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ドラえもんのクイズボーイ - (2021/04/10 (土) 17:25:57) の編集履歴(バックアップ)
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ドラえもんのクイズボーイ
【どらえもんのくいずぼーい】
ジャンル
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教育
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対応機種
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ゲームボーイカラー(専用)
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発売元
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小学館
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開発元
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不明(ウィザード?)
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発売日
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2001年1月12日
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定価
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3,800円(税抜)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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学習ゲームとしてもキャラゲーとしても悲惨 実は出木杉が使える
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ドラえもんシリーズ
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概要
小学生向けのドラえもんのクイズゲーム。小学校の教科書から出題された約4500問の問題が収録されている。
特徴
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ゲームモードは4つ。
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ひとりプレー: CPUと対決するモードで、ドラえもんを使用しのび太、しずか、ジャイアン、スネ夫、出木杉の5人をうち1人を選び、ゲームルールを決めて対決するモード。
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つうしんたいせん: 通信ケーブルを使用し最大2人で対戦できるモード。
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チャレンジ: ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫、出木杉のうち1人をプレイヤーとして選び、6人のCPU(このゲームのオリキャラ)と対決するモード。ゲームルールは自分で選べず、全ての相手に全てのゲームルールで対決する方式。6人倒すと認定証がもらえる。
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オプション: ゲームの難易度や文字スピードを変更できる。
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ゲームルールは3種類。
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アップダウンクイズ: 正解すると1段上に上がり、最上までたどり着いたほうが勝ちとなる(ただし不正解だと1段下に下がり、最下まで下がると強制的に負けとなる)
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タイムトライクイズ: 唯一相手が参加してこないルールで、プレイヤーはもともと設定されている相手の問題の正解数を越えれば勝利。常に制限時間があり、時間までに相手の正解数を越えられなければアウト。
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パネルアタッククイズ: お互いに1回ずつ、国語、算数、理科社会、ノンジャンル、ドラえもんクイズのいずれかの問題のパネルを自由に選んでいき、正解するとポイントがもらえる。全てのパネルを選び終わって正解のポイントが高いほうが勝ち。
問題点
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問題の質が悪すぎる
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「次の中で一番長い線は?」や「4と7、大きい数はどっち?」など小学生を馬鹿にしているとしか受け取れないレベルの問題が出てきたかと思えば、「神奈川県の箱根用水をつくるのに努力した人物は?」など大人でも悩む問題が出てきたりとバランスが悪い。
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小学生向けといえないような語句での漢字穴埋め問題や、よく似た字で意図的に誤字を仕込んだ問題など学習ソフトに根本的に向いていない問題も多い。
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そもそもの問題の答えが間違っていたり、誤解を与えかねないものとなってしまっているものもある。
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例として、「次のうち食べられるのはどれ? …1.ウシ、2.モグラ、3.ネズミ」という問題に対して、日本国内での一般的な認識はともかく、三種とも地域によっては食されているうえ、食べるべきでないとか普通は食べないとかいった意味で除外するなら、今度は「食べられない」地域や宗派が三種すべてに存在する。
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本作は「小学生向け」で「学習」ジャンルだとうたっているため、余計にまずい。
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難易度の設定が極端すぎる。
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基本的に問題文が全て表示されたら問題文は全て消え答えの選択肢のみが表示されるのだが、文字表示スピードを「はやい」にしていると、問題文が最後まで表示されたら次の瞬間にはもう消えている。問題文を読む時間が全部で1~2秒しか無く、しかも数字の計算問題などは肝心の計算式が文章の最後にあるため、計算式の部分を見る猶予は0.5秒以下。問題が難しいとか対戦相手の早押しが速いとかの難しさ以前の問題で、
問題文を読む事が許されない
という難しさにぶつかる。
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これとは別にゲーム難易度の設定項目があるため、この設定項目にこんな落とし穴があるとは思わず、ゲームをサクサク進めたいと思ったプレイヤーはこの落とし穴にはまりやすい。
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かといって文字表示スピードを下げると、今度はゲーム全体のテンポが悪くなってしまい、ストレスが溜まりやすい。
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ドラえもんネタがマニアックすぎる
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「ドラえもんが生まれた工場の名前は? …1.ヤツシバ、2.ハツシバ、3.マツシバ」など本当に詳しくないと分からないような問題が多い。
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ドラえもんネタが劇場版第一作にまで及ぶので、当時の子供たちには理解できない問題も多かった。
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いまひとつ盛り上がらないゲーム。
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ゲーム感覚で学習するにも地味な内容なので、「これを買うくらいなら『ドラゼミ』でも取ったら…?」と言いたくなる。
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BGMも単調なので、音楽で場の雰囲気が盛り上がるなどということは全くない。
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原作に無関係なキャラクター。
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「チャレンジ」モードで登場する6人のキャラは、オリジナルと思われる妙なキャラばかり。
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その例として、何の変哲もないカニや、のび太の格好をした猿人、液晶に1つ目のパソコンなど。
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ドラえもん以外のキャラの芸が手抜き。
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クイズで、ドラえもんは正解すると喜んだ顔になり、不正解だと困った顔になるという芸があるのだが、それ以外のキャラクターは正解しても不正解でも表情が変わらない。
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ジャギーがひどすぎる。
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いくらGBとはいえドラえもんの顔がギザギザになっているのはキャラゲーとしていかがなものか?
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キャラクターデザインがひどい
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のび太の目が異常に大きく顔の半分近くを占めているが、ジャイアンは目が小さすぎるという何とも言えない絵になっている。
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各キャラとも首が短すぎて気味の悪いものとなっている。
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クイズシーンになると、このもともとひどい絵が、口をただパクパクさせるというモーションも相まってもはや漫画の面影がない。
評価点
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クイズが小学校低学年・中学年・高学年まで対応している。
総評
学習ゲームとしての役割を果たしているかも怪しく、キャラゲーとしても飽きやすく地味な内容の作品となってしまった。
『マリオパーティ』のようにミニゲームの要素を取り入れたり、キャラデザインやBGMをしっかり練り上げていたら、佳作になる可能性が十分あった作品だけに、ドラえもんファンには何とも言えない無念さが残る一本となった。
また、この作品をお年玉で買った子供たちはそのあまりのひどさに後悔することになってしまった作品でもある。
余談
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実は、出木杉をプレイヤーキャラとして使えるゲームは今作が初である。
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2002年には続編『ドラえもんのクイズボーイ2』が発売されている。
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タイトル画面のイラストは『ドラえもんのスタディボーイ6』のカセットのイラストの使い回しである。