてしまった。
---老いて肉体に限界が来るたび赤子に転生しているキャラで、従来のシリーズでは転生して20年程度の肉体年齢で登場しており、知識は博識だが転生前の老婆の頃より能力的には未熟という扱い。今作では転生して11年程度の肉体年齢という設定だった。しかし今作では・・・
---例えば部屋の片付けができない、すぐに拗ねる、子供扱いされて怒り出す、さらになぜか金をやたらと強調したり、戦闘の真っ只中だというのにいきなり何の脈絡もなく編み物を始めたり。
---このように前作までの神秘的なイメージが欠片も感じられない、それこそ何処にでも居そうな、悪い意味で外見年齢相応な俗物キャラに成り下がってしまった。人間味を足したかったかもしれないが、これでは単なるキャラ崩壊である。
---シリーズを通してプレイしてきた熱烈なファンの人たちの中には、あまりの改悪ぶりに激怒した人もいたのではないだろうか。『IV』でジェシカと恋仲になったマクレーン涙目。
---ちなみに彼女の声を悠木碧氏が担当していることから、彼女の代表作の某アニメになぞらえ''「魔法少女ジェシカ」''などという、ある意味不名誉な呼び名まで付けられる羽目になってしまった。確かにジェシカは魔術師ではあるが…。

-告白イベントの問題点
--本作には『III』『IV』『V』でも実装されていた、主人公が各ヒロインの好感度を上げて告白し恋仲になる「告白イベント」が実装されているのだが、これにも大きな問題点が存在してしまっている。
---前作までは各ヒロインの好感度は隠しパラメーター扱いだったのだが、本作では主人公にどれだけ好感度を持っているかというのが視覚的に分かるようになっている。好感度が一番高い状態の場合「恋仲の関係」だと表示される。これだけならまだ前作から進化したとも取れるのだが…。
---しかし実際に''「恋仲の関係」となっている人物に告白しても、なぜか断られるケースがある''のである。バグなのか仕様なのか不明だが、さすがにこれは問題なのではないだろうか。どうやら好感度以外にも何らかの条件があるようなのだが、その条件が''全くのノーヒント''。
---これは有志によるプレイ検証の結果、全キャラ共通で「恋仲の関係になってからもさらに好感度を上げ続ければOKで、それ以外の特殊な条件は一切ない」とのこと。
//↑内部データを検証したという話は発売一年内でも見たことがない。普通に何度もプレイしての検証なら某wikiでやった
---自軍に、「恋仲の関係」のキャラが複数居る場合だと告白失敗するケースが有る一方で、自軍内で目当てのキャラの好感度を一番高くしておくと告白失敗しない。本作、内部的な数値(好感度)が100だろうが200だろうが、表記上はどちらも「恋仲の関係」なのである。単に内部的な数値をゲーム上で隠しているから余計な誤解を生んでいるだけなのかもしれない。
---おまけに本作では''血のつながった実妹であるリコリスとも恋仲の関係になれる。''さらに上手くやれば複数の人物と「恋仲の関係」になれたりする。それだけならまだハーレム化で済ませられるのだが、''なぜか男性キャラとも恋仲になれたりする。''アッー!
--ちなみにこれらの問題について、開発者は''「好感度はアレスの単なる思い込みであって、本当に恋仲になっている訳ではない」''などと釈明している。あくまでも''バグではなく仕様''とのことらしい。
---確かに上記の通りならば「恋仲の関係」だと表示されていても、実際には「アレスがそう思い込んでいるだけ」なのだから、告白された本人が実際にはアレスを何とも思っていない…というケースも考えられるのだが…。
---しかしそんな説明はゲーム中で一度もされておらず、説明書や設定資料集にもそのような記述はない。発売前のニコニコ生放送で出演者から指摘されるほどなので、ユーザーも同様の指摘をするのは予想できたはずだがフォローは無かった(アップデート後もこの部分の仕様は変わらない)。指摘され仕方なく苦し紛れの言い訳だけして逃げたと思われても仕方がないだろう。

-劣悪な戦闘アニメ
--本作の戦闘アニメは『III』以来となる3Dで描かれているのだが、''忌憚なく言えばその出来は「最悪」の一言。''これによって評価が即座に決定付けられたと言っても過言ではないひどさであり、''本作を端的に象徴するダメ要素''である。
--戦闘が始まると、出てくるのは''極めて等身が低く、目測1.2~1.3頭身ほどの「チビキャラ」。''もはや「巨大な頭の下に身体がひっついている」というレベルで、シリアスさのかけらも感じられない。
//流石に↑の文までCOすると説明として成り立たなくなると判断し復活
//---一応説明しておくと、本シリーズは基本的には正統派ファンタジー寄りの作風であり、旧作でも戦闘シーンは高頭身のキャラの格好いい立ち振る舞いが魅力であった。→Iからチビキャラですぞ
---(表現という意味においては)グラフィックがFC以下。キャラが必要以上にデフォルメされている……というより、''「ビー玉」「豆電球」''とまで言われる程に酷い有様となっている。
--さらにキャラの動きが非常にもっさりしており、とてもテンポが悪い。
--戦闘とは言うが、実際は何が行われているのかがさっぱりわからない。というのも「前述した玉がトロトロ歩み寄る(実際は歩いているように見えない。というか下手したら足も見えない)」→「謎の光が出てくる(斬撃とか矢が飛ぶエフェクトのつもりらしい多分)」→「相手は死ぬ」といった謎のやりとりで表現されているため。
--騎兵系ユニットの戦闘は、「可愛い」のレベルにデフォルメされた馬に乗った頭身の低いキャラが、のったりのったりと敵に近づいていき、ぴょこんとジャンプすると''なぜか剣撃と火花が走って敵が倒れる''という、幼児向け作品かなにかと勘違いしそうなシロモノである。
--おまけに''魔術師系のユニットでさえも敵を殴りに行く。''前作まではちゃんと魔法で攻撃していたというのに、なぜこんなことになってしまったのか。
--あまりにも酷過ぎるので、本作での戦闘アニメはOFFにするのが推奨されている。(OFFにできなければ、今よりも更に酷評されていたのは間違いない)
---……というよりも、実際は誰に言われるまでもなく、''殆どのプレイヤーが自主的にOFFにする''有様であった。
---なお、この戦闘が初めて公開されたのは''発売直前''(前述したニコニコ生放送)である。

-豪華声優陣の圧倒的無駄使い
--本作の声優陣は悠木碧氏、たかはし智秋氏、上坂すみれ氏などの名の知られた顔ぶれが揃っているのだが、残念ながらフルボイスではない。
---それどころか本作において流れる音声は「いくぞ!!」「レベルアップした!!」などの、俗に言う''「パートボイス」のみ''。テキスト上のキャラクターのセリフを声優陣が熱演してくれる訳ではないのが非常に残念。
---パートボイスの作品は現在でもある程度見られるものではあるが、本作はジャンルの関係もあってそこまで台詞量が多いわけではないし、何より本シリーズはキャラ性を高めるために、元々フルボイスでやってきたという経緯がある。上記のさまざまな点と合わせて、作る側がシリーズの魅力を全く理解していないという証左だろう。
---しかもこのパートボイス、何とキャラクター同士の会話の場面でも平然と使われていたりする上に、ボイスの内容がテキストの文章と全く合っていないことが非常に多い。幾ら何でも手抜きにも程があるのではないだろうか。
//普通じゃない? 『FE』とかもパートボイスのSLGだが、それに文句を言ってるプレイヤーなんて見たことないけど。
//今時フルボイスは当たり前。そもそもハード性能で劣る旧シリーズでさえもフルボイスだったのだから充分マイナス要素。だいたい文句を言うプレイヤーなど見たことがないとのことだが、だったらネットで本作の評価を調べてみろと言いたい。
--告白時はボイス付き。
---なお断られる場合でもボイスあり。

-これまでのシリーズでは最早恒例となっていた、シナリオセレクトモードが本作では未実装。
--その代わりという意味合いなのか、本作は前作までと比較して難易度がかなり低く抑えられており、またクリア後にデータを引き継いで最初からやり直せる。
--だが今までのシリーズにおいて搭載され続けてきた(裏技扱いだが)システムが搭載されていないということで、反発したユーザーも多かった。本作は前述の通り非常にテンポが悪いので、好きなシナリオを任意に遊べないのは余計に不便だと言える。
---ちなみにクロスノーツが開発したPS2版『III』にも、シナリオセレクトモードは搭載されていない。こちらもそれを見越して難易度調整が図られているのだが、力を入れる所を間違えているのではないだろうか。
//--ちなみに実質エクストリームと同一企業であるクロスノーツが開発したPS2版『III』にも、シナリオセレクトモードは搭載されていない。こちらもそれを見越して難易度調整が図られているのだが、力を入れる所を間違えているのではないだろうか。

-本作では4つの勢力に所属できるのに、セーブデータが3つしか作れない。
--中盤から光輝ルート、帝国ルート、闇ルートの3つに分岐するが、さらにそれぞれのルート続行と別ルートに乗り換える2択の分岐によって「光輝ルート」(光輝ルート続行)、「帝国ルート」(帝国ルート続行)、「闇ルート」(闇ルート続行もしくは光輝や帝国からのルート乗り換え)、「独立ルート」(闇ルートから独立ルートへの乗り換え)、の4種類に分岐する。
---終盤残りステージ1つという段階でグッドエンドとバッドエンドの2択の分岐があり、エンディングは8種類。
--これら全てのイベント、さらに全ての勢力のエンディングを観たいと思った場合、3つのセーブデータのどちらか1つのデータを消すしかないのである。
--『デア』でもSFC版・FX版共に同じ仕様だったのだが、こちらは両機種共にシナリオセレクトモードが搭載されていたので特に問題にはならなかった。
---だが本作では前述の通りシナリオセレクトモードが未実装な上にゲームのテンポが非常に悪いので、かなり面倒なことになってしまっている。

**賛否両論点
-難易度が低い
--先述の敵AIの稚拙さに加えて、自軍キャラのレベルアップ頻度が凄まじいためすぐにクラスチェンジができ、どんどん強くなる。さらに店売りの装備品が高性能。
---敵の強さはというと、終盤になるまでかなり控えめで、旧作に比べればいとも容易く勝利できるようになった。

**評価点
-クソゲーのお約束、良BGM
//''逆に言うと本作にはこれ以外に評価できる部分が何一つない。''
--作曲を手がけたのは『ラングリッサーシリーズ』の作曲を手掛け続けてきた岩垂徳行氏と、福田康文氏、大井定光氏が参加している。
--BGMは一部が旧作BGMのアレンジだが、アレンジとしてはかなり上質のものに仕上がっている。序盤からいきなり『デア』の光輝ルート最終面の熱いBGMが流れるので、懐かしさと共にテンションが上がった旧作ファンも多かったのではないだろうか。
---ただしゲーム中のものはモノラル音源で、音質も良いわけではない((サウンドトラック(特典のものは歯抜けあり)や『モバイル』ではちゃんとステレオ音源のものを聞けるのでご安心を。))。
---また、発売日になったと同時に配信されたジェシカの3DSテーマは好評であった。使用されているBGM故の好評でもあるのだが。
---ただしこれらのBGMは、大半が『ラングリッサーシュヴァルツ』からの流用である。といってもこの作品は開発が頓挫し、PVや試聴曲が公表されるもゲームはリリースされておらず、プレイしようがないので、本作でやっとBGMだけ日の目を見たともいえる。
---本作以前にも『ラングリッサートライソード』で流用されたこともあったが、こちらはこちらでサービス終了しておりやはり遊べない。
---その後『ラングリッサー モバイル』にも再度流用され、真の意味で日の目を見ることとなった。本作の主題歌もPVやCMなどで再利用されている。

-準備画面にチュートリアルが常備されるようになった
--ラングリッサーシリーズは、説明書を分厚くし、ゲーム内では初期のほうのステージで「熟練キャラクターが解説しつつ戦う」というイベントシーンを設けることで説明を行っていた。
--本作ではそれに加えてさらに準備画面でいつでも紙芝居形式のチュートリアルをゲーム内で見返せるようになった。シリーズのイロハ、基本要素の説明は丁寧なほうである。
---その割に、''本作独自システムの説明はやたらと薄い''。

-主人公以外の仲間になる指揮官が、全ルート合わせて28人と多い
--色違いといった水増し気味な人物も存在しない上でこの数を実現しており、人数だけならシリーズ最多となっている。
---この人数のおかげで、準備画面の会話イベントシーンについては相当な物量がある。

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**総評
''「名作の看板を借りただけの“何か”」''……まさにそうとしかいいようがない駄作である。~
あまりの酷い出来に旧作のファンは激怒し、開発者側が本来狙っていた新規層からもそっぽを向かれる結果となってしまった。~
一応、アップデートを行って遊びやすさが改善されているものの、現状でもSLGとしてはレベルが低く、風当たりは厳しい。

//ちなみに本作を発売したエクストリームは、メサイヤ関連の新作第2弾、3弾も企画していると公式発表している。~
//だが、本作の評判や売り上げ、そして[[過去の例>重装機兵ヴァルケン (PS2)]]からここまでファンの信頼を失ってしまったエクストリームが、果たしてどこまで巻き返せるのだろうか……~
//その過去の例よろしく「音沙汰なくそのままフェードアウト」も十分あり得ると考えるユーザーも少なくない以上、巻き返すための道程は決して平坦ではないことは説明するまでもないだろう。
//趣旨を無視した改変はやめてほしい←趣旨とはなにか? 叩きありきで文を書くのはよくないですぞ ここの編集はしてないが
//「未来の展望をいろいろ語った(結局全て消えた)」という点で似たものを感じさせるので、ヴァルケンを例として挙げてます。『ラング3』を出すのは不適切です。
//ありがちな微妙ゲーと評するにはあまりにも問題点が多すぎる
//『モバイル』などで風向きが変わったようにも感じるので、コメントアウトしてみた(一部はその後の展開に移動)

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**余談
-前述の開発元の社長は『ラングリッサーIII』以降のメサイヤ事業部長である。シリーズと縁深いメサイヤというブランドに思い入れがあり、復活を悲願としていた人物ではあるものの、開発チームの人間ではなくコンピュータゲームにも疎いとのこと。そして悪名高い『[[重装機兵ヴァルケン>重装機兵ヴァルケン (PS2)]]』のエグゼクティブプロデューサーでもあった。
--なお彼が再旗揚げしたエクストリームはクロスノーツともはや縁がなく、版権もNCSからメサイヤブランドの全著作権を譲受し、クロスノーツはその後休業している。

-本作の惨憺たる出来は、評価となって明白に現れている。
--ニンテンドーeショップでは''発売から1年以上が経過した時点で平均☆1.5と、これまでに発売された3DSの全てのゲームでもワーストクラスの低評価''(内訳プレイヤーの実に8割以上が☆1)となった。((ちなみにeショップでの評価は甘く付けられる傾向にあり、本作と同じく2015年KOTY携帯機部門次点の『パズルボトル』は平均☆3.5、2013年大賞の『ホームタウンストーリー』ですら平均評価が☆4となっている点を考えれば、本作の評価の低さがいかに突出しているかが分かるだろう。))
--2019年8月時点で大手通販サイトAmazon.co.jpの評価も平均☆2とかなり厳しく、通常版は8割以上、初回限定版は7割以上のレビュアーから☆1を付けられている。

-幸いにして(?)本作の発売時期はジャンルがSRPGのゲームが沢山発売されていたためか、売り上げは伸びず被害者は少なかった。
--エクストリームの決算報告によると、本作の売り上げは初週こそ9000本を達成したものの、それ以降全く売れず、目標の売上高には遠く及ばなかったとのこと。人気シリーズだからというだけで売れる程甘くはないという事を露呈した結果となった。

-TVCMも2種類放送されたが、こちらも2種類共にゲーム画面はマップくらいと戦闘アニメを映していない。~
うち1種類は女性キャラを前面に押し出すなど、まるでギャルゲーのような印象。

-ちなみに発売前に放送された前述のニコニコ生放送において、スタッフは「光輝」のことをドヤ顔で''「こうき」''と読むという大失態を犯していた。
--シリーズ作品を少しでも遊んだ経験がある人ならわかることなのだが、''本シリーズにおける「光輝」の正しい読み方は「ひかり」''である。それさえも全く理解していないスタッフが続編を製作していたというのだから、シナリオ面の破綻はなるべくしてなった当然の結果であろう。
//---某氏が「ひかり」読みを気に入らずに、「こうき」へと改めたかったという可能性も考えられるが、真相は不明。仮にその通りならかえって性質が悪いが。

-そのあまりに衝撃的な出来栄えから、発売後1ヶ月を待たずして携帯機KOTYに選評が届けられた。
--先に選評が届いていた『[[パズルボトル]]』と共に、2015年携帯機KOTYの門番として並み居るクソゲーをことごとく追い返したという…。
--最終的に本作は、大賞作『機動戦士ガンダム バトルフォートレス』(対応機種:PSVita)((2015年7月16日にサービスが開始された基本プレイ無料のRTS。劣悪なゲームバランス、原作再現性の乏しさ、エラーが多発しまともにプレイできない状態が長期間放置されたことなどが問題視された。2016年5月26日にサービス終了。))とは真逆に「アップデートである程度遊びやすさが改善された」という点により大賞争いから脱落。~
とはいえ『リリース時のままであったら大賞も有り得るひどさだった』と総評でわざわざ触れられている以上、根本的なレベルでは推して知るべしである。
---勿論大賞を逃したからといって、本作の出来の酷さや、ユーザーによる本作への酷評は何ら変わりはしないという点は記述しておく。
//所謂「お客様(KOTY用語)」や「動画評論家」対策に必要と考え復活。実際居るんだよ、KOTYはネタスレでしかないってのに「KOTY大賞以外はクソゲーにあらず」とかのたまう連中って…。
//(2018/01/01)バトルフォートレスに関する概要を脚注に追記。現在プレー不可能につき、記事作成が絶望的と判断したため。

-特典のサウンドトラックの説明詐欺
--本作の初回限定版には、本作のBGMを収録したサウンドトラックが同梱されているのだが……
---Amazonや楽天などの通販サイトでの説明文では「うるし原氏による、『I』と『II』に登場するクリスとリアナのイラストが入ったピクチャーレーベル仕様」などと書かれているのだが、''実際にCDに描かれているのはカイエダ氏による、本作のジェシカとリコリスのイラストである。''
---遅筆で知られるうるし原氏の都合や、各著作権の問題など、いろいろと大人の事情があったと思われるが、この文章はなぜか現在も修正されていない。

**その後の展開
-擁護困難なレベルのクソゲーではあるが、''何をトチ狂ったのか海外版も発売された''。
//--そもそもラングリッサーシリーズは、海外では『I』しか販売されていない。((海外では『Warsong』というタイトルで発売されている。))続編が全く発売されていない環境下において、シナリオが非常に理解しにくい本作を発売して大丈夫なのだろうか…。
//シリーズプレイ前提のシナリオで困るようなことはこのページで一切説明されてないようだけど。
//『I』しか発売されていない環境下でシリーズ最新作を出すこと自体が問題なのではないかと思う。いくら何でも削除は不当かと。
//シナリオが直接繋がってるような続編なら問題だろうけど、独立したシリーズ作品ならわざわざ書くことじゃないだろう。 過去作やっててもやってなくても評価変わらんだろ、このゲーム。
//公式発表はないがキャラクターのセリフから察するに『II』の続編ではないかと推測される。
//推測される程度の話でしかないならシリーズ出てなくても問題ないよ。
--これは売り上げ目標にまるで届かなかった本作の補填目的だと思われていたのだが、後に他ならぬエクストリーム自らが、公式サイトの決算資料(PDF)にて素直に補填目的だという事を認めた。
---過去資料は現在、エクストリーム社公式サイトのIRニュース→2015年→2015年11月17日 適時開示3月期(第2四半期)決算説明会資料 まで行くと読める。
--[[海外版公式サイト>http://aksysgames.com/langrisser/]]でも不自然なまでに実際のゲーム画面を公開していない。これを騙し売りと呼ばずして何と呼ぶのか。
---システム関係についても特に記載はないが、実際に海外版を触ってみると戦闘マップやメニューの仕様は部分的にだがオリジナル版より少し改善されている。但し改善されたのは本当に部分的で、しかも少しだけなのでユーザー評価を一変させる程には至っていない。
--[[メタスコアは35>https://www.metacritic.com/game/3ds/langrisser-reincarnation--tensei-]]。「絶対に買うな(意訳)」というレビューが投下されるなど、案の定、海外のユーザーからも酷評を受けている様子。

--本作を発売したエクストリームは、メサイヤ関連の新作第2弾、3弾も企画していると公式発表していたが、[[過去の例>重装機兵ヴァルケン (PS2)]]よろしく音沙汰なくそのままフェードアウトした模様。

-本作の発売によってシリーズ自体が致命傷を負ったと思われたが、3年後となる2018年8月2日にスマートフォン用アプリとして、シリーズのキャラが共演するソーシャルゲーム『ラングリッサー モバイル』が中国で先行配信。他国でも順次配信され、日本でも2019年4月2日からサービス開始となった。
--当初は『I』~『III』までのキャラに限定されていたが、後にキャリアソフトとの共同版権だった『IV』と『V』のキャラが追加。一方でインターフェースのデザインやBGMは本作のものが引き継がれており、本作のキャラも2020年1月から参戦している。
---ちなみに『モバイル』ではジェシカが歴代シリーズ準拠の大人の姿の他、オリジナルの中高生程度の若い肉体、本作準拠の11歳バージョンが「降誕の光」名義で登場しており、それぞれ声優が異なっているなど地味に優遇されている((ただし、リインカーネーション版のみ日本語版には2020年12月現在では未実装である。))。
---なお『モバイル』では本作を''「あまり人気がなかった」''と説明しており、本作の不出来っぷりは公式公認のものとなってしまった。とはいえ、曲がりなりにもシリーズ作品としてきちんと受け入れられた結果とも言えるだろう。
--主題歌が『ラングリッサー モバイル』に使用された影響で、2019年12月に主題歌のフルバージョン(初出)が音楽配信サイトで販売開始された。ジャケットイラストは『II』主人公であるエルウィン(キャラデザは『ラングリッサー モバイル』版)。

-さらにその後、2018年8月22日にエクストリーム公式より『[[ラングリッサーI&II]]』の更なるリメイクが開発中であることが明かされた。
--今回は角川ゲームスが企画、販売を行い、開発はシティコネクションとキャラアニが担当。版権所有者のエクストリームは監修という形で参加する事となった。
--2019年4月8日にNintendo SwitchとPS4のマルチタイトルで発売された。詳細は[[こちら>ラングリッサーI&II (Switch/PS4)]]。

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