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ザ・シムズ3 - (2014/06/09 (月) 10:04:08) の編集履歴(バックアップ)


The Sims 3

【ざ しむず すりー】

ジャンル シミュレーション
対応機種 Windows XP/Vista、Mac OS X
発売元 エレクトロニック・アーツ
発売日 2009年6月4日
定価 5,460円
ポイント 前作から削られた要素がある
その分魅力的な新要素も多いが、現時点ではやれる事がまだ少ない

本記事は、アドオン第一弾発表時点でのものです。
※追加パックなどによる拡張が行われているため、記事未完


概要

人生をシミュレーションする革新的なシリーズの第三弾。今作の開発元はエレクトロニック・アーツで、生みの親であるウィル・ライト氏はノータッチ。

評価点

  • 要求スペックの低さ
    • 普段あまりゲームをしないライトユーザーもプレイできるように、あまりPCスペックを要求しないのが特徴。2009年発売だが、Pentium4 2.0GHzのXPで動作する。
  • グラフィック・キャラデザの進化
    • 全体的にグラフィックの質が上がり、キャラクターのデザインは良い具合にリアルになった(初代と『2』の中間ぐらい)。カートゥーン風にある程度デフォルメされた前作と比べさらに表情豊かになり、美人やイケメン、壮年も作りやすくなった。また体型のバリエーションも増え、極端に太っているキャラクターを作ったりする事もできるようになった
  • 箱庭ゲームになり、町と自宅をシームレスで切り替えできるようになった。
    • 自宅から公共施設に移動すると長いロードが挟むようになっていた前作と違い、一度の読み込みで全ての場所にシームレスで移動できるようになった。また箱庭ゲームになった為、町を自由に散策することが出来るようになっている。ホームレス生活といった特殊の遊び方も出来るほど自由度が抜群に上がった。
      • これにより他のキャラクターの家を訪問したり、寝泊りする事ができるようになった。ちなみにこれは前作で搭載予定だった機能のひとつである(もうひとつは四季の概念だが、これは今作には搭載されていない)。
  • システムのシンプル化
    • キャラクターの状態を表す欲求ゲージの種類が減り、また回復しやすくなった。スキルを習得する為に必要な時間が短縮されたり、仕事の昇級のペースが上がったりと全体的に遊びやすく、簡単となった。
  • キャラクター作成のシステムが一新
    • 数種類のステータスにポイントを振るだけだった前作と違い、数十種類もの「特質」を自由に組み合わせることでキャラクターの個性を作り出せるようになった。「特質」は精神面、肉体面、社交面、生活面の四つのカテゴリーに分けられており、例えば「正気でない(Insane)」を持つキャラクターはスーツでプールを泳ぐと言った奇行に走ることも
  • チャンス(サイドクエスト)の要素が強化された
    • 前作では仕事中に時々文章で選択肢が与えられ、どちらかを選ぶとランダムでボーナスが貰えたりしたが、今作では「ケーキを焼いて○○の家に届けろ」や「スポーツに関する本を5冊読め」など、よりバラエティ豊かになった。これらのサイドクエストは仕事の昇級に関わる為、これまで味気なかった昇級という作業に少しアクセントが加えられた。
  • 音楽は相変わらずクオリティが高い。ちなみに前作とは作曲家が違う。
  • ソーシャル機能の強化
    • 最初はFacebookの連携などに留まったが、追加コンテンツなどで自分のシムが他人のプレイ画面にNPCとして登場してコンサートを開くなどといった要素も追加されていった。
  • カスタムコンツ
    • ゲーム中でも専用クライアントでシームレスにダウンロード追加できるようになりPC知識に乏しいプレイヤーでも導入が容易になった。
    • EA側で制作している有料コンテンツがあり、これらの種類も豊富で家の建材や家具やアバターパーツ多岐に渡る。
    • ユーザメイドのカスタムコンテンツの配布についても専用の投稿サイトは強化され、カスタムコンテツの作者にも便利になっている。

問題点

  • バグ
    • 細かいバグが多く、二度目のパッチでかなり改善されたものの、一向にバグフィックスされないものも存在する(カスタム音楽が使用できないなど)
  • 町をデザインすることができなくなった。
    • 前作のように自由に建物や施設を建てる事が無くなり、予め用意されたマップでプレイする事になる。また改築モードの使い心地も劣化してしまった。おそらく今作の最大の問題点であり、批判の対象となっている。一応、デフォルトのマップのデキが良く、無料で新しいマップをダウンロードできるのが救い。
      • 現在は公式で配布されているツールで地形から町並みまでデザインする事が出来るようになっている…が、ハードルは高い。
  • 公共施設の中を覗けなくなった。
    • これまでのシリーズではショッピングモールやレストラン内でも操作できるようになっていたが、今作は一旦キャラクターがそういった施設の中に入るとプレイヤーは一切干渉できなくなった。例外として、図書館と言った一部の施設はこれまで通りキャラクターに指示を出す事ができる。
  • 評価点として挙げられているシムの新しい容姿のデザインを改悪と捉えているファンも少なからず存在する。子供世代で可愛い顔に調整すると成長後にとんでもない顔立ちになる度合いが前作より遙かに酷く、上の世代で美人・美男にした状態で子供に変換すると総じて野暮ったい顔になってしまう。

現在

  • 8本ものアドオン(拡張パック)が発売された前作と比べてまだまだやれることが少なく、今作のシステムが根本的に受け付けないユーザーも少なからず居る為、賛否両論あるゲームとなった。
    しかし今作向けのアドオン第二弾ではシリーズで初めて仕事中のキャラクターを操作出来るようになる予定など、これからの展開が期待されている。