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Forza Horizon 2」を以下のとおり復元します。
*Forza Horizon 2
【ふぉるつぁ ほらいぞん つー】 
|ジャンル|アクションレーシング|CENTER:&amazon(B00M92YCEC)&amazon(B0148B9PPM)&amazon(B00M92YCN8)|
|対応機種|Xbox One&br()Xbox 360|~|
|発売元|日本マイクロソフト|~|
|開発元|【One】プレイグランドゲーム&br;【360】スモウ・デジタル|~|
|発売日|2014年10月2日|~|
|定価|【One】6,900円&br;【360】5,900円|~|
|プレイ人数|オフライン:1人&br;オンライン:1人~12人|~|
|レーティング|CERO:B(12才以上対象)|~|
|廉価版|10 Year Anniversary Edition&br;2015年10月15日/5,900円|~|
|備考|2018年9月30日でDL版&DLCは販売終了|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|広大で多彩なオープンワールド&br;グラフィックも大きく進化&br;新たに時間帯の概念が追加&br;走行中に天気が変わる演出が加わる&br;プラットフォームの違いが大きい&br;映画とタイアップしたスピンオフもあり|~|
|>|>|CENTER:''[[Forza Motorsportシリーズ]]''|
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#contents(fromhere) 
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**概要
ドライビングシミュレータ『Forza Motorsport』シリーズのスピンオフ『Forza Horizon』シリーズの2作目。

One版の開発は前作『[[Forza Horizon]]』と同じくPlayground Gamesが担当し、一方の360版はSumo Digitalが開発を手がけている。~
プラットフォームが異なることもあり、マシンの挙動や一部のコンテンツに違いがあるが、この記事ではOne版でのプレイを元にしている。

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**特徴
-本作は、アマルフィ海岸に面した南ヨーロッパのイタリア及びフランスのニース周辺の地中海沿岸のリヴィエラ地方に舞台が移された。
--フランスはシストロン・ニースマセナ・サンマルタン・イズラテンペスト(DLCより)。そしてイタリアはカステレット・モンテリーノ・サンジョヴァンニという6つの街で構成されている。
---それぞれ、海のリゾート地や古都や別荘地等、地域ごとに程よく個性が出ていて、マップに飽きにくい。
--それぞれの街は「Horizon フェスティバル」というイベントの中継地で、その位置関係は実際のものとは異なるが、1つのオープンワールドとなっている。
--大都市特有の高層ビルや高速道路の複雑なジャンクションなどは見られず、プレイヤーの目の前に広がっているのは、のどかな田園地帯や山肌にびっしりと立ち並ぶオレンジ屋根に白壁の可愛らしい建物など。
--移り変わる風景のすべてがほのぼのとしていて、テレビや雑誌などで見られる地中海のイメージがそのまま再現されている。
--また、前作は道路以外の走行可能範囲がかなり制限されており、マップ内を自由に走り回れるとは言えなかったが、今作では道路を外れても自由に走れるようになり、本格的なオープンワールドタイプのゲームになっている。

-本作のマシンの挙動特性は遊びやすさを追究したアーケード系に近い印象。
--荷重変動による挙動の変化やアップグレード・チューニングなどはリアルに反映されており、シミュレーション系のレースゲームが好きなプレイヤーでも楽しめるだろう。

-前作に引き続き、ゲーム内クレジットを消費して車の購入やアップグレードができる。
-自分とライバル車の難易度の設定ができる。

-今作もアシスト機能は充実している。
--カーブ直前にブレーキがかかり、カーブを曲がれる速度まで減速する「オートブレーキ」や推奨ライン表示、正面衝突等でプレイヤーの車がクラッシュしても時間を巻き戻して再プレイすることが可能である。

-今作の車種の収録台数は210台(DLCを含むと336台)。
--レクサス・マツダ・日産等の日本車の他に、ヒュンダイの一般車やジープ等、多種多様の車種が収録されている。
--庶民的な車でもパーツのアップグレードによって、スーパーカークラスにまで性能を引き上げられる。
--車体・エンジン・駆動系・タイヤ・ホイール・エアロ・外装等がアップグレード可能で、特に駆動系を換装すると4WD(四輪駆動)をRWD(後輪駆動)に変更することも出来てしまう。
--DLCで購入した車両は最初の1台に限り、ゲーム内クレジットを使わずに入手できる。
--前作では本編の『Forza Motorsport』シリーズに大きく劣っていたが、今作ではほぼ同じまで増えた。
--前作では古いアメ車が映えるフィールドにもかかわらず最新の車がメインであったことに評価が良くなかったが、今作では最新の車が主なのは変わりないものの街の雰囲気にあっており、前作のような浮いた雰囲気の車は少なくなり、フリーランがより楽しめるようになった。

-やり込み要素も多い。
--道路上にあるスピードトラップ(15ヶ所)。
--スピードゾーン(15ヶ所)を通過。
--マップ内に設置された看板のファストトラベルボード(150ヶ所)の破壊。
--XPボード(100ヶ所)の破壊。
--バケットリスト(30種)
---これは規定の車を使って「スピードトラップで目標のスピードを達成する」「制限時間内に20回のニアミススキルを披露する」といった課題に挑戦するもの。

-ラジオの情報を元に指定のエリアから往年の名車が入った車庫を探す。

-フォトモードを使って登場するゲームに登場する全車種の写真を撮影する。

-「Storm Island」が配信された。
--2014年12月に有料配信された拡張パックのこと。
--ニースから離れた孤島のイズラ・テンペストで行われるダート・レースに参戦するというストーリー。
--天候は「雨」ではなく「暴風雨」。前はかなり見にくくなっており、さらに緊張感が増す。
--新しい車やバケット・リストが追加されている。

-他にもDLCは多い。
--DLCのほとんどは「[[ポルシェ拡張パック>http://m.game.watch.impress.co.jp/docs/news/20150610_706301.html]]」等のカーパックである。

***ゲームの流れ
-今作のシングルプレイは、前作と同じく「Horizon フェスティバル」を軸にしたストーリーが展開していく。プレイヤーは、広大なマップの各地で開催されるレースに参加し、ストリートレーサーの頂点を目指す。
--もちろんその道中で野良レースに参戦したり、ドライブを楽しんだりと、ストーリーは無視して寄り道ばかりしても構わない。
--ちなみに、目的地に移動する際は「デジタルアシスタント ANNA」がナビゲートをしてくれる。しかしそのセリフがカーナビ特有の機械的なものではなく、「次を左に曲がって」「目的地に到着したわ」といった女性的な言い回しをする。

-今作は、各地域で行われる10種類のチャンピオン・シップに参加する「ロードトリップ」という形に変更された。
-- 開催場所は1回目のフィナーレ後は主人公が自由に選択できる。
--このレースはスーパーカーレース・オフロードレース・ラリー・アメリカンマッスルレース・クラシックカーレースなどで、参戦可能な車種やクラスで分類されたレース。
--各グループには複数のレースイベントで構成されるチャンピオンシップが設定されており、1つの街で計28のチャンピオンシップが開催される。
--そして1つのチャンピオンシップをクリアすると、次の開催地となる街までロードトリップ、そこで新たなチャンピオンシップを戦うという流れになっている。

-レースに入賞するとクレジットが手に入るだけでなく、その内容やスキルに応じて経験値を獲得し、プレイヤーレベルが上がっていく。
--レースごとに5段階の難度(Easy/Medium/Hard/Pro/Crazy)やアシスト機能を設定でき、それに応じて獲得できるクレジットや経験値が変動する。
-時間を巻き戻して自分のミスを無かったことにできる「リワインド」システムも搭載されている。これに大きくお世話になったプレイヤーは多いだろう。
--実はこれは『GRID』で初めて搭載されたシステム(『GRID』では「フラッシュバック」という名称)であったが、当時はズルというイメージがあり、この作品では回数制限があった。本作では回数制限はなく自由に使用可能。

-オンラインモードでのレースは、マジメなものから『デストラクション・ダービー』風のハチャメチャなものまで多彩。

-レースの種類は以下の通り。

#region(レース一覧)
--''ストリート・レース'':ライバルレーサー達とスタートからゴールまで決められたルートでバトルする通常のレース。
--''クロス・カントリー・レース'':未舗装路や畑の中等のオフロードを主とするレース。本作からの初登場。
---道路以外の場所にチェックポイントが設定されているため、必然的に道無き道を進むことになる。畑の中ではリアが流れて走りにくいうえ、草木が邪魔でタイムロスに繋がってしまう。さらにコースのアップダウンが激しく車体が上下に跳ねまくるため、理想のラインを走るのは至難の業。視界が悪い場所では、急に目の前に現れた障害物に激突することもしばしば。
--''ラップ・レース'':周回ルートで順位を競うレース。
--''ショーケース・イベント'':指定された車で、機関車・農薬散布機・戦闘機(曲技飛行隊)・気球・大型輸送機とレースをすることになる。
--''バケット・リスト'':ドライビング・スキルを披露するイベント。全部で30個ある。
---開始地点に車が止められていて、それに乗り、タイム・アタックやスピード、ドリフト測定等の種目にチャレンジすることになる。他には、プレイグランドのバケット・リストもある。
--''オンラインロードトリップ''('''オンライン専用'''):全4戦で構成されるチャンピオンシップ・レースを、各レース開催地にロードトリップしながらこなしていく。
---総合ランクは獲得経験値の大小で決まるので、レース開催地に向かうところから勝負は始まっている。たくさんのスキルを披露しながら一番に開催地に到着すれば、第1レース開始前にランク1位をゲット出来る。レースが終わったら次のレース開催地点が指定され、また先を争ってのロードトリップが始まる。
--''インフェクテッド''('''オンライン専用'''):感染者VS生存者に分かれての特殊ルールで戦う遊び心満載のミッション。
#endregion

***Drivatar
-Drivatarとは、実際のプレーヤーそれぞれに基づいたドライビングAIのこと。プレイヤーに合わせて「個性」を身につけるので、AIの動きが一定であることはない。''One版専用機能。''

-プレイヤーのドライビング特性を学習したAIがサーバーを通じて、それぞれのプレイヤーのレースに登場するもので、簡単に言えば''プレイヤーの分身''ということになる。
--それゆえに遠慮なくインに突っ込んできたり、派手にドリフトしながら走ったりと、実に人間くさい走りを見せてくれる。
--ゲーム難度のDrivatarレベルを高く設定すると、後ろに張り付いて左右に揺さぶってくるなど、人間くさい動作が顕著に現れる。難易度が低いと思ったプレイヤーは是非これを試して欲しい。
--しかも、自分のDrivatarもどこかの誰かのレースに参加して、そこでクレジットを獲得してくる仕組みもある。自分がプレイしていない間にも、Drivatarはせっせとレースに参戦しているということ。

-シングルプレイのフリー走行やロードトリップ中も、一般車だけでなくネームタグ付きのライバルカーが走っている。猛スピードで飛ばしたり、2台でつるんで走行したりしていることもある。

-Drivatarは背後をピタリと追走すると、1対1のインスタントレースを挑める。

-なお『Forza Motorsport 5』をプレイしているフレンドがいれば、本作は未プレイでもDrivatarとして出現する。

***オンライン
-本作のオンラインプレイはシングルプレイとは別の扱いになっており、それぞれの街にある「カーセッション」に入場するか、ポーズメニューから選択すればオンラインに切り替えられる。

-オンラインプレイのゲームモードは、「オンラインフリー走行」「オンラインロードトリップ」「ショーダウンレース」の三つが用意されている。

-いずれのモードもオンライン上のプレイヤーから参加者を募り、2名以上の参加があればセッションが開始となる。
--マッチングされたプレイヤーの中から参加者を募る形式なので、場合によってはセッションを立ち上げても誰も参加してもらえないこともある。

-「ショーダウンレース」は、それぞれのプレイヤーが自分の車でレースに参加するため、当然のようにクラスはバラバラ。
--遅い車もあればアップグレードによって怪物と化した車もあるのだが、高クラスの車になればなるほどスタートが遅れるという仕組みになっている。
---どんな顔触れでも接戦になるようなギャップのバランス調整が絶妙で、遅い車でも十分に勝てる可能性ある。

-フレンドのみでフリー走行やロードトリップを楽しめる「プライベートオンラインセッション」のほか、クラブを立ち上げたり世界中のクラブに参加したりして最大1000人のプレイヤーとランキングを争うこともできる。

***機種ごとの違い
ゲーム・システム、レースやバケット・リストの内容、マップの構成がOne版と360版で一部異なる(下記の外伝版も)。以下、360版の特徴を中心に挙げていく。

-One版は『Forza Motorsport 5』を基にしたゲームエンジンが使用されている一方、360版には360版『Forza Motorsport 4』を基にしたゲームエンジンが組み込まれている。

-360版は、ゲーム開始時から3局のラジオを聴くことができる。One版では開始時は3局と360版と同じだが、レースを進めていくとラジオ局が計7局まで追加されていく。

-レースや車の種類が若干少ない。
--ただし、360版でしか乗ることのできない車も存在する。例えば「2009 Ford FIESTA ZETEC S」は、One版ではプレイアブルとして登場しなかった。

-360版は発売後DLCの配信がされず、連動webサービス「Forza Rewards」にゲーム・ステイタスが反映されないとの公式発表があったが、外伝版は配信された。

-天候変化がなく、晴天のみ。

-道路外の走行可能な範囲が狭い((例えばOne版では走行可能だったゴルフ場が、360版では封鎖されている、等。))。また、One版では壊せる柵は、360版では壊せない。

-Drivatarシステムがない。

-車の乗り換えはいつでも可能。
--One版ではガレージでの乗り換えのみ。

-グラフィックや音が本体の世代に相応して劣る。

-シームレスにオンラインに移動出来ない。

-チューンはパーツの交換のみで数値はいじれない。また、ホイールの種類や車体のカラーリングパレットも異なっている。

-クラブは100人まで。

-360版は豊富な周辺機器を流用できる他、カスタムサウンドトラックも使える。

-パーク(Perk)はそれぞれ別のものが用意されている。

-チェックポイントの出方が違う。
--360版は上空にビームが出ている。One版は赤い発煙筒ふたつの間に通常マーカー。

-路上のマークの出方が違う
--360版は縦長いピンで、One版は長くないピン。

-One版はOP部分以外日本語音声だが、360版はOP以外の一部のムービーも英語音声となっている((英語音声の部分は日本語字幕対応。))。

***スピンオフ
-2015年3月27日、映画『ワイルド・スピード』とタイアップした『Forza Horizon 2 Presents Fast & Furious((『Fast & Furious』の邦題が『ワイルド・スピード』である。))』が配信された。
--2015年4月3日に公開された『ワイルド・スピード SKY MISSION』を記念して、2015年4月10日まで無料配信されていた。同年4月10日以降は有料配信となったのち、2017年に配信終了。
--登場車両は映画に出てるものである。
--マップ範囲は本作の西半分、ニースおよびSaint-Martinの周辺のみ。Sisteronは郊外がギリギリかするかどうかというレベルである。
--主人公はメカニックであるテズ・パーカーから依頼された車10台を入手するためにストリート・レース、周回レース、1対1とのレース、攻撃ヘリコプターとのショーケース・イベントやスピード・チャレンジ、タイム・アタックに参戦することになる。
---6つのバケット・リストがある。
--シリーズ初のナイトロシステム搭載。一部のレースで使用可能((『Need for Speed』シリーズや「リッジレーサー」シリーズのようにドリフトや危険運転等で回復しないため、使うタイミングや時間も考えないといけない。ちなみに、One版では前半のうちに使い切ることで解除される実績がある。))。

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**評価点
-時間帯の概念があり、日々変わってゆく景色はプレイヤーを飽きさせない。

-走行中に天気が変わる演出が加えられた。

-事故を起こした際は窓ガラスにヒビが入り、それが視点変更時(コクピット視点)にも反映される『Forza Horizon』シリーズでは初の要素((『Forza Motorsport』シリーズも含めると『Forza Motorsport 5』が初実装。))。
--とは言うものの、これは『[[Need for Speed>Need for Speedシリーズ]]』シリーズや『[[テストドライブ アンリミテッド]]』シリーズにも過去からある要素で、それ程大きな評価点ではないと言える。
---その一方でバンパー類はどれだけぶつけても、多少凹む程度で取れなくなった、など、ダメージ表現が緩くなってしまった部分もある。
//窓ガラスのひび割れについては前年に発売されたForza Motorsport5ですでに実装されていたような

-内装の細かい部分まで再現されている。

-前作では「Horizonフェスティバルのコンテンツの量と質が悪い」との指摘があり、それを改善出来ている。

-メインプラットフォームがOneに移ったことでグラフィックが格段に進歩。その影響か、ペイントツールが大きく進化した。
--具体的には、レイヤー数((デカールを貼り付けられる数。))の大幅な増加(バンパー類、ウイングは''1000''まで、それ以外は''3000'')。これにより、より一層手の込んだデザイン作成を可能にした。
---ちなみに本作で作成したバイナル及びデザインは、次作『[[6>Forza Motorsport 6]]』以降の作品にも引き継ぐことができる。
--デカールやデザインの共有が無料会員でも可能となった。また、他ユーザーが作成したデザインをダウンロードする際、前作まではゲーム内のクレジットを利用する必要があったが、それもなくなった。
---ちなみに引継ぎ・共有は''自分でゼロから作成したもののみ''可能。

-ラジオは計150曲が収録されており、サウンドトラックが発売されていない事が惜しまれる。

-チューニングによるカスタマイズが可能になった。
--これにより直線番長、ドリフト仕様など自分の好みの車を作りやすくなった。
--前作ではアップグレードのみ可能だったため、ギア比がワイドすぎる、アンダーステアが強いなどクセのある車を改善して使用することが難しかった。

-One版におけるDLCでの追加ではあるが、Porscheが久しぶりに登場。シリーズを通して見ると『4』(こちらでもDLCでの追加)以来。
--この時点ではライセンスはEAが独占しているが、EAの「Need for Speed」シリーズのリリースペースが鈍化していたこともあり、本作及び『6』ではEAからのサブライセンスという形でライセンスを取得しての収録となった。
--Porscheから直接ライセンスを取得して収録する形になったのはシリーズ次作の『[[Horizon 3>Forza Horizon 3]]』から。ただし発売時点ではまだEAの独占ライセンスが継続しており、終了後にDLCのカーパックなどで追加される形となっている。
---当初から収録されるようになったのは『7』『[[Horizon 4>Forza Horizon 4]]』から。
--なお、『Forza』シリーズにおいてRUFの車両が収録されている作品は本作が最後となった。
---また、PorscheとそのチューナーメーカーのRUFが両方収録された数少ないレースゲーである。

-「完全な新車としての」ユニコーンカーが無い。
--「同車種グレード違い」では「2010 NISSAN 370Z」のカスタムカーである「''2010 G-SHOCK 370Z''((ローンチ対象国でOneを購入したユーザーの中からランダムで贈られた車。))」があるが、一応「所持」ではなく「使用する」だけならば、特定のミッションで使用できる。

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**問題点
-盛り上がってる感がしない。
--前作ではワールド全体をまたにかけ、ワールドと共に盛り上がる感じがあった。しかし今作ではただひたすらミッションをこなすだけという感覚を覚える。

-ハード性能の関係上仕方のないことだが、360版はOne版から削られた要素が多い。
--ちなみに360版のAmazonの評価では星二つが最も多く、「One版を買え」という声が非常に多い。

-One版でのレースは基本、「車のカテゴリ((ゲーム内では「チャンピオンシップ」表記。))ごとに決められたコースを3コース走るチャンピオンシップ形式」で行われるため、「車やコースを自由に指定して走る」といったことはできない。

-レースでは必ずチェックポイント内を通過しなければいけない((無視してしまうと、5秒以内にチェックポイント前までリワインドをしなければならない。リワインドをオフにしている場合、強制的にチェックポイント前まで戻される。))のだが、ライバルは平然とチェックポイントを無視してショートカットをすることもある。しかも何のお咎めもなし。
--幸い、ライバルの強さ自体は設定でいくらでも調整できるので、大した弊害にはなっていないが。
--ちなみに何故か『Horizon 3』でも(頻度はかなり少ないものの)直されていない。『Horizon 4』では改善された。

-また、「クロスカントリー」でのレースは、舗装路以外を走るとはいえど、決められたルートを走るようにバリケードなどが設置され、サーキットレースのように封鎖された状態…のはずなのだが、何故かストリートレースのように''一般車両も走っている。''どこから入ってきたんだお前ら…。
--もちろん『Horizon 3』でも直されていない。流石に『Horizon 4』では直されたが…。

-デザイン検索が、今現在搭乗しているマシンのものしか検索できなくなった。前作まではそれ以外のマシンのものも検索できたのだが…。
--これも『Horizon 4』で改善された。

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**総評
大筋では前作と変わらない内容ではあるものの、次世代機ならではの高いグラフィックが活かされ、ドライビングそのものの楽しさに深みがプラスされたことが特に大きな進化であるように思える。~
あくまで自由に、あくまで贅沢に。本作はクルマで走る、そのものの楽しさを存分に堪能できる1本。~
しかし360版では評価が低く、プレイするならOne版をオススメしたい。~
だが、360版は「One版と比較して面白くない」ということなので、決して360版が面白くない訳では無い。

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**余談
-オンラインレースでは序盤から殺す気でぶつかってくるプレーヤーが非常に多い。
--深刻なダメージを受けると加速もトップスピードも激しく落ちる。これではどんなに凄腕のレーサーでも、元気いっぱいの相手には勝てはしない。縛りプレイをするつもりがないなら、車両ダメージのシミュレーションはOFFにして臨むこと。

-パッケージ画像は「ランボルギーニ ウラカン」である。

-本作発売後にOne本体の売上が上がった。やはり本作のお陰だろうか。

-2018年9月30日にダウンロード版とDLCの販売を終了した。
--出回っている数がOne版に比べると少ないためか、360版はプレミアが付きやすい傾向にある。
--また、販売終了後もしばらくはオンラインサービスを継続していたが、これも2023年8月22日をもって終了した([[参考>https://www.gamespark.jp/article/2023/06/24/131468.html]])。

復元してよろしいですか?