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クラッシュ・バンディクー レーシング - (2016/09/13 (火) 06:30:25) の編集履歴(バックアップ)
クラッシュ・バンディクー レーシング
【くらっしゅ ばんでぃくー れーしんぐ】
ジャンル
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レース
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対応機種
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プレイステーション
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発売元
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
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開発元
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Naughty Dog (ノーティドッグ)
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発売日
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1999年12月16日
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定価
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6,090円
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配信
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ゲームアーカイブス:2008年6月11日/600円(PSVITAでは配信停止)
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判定
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良作
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クラッシュ・バンディクーシリーズリンク
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概要
PSで爆発的な人気を博したアクションゲーム『クラッシュ・バンディクー』のレースゲーム。
開発は他シリーズ同様に、ノーティドッグが担当。
ストーリー
カートレースが大流行していた地球に一人の宇宙人がやってきた。彼の名は「エヌ・オキサイド」。宇宙最速の称号を持つ凄腕レーサー。
さまざまな星で宇宙最速の称号を賭けてレース勝負を挑み、自分に負けた星の文明を滅ぼすという恐ろしい宇宙人である。
彼は「自分が勝ったら地球の表面をすべて舗装して、自分が分捕ってきた乗り物コレクションの駐車場にし、さらに地球の人々を全員奴隷にして一生車磨きをさせる」と宣言。早速地球の代表レーサーを選出しろと要求。
ほのぼのとしたレース大会は一変、地球の代表を選ぶ大事なレース大会と化した。
特徴
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本作の特徴は、ドリフトやジャンプ時にアイテムを使用せずにターボを行える事である。
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他のレースゲームでも似たシステムはあるが、今作はターボを制する者はレースを制すると言えるほど、ターボの影響が大きい。
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「ジャンプターボ」はある程度の高さをジャンプすることでターボがかかる。大きなジャンプ台はもちろん、細かい凹凸程度でも上手くジャンプすればターボをかけられる。ドリフトをかけられそうにないような狭い道でも凹凸があればコンボをつなげられる。
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「ドリフトターボ」は本作をプレイする上で絶対に欠かせない存在。ドリフト中の追加入力で3回まで連続でターボをかけることができ、「ターボ、ターバー、ターベスト」と回数が増すごとに効果も強力になる。
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それ以外にはコースにある加速床を使ったターボ、アイテムを使ったターボ、スタート時・復帰時のロケットスタートがある。
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また、ターボを連続で決めると「コンボ」が繋がる。コンボ数が増えれば増えるほどターボの持続時間が増していく。
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そのため、やりこめばやりこむほど爆発的にタイムを縮められる。コースによってはスタート直後からレース終了まで途切れることなくターボを継続する事も可能。
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これまで敵だったキャラクターもプレイヤーが使えるようになっている。
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もちろん、クラッシュシリーズでラスボスを務めてきたコルテックスも使える。
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尤も、その理由は正義に目覚めたのではなく「自分以外の奴に地球を征服されるのが気に入らない」ようだが…。
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キャラそれぞれに応じてカートの性能も変わる。
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選択時に性能の善し悪しを表すゲージが表示されるので、性能判断も楽。
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見るからに軽そうなキャラは旋回・加速重視、荒っぽそうな奴は最高速重視でそれ以外の性能が悪いなど、見た目でも大体判別できるものになっている。
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それら以外にもエンジン音が4種類あるのでそちらでも判断することもできる。
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条件を満たせば使える隠しキャラの他、通常では出せない操作キャラも存在する。
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当時はコロコロコミックの懸賞でしか手に入らなかったが、現在では隠しコマンドで出せることが判明。性能は隠し中の隠しキャラらしく全てにおいて高い。
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キャラクター一覧
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初期キャラ
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クラッシュ・バンディクー
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おなじみ主人公。加速、旋回性能、最高速が安定しているバランス型。
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ココ・バンディクー
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『2』以降登場したクラッシュの妹。加速性能が高く、最高速もそれなり。だが、旋回性能に難あり。
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ポーラ
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『2』で乗り物として登場した白熊。旋回性能に優れ、加速もそこそこ。だが、最高速が遅いため競り合いでは負けがち。また、緩やかなカーブなど旋回性能の高さが仇となる場面も。初心者向けのキャラ。
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プーラ
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『3』でココの乗り物として登場した虎。性能はポーラと同じ。
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ネオ・コルテックス
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エヌ・ジン
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『2』以降登場、コルテックスの新しい参謀で機械技師。性能はココと同じ。
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タイニータイガー
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『2』以降登場、強化されたタスマニアンタイガー。最高速に優れるが加速・旋回性能が低い。特に加速性能が最も悪いため、運転ミスをしたり妨害されたりすると復帰は難しい。上級者向けのキャラ。
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ディンゴダイル
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『3』で登場、コルテックスによって作られたディンゴとクロコダイルの合体作。性能はタイニータイガーと同じ。
隠しキャラ
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リパー・ルー
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『1』『2』で登場した、洗脳されてハイになったカンガルー。「みなみのしまエリア」のボス。赤ダイヤチャレンジの制覇で解禁。性能はポーラ、プーラと同じ。
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『2』では治療により大人しくなっていたが、本作では終始ハイな状態となっている。
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パプパプ
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『1』で登場した原住民の長。「こだいのいせきエリア」のボス。緑ダイヤチャレンジの制覇で解禁。性能はタイニータイガー、ディンゴダイルと同じ。
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コモド・ジョー
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『2』で登場したコモド兄弟の兄。「ツルツルゆきやまエリア」のボス。青ダイヤチャレンジの制覇で解禁。性能はクラッシュ、コルテックスと同じ。
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ピンストライプ
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『1』で登場した、強化されたイタチ。「そらとぶようさいエリア」のボス。黄ダイヤチャレンジの制覇で解禁。性能はココ、エヌ・ジンと同じ。
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エヌ・トロピー
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『3』で登場、IQ1061の天才科学者で時間博士。「ひたすらトライアル」のゴーストとして登場し、全コースで勝つと解禁。性能はタイニータイガーと同じ。
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ニセクラッシュ
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『3』で登場した、クラッシュの偽物(眉毛、鼻、歯などが差異化されている)。『3』では条件を満たした際に少しだけ登場する程度で、本格的な参戦は本作が初。紫ダイヤチャレンジの制覇で解禁。性能はクラッシュと同じ。
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グリン
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『2』に出てきた雑魚ペンギン。ただし体の色が黒かったりマフラーを着けていたりなどいくつか違いがある。加速、旋回性能、最高速とすべての性能が高い万能型。もともとは懸賞でしか手に入らなかったキャラだが、現在は隠しコマンドで解禁できる。
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アイテム要素
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ステージに配置されている「?箱」を壊すと、アイテムが入手できる。これらのアイテムを有効活用することでトップとの差を縮めたり対戦相手の走行を妨害することができる。
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アイテムもコースに設置して誰かが接触すると頭に被さり一定時間で爆発する「爆弾箱」、前方の敵を追尾する「ミサイル」、即座にターボがかかる「ぶっとびブースター」といった普通のアイテムから、必ず一位に命中し設置アイテムでの防御も不可能な「おっかけボール」、敵のスピードを大幅に落とす「びりびりウォッチ」、一定時間無敵+速度上昇+悪路の影響無効の「アクアク(ウカウカ)」といった一発逆転を狙えるアイテムまで様々。
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また、各所には「リンゴ(シマ箱)」も配置されており、これを取ると少しずつ最高速が上がっていく。
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10個取ると最高速となり、入手できるアイテムが強力なアイテムに変更(爆弾箱→ニトロ箱、つるつるオイル→あめふりオイル)されたり、性能が強化(ミサイルは弾速と誘導性能が強化、追っかけボールは前にいる全ての敵車を攻撃するようになるなど)される。ただし、アイテムの攻撃を受けたりコース上の仕掛けに接触したりするとリンゴが減ってしまう。
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レースゲームらしく順位に応じて大まかな出現アイテムも変わる。上位にいると強力なアイテムはまず出ないが、下位にいればおっかけボールやアクアクといった強力なアイテムが頻繁に出現するため、逆転劇も起きやすい。
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また、一人プレイの場合は2~4位程度の中間辺りの順位でも強力なアイテムが出やすくなるようになっている。加えてCPUは強力なアイテムをほとんど引かないため、スムーズなコース取りやコンボを繋げるテクニックがあれば妨害をものともせず独走も狙えるというバランスに落ち着いている。
評価点
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ボリュームのあるストーリーモード。
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一位を取ることで獲得できる「優勝カップ」に加え、規定タイムより速くゴールすることで獲得できる「タイムトロフィー」、コースに配置されたC、B、Rの三つの文字を取得して一位になる「CBRメダル(CBRとはこの作品の頭文字をとったもの)」、4つのコースを順に走り、総合得点を競う「カラーダイヤ」の収集要素がある。
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CBRメダルは殆どがメインコースから離れた場所やターボ等で加速しないと取れない場所に配置されており、工夫して取る必要がある。その際にタイムロスが生じ、そのロスを埋めるためのやりこみ要素がある。
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その他、エリアごとに1対1で競うボス戦、制限時間内にパワーストーンを回収するボーナスチャレンジもある。
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また、ストーリーモードでの全体マップは非常に広大なものであるが、ロードや処理落ちによるイラつきが起こらないように工夫されている。
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そもそもこのゲームは全体的にロード時間は比較的短めだったりするが。
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通常のエンディングに加え、今回も真のエンディングが存在する。通常クリアに必要な優勝カップに加えタイムトロフィー18個(通常コース16種類と条件付きコース2種類)、CBRメダル20個(ボーナスチャレンジの4個を含む)、カラーダイヤ5個が必要となるため簡単には見られない。
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内容はレーサーのその後(「ネットショッピング事業が成功」「スタントドライバーになった」など)が紹介され、スタッフロールの後にはクラッシュの歴史を振り返るイラスト集、ノーティドッグの社員の紹介と続く。あっさりしていた過去作のエンディングに比べると充実している。
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やりこみ要素のあるステージ。
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高低差の激しいステージから、ドリフトやターボの技術が求められるステージなど、ステージは様々。
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これらのステージギミックを生かしたショートカットも数多く、一つ一つのコースを徹底的にやり込める。
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特にタイムアタックではCPUと対戦することがあり、そのCPUもショートカットを使ってくるので、走り方の参考になると同時にやりこみ度が増す。
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二つのタイムアタック
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ストーリーモードで挑戦する「めざせタイムトロフィー」に加え、もう一つのタイムアタックモードである「ひたすらトライアル」が用意されている。
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タイムトロフィー獲得を目指す際には、前作『3』のタイムアタックと同じようにステージのいたるところにタイムを短縮してくれる箱が設置される。タイムアタックではいかにこれらの箱を壊しつつ、効率の良い走りを行うかの戦略性が求められる。
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トロフィーにはサファイア、ゴールド、プラチナの三種類あり、最高位のプラチナトロフィーの獲得のためにはそれらのほぼ全てを壊さねばならず、相当な研究と練習が求められる。
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ただし、真のエンディングを見るためにはサファイアトロフィーだけでも問題ない。上位のゴールドやプラチナは厳しいが、サファイアの規定タイムはかなり緩めに設定されているため、レースゲームが苦手なユーザーでも十分達成できるようになっている。
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一方、「ひたすらトライアル」はタイム箱が一切出現しない、いわゆる普通のタイムアタック。タイム箱のことを気にせず、純粋な運転技術やライン取り、ターボコンボが必要とされる。
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こちらのタイムアタックではゴーストも出現する。そして最初のゴーストに勝つとさらに速いゴーストが出現し、その走りを参考にすることでさらに良い記録を狙えるようになる。
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やり込んだ分だけ現れる、豊富な隠しキャラクター。
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キャラクターのボイスも豊富で、レース中にはあらゆるキャラがターボ時や攻撃時、被弾時、順位変動時などでガンガン喋りまくるので、雰囲気が単調にならない。
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キャスティングも有名所を起用しており、手は抜いてない。
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一人で普通にCPUと対戦する「とにかくレース」、複数人で遊べるバトルモードを搭載。
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「とにかくレース」ではレーサーとコースはもちろん、CPUのレベルや周回数も自由に選んでレースを行うことができる。本編のカラーダイヤチャレンジと同じく4レースの総合ポイントで順位を競うモードもあり、優勝するとバトルモードの隠しコースが解禁される。
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バトルモードは普通にレースを行う「みんなでレース」と、狭いコースでアイテムを駆使して戦う「みんなでバトル」の2種類。
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「みんなでバトル」は勝利条件の設定、出現アイテムの設定が可能。コースも全7コース(3つは隠しコース)と多め。
不評点
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あまりにもターボが強力すぎるため、腕の差があると対戦が成立しなくなる。
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一応、順位が低いとスピードが上がる・強力なアイテムが出やすくなるなどの救済処置はあるが、その程度ではまず足りない。
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一部のコースのショートカットは非常に凶悪で、いざ成功するととんでもないタイムを叩きだせる。
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一人プレイやタイムアタックなら問題ないが、これを対戦でやろうものならリアルファイト確実。
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メモリーカードの空き容量がないとストーリーモードを最初から始められない。地味に痛いかも。
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ボスキャラ・隠しキャラなどのカート性能をゲーム中で確認することができない。
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一応グリン以外はエンジン音で判断可能となっているのが救いか。
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ラスボスであるエヌ・オキサイドをプレイヤーが使用できないこと。
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タイムアタックでエヌ・トロピーのゴーストを負かすとエヌ・オキサイドのゴーストが出現するため、このゴーストを全ステージで負かせば使用可能になるといったデマが散々流れた。多数用意されている隠しコマンドでも使用不可能である。
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改造コード等でエヌ・オキサイドを使用している動画を見ると、ストーリーモードで戦った際には基本的にしゃべらないボイスを発している。ここまでやっているのに使用できないというのは残念な限りである。
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ちなみに、続編『クラッシュ・バンディクー 爆走!ニトロカート』では使用可能となっている。
総評
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レースゲームの常識を破り、一見バランスが崩壊していそうで絶妙のバランスの上に成り立っている本作は、PSを代表するレースゲームとして非常に評価が高い。
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ちなみに、現在ではアーカイブス化されてPSNで配信されており、PSPとPS3でプレイできる。
余談
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今作のラスボスであるエヌ・オキサイドは堂々とフライングをする。今ではネタとして語りぐさになっている。初見の人は呆然とするだろう。
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恒例の隠しおまけ動画も収録されている。
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今回の内容は着ぐるみのクラッシュとニセクラッシュがレーシングカートを使ったレースを行うというもの。
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起動時にコマンド入力で『スパイロ×スパークス トンでもツアーズ』(ただし当時はタイトル未定のため「スパイロ2」)の体験版がプレイできるようになっている。
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この企画が実現したのは、ノーティドッグとインソムニアック(スパイロシリーズの開発元)の仲が良かったためだという。
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開発陣はレースの研究をするために、「35馬力、最高速度200km/h、0-100km/h加速が4秒、6段変速」のカートに乗り、タイムアタックを行ったという逸話がある。
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ちなみにタイムアタックの際、社長の前を他の社員が走っている時、社長が「あいつをミサイルで吹っ飛ばせたら、面白いだろうな」と言ったのが、本作のアイテムにミサイルが登場した理由とのこと。
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よく「マリオカートのパクリ」と言われるが、実際開発スタッフは『マリオカートが大好きで、マリオカートみたいなゲームを目指した』ことが攻略本でのインタビューで答えられており、ある意味似通っていて当然だったりする。もちろんこのゲームにしかない特徴もたくさんあるが。
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また、『グランツーリスモはすばらしいゲーム』とも答えており、「ゴール後のデモ画面の映像はグランツーリスモに対する我々スタッフの称賛」とのこと。
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初期シリーズを開発してきたノーティドッグ社が最後に開発したクラッシュ・バンディクーシリーズ。
版権問題の関係で、『4』以降のシリーズは他社の開発となり、発売元もコナミなどへ変わった。その後シリーズは凋落の一途を辿ることになる。