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チョロQワンダフォー! - (2021/04/14 (水) 19:24:56) の編集履歴(バックアップ)
チョロQワンダフォー!
【ちょろきゅーわんだふぉー】
ジャンル
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レースゲーム
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対応機種
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プレイステーション
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メディア
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CD-ROM
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発売元
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タカラ
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開発元
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イーゲーム(E-GAME)
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発売日
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1999年8月5日
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定価
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6,090円
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プレイ人数
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1~2人
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判定
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なし
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ポイント
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ゲーム性の大幅変更 レース<探索 まさかの燃料制 特定ユーザーにとっては黒歴史
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チョロQゲームリンク
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概要
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PS版チョロQシリーズの4作目にあたる。
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コース多め、ボリュームたっぷりで高評価を得た『チョロQ3』(以下前作)の後に発売された。
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前作のエンディングで『チョロQ4』の製作・開発を示唆していたが、実際に発売されたのは製作会社の異なる今作であった。
特徴及び評価点
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町要素の充実・拡大
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過去のチョロQシリーズ(以下過去作)のレースメイン、あくまで町要素はサブであったゲーム構造とは大きく変わり、町要素がメインとなった。
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最初から町そのものを走り回り、各町の「Q's ファクトリー(以下Q's)」という場所に行ってレースに参加するという流れになっている。
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レースの受付だけではなく、燃料の補給やパーツの変更、データのセーブもこのQ'sで行うことになる。
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またそれぞれの町にはいくつかの宝箱があり、これを開けることによって車を速くするパーツを獲得することができる。
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過去作はプレイヤー以外のチョロQの存在が皆無だったのに対し、今作は様々なチョロQが暮らす世界が舞台となった。
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チョロQは人と同じような扱いとなっており、RPGさながら他のチョロQと会話することができる。
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イベント・ストーリーの充実
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ゲームの最終目的はワールドグランプリ(以下グランプリ)で総合優勝すること。
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ただひたすらレースが目的であった過去作とは異なり、プレイヤーがレースに出場するための動機も描写されている。
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グランプリの開催には優勝カップの返還が必要になるのだが、前回の優勝者である主人公(プレイヤー)は優勝カップを不注意で壊してしまい、
代わりとなるものを探すべく各地を飛び回る、というストーリー。
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レースで勝ったり、住人のお願いを聴いてあげたり、ミニゲームをクリアしたりすると、スタンプがもらえる。
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チョロQに話しかけるだけで良いものもあれば、各町を行き来しないといけないものなど様々。
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スタンプは全部で百個あり、全てもらうのは大変なもののやりごたえのあるものになっている。
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スタンプを全て集めてからある人物のもとへ行くと、シリーズ恒例のあるアイテムを貰えるのだが…詳細は後述。
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スタンプの他にも、攻略のヒントとなる「メモ」が増えていく。主人公の解説書の口調とメモ内の口調の違いはある意味必見。
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ストーリーが進むと過去に行くことになる。
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過去へ行くのは、前述の通り代わりの優勝カップを手に入れるため。
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過去でも場所は変わらないため、建物や地形、住人はどこかで見たような外観になっている。
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現代の自分のガレージの場所が、過去では地下迷路の入り口となっていたりなど、現代と過去の比較が楽しめるようになっている。
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「ゴールドシティ」や「ブルーシティ」関連の設定は攻略に直接関わるものではないものの、現代と過去の違い(特に後者)から「なぜああなってしまったのか」を考えさせられるものとなっている。
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その他
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エアロパーツが装備可能に。
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勿論、汎用ではなく選んだボディに合わせた専用のデザインが用意されている。
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UI関係では、コースマップは常に左端に表示されるようになった。
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『チョロQ3』までの3部作に比べるとサイズはやや小さめだが、自車や敵車の位置が判りにくいということは無い。
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この仕様はPS2でのタイトル(HGシリーズなど)でも採用された。
問題点
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ゲーム開始時に選択したプレイヤーのチョロQの車種は途中で変更できない。過去作ではボディチェンジが可能だったのだが。
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その車種もたったの6種類。せいそうしゃなどの色物を使う事もできない。
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また、カラーバリエーションも8種類しかなく、単色のみで過去のシリーズでできたレーシングカラー等にすることもできない。そもそもカラーチェンジ自体、ストーリーを正攻法で進めると終盤でしか行うことができない。
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コースはグランプリ専用のコースを含めても全部で10しかない(前作の半分以下)。
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現代において、グランプリに参加可能になるまでは「地下迷路」を用いなくてはならず、町から町への移動が少々面倒。
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グランプリに参加可能になると転送センターが使えるようになり、移動が楽になる。ただし使用するには、各町にある「ドミソビザ」で"ビザ"を受け取っている必要がある。
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もっとも現代のグランプリが開催されている時点で、物語の進捗的には最終盤であり、今更転送センターが使えても…という感じはあるのだが。
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各町、それ以上に地下迷路の構造が複雑にもかかわらず、ゲーム内でのマップが存在しない。
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一応ポケットステーションでマップの確認は出来るがおまけ程度で、現在位置も確認できない。
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コイン集めもかなり大変。集めたら集めたでどこかの街に着かないと、途中リタイヤしてしまうと没収となる。マップが無いのでにマッピングするか、攻略本を見たほうがいいだろう。中には無限回廊の手前に設置されているものもあるので。
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そもそも街を行き来するためになぜハイウェイなどではなく、地下水路に潜り込まなければならないのか?という疑問が生まれるが、これについては特に理由は語られない。
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過去に行くには「タイムユニット」と「ジェットタービン」というアイテムが必須だが、これらの入手が少々大変である。
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レースゲーを期待して買った層からすれば、この作業はなかなか大変だと考えられる。
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一度過去に行くと、グランプリへ参加可能になるまで現代には戻れないため、現代でギリギリ入賞した状態で過去に行くと苦戦を強いられる可能性がある。
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メモ帳は特定の期間でないと記帳されないものがある。
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特に見落としやすいのが「レッドタウンへの地下迷路のルート」で、これは記帳されなくても行けるようになっているため。あるイベント発生前に特定の住民から聞き出さないといけない。
もっともメモ帳に関しては、スタンプとは違って全部埋めても特典は無いのだが。
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一部ミニゲーム、スタンプの難しさ
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クリックで詳細
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ミニゲームの一つである、レッドシティのジム牧場の牛数えゲームが難しい。
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牧場内の牛の頭数を数える必要があるのだが、地形の高低差が大きい上、草の色に紛れて牛の姿が確認しづらいため数えるのが困難。
しかも、牛に接触すると即終了、プレイ毎に牛の頭数が変化するというおまけ付きで、運が悪いといつまでもクリアできない事になりかねない。
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なお、牧場内にもチョロQコインが落ちており、その回収実績もスタンプに含まれる。ただし、クリアできなければコインは没収となるため、前述の仕様とあいまって回収の難易度は跳ね上がる。
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「ブルーシティのレースを一度もぶつからずに完走する」という内容のスタンプがある。
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他のコースは「ぶつからずに入賞」となっているのだが、このコースのみ後述する難易度の高さ故か、「ぶつからずに完走」となっている。
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このコースは狭い道が多い上、かなり入り組んでいるため壁や敵車に接触せずに走ることは困難を極める。普段通りのスピードを出すのは論外だが、遅すぎるのも危険。壁に接触しない様恐る恐る走っていたら後続車にぶつけられた…という事にもなりかねない。
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「サッカーをしてストレートでゲームに勝った」は恐らく本作で最も入手が難しい内容の一つ。
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ただでさえボールをコントロールするのが難しい上、フィールドはオフロードなのにも関わらず、コンピュータは敵味方含めてあくまのタイヤを履いているかのように全くスピンせず、尚且つジェットタービンを常に使用しているかの如く凄まじい加速で挑んでくるため、1点勝ち取ることさえもやっとのところを、1回も負けずに3戦を勝ち抜かなければならない。故に実力だけでなく運も絡んでくるのも難しい理由の一つ。
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賛否両論点
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過去作とはゲーム性が大きく変化したため、賛否両論点が多く、評価も分かれる部分が多い。
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グラフィックのレベルが少し落ちており動きも少し「もっさり」している感じで動きが遅いと思えてしまう。
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今回は町要素に重点を置いたゲームであるため処理しやすくするためグラフィックレベルを落とした可能性はある。
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燃料システムの導入
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今作ではチョロQシリーズで初めて「燃料」という概念が導入され、燃料をなくさないようにレースをしなくてはならなくなった。
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アクセルを踏むだけで燃料が少しずつ消費される他、既述したように「ジェットタービン」を使用することで莫大な燃料が消費される。
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エンジンの一つ「ウルトラターボ」は数あるエンジンの中でも最高のパワーを誇るが、燃費の悪さも最高。その消費量たるや1つ前のエンジンの2倍にもなるほど。ジェットタービンとの組み合わせは特にご法度。
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なお、クラッチも存在し、クラッチを切って燃料の消費や減速を抑える事はできる。これによる惰性走行中(アクセルOFF)は燃料を一切消費しない。
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作中でも解説してくれる者がいるが、エンジンブレーキが効かなくなるため。ガス欠になった際、下り坂であればクラッチを切って惰性で走った方が速い場合もある。
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現実のようなクラッチを急に繋ぐことで起きる(エンジンとタイヤの回転差等による)ショックや減速も無いため、燃費に厳しいレースが増えてくる終盤はクラッチを積極的に活用することが求められる。
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過去作のように好きなように走り回れなくなり自由度が減った。ゲーム性としては少々複雑になったため、合わない方もいると思われる。
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「そもそもゲームで、しかもチョロQで再現されても困る!」との声も多いが、公式は成功とみなしたのか『チョロQ HG2』へと受け継がれてしまう。
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挙動の大きな変更
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チョロQ3までは少ない減速で曲がれたが、今作はしっかりと減速をしなければ素早く曲がれない挙動になっており、慣れるまでが大変。
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前作までのゲーム然とした挙動というよりは、GRAN TURISMOに近いレースシミュのようなやや難しい挙動になっている。前述した燃料システムやクラッチシステムもそうだが、それ自体が悪いという訳ではないものの、チョロQでそれをやる必要があったのかという話である。
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出来自体は決して悪くはないものの、前作までとは違いすぎる方向性に多くのプレイヤーが戸惑う事となった。
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難易度の高さ
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ゲーム序盤で走ることになる「グリーンパーク」でのレースの敵車がやや速く、ハンドリングやブレーキングをきちんとしないと入賞できない。
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街から街へ行く際にミニゲーム的なステージがあるがどれも難しい。中でも「音当て峠」は音を聞き分けて正解を選んでいかないといけない上に一回でも間違えるとやり直し。正解ルートはいつも決まっている為、メモをしながら進めればクリアできるが時間がかかってしまう。
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過去のグランプリは、ジェットタービンの使用が前提のバランスになっているのか、非常に敵車が速い。ジェットタービン無しでは入賞すら危うい程。
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逆に、ジェットタービンの使用を禁止されている現代のグランプリでは適切な運転を行えば追い抜かれることは少なく、かなり拍子抜けな印象を受ける。
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現代のグランプリの最終戦はある隠しコースで行われるのだが、一見かなりの高難易度に思わせながらコースのある特性に気付いて対策するとあっさりと勝ててしまうため、最終戦とは思えぬ難易度となっている。
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パーツショップの廃止
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過去作とは異なり、お金の概念やパーツショップが存在せず、パーツは町などの特定の場所に配置されている宝箱から入手する必要がある。
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レースで勝てない場合に他のコースを何度も走ることでお金を貯め、より良いパーツを購入し、そしてリベンジ、といういわゆる救済処置がない。
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裏を返せば、資金稼ぎをせずとも入賞に必要なパーツを手に入れられるということでもある。序盤2つの町を除けば入賞せずとも次の町へ行ける為、探索を優先すれば高性能なパーツを手に入れて戻ることも出来る。
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ストーリー進行に関わるような一部パーツは、フラグ管理や別のパーツを入手してからなど手順を踏まないと入手できないように対策されている。
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パーツの性能表記のわかりにくさ
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過去作ではパーツ性能がグラフで示されていたため性能を予測しやすかったが、今作では一行だけの説明文しか記載されていないため、具体的な性能がわかりにくい。
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例を挙げると、ビッグタイヤは「比較的万能なタイヤ」と説明されているが実際はロードグリップがやや低めで「万能」とは言い難い性能だったり、ローハイミッションは「ローとハイの2段しかないのだよ」と書かれているだけで特性が全くわからなかったりするなど。
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ただしエンジンだけは例外で、「パワー」と「消費E(エネルギー)」の2項目が明記されているためパッと見でも性能を把握しやすい。
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他にも、レーシングタイヤは「アスファルトでは抜群のグリップだけど」と表記されており、長所を明確にしつつ短所もそれとなく仄めかすような説明文になっているのが秀逸。
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使い所がかなり限定されるパーツがある
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ほぼグリーンパークのゲレンデ専用のタイヤ「スタッドレス」や、ブルーレイクでの水中移動でしか使わないであろう「おもいシャーシ」など。特に前者はQ'sからゲレンデまでの距離がやや長く、道もアスファルトのため滑りやすく走りにくいといった弊害もある。
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「ローハイミッション」に至っては、挙動に癖がありすぎて街乗りも満足に行えないような性能。ちゃんと出番のある先述2種のパーツと異なり、このパーツが必要となる状況は通常ない。
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強いて言えば入手できる時点(現代から過去に行くまで)のミッションの中では最高速が最も高くすでに手に入っている他2種より非常に速いため、無理やり序盤にウルトラターボを入手すれば低い加速力をカバーして次のミッションが手に入るまで使うことも可能。
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スタンプ全回収の特典
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スタンプをすべて集めると、シリーズ恒例の「アクマのタイヤ」を受け取ることができるが、もらった所でもうやるべき事も無いので今更感が強い。
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とは言え性能そのものは今までのシリーズと変わりはなく、一度装備すれば他のタイヤとは次元の違うグリップ力を見せつける。理屈じゃない!
総評
チョロQ3とは大きく異なる今作では、ユーザーによって受け入れられるかどうかが分かれる作品となった。
今作の後、開発元のe-gameは本作の要素を発展させた『HG2』を出すこととなる。
余談
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2001年にベスト版(廉価版)として再発売された際には、ディスクのデザインが黒字にピンク色の文字+イラストに変更された。
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「ふたりであそぶ」モードは初期状態だと「レースコース3つ+ミニゲーム2つ」と少ないが、「ぼうけんに出る」のデータをロードし、すぐにタイトル画面に戻った後、「ふたりであそぶ」を選ぶと、「ぼうけんに出る」のデータの進捗度によって走れるコースと遊べるミニゲームが増える。
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「グリーンタウン」のBGMが、セガが1989年にリリースしたアーケードゲーム「レーシングヒーロー」のステージ1のBGMと酷似している。
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「ブルーレイク」にはちょっとした小ネタがある。
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クリックで詳細
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「ブルーレイク」のQ'sファクトリーは建物がなく、ただそこにレッカー車のチョロQが佇んでいるだけとなっている。
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「ジェットタービン」と「ビッグタイヤ」、そしてその他最強パーツを装備し、勢いをつけてQ'sファクトリーの石碑をジャンプ台にし、右側の壁伝いに走ると後ろに回り込む事ができる。
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そして背後からレッカー車に話しかけると「ようこそ。いかにも、わたしがブラックバスです」と、ブルーレイクの何処かにいる「ブラックバス」と同じセリフを
ほざきやがる喋る。
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勿論その後はQ'sファクトリーに入ってしまうが、出た後もレッカー車を押し出すことができるし、その後にまた話しかけても上記と同じセリフを
ほざきやがる喋る。バグなのだろうか?
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