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エコー・ザ・ドルフィン - (2022/09/10 (土) 21:55:42) の編集履歴(バックアップ)
このページでは、1作目、2作目及び各移植版を解説しています。
エコー・ザ・ドルフィン
【えこー ざ どるふぃん】
ジャンル
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アクションアドベンチャー
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高解像度で見る 裏を見る
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対応機種
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メガドライブ ゲームギア
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メディア
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【MD】8MbitROMカートリッジ 【GG】4MbitROMカートリッジ
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発売元
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セガ・エンタープライゼス
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開発元
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ノボトレード
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発売日
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【MD】1993年7月30日 【GG】1994年3月11日
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定価
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【MD】6,800円 【GG】3,800円(各税抜)
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配信
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Wiiバーチャルコンソール 【MD】2006年12月2日/600Wiiポイント Xbox Live アーケード 【MD】2007年8月15日/400円
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判定
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なし
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ポイント
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イルカで和むアクションゲーム…? 動物保護団体のお墨付き
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エコー・ザ・ドルフィンシリーズ I (3D) / II / CD / Jr. / DC
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概要
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サイドビュー・マップ探索型のライフ制アクションADVゲーム。イルカのエコーが主人公で、竜巻に巻き込まれていなくなってしまった仲間を探して大海原を泳ぎ回るという壮大なスケールの物語が展開される。
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タイトルがどことなく『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』と似ているが、ソニックシリーズとの繋がりは無い。
特徴
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自機がイルカ。これが一番の特徴である。
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障害物にぶつからないように泳ぐとかなりのスピードがつき、その状態では水面で大ジャンプができる。
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海中では呼吸ができないので、空気だまりや泡などで息継ぎをしないと死んでしまう。
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エコーは超音波を出して周辺のマップを確認したり、仲間やシャチなどと会話したりできる。
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セーブは海中にあるクリスタルに音波を当てて行う。クリスタルからは攻略のヒントを得られる事もあるので、攻略の上で重要な拠点となる。
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Aボタンで音波を発射、Bボタンで一定距離を突進するダッシュ。ダッシュは攻撃判定つきで、終わり際に隙がある。ライフは魚を食べると回復できる。
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海中には行く手を阻む岩壁などがあり、謎解きをしてこれらをうまくやり過ごしながらステージを先へ進んでいく。
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敵を含めた登場キャラクターも、前半はみんな海洋生物だが、後半は宇宙生物なども登場する。
評価点
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グラフィックが素晴らしい。青い海と海洋生物たち、なにより主人公のイルカのなめらかな動きは見応えがある。ドット絵である事を考えると、今見てもハイクオリティである。
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スピード感があり、適当にイルカを泳がせてジャンプしているだけでもけっこう楽しい。
問題点
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操作が難しめで、酸欠の概念もあり全体的に難易度が高く、序盤で諦めやすい。
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例えば「岩を運ぶ」というアクションを行う場合、イルカの鼻先に岩を乗っけて目的地まで運ばなければならないのだが、サイドビューなので岩は下方向に向かって落ちようとする力が常に働いている。地面に落としてしまうと拾い上げる方法が分かりにくく、最初からやり直しになる事もしばしば。
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後半では「一旦落として落下地点に先回り」といったアクションも要求される。
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自機を横方向に泳がす時は横長、上下方向に泳がすと縦長のグラフィックになる。縦長状態での岩運びはとても不安定。
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全力で泳ぐと相当スピードが速くなるが、トップスピードでないと攻略できない局面などもある。目が追いつかないので、指先の感覚だけで成否を判断するほどである。
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泳ぎ回るのを純粋に楽しんでいられるのは最初のうちだけ。次第に敵の攻撃は苛烈になり、うら寂しい海底で窒息の恐怖に怯えながらのプレイにも耐えなければクリアはできない。
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最終局面近くで強制スクロールの場面があるのだが(もちろんスクロールに追いつけずに壁に挟まると一発アウト)、ここで「コンティニューして再開した」場合、スクロールの仕方が通常と変化してしまい、ほとんど抜けられないような動き方になってしまうことがある…という致命的なバグがある。
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一度この状態になると、パスワードを用いて最終局面の最初からやり直すしかない。
総評
アクションゲームとして考えると少々ストレスの溜まる仕様であり、アドベンチャーとしては謎解きがわかりにくく、息継ぎなどの面倒な要素が多い。メトロイド、悪魔城ドラキュラ等の探索型アクションゲームと考えた方が近い。
しかしグラフィックはたいへん美しく、クジラや大タコといった海洋生物たちも生き生きと描かれている。
「イルカが主人公で、海を泳ぎまわりながら謎解きをしつつ先に進むゲーム」という概要からイメージされる姿とはかけ離れた高難易度を誇る本作に対し、前半だけやって和むに留めるか、最後まで攻略を諦めないか。ここの違いによって評価や印象が大きく変わってくる稀有な存在である。ストーリーはかなり超展開なので、クリアまで頑張るとなると驚かされる事請け合い。
余談
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日本版は、これでも相当に難易度を下げる方向で調整されている。ダメージ値や敵の数などが抑えられているらしい。
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本作は英国王立海洋生物保護団体の推薦状をもらっている。
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あまりのトンデモストーリーから「断られてネタにする」事を前提にネガティブプロモーションしに行ったのだが、担当者が序盤だけ見て感動したのかあまりの難易度に屈して序盤だけで判断したのか、本当に推薦をもらえてしまった…という顛末らしい。
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セガの自虐癖はこの頃からあったようである。
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ヨーロッパで発売された限定生産パッケージには、Tシャツ、カセットテープの他に、この推薦状が付いていた。
移植・続編
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1994年には3Dステージが追加された続編『エコー・ザ・ドルフィンII』(後述)、同年に本作と2作目のゲームギア版、1995年には本作と2作目をセットにしたメガCD版『エコー・ザ・ドルフィンCD』(後述)が発売された。
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2001年にはドリームキャストにて3Dリメイクされた作品である『ecco THE DOLPHIN DEFENDER OF THE FUTURE』が発売された。
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海外では後にPS2版も発売されている。なお、続編として『ecco II: Sentinels of the Universe』も開発されていたが、残念ながら開発中止となった。
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全シリーズ作を手掛けたAppaloosa Interactiveは映画「ジョーズ」を題材にした『JAWS UNLEASHED』も手掛けている。
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2013年、ニンテンドー3DSのDL配信で復刻版が作られた。内容は後述。
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2021年10月26日に『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online?』初期収録作品の一つとして配信された。
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2019年9月19日発売のメガドライブミニの北米版・欧州版にて本作が収録された。
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また、2022年10月27日発売のメガドライブミニ2にてメガCD版が収録されることが決定した。
エコー・ザ・ドルフィンII
【えこー ざ どるふぃん つー】
ジャンル
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アクションアドベンチャー
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対応機種
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メガドライブ ゲームギア
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メディア
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【MD】16MbitROMカートリッジ 【GG】4MbitROMカートリッジ
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発売元
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セガ・エンタープライゼス
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開発元
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ノボトレード
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発売日
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【MD】1994年8月26日 【GG】1995年2月3日
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定価
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【MD】6,800円 【GG】3,800円(各税抜)
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判定
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なし
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ポイント
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イルカVSエイリアン再び まさかの結末
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概要(II)
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イルカのエコーが世界の命運をかけて侵略異星人と戦う。そんなB級的なストーリーが衝撃だった海洋アクションゲームの続編。海外版では『ECCO THE TIDES OF TIME』のタイトルで発売された
エコーによってヴォルテックスが倒されかつての平和を取り戻した海だったが、新たな異変の兆候はすでに…。
特徴(II)
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基本的なシステムは前作と同じである。あえて解説のいる新要素があるとすれば、3D面が導入されたことだろうか。
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スターフォックスなどにみられる奥スクロール型シューティングのような画面でエコーを操作し、一定数のバブルリングを潜れば突破できる。
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ステージ中では全体的にパズル要素が増えている。
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他にも「仲間に誘導してもらう」「他の動物に変身」など割とバリエーションは多い。
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難易度選択が可能。1作目よりは幅広いゲーマーが遊びやすくなった。EASYでも簡単とは言い難い。
評価点(II)
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あえて多くは語らないが、グラフィックは相変わらずのクオリティ。イルカの描写は1作目よりもリアル寄りになっている。
賛否両論点(II)
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BGM
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完成度自体は高いのだが、全体的に雰囲気が暗い。タイトル画面を見てもらえば嫌でもわかるだろう、最初からその調子である。
+
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EDの内容(ネタバレ注意)
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エンディング
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ラスボスを倒すと晴れてエンディングとなる。仲間たちとともに海を跳ねまわり、感謝の言葉とともにスタッフクレジットが流れ始め、その後最初のステージへと戻される。
+
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エンディング後
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ヴォルテックスクイーンを倒した時、何かが現れなかっただろうか?何か奇妙な生物が……先走って電源を落とさずに前へ進んでみよう、実はここからが本番となる。最初と同じくリングへ―――
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するとエンディング後の続き「EPILOGUE」が始まる。
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アステライトとの会話を経て、タイムマシンを破壊するためCITY OF FOREVERへ―――
+
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... |
ボルテックスクイーンとのタイムマシン争奪戦を経て、タイムマシンへたどり着く。
破壊はやめ、タイムマシンを起動し消えるエコー。
そして夜空を背景に以下のようなメッセージが表示される。
エコーは長い旅の果てにとうとうタイムマシンをみつけました。
マシンを破壊すれば全てが終わるのです。
…本当に終わるのでしょうか…
彼はアステライトの言葉を思い出します…
彼の存在自身が時間の分岐点なのです。
彼は仲間のイルカの言葉を思い出します…
彼の頭の模様は運命の印なのです。
…本当に終わるのでしょうか…
彼は全てを終えるただ一つの方法をみつけました…
タイムマシンを破壊する代わりにエコーは時の扉を開くと、永遠の時間の流れの中に消えていったのです…
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問題点(II)
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難しい。この一言に尽きる(別にゲームバランスが不安定という訳でもないが)。
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前作も難しめだったが、本作も難しい。最悪パズルのヒントがわかりづらい2面辺りで詰む場合もある。
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高難易度の場合、さらに上位の追加ステージまで出てくる。イルカで癒しを得る暇などない。
総評(II)
相変わらずの高難度な上、雰囲気は若干人を選ぶ。
だが、そういう作風に魅力があるのもまた事実。手強いアクションゲームを求めているならば手を出してみるのもありかもしれない。
余談(II)
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クリア後に表示されるシークレットパスワードについて。
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パスワード画面で入力しても弾かれて何も発生しないのだが実は…。
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このパスワード、あるプログラムにかけるとプレイ時間やミス数や効率の良さが詳細に表示されるらしい。当時これを使用したランキング企画があったらしいのだが、大人の事情でお蔵入りとなった。
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つまり没ネタが残っていたというだけの話。これが真相である。
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ちなみに、デバッグモードを使用してクリアすると「こんどはコマンドをつかわずにときましょう」と表示される。
エコー・ザ・ドルフィンCD
【えこー ざ どるふぃん しーでぃー】
ジャンル
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アクションアドベンチャー
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対応機種
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メガCD
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メディア
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CD-ROM 2枚
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発売元
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セガ・エンタープライゼス
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開発元
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ノボトレード
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発売日
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1995年2月24日
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定価
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4,980円(税抜)
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判定
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劣化ゲー
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ポイント
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BGMを差し替えただけのカップリングかと思いきや、 ローカライズが全く異なる。
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エコー・ザ・ドルフィンシリーズ I (3D) / II / CD / Jr. / DC
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概要(CD)
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海外で発売された、エコーザドルフィンの1作目CD版、2作目CD版をセットにして発売したもの。
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ROMカートリッジ版(以下、ROM版と記載)と比較し、色々な要素が追加されている。
特徴(CD)
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BGMが全てCD音源を使用した新規BGMに差し替え。
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エコーザドルフィンの世界観に合う幻想的なBGMが収録されている。
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CD音源はQサウンドで収録されており、ステレオ環境においては立体音響になる。
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CDの大容量を生かし、ステージやCGムービーが追加されている。
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1作目においては、オープニングデモの追加、道中ステージの追加、ムービー2本の追加が行われている。
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2作目においては、1作目のストーリーをダイジェストにした3DCGムービーが鑑賞できる。本編中数か所にクリスタルが追加されており、音波を当てると分割されたムービーが再生される。
評価点(CD)
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1作目のROM版では目的地にあっという間に到着するシーンがあるが、ここに道中ステージが5面追加されている。
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追加ステージには2作目の背景グラフィック・キャラクターが使用されている。
賛否両論点(CD)
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前述したBGMの総差し替えだが、ROM版のBGMがシーンにあった演出で好評だっただけに、好みで評価が分かれる。
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シーン切替時に読み込みが発生し、暗転シーンが少し長い事を指摘する声もある。
問題点(CD)
1作目について
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ROM版の丁寧なローカライズと比較し、CD版は雑とも言えるローカライズで発売されている。
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セガ名作アルバムでROM版のローカライズについて語られているが、これとは別物となっている。
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ROM版ではストーリー性を高める為の文章が多数追加されたが、CD版では基本的に欠落している。
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翻訳は直訳に近い物が多く、ROM版ローカライズで追加された台詞は欠落しているため、
ヒントが大幅に減る
問題が生じている。
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一例として、2面において岩を壊す方法、3面において流れに逆らう方法及び助けるイルカの数、4面におけるヒトデ等が完全にノーヒントとなる。
(取扱説明書はROM版の流用であり、3面まではヒントが記載されているが、一部記載がゲーム内のものと異なる)
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海外版でも会話上はヒントが無いが、代わりにステージ間のパスワード画面に説明文があり、次ステージのヒントとなっている。
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ステージ間説明文の例
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THE LAGOON「The songs of the sea sing of the stone eating stars that live in this place. A dolphin sings for her trapped pod.」
翻訳すると「海の歌は、この場所に住む石を食べる星を歌います。一匹のイルカは閉じ込められた群れのために歌う。」となり、星(スターフィッシュ=ヒトデ)で石を壊すヒントとなっている。
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一部においては、海外版の台詞に説明があるのになぜかカットされている箇所もあり、海外版よりも分かりにくくなっている。
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ROM版は台詞にキャラクター性を付与したり、ストーリーやヒントを語らせる台詞を追加して遊びやすく配慮されているが、そういった要素は基本的に無くなっている。
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有名な意訳「こざかなはおいしい」だけは採用されているので、0面だけ遊ぶと同じ翻訳だと勘違いさせられる。
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未翻訳、字幕無しの英語ナレーション付きムービーがそのまま流れる。
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ストーリーや状況が詳しく解明される「THE LIBRARY」ステージにおいて、2か所の会話がムービーに差し変わっている。イルカの映像が流れ、
英語で合計6分に及ぶナレーションが流れる
が、内容が全く分からない。
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流石に自力で聞き取って翻訳しろというには無理のある部分である。
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英語が未翻訳のままになっているクリスタルがある。
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ステージ「ORIGIN BEACH」の隠しメッセージの表示がおかしい。
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ROM版と比較して全体の難易度が上昇している。
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ROM版ではローカライズにより色々な点で難易度を下方修正されているが、CD版では海外版のままになっている模様。
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敵の数が増加し、回復ポイントが減少、罠が増えている。
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ROM版で救済措置として追加設置されていたギミック解除用キャラの消失。
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前述の海外版以上のヒントメッセージ減少もあり、難易度は海外のCD版以上に上がっている。
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本編の会話台詞上に大量に誤字がある。
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具体的には3文字がキャラ指定ミスか違う文字が表示されており、「を→ん」「ご→ょ」「ぎ→っ」と表示されている。
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誤字の例
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「ごめんね…」→「ょめんね…」
「ぼくは あとをついていくから みちを おしえて」→「ぼくは あとんついていくから みちん おしえて」
「かぎのうたを さがせ」→「かっのうたん さがせ」
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セガ名作アルバムの「おもいでがいっぱい」ページに、誤字について言及された読者メールが紹介されている。これによると、セガに問い合わせると正誤表と修正版ディスクが貰えた模様。ネット上で見られるプレイ動画は誤字のあるものばかりなので、修正版の流通量はかなり少ないと思われる。
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追加ステージ部分は処理が別なのか、上記の誤字が発生していない。
2作目について
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こちらは1作目のようなローカライズの違いもほとんどなく、大きな問題点はない。
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一部、ROM版にあったヒントを語るクリスタルが消失していたり、最終盤に文章が英語のままの部分があるが、1作目のような致命的なヒント不足に陥るような場面ではない。
総評(CD)
1作目
ROM版で丁寧に行われたローカライズが全く引き継がれておらず、細部の確認も甘くヒントの大幅欠落が発生している。
ただでさえ難しいと評されるゲームにおいてこの問題は大きく、ステージ追加等の利点があっても
そこまで辿り着けなくなる可能性も高く、総じて劣化していると言わざるを得ない。
初見でCD版を遊ぶのはお勧めできないが、追加要素の出来は素晴らしいものなのでROM版を遊んだ後にプレイして欲しい。
2作目
CD音源を生かした新しいBGMと、当時の最先端である3DCGムービーが美しく、正統なアップデート版と言える。
余談(CD)
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海外版では1作目と2作目は別々に発売されている。
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1作目は海外ROM版に存在したバグ等の修正、日本ROM版ローカライズ時の改善点を取り込んだ、文字通りの完全版として発売された。
移植(CD)
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1996年に1作目のみWindows95版として移植された。
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イルカの姿は2作目仕様、2作目の3DCGムービーも強引に1作目道中に追加するという独自仕様になっている。
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16bitアプリであるため現行の64bit環境はおろか、WindowsXP環境でも正常動作させることが難しい。
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非公式だが海外の有志により、現行の64bit環境で動作させ、演出面の問題も解消させるパッチが配布されている。
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2022年10月27日発売のメガドライブミニ2にてメガCD版が収録されることが決定した。
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先行公開された映像では誤字が無かったので、誤字修正版が収録されると思われる。
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文章自体は誤字のあるCD版と同様なので、ヒントが減少している部分はそのままだと思われる。
3D エコー・ザ・ドルフィン
【すりーでぃー えこー ざ どるふぃん】
概要(3D)
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1作目の、おおむね忠実な移植作。グラフィックが立体視に対応している。
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立体視は雰囲気を崩さず非常に美しく仕上がっているし、気に入らなければ弱めたり切ることも可能。どうしても気になる点と言ったら、携帯機ゆえ画面が小さくなったことくらいだろう。
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立体視対応とは別に難易度緩和策として、クイックセーブ&ロード機能と無敵モードまでが追加されている。