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バトルギア4 - (2018/08/08 (水) 18:07:09) の編集履歴(バックアップ)


バトルギア4

【ばとるぎあふぉー】

ジャンル レースゲーム imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。スタンダード筐体 imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。プロフェッショナル筐体
対応機種 アーケード(Taito Type X+)
発売・開発元 タイトー
稼働開始日 無印:2005年6月20日
Tuned:2006年11月28日
1プレイ 100~200円
ネットエントリーキー標準価格500円
標準で時間貸しフリープレイ対応
判定 なし
ポイント 充実したシステム
シリーズ史上初のチューニングシステム
アーケード屈指のリアルレースゲーム
これまで以上に猛威を振う補正の数々
備考 プロフェッショナル筐体はTuned限定
バトルギアシリーズ


概要

恐らく最終作になるであろうと思われる、バトルギアシリーズの最新作。
無印の頃は挙動等を含め前作『バトルギア3』とは別物と感じられる位に難しく、取っ付き難かった事もあり、致命的なユーザー離れを引き起こしてしまう。
アップデート版である『~Tuned』でゲームシステムを見直し巻き返しを図るも、時既に遅し。失った栄光を取り戻すことは叶わなかった。

しかし今まで以上に本格的になったゲーム内容等は、結果的に時を経て熱心なファンを獲得する事となり、今でも根強い人気を有している。


筐体説明

どちらも前作の筐体をベースにシングル筐体化・チューニングカー風のロールケージ*1をあしらったデザインとなった。
装備類は従来のスタート兼ライト、視点切り替え、ハザードのボタン3つとサイドブレーキに加え、オーバーテイクスイッチ、TXSURROUND(5.1chサラウンドシステム)が両筐体に追加された。

スタンダード筐体

  • 赤基調の筐体色とロールバー以外、前作の筐体と殆ど同じ外見。無印はこの筐体のみで稼働しており、現在は無印からDVDとドングル交換でTunedへコンバージョンした物が殆ど。
    • プロフェッショナル筐体との差異はモニターが「800×600ピクセル 29インチ CRT」、大型フロントスピーカー無し、アップダウン式シフトレバー、キーベンダーがモニター右横にある点。

プロフェッショナル筐体

  • Tunedで追加された数量限定筐体。スタンダード筐体よりも一回りほど大きくなっている。
    • 6速Hゲートシフトとクラッチ、大型フロントスピーカーが追加されており、より本格的な運転を楽しむ事が可能となっている。
      • シフトレバーは設定に合わせてミッション機構が自動で切り替わる便利設計であり、まさしくプロフェッショナルである。
    • モニターも「1360×768ピクセル 32インチワイド液晶」に変わっており、スタンダード筐体より画質が良くなっている。またキーベンダーがコイン返却口右横に変更されている。
    • 高級筐体故に筐体や基板価格がかなり高価だったため、バトルギア2V同様に輸出用となり、日本仕様は全国で数台程度しか出荷・稼働していなかった。その為海外市場では今なお現役稼働している店舗がそこそこ多い。

モード説明

レースモード

  • 最大5台のCPUカーとレースをするモード。コースによって最大同時走行数は違う。
    • COM Lv.は標準では10まで選択可能。Lv.10を1位で完走したコースのみでLv.11を選択する事が出来、Lv.11をクリアすると、Lv.12、13…と続いて選択可能になる。
  • 1位を取ると「レーシングスキル」が上がり、それに応じてレベルが上がり、対応した称号を獲得する事が可能。例えばLv.10を1位で完走すれば、いきなりその分レベルと称号が上昇する。
    • 称号はレベルが上がれば自動的に付け替えられる。…とは言っても「称号名+(1~10の数字)」といった具合だが。

ワンメイクレース

  • 同一車種のみとのレース。後はレースモードと一緒。

タイムアタック
タイムを競うモード。前作同様の優秀設計で、エントリーキーを使用すると細かな条件下でゴーストカーを検索、出現させることが可能。
Tunedではドリフトモードにおいても同様の機能が使用可能。

ゴーストの種類 解説
おまかせゴースト 全国ランキングの自分より1つ上の順位のゴーストが出現する。未完走の場合は最下位のゴーストが出現する。
自分のゴースト 自己ベストのゴーストが出現する。
僅差ゴースト おまかせゴーストの効果に加えて全エリアorエリア(ナンバー別)or店舗から絞込みする事が可能。
最速ゴースト 全エリアorエリアor店舗の1位のゴーストが出現する。
ライバルゴースト マイガレージで指定した相手のゴーストが選択可能。
ゴースト無し ゴーストが出現しない状態でタイムアタックを開始する。

因みに「僅差ゴースト」「最速ゴースト」のみノーマルの時のみA~Dクラスの指定が可能。これを利用して「金星&銀星」を獲得可能。
自分より1つ上のクラスのゴーストに勝利すれば銀星、2つ以上上のクラスのゴーストに勝利すれば金星が獲得出来る。

自分のクラス Cクラス Bクラス Aクラス
Dクラス 銀星 金星 金星
Cクラス - 銀星 金星
Bクラス - - 銀星

因みに自分よりも上のクラスの車に勝利した証なのでAクラスでは獲得不可能。但しこの要素は単にランキングで競い合う為だけの要素であり、隠し要素解禁等には一切絡まない。

ドリフトモード

  • Tunedで追加された、「速さでは無くドリフトのカッコ良さ」を競うモード。タイムや順位は一切無視され、ドリフトした時に溜まる「ドリフトポイント」の数を競う。
    • 選択出来るコースは一部に限られており、「中級A、B、C」「超上級A、D」「弩級B」が選択可能。
  • 画面内に「ACTION!」が表示された所から評価ライン上かその付近に該当する箇所でドリフトすれば溜まる。
    • ドリフト状態を維持しつつドリフトアングルを深く付け、スピードを速く出し、評価ラインに近づけば近づく程溜まり易くなる。

それぞれのモードで手に入るバトルゴールド(以下BG)

レース2種
項目 獲得BG
基本獲得BG 80,000BG
1位 +5,000×COM Lv
2位 +1,000×COM Lv
タイムアタック
項目 獲得BG
基本獲得BG 80,000BG
壁接触無し +20,000BG
自己ベスト更新 +10,000BG
ドリフトモード
項目 獲得BG
基本獲得BG 100,000BG
自己ベスト更新 +10,000BG

因みに時間切れでも60,000BG、リタイアしても1,000BG貰える。アーケードゲームとの相性の良さもあり、非常に親切な設計となっている。


収録車種

収録車種数は4で計30車種が収録。Tunedで23車種が追加され、計53車種収録されている。
今作で日本国外の車種が初収録された。但し前作から削除・マイナーチェンジされた車種もある。
チューニング・セッティングされた車や特別仕様車は何れもSクラスとなる。

以下クラス表記の文字、背景色はゲーム中に準拠して表記。

Sクラス
前作の漫画パロディ車は排除され、今作ではチューニングカー用のクラスとなった。実在するチューンド車である特別仕様車はこちらのクラスで扱われる。
特別仕様車に関してはドレスアップ・チューニングは不可能である。

Aクラス
高出力スポーツカークラス。新車時点で280馬力制限で販売されている車種。

Bクラス
中出力スポーツカークラス。出力が200馬力超の車種。

Cクラス
ライトウェイトスポーツカークラス。150馬力前後の車種。性能バランスが丁度良く、意外と初心者向けかもしれない。

Dクラス
コンパクトカークラス。出力が約100馬力弱と低い為、グリップ走行が基本となる。故にドリフトはほぼ不可能で、それ目的ではお勧め出来ない。
フィット・コルトはATでCVT(無段変速)を使用可能。継ぎ目無く加速できるが、エンジンブレーキ*2や回転数合わせの効果が薄い欠点がある。

+ 収録車種一覧
メーカー 車種 初出 備考
特別仕様車 全9車種
トヨタ アルテッツァ TRD仕様(SXE10) Tuned
日産 スカイラインGT-R NISMO GT-R LM仕様(BCNR33) ギアボックスが5MT-FRに変更
スカイラインGT-R V-specII NISMO仕様(BNR34) 4
フェアレディZ NISMO仕様(Z33)
フェアレディZ ORC仕様(Z33) Tuned D1グランプリ出場車
エンジンがRB26DETTに変更
スバル インプレッサ SpecC STi仕様(GDB)
三菱 ランサーエボリューションIX RALLYART仕様(CT9A)
マツダ RX-7 Type RS A'PEXi仕様(FD3S) 4 D1グランプリ出場車
Aクラス 全16車種
日産 フェアレディZ Version ST(Z33) 4 前期型
スカイラインGT-R(BNR32) Tuned 後期型
スカイラインGT-R V-spec(BCNR33)
スカイラインGT-R V-spec II(BNR34) 4
スバル インプレッサ WRX STi spec C(GDB) 4 中期型
インプレッサ WRX STi ['06](GDB) Tuned 後期型
インプレッサ WRX タイプR STi version VI(GC8) 2ドア仕様
レガシィB4 2.0GT spec.B(BL5) 4 前期型
三菱 ランサーエボリューション IX(CT9A) 4 何れもグレードは「GSR」
ランサーエボリューション IX MR(CT9A) Tuned
ランサーエボリューション III(CE9A)
ランサーエボリューション IV (CN9A)
ホンダ NSX タイプS(NA2) 4 後期型
NSX タイプR(NA2) Tuned
マツダ RX-7 タイプRS(FD3S) 4 6型
トヨタ スープラ RZ(JZA80) 4 後期型
Bクラス 全17車種
日産 180SX タイプX(RPS13) Tuned 中期型
シルビア K's(S13) 前期型
シルビア spec-R エアロ(S15) 4
三菱 FTO GP Version R(DE3A) Tuned 後期型
ホンダ アコード ユーロR(CL7) 4 前期型
インテグラ タイプR(DC2) Tuned 後期型
インテグラ タイプR(DC5) 4
S2000(AP1)
マツダ アテンザ 23Z(GG3S) 4 前期型
RX-8 タイプS(SE3P) 中期型
サバンナRX-7 GT-X(FC3S) Tuned 後期型
トヨタ アルテッツァ RS200 Lエディション(SXE10) 4 後期型
セリカ GT-FOUR(ST205) Tuned
セリカ TRD Sports M(ZZT231) 4 前期型
MR2 GT(SW20) Tuned 3型
VW ゴルフ GTI(1KAXX) Tuned
ルノー ルーテシア ルノー・スポール V6(BL7X) 4 フェイズII
Cクラス 全14車種
プジョー 206 RC(206RC) 4
ホンダ シビック SiR(EG6) Tuned 後期型
シビック タイプR(EK9)
マツダ ユーノス・ロードスター(NA6CE) Tuned 前期型
ロードスター RS-II(NB8C) 4 後期型
ロードスター RS(NCEC) Tuned 前期型
フォード フォーカス ST170(WF0ALD) 4 後期型
ミニ ミニクーパー S(RE16) 4
VW ニュービートル ターボ(9CAWU) 4 後期型
トヨタ スプリンタートレノ GT APEX 3door(AE86) 4 前期型
MR-S S EDITION(ZZW30) 4 後期型
スズキ スイフトスポーツ(ZC31S) Tuned 前期型
シトロエン クサラ クーペ VTS 4 後期型
C4 2.0 VTS(B5RFK) Tuned 前期型
Dクラス 全6車種
三菱 コルトプラス Sport-X Version(Z27A) 4 後期型 AT(CVT)のみ
マツダ デミオ スポルト(DY5W) 4 中期型
ホンダ フィット 1.5S(GD3) 4 中期型 CVT搭載(MTでは7速化)
日産 マーチ 12SR(BK12) 4 前期型
トヨタ ヴィッツ RS 1.5 3door(NCP13) 4 中期型
カローラレビン SR(AE85) Tuned 前期型

コース

コース数は4で7コース、Tunedでは全難易度で新コースが追加され、計24コースが収録されている。
Tuned稼働から1年して、前作の全コースが「コースアーカイブ」と称し、
(前作と同じ)弩級以外の難易度でC、D、超初級はC、超弩級はB、Cコースとして順次復活した。
全コースで順走・逆走が選択でき、弩級以上は一本道コースとなる。

+ コース一覧
難易度 全長 高低差 デフォルトBGM 解説
超初級 2458m 2m Win The Glory 日米のオーバルサーキット*3を元ネタとした明確なサーキット系オーバルコース。
珍しい事に、スタート地点及びホームストレッチが本来ではピットロードである脇道に設けられている。
難易度相応に道幅が広く、見通しも良く、バンクも深めでオーバルコース中で最も速度が出やすい。
最初のバンクは深く短い為、そこで思い切ってアウトインアウトを駆使しよう。
超初級B Tuned限定
(2007年2月6日追加)
10101m 85m The Moment of True 深夜の横浜ベイブリッジと東京湾アクアラインを元ネタとしたありそうで無かった最初で最後の初級系一本道コース。
ストレートと緩やかで長いバンクだけで構成され、唯一0-400mと0-1000mのタイムを計測可能なコースでもある。
車のセッティングがしっかりしていれば最高速頭打ちも余裕で行ける程に平均速度が極めて高い。
トンネル内のカーブでどれだけアウトインアウトが出来るか、トンネル内の下り坂で最高速を稼ぐ事が重要。
Tunedで追加されたギア比「SUPER HIGH」をここで思う存分発揮しよう。
超初級C Tuned限定
(2007年11月1日追加)
2593m 0m Revenge on X 前作の超初級が復活。コースアーカイブ8回目の復活コース。
初級 2636m 25m Gateway to Victory 海にそびえ立つ大鳥居が特徴の宮島を元ネタとした真昼の街道コース。
全体的に走り易く癖の無いコースだが、道幅が少々狭く、コーナーでのオーバースピードは禁物である。
初級B Tuned限定 2980m 27m Slippin' Away 前作の初級(初級C)のアレンジコース。同じ形状では無く、全体的に初級Cの脇道を走る様な形となっている。
脇道故にトンネルの長さが短くなっていたり、全体的に海側のコーナーが鋭利になっている。
基本的に緩めのカーブが続くが、初級Cと同じ個所に見通しの悪い急カーブがあり、臨機応変な対応力が必要。
初級C Tuned限定
(2007年9月4日追加)
2169m 13m Morning View 前作の初級がそのまま復活。超弩級Bと共にコースアーカイブ6回目の復活コースとなった。
初級D Tuned限定
(2007年7月3日追加)
2533m 9.1m Wild Instinct 前作の初級Bが復活。超弩級Cと共にコースアーカイブ4番目の復活コースとなった。
中級 1952m 28m Grand Slam 朝の阿蘇山のカルデラを元ネタとした山岳コース。ドリフトモード対応。
砂利道の個所もある他、高低差が非常に激しく、簡単な個所と難しい個所の落差が激しい。
サスペンションセッティングには注意が必要。地面の凹凸を利用してドリフトに持ち込めれば走り易くなる。
中級B Tuned限定 1340m 3.8m Destiny お台場の駐車場で開催されたD1グランプリを元ネタとした特設ショートコース。 ドリフトモード対応。
コース形状は『BG1』の中級に似ているが、ドリフトモード重視の設計故か、全長はシリーズ中でも最短。
中級C Tuned限定
(2007年4月3日追加)
1774m 33.5m The Machine of Rage ドリフトモード対応。前作の中級が復活。コースアーカイブ最初の復活コース。
中級D Tuned限定
(2007年12月4日追加)
1842m 4m Burst of Dust 前作の中級Bが復活。コースアーカイブ最後の復活コースとなった。
上級 3325m 35m True Brave Man F1でお馴染みのモナコ・モンテカルロ市街地コースそのまま。全体的に狭い道幅や、ヘアピンも忠実再現している。
但しシケイン部等の一部コーナーでは不正ショートカット防止用の壁がエスケープゾーンに設置されている。
上級B Tuned限定 4061m 29m Ice Crystals 大雪のシャモニー山中を元ネタとした、『BG1』以来の全スノーコース。
レイアウトこそまだ良心的だが、非常に滑り易く、見た目以上に走り難い。
2連続ジャンピングポイントでは姿勢を崩さない様に注意。
上級C Tuned限定
(2007年5月1日追加)
2208m 30m Groovy Run 前作の上級が復活。コースアーカイブ2番目の復活コース。
上級D Tuned限定
(2007年10月2日追加)
2023.77m 29.3m Battle Gear 前作の上級Bが復活。コースアーカイブ7番目の復活コース。
超上級 5184m 214m Autumn Breeze PS2版『BG2』で超中級として登場した秋の妙義山をリメイク。ドリフトモード対応(2007年10月2日追加対応)。
因みに、一本道の超上級コースも同作以来である。
超上級B Tuned限定 2475m 4m Move On! WRCのスペシャルステージをモチーフにしたスタジアムダートコース。
スタジアムだからこそ出来る立体交差や自分のプレイが中継されているコース上の巨大モニターが見所。
超上級C Tuned限定
(2007年6月1日追加)
2164m 28m The Sense 前作の超上級が復活。コースアーカイブ3番目の復活コース。
超上級D Tuned限定
(2007年8月1日追加)
2765m 10m Wild Instinct ドリフトモード対応(2007年11月1日追加対応)。前作の超上級Bが復活。コースアーカイブ5番目の復活コース。
弩級 5969m 329m Heaven On A Heartbeat シリーズ全作登場で御馴染みの榛名山。前作からグラフィックが小改良されて引き続き登場。
細かい所では、前作まで「不明」とされたコース全長が表記されている。
弩級B Tuned限定 不明 452.4m Be Aggressive ドリフトモード対応(2007年8月1日追加対応)。前作から引き続き登場。
超弩級 7403m 167m The Last Wall 曇天のチュリニ峠を舞台としたシリーズ史上最難関コース。特にレースモードはダントツと言って良いだろう。
道幅がほぼ完全に1車線分の狭さで、尚且つコースが非常に長い。完走に5分を超える事もあり得るので心して挑もう。
超弩級B Tuned限定(2007年9月4日追加) 不明 60m Feel The Noise 前作の超弩級が復活。初級Cと共にコースアーカイブ6番目の復活コースとなった。
超弩級C Tuned限定(2007年7月3日追加) 不明 The Night Diver 前作の超弩級Bが復活。初級Dと共にコースアーカイブ4番目の復活コースとなった。

評価点

  • シリーズを通して磨かれた格別な演出面。
    • 前作をベースに更に美麗化した、シリーズ最高峰のグラフィック。
      • 車の内外装モデリングは勿論、タイヤスモークや霧といった「煙」、特に新規コースの街並みや田舎・山の自然の描写は文句無しの綺麗さとなった。
    • エンジン音等の効果音も、前作をベースに更に微細化。5.1chサラウンドシステム追加の効果もあり、車内視点では実車並みの臨場感が味わえる様になった。
      それどころか、コース脇から聞こえる水の音、鳥の鳴き声、観衆の声、花火の音も車外と車内で聞こえ方が如実に変わる様にもなった。
    • リプレイのカメラアングルもサード屈指の秀逸さ。
      • 初代から(更にさかのぼれば前身作の『サイドバイサイド』から)積み重ねてきたノウハウがあるからこそ、実現できたカメラアングルだろう。
    • 従来は隠し車種で存在した『頭文字D』や『湾岸ミッドナイト』等の走り屋漫画のパロディ要素は今作で排除され、「走り屋参加の合法レース」の雰囲気は全体的に薄まった。
      海外メーカー参加の影響も有ってか、「D1グランプリ」等の「レーサー参加の特設レースイベント」へシフトした印象があり、各コースや演出でもその傾向*4が見られる。
  • シリーズ中で最もリアルな挙動。
    • 前作よりも挙動が全体的にリアルになり、強引な荷重移動によるコーナリングが不可能となった。かと言って誇張でない程度にドリフト制御が比較的容易な所は変わらず継承されている。
      適切に減速、荷重移動を駆使しないとヘアピンが曲がれないリアルさと、扱い易いドリフト制御というゲーム性も両立している。この絶妙なバランスは、他のレースゲームの追従を許さないだろう。
      • リアル系・シミュレーション系統のレースゲームが好きなユーザーからは満場一致で非常に高い評価を得ており、事実上シリーズが終了した事を惜しむ声は今尚絶えない。
        一方で挙動が苦手な人への配慮も抜かりない。余裕ある制限時間、低難易度では適切に遅くなるCPUカー、離されても追い付けるラバーバンド、Tunedでは下記のサポート機能も追加している。
  • シリーズ初の海外車種と海外コースを収録。
    • 国産車も従来通り多数収録し、全53台(無印は30台)の挙動とハンドルの重さも再現。シリーズ恒例の車内視点も勿論全車再現されている。
      登場している海外コースも、アメリカのオーバルとスタジアム、モナコのモンテカルロ市街地とチュリニ峠、フランスの名峰シャモニー山と国際色豊かである。
  • Tunedで更に追加された、初心者に対する手堅いサポート。
    • カーブで自動ブレーキが掛かるATである「簡単AT」を始め、次コーナー予告やブレーキ警告、ドライビングライン表示等、ゲームに慣れていない人に対するサポートが充実した。
      特に簡単ATを選べば、プレイヤーはアクセルとハンドル操作だけに集中すれば良く、コーナー前でアクセル踏みっぱなしでも曲がる時にハンドルさえ切れば大抵は曲がってくれる。
      初心者は勿論、初見・苦手コースに挑戦する経験者でも安心して完走・練習が出来る様になったと言えるだろう。
  • 自由度の高いチューニングシステム。
    • パーツ獲得方は前作の『湾岸マキシ』のようなレース毎から、BG4ガレージでゲーム内通貨のBG(バトルゴールド)を消費してチューニングしていく方式となった。
      下記の様にチューニングパーツ・ドレスアップ(装飾品)は大分豊富だが、エアロで空力や性能が変わる所には注意。
      段階チューニングはいきなり上位のパーツは買えず、Lv.1から順に買わないといけない。
+ チューニングパーツ一覧
項目 解説 備考
駆動系チューン
ブレーキ ブレーキを強化するメニュー。Lv1~3まである。 段階購入
タイヤタイプ スポーツラジアル、HGラジアル、レースタイヤハード・ミディアム・ソフト、ドリフトタイヤが装着可能。ドリフトタイヤのみドリフトに特化したタイヤとなっており、他のタイヤより滑り易くなっている。
スタビライザ スーパーハード・ウルトラハードが装着可能。 前後別
ダンパー&スプリング ローダウン&強化ショック、ストリート・レーシング・ラリー車高調キットが装着可能。 ローダウン&強化ショックのみセッティング済のパーツで自ら設定不可能
軽量化&剛性UP ボディ剛性を強化したり軽量化するメニュー。Lv.1~3まである。 段階購入
ドライブトレイン 駆動系統を強化するメニュー。Lv.1~3まである。 段階購入
ギアボックス載換 載換可能なパーツは現実に忠実である。 一部車種交換不可能
ファイナルギア (加速)←SUPER LOW、LOW、HIGH、SUPER HIGH→(最高速)がある。
エアロパーツ 部分ごとで、ボンネット、サイドミラー、ルーフ、サイドスカート、フロントバンパー、リアバンパー、ウィングが交換可能。
全車種ストリート2種、スポーツ2種、レーシング2種、ラリー1種が用意されている。
ルーフのみ一部車種のみ交換可能でそれぞれ異なる。
ウィングは元々装着されている車種にはウィングレスも可能。原則レーシング2のみダウンフォースの効き目を設定可能。
パワーチューン
エンジンスワップ エンジンを載せ換える。マニア向けも含めて実在している物のみ登場している。
コンプリートエンジンは、最初からフルチューンされている。無印は素敵スイッチが使用不可能だったが、Tunedでは使用可能になった。
一部車種交換不可能。
マニア向けと書かれているエンジンはノーマルより性能が落ちる。これは実在を忠実に再現しているだけなのでバグでも罠でも無い。
マニア向けと書かれていなくても、体感的に性能が低下するエンジンもあるので注意(例:レガシィB4のEJ25)。
エンジンチューン エンジンを強化するメニュー。Lv.1~4まである。Lv.3以上でオーバーテイクスイッチが使用可能になる。
Lv.4は最高速向けなので、通常の場合は低・中速向けのLv.3を装着した方が良い
段階購入。コンプリートエンジンでは選択不可能。
冷却チューン 冷却系統を強化するメニュー。Lv.1~3まである。 段階購入
マフラータイプ 低回転寄りのストリート、低・中回転寄りのスポーツ1,2、高回転寄りのレーシング1,2が装着可能。1は低速向け、2は高速向けである。 グラフィックでも変化する
外部装飾品
ボディカラー 車体の色を変更可能。 カタログカラーのみ最初から所持している。偏光色は一部車種のみ。
ライトカラー ヘッドライトの色を変更可能。
マッドフラップ タイヤの泥除けを装着する。
車種別アクセサリ 車種によって違う専用のアクセサリを装着可能。
ホイール 架空のホイールに交換する。全車種共通である。インチアップ・ワイド化を装着する際には必須のチューニングである。
ホイールカラー ホイールの色を変更可能。全色最初から所有している。 ノーマルホイールでは装着不可能
リムカラー リムの色を変更可能。 ノーマルホイールでは装着不可能
ウィンドウカラー 窓の色を変更可能。
内部装飾品(車内視点で可視可能)
タコメーター 12,000回転スケール。一部追加エンジンを装着した場合は純正タコメーターが振り切ってしまうのでこれを付けた方が良い。
ブースト計 これが無いとブースト計が表示されない。当然ながら自然吸気エンジン搭載車種に装着しても機能しない。
油圧計 リアルタイムで油圧が見れる様になる。 ゲーム的には飾り
油温計 リアルタイムで油温が見れる様になる。 ゲーム的には飾り
水温計 リアルタイムで水温が見れる様になる。 ゲーム的には飾り
時計 リアルタイムでゲームに内蔵されている時間(リアルタイム)を見る事が出来る。 ゲーム的には飾り
  • 充実したボリューム。
    • 前作同様、外部製作されたBGMもコースの雰囲気にマッチしており高評価。今作のBGM作曲はフリーランスの足立賢明氏と阿部学氏が全曲を担当。
      前作の有限会社サウンドウェイブの鈴木貢氏とはまた違った、ギターとドラムを強調した明るめの曲調が多く、中には金管楽器を強調したスピーディーでジャジーな曲も。
      • ZUNTATA*5や鈴木貢氏による過去作BGMの殆ども収録されている。但し初代『サイドバイサイド』の全曲と『BG2』の初級コースBGM「To Become Wild」は未収録。
        後者は元クリスタルキングの田中昌之氏がボーカルを務めている為、権利関係の都合と思われる。
    • 前述したが、稼働中期~後期にかけて「コースアーカイブ」という前作コースの復活が行われ、無事、全コースの復活を遂げた。
    • 筐体で設定しないといけないものの、時間貸しフリープレイ(『beatmania IIDX』でいうPREMIUM FREEモード)に標準対応。また、その設定をした時のみの専用表示も。
  • Tuned稼働から11年以上経過した2018年現在でもオンラインサービスが継続中。公式曰く「当分の間続ける」との事。
    • 但し稼働から大分経ち、最近は有料機能制度が廃止されたこと以外は何も更新が無い為、いつオンラインサービスが終わっても可笑しくないので注意が必要。

賛否両論点

  • エアロが空力に影響する。
    • 現実と同じと言えば確かにそうなのだが、前作では走行性能に影響しなかった為、気に入ったエアロで走りたいプレイヤーからは大きな不満点とされた。
      ある程度腕に自信があるなら見た目で選んでもさほど問題は無いが、タイムアタックでは泣きを見る事になってしまう。
    • その空力変化も、ストリート、スポーツ、レースで一定の効き目があると言った感じでかなり大雑把。どちらかと言えば問題点とも言える。
  • 初心者には理解しづらいセッティング機能。
    • 「本格的で楽しめる」という意見から「面倒くさい」という意見まで様々。今作だけに限った事では無いが、簡易セッティング機能があれば良かっただろう。
  • 痒い所に手が届いていないシステム関連。
    • エンジン音が大きすぎる。BGM音量を最大にしてもエンジン音調整が出来ない為、どうしてもBGMが聞き取りづらい。
    • 前作同様、ハンドルの重さも再現しているが、調節機能は今作でも無い。人によっては疲れる事必至。
      • ハンドルの重さ自体は、当時既に『湾岸マキシ』では一定、『頭文字D ARCADE STAGE*6では調整可能だった。
        今シリーズでは前作の時点で問題になっていたのだから、無印の時点で調整機能を入れるべきだっただろう。
  • 有料機能(ガレージエクステンション)が存在する。
    • 2016年8月1日から有料機能制度が廃止され、下記の全機能が無料で使える様になった。
    • 内容は、レース前後のオリジナルメッセージ、車のサイド、リアウィンドウに貼るオリジナルステッカー作成*7、チーム運営、ライバル募集、TAで走った記録の詳細*8である。
      • とはいえ、競合他社のゲームでは「このゲームにおいて無料で利用可能な要素」ですら大半が有料であることも当時の時点でかなり散見された事を考慮すれば、まだ有情…と見るべきか。
  • 一部超高額なパーツがある。
    • 前述の偏光色と、エンジンチューン(600,000BG)、エンジンスワップ(800,000BG)が該当。しかし1プレイで約80,000~100,000BG増えるので、少々の貢ぎに抑えられているだけマシと言える。

問題点

  • これまで以上に猛威をふるう補正の数々。
    • 強引な追い抜き対策として、イン側からアウト側の他車に接触するとグリップ力が低下する補正が相変わらず存在している。
      今作はこの補正自体は強くないものの、今まで以上にリアリティになった挙動やその他の補正が絡んでしまい、体感的にはシリーズ中で最も露骨になっている。
    • インから他車に「少しでも」接触すると、自車のグリップ力が低下し、減速してもアウトに流されてしまう。逆に他車はグリップが上昇する。
      折角インから抜かそうにもこの仕様ではサイドバイサイドなんかたまったものではない。狭いコースが多いのだから尚更。下手すると無理ゲー化しかねない。
      勿論、イン側が他プレイヤーカーやCPUカーでも適用されるが、後者の場合は下記の仕様があるのでそこまで効き目が無い。
    • CPUカーはコーナリングする直前からグリップ力に上昇補正が大きく掛かる。勿論プレイヤーにそんな補正は無い。前作からある補正だが、今作ではそれがより大きく強化されてしまった。
      • 例えブーストやニトロを使っていても、使っていない時と全く同じ位置でブレーキングする。
      • コーナー直前で自車がCPUカーに接触すると、CPUカーは壁に追突するどころか不自然な速さで見事にコーナリングする
        プレイヤーカーがぶつけられた場合はこれらの補正は適用されないので余計に理不尽さに拍車を掛けている。
      • それ以前にCPUカーの走り自体が従来と同様に限りなく完璧に近い。AIで動いているわけではないので、コーナリングもかなりコンピュータじみており不自然。
    • 文面からでは分かりづらいが、一度でもプレイすればその恐ろしさは一目瞭然。不公平以外のなにものでもない。
      それを見越してか上記の評価点で述べた通り、ラバーバンド機能が存在しているが、それでバランスが取れているとは到底言い難い。
      更に上級者向けコースになるとラバーバンドすら空気になってしまい、上記の補正を利用しないと勝てないレベルである。
  • チューニングシステムにかなり不便な点がある。
    • BG4ガレージ(webサイト)のパーキングスペースは最大60台まで入れられるのだが、初期状態では3台までの上、1スペース購入するには100,000BGが必要
      セッティングも6つまで保有出来るが、初期状態は1つだけの上、1つ追加する度に現在のセッティング数×100,000BGが必要
    • 記載されていない隠し仕様として、パワーチューニングを先に施すと、加速が相当もたつく様になるという大きなデメリットがある。
      駆動系、ハンドリング系の後にパワーチューニングを施せば回避可能だが、いかんせん無記載の為、初見プレイヤーが引っかかる可能性が高いのは頂けない。
    • 今作のファイナルギアは、4つのセッティング済みのファイナルギアの何れかを購入する仕様となっている。いっそ簡易セッティング機能を付ければ良かったのでは?
    • ウイングのダウンフォース調整は、原則レーシング2でしか不可能。上記の性能変化も合わさって、余計にエアロの選択肢を狭めてしまっている。
  • 前作から未登場の実在国産車がいささか多い。
    • 無印で外車、Tunedで前作『3 Tuned』の全コースが追加されたが、その反面国産車が前作から減少。計23台が追加された『4 Tuned』でも未登場の車種が13台もあり、
      具体的にはランサーエボリューションVII・VIII4種*9、インプレッサ4種*10とBE5レガシィ2種*11、EP3シビックタイプR、後期S14シルビア、AE86レビンと何れも人気車である。
      一応、前作同様に近似車種*12が継続登場している車もあるものの、それは極一部のみで、前作で該当車を使用していたプレイヤーは無印・Tunedで2度落胆する事になった。
    • これでもTunedで相当数が復活した方ではあり、『無印4』の時点では車種以前に内容自体が劣化作と言える程に薄かった。
      前作のPS2互換基板からPCベース基板への移行による高精細なグラフィック作成の手間故か、車・コース共に前作よりも大幅に減少していた。
      事実上の前々作である『無印3』とはコース数は同じだが、収録車数では同作の全実在車34台*13に負けていたので、この問題の発生は不可避だったとも言える。
  • ネットエントリーキーの問題。
    • 前作同様に定価500円で売っている高価な記録媒体にも関わらず、保存出来る車種も前作同様1台だけ。その所為なのか、2017年現在では販売終了や値下げ販売している店もある。
      BG4ガレージは60台まで登録出来る仕様があるのだから、せめて1つのネットエントリーキーに60台まで保存出来る様にするべきではなかったのだろうか…。
  • 色変更をRGBでする事が出来ず、予め用意された色のみしか選べない。
    • そして色を変えるのに必要なBGも安いとは言えない。特に偏光色は500,000BGとそれなりに値が張る。
      但しカタログカラー(車種選択画面で選べる色)とホイールカラーは例外で無料と言う配慮はある所は親切と言った所か。
  • レガシィB4のヘッドライトの位置がバグでズレている。

総評

挙動もリアル寄りにしては最高峰に運転する楽しさを感じ取れ、ゴーストの細かい指定、チューニング要素の細かさといった完成度の高さは、間違い無く良作と評価して差し支えない出来栄えである。
だが相変わらず…どころかこれ以上も無い位に悪化したプレイヤーに露骨に不利に働く補正郡や、不便過ぎる仕様が幾つかある等、良点を台無しにしてしまっている箇所もそれなりにあり、手放しに評価可能な作品とは言えないのもまた事実。

ゲームとしての粗はそれなりに目立つとは言え、アーケード作品でも屈指のリアルなレースゲームである事は間違い無い。
今時のアーケードゲームにしては隠し要素に絡む貢ぎ要素も特に無く、アーケード筐体でレースゲームをしたいのならば、自信を持ってお薦めできる一作だろう。

稼働から13年(無印は12年)が経ち、現在もオンラインサービスが継続されている長寿ゲームだが、残念ながら近年ではかなりの数が撤去されており、稼動筐体は僅かしか残っていない。
もしこの頁を閲覧した貴方が本作を遊んでみたいと思うならば、手遅れになってしまう前に稼動筐体を見つけ出し、ハンドルを握ってみて欲しい。


余談とその後

  • PS3を始めとする当時の家庭用新型ハードが高価だったことによる採算面の問題や、『Tuned』稼働開始から程無くしてシリーズの制作チームが散開し、所属していたスタッフの大半がタイトーを退社したことに加え、
    同社を吸収合併した親会社のスクウェア・エニックスの意向の下家庭用部門の大幅な縮小が原因か、稼働から11年が経過した2018年現在においても、据え置き型ゲーム機への本作の移植は行われていない。
    • タイトーを完全に吸収合併した現在はスクエニがタイトー社の家庭用ソフト部門を有してはいるが、旧スクウェア時代の『DRIVING EMOTION TYPE-S』で大失敗した経験があるので、スクエニ名義での家庭用移植は絶望的であろう。
    • また、『ダライアスバースト クロニクルセイバーズ』の様にスクエニ以外の他社に開発・発売を担当させる方法に関しても、そもそも前述の通りシリーズ開発チームの解散及びその所属スタッフの整理解雇もあり、同作の現存資料の残存すらも疑われる可能性がある為これもまた絶望的といったところか。
  • その後タイトーは制作チームを一新した新体制の下で、完全新作レースゲーム「TOPSPEED(トップスピード)」を2009年に発表した。
    • 筐体は同社の「D1GP ARCADE*14」風のシングル筐体で、基板に当時最新の「Type X2」を使用しグラフィックを『BG4』より強化、車は国内外の新旧車が登場*15
      最大の売りとしては専用カードと最大10人のオンライン対戦が導入され、チューニングの保存*16やハンドルに装着されたボタンによる定型チャットが可能だった。
      同年7月にはロケテストまで行われたが、残念ながらそれを最後に続報が途絶えてしまった。お蔵入りと見るべきだろう。
      • あれから9年後、セガより稼働された『SEGA World Drivers Championship』で、初めて最大10人のオンライン対戦が実装された。
  • スクエニ社の完全子会社化&会社再編を経た現在も、タイトーは新作レースゲームの製作を行っていない。もっとも、2010年辺りからレースゲーム自体格ゲーやSTGと共に需要低下に伴う売り上げ氷河期に陥っている為、それ故に競合他社の殆どにおいて新作レースゲームのラインナップの縮小及び開発そのものからの撤退が相次いでいる現状から見ても、タイトーが新作レースゲーム開発に再参入する可能性はかなり厳しいものであろうか。
    時代の流れとは言えども、後世に伝えるべきレースゲーム界の名作を残したメーカーの末路としては、若干寂しいものがある。