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グランツーリスモ3 A-spec - (2018/04/25 (水) 22:53:12) の編集履歴(バックアップ)
GRAN TURISMO 3 A-spec
【ぐらんつーりすも すりー えーすぺっく】
ジャンル
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カーライフシミュレーター
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対応機種
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プレイステーション2
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発売元
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
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開発元
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ポリフォニー・デジタル
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発売日
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2001年4月28日
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価格
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通常版:7,140円 Racing Pack(PS2本体同梱版):39,800円
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廉価版
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MEGA HITS!:2001年12月13日/4,200円
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判定
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良作
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グランツーリスモシリーズリンク
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概要
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前々作、前作と「ドライビングシミュレーター」として確固たる地位を築いた『グランツーリスモ』の3作目であり、シリーズ初のPS2ソフト。
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タイトルの「A-spec」は、「レーシングチームを監督するモード」を「B-spec」と銘打って後日発売する予定だったことによる。
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しかし結局『グランツーリスモ3 B-spec』なるものが発売されることはなく、「B-spec」の実装は『4』を待つこととなる。
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パッケージは一見何が写っているのかわかりにくいが、モデルとして使われているのは「RUF 3400S」のヘッドライト部分。
特徴・評価点
基本的な仕様
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前々作・前作と同じく「アーケードモード」と「グランツーリスモモード」の二種類のモードから遊べる。
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前作は各モードにディスク1枚ずつの2枚組だったが、今作は2つのモードで1枚のディスクに収録されている。
飛躍的に進化したグラフィック・再現性
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本作を紹介する上で絶対に欠かすことができないのが、プラットフォームがPS2に移行したことによる車やコースのグラフィック、および挙動再現性の劇的な進化である。
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初代から『2』への進化は、OPムービーこそPS1のゲームとは思えない美麗なグラフィックで多くのプレイヤーを驚かせたが、ゲーム画面ではよくよく注意してみて初めてわかる程度のものであった。しかし『2』から今作への進化はゲーム画面を見れば一目瞭然で、プレイヤーに大きな衝撃を与えた。
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背景の描写もきれいになり、美しい夕焼けに感動したプレイヤーも多いはず。
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リプレイ映像も非常に再現度が高く、一見実写と区別がつきにくいほど。
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フレームレートも前作までの30fpsから60fpsとなり、より滑らかな動きを表現することが可能に。しかも非常に安定していて、車が画面に複数台映っていても処理落ちすることはまず無い。
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ハード変更による演算能力向上により、車の挙動もより実車に近いものに。特にダートは水上バイク同然だった前作から一転、路面の質感・砂利感がダイレクトに伝わってくるほどの大幅なクオリティアップとなっている。
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本シリーズが「ドライビングシミュレーター」である以上、車の外観や挙動のリアルへの再現度へ直結するグラフィックの飛躍的な進化やフレームレートの向上は、本作の魅力を大きく際立たせたといえる。
収録車種
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参加メーカー数の多さは前作と同様だが、今作は約200車種弱と、前作の500車種から大幅に減少した。
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ただグラフィックの大幅な向上に伴い車により繊細なモデリングが必要となるため、PS2が発売されてまだ1年であったことを考えると仕方がないとも言える。
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新規追加車種は台数こそ少ないが、ラインナップに抜かりはない。有名車種では、コンセプトカーがモーターショーに出展されたばかりの「日産 フェアレディZ(Z33)」や「マツダ RX-8」が収録されている。
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初めてF1マシンが収録された。
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色やマシン名は架空のものだが、マシンの見た目には元ネタが存在する。「F094/S」といった名前からはある規則が見られ、このマシンは名F1ドライバーであるアイルトン・セナが1994年に搭乗した「ウィリアムズルノー FW16」がモデルとなっている。
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次回作以降は版権への配慮からか完全な架空車である「フォーミュラグランツーリスモ」という車両のみが登場。実際のF1マシンをモデルにしたマシンは本作限りである。
収録コース
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コース数も前作から減少したが、その分どのコースも丁寧に作られている。
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もっとも前作までは、デフォルトのコースの一部を切り取ったコース(「東側コース」など)が多数存在していたため、ロケーション単位で数えるとするならば微減程度にとどまっている。
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一部のコースに、路面が濡れているウェット路面バージョンが登場。乾いた路面の時よりもタイヤが滑りやすく、シビアな運転操作が要求される。
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雨が上がった後という設定のようであり走行中に雨が降っている表現は無いが、水しぶきが上がる表現のクオリティは高い。
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ウェットコースのイベントはなぜかラリーイベントのカテゴリの中にある。後述のラリーライセンス内にはウェット路面の試験はひとつも無いのだが・・・。
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実在サーキットでは、前作で初収録された「ラグナセカ・レースウェイ」に続き、「モンテカルロ市街地コース(ゲーム内名称は「コート・ダジュール」)」が今作で初登場。
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F1モナコGPで実際に使用されているコースでもあり、前述のF1マシンに乗れば(1レースで走行するマシンは最大6台とはいえ)F1の疑似体験が可能。テクニカルコースでの過酷なレースを体感することができる。
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初収録の「東京ルート246」は、東京に実在する国道246号線の青山付近をモデルにした公道コースである。
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同じく初収録の「コンプレックス・ストリング」は、その名の通り非常に複雑なレイアウトをしており、1周の長さは本作の中でも屈指である。
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ただしレース内で使われることはなく、フリーランなどでのみ走行可能。
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今作の「スモーキー・マウンテン」は前作の「スモーキー・マウンテン北」、また今作の「スイス・アルプス」は前作の「スモーキー・マウンテン南」と同一である。ちょっとややこしい。
走行中のアシスト機能
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運転中の機能がいくつか追加された。
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「サジェステッドギア」機能が搭載された。これはコーナーに進入する際、タコメーター内の現在のギア表示の隣に赤く表示される数字のことである。数字の値は推奨されるギア数、点滅するタイミングは推奨されるブレーキタイミングを表してくれる優れもの。
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ただしあくまでも「推奨」であり、車の運転やコースに慣れてくればブレーキのタイミングを少し遅らせたり、コーナーによっては表示されたギア数まで落とさなくてもコーナーをクリアすることができる。
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一部のライセンス内でコース上に表示される走行ラインは、今作からラインの色分けによりアクセルのオン・オフやブレーキのタイミングまで一目で分かるようになった。
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ドライビングアシスト機能の向上。
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ホイールスピン防止の「TCS(トラクションコントロールシステム)」とオーバーステア抑制の「ASM(アクティブスタビリティマネジメント)」の性能が大幅に進化。特にTCSは、前作は設定MAXでもまるで利いていなかったのに対し、今作は0から1にするだけで目に見えてホイールスピンが抑制されるほど改善されている。
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ちなみに後述のライセンス試験には、この「アシストの利きの有無」を用いた試験プログラムが用意されている。
レースイベント
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「耐久レース」「ラリーイベント」の他「ビギナーリーグ」「アマチュアリーグ」「プロフェッショナルリーグ」と段階別で分けられるようになり、どのレースから攻略すればいいか分かりやすくなった。
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ビギナーリーグのレースを全制覇しなくてもアマチュアリーグ以上のレースに出場することは可能。
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リーグが上がるにつれて敵車の運転技術も手強くなっていくのかと言われれば別にそうでもなく、基本的には敵車両の馬力やクラスが上がり周回数も増えていく。
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そのためゲーム最初からいきなりプロフェッショナルリーグのレースに出ても、速い敵車たちに置いていかれるだけである。
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耐久レース以外のイベントでもタイヤ耐久力の概念が存在するようになり、運転の巧さはもちろんいかにピットストップの回数を減らしてアドバンテージを稼ぐかという戦略も、レースに勝利するためには重要になってくる。
ライセンス
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前作から「国際C級」が削除され、ラリーイベントで必要な「ラリーライセンス」が新たに設けられた。
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これにより今作では下から順に「国内B級」「国内A級」「国際B級」「国際A級」「スーパーライセンス」と上がっていき、それとは独立した形で「ラリーライセンス」、という形になった。
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前作ではオマケ要素だったスーパーライセンスが正式なライセンスとなり、これを取得していないと参加できないレースイベントが出現した。
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スーパーライセンスは前作と同じく全ての試験がコースまるまる1周のタイムアタック。難易度はプロフェッショナルリーグのレースをも上回り、それなり程度の技術では最低評価のブロンズさえもままならない。
BGM
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主にヨーロッパのアーティストが提供したボーカル入りの楽曲が多数収録されるようになった。
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特に「Just A Day」「Buck Rogers」「Seven Days in the Sun」を提供したバンド「Feeder」は今作の影響で国内外共に大きな注目・人気を集めることになった。「Just A Day」は欧州版でOPムービーのBGMに採用されている。
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ただ従来のファンからは、この収録曲の大きな転換に対する不満も少なくない。もちろん評価するファンも多く、賛否両論。この辺りの問題は音楽の好みの違いによるものだろう。
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収録されたBGMの中からレース中に流したい曲だけを選択することができるようになった。この機能により上記の不満も多少は緩和されている。
アーケードモード
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前作は遊べるコースの数を増やすためにライセンスを取得しなければならなかったったが、今作では既に解放されている全てのコース(難易度はEasyでOK)で1位を獲れば選択できるコースが増える仕様になり、比較的解放しやすくなった。
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5~6コースごとにA~Fまでエリア分けされており、例えばエリアCのコースは、エリアA、エリアBの全てのコースで優勝すれば選べるようになる。
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なお難易度Normal・Hardはそれぞれ各エリアをクリアするごとにアーケードモードで使用できる車が増えていく。いきなりHardで1位を獲れば、同じコースのEasy・Normalでもクリアしたことになる。
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前作同様ガレージの車で参加することもできるので、どうしても勝てないときはF1カーやエスクードなどでゴリ押しすることも可能。
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難易度選択で「Hard」にカーソルをあわせたままL1・R1を同時押しすると、さらに難易度が高い「Professional」が選択できる。
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周回数はHardの倍の10周、またタイヤの耐久力の概念もある。なお1位を獲っても何も起こらずHard以下の難易度でクリアしたことにもならない、単なるオマケ要素に近い。
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規定のコースを規定の車で周回しタイムを計測する「規定タイムトライアル」を収録。全10コースあり、その全てでスタッフのタイムを上回ると…?
(正直そんなに大したご褒美では無いが)
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なお今作を最後に、『4』以降では上記のようなアーケードモードでのやり込み要素が廃されてしまっているのは少々残念。
その他前作からの変更点
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前作まであった中古車販売は廃止された。つまり販売されるのは新車のみである。ただし所有車を売却することはできる。
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オイル交換が初登場。オイルは交換しないまま車の走行距離がかさむと劣化し、馬力が低下する。劣化はタコメーター内のオイル警告ランプで知らせてくれる。
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また走行距離300km以下の車にオイル交換を行うと、馬力が5%上昇する。
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シングルレースにおいてプレゼントカーは優勝する度にもらえたが、今作では初めて優勝したときのみもらえる。ただしグランプリレースについては前作同様、総合優勝するたびに何度でももらえる。
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車のセッティング画面で各パーツの調整時に簡単な説明が記載されるようになり、事前の専門知識が無い人でも手をつけられるようになった。
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もちろん無茶なセッティングをすると車の挙動がおかしくなってしまうので、無闇に数値をいじるのは控えよう。
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ディーラーとチューンショップが1箇所ずつにまとめられ、購入する車の選択やチューンアップが面倒にならなくなった。
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ガレージで収納できる台数が2倍の200台に増加した。
賛否両論点
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前作までと比べ、レースイベントの周回数が多い。
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特にプロフェッショナルリーグでは、1レースにつき10~15周が基本。はっきり言って多すぎる。シングルレースならまだしも、これがグランプリとなると…。
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「フォーミュラGT」に至っては、実際のF1を意識したのか最終レースの周回数がなんと78周。他のレースも20~30周とかなり長く、優勝を狙うには相当な覚悟が必要となる。
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グランプリ参加中はオイル交換もできない。そのため例え出場する前にオイル交換を済ませておいても、長いグランプリでは必ずオイルが劣化してしまい不利な戦いを強いられる。
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ただし、全レース完走しなくてもグランプリ優勝は十分可能であり、また各レースの終了後にセーブすることも可能ではある。しかしそのグランプリを最後まで戦い抜くか棄権するかしないと、他のレースに参加できずガレージに戻ることすらできない。
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周回数については得意・不得意もあるため一概に否定はできないが、耐久レースでもないのに同じコースを何周もぐるぐる走らされ、マンネリ感・作業感を訴える声は多い。 特に、多忙でまとまった時間を割けない時には致命的である。
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レースイベントの出場条件が緩すぎる。
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前作では多くのレースイベントで出場車の馬力制限があり、それがおおよその目安になっていたのだが、今作では馬力による制限が無くなった。そのため車種制限が無いイベントでは、敵車がほぼノーマルの市販車で出場しているイベントにも、自分は高性能なレースカーで出場できてしまうという無法地帯に。
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車種制限レースではスペック差をつけて優位に立つこともできるため、どうしてもクリアできない人にとっての救済システムと見ることもできるが、白熱したレースを楽しみたい人にとっては迷惑でしかない。
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また、敵車にはレースによって馬力やタイヤなどに異なるチューニングが施されており、車種だけで見極めることが難しい。敵車と近い条件で戦えるイベントは、チューニング不可能なF1カーしか出場しない「フォーミュラGT」くらい。
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スタートリストを見れば出場している車種はわかるが、どれくらいチューニングしているのかまではわからない。せめて初代のように馬力や重量を表示してくれれば…。
問題点
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ゲーム序盤の資金繰りが前作よりも難しくなっている。
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前述した通り、安値で買える中古車販売が無くなったため、初期資金で購入できる車が極端に限られている。さらにレースを勝ち抜ける戦力を持つ車となるとほんの2~3台である。
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よって最初に買う車を間違えると、いきなりレースに勝てず資金も不足する半ば詰み状態になり、ゲームのやり直しを余儀なくされることも(それが起こるのは最序盤というのが救いか)。最初は馬力が高めの車を選ぼう。
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またイベント、特に序盤での賞金が少ない。
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例えば入門レース的な位置づけにある「サンデーカップ」。前作では1位の賞金が30万Crだったのが、今作ではたったの6万Cr。序盤イベントのプレゼントカーもあまり戦力にならないので、戦えるイベントに何回も参加しコツコツ資金を貯めて、さらに馬力の高い車の購入やチューンアップなどで戦力を増強していく必要がある。
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結果として、ゲーム開始直後は「乗りたくもない車で嫌々同じコースを延々とグルグル回るだけ」という苦行に陥りやすい。
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これを回避する手段は、ライセンス試験でオールゴールド(ライセンス内の全ての試験を最高評価でクリア)を取得してプレゼントカーをもらうという方法だけ。ただし、ライセンス試験は本作最大の難所でもあり、最も簡単な国内B級であっても、オールゴールド取得は困難を極める。
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この苦行に耐え戦力の高い車が持てるようになれば、中盤以降のイベントは賞金も高くなり、戦力になるプレゼントカーももらえるようになって、ゲームが楽しくなってくるのだが・・・。この最初の資金集めの大変さから投げてしまったユーザーも少なくない。
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タイヤの磨耗が異様に激しい。
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特にハイパワーマシンに顕著で、最も摩耗に強いスーパーハードタイヤを用いて慎重に走行しても、現実ではあり得ないほどの頻度でピットインしてタイヤ交換をする必要がある。
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好例なのが、前述した「フォーミュラGT」最終戦。現実のモナコグランプリでは1~3ピット程度で走りきるのが普通だが、本作では5~6周程度でタイヤが寿命となり、完走までに10回はピットインしなければならない。
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COMの走りがやや乱暴。
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前作同様決められた走行ライン上を走るという傾向がまだ強く、ブレーキングした後ろから突っ込んでくるケースも少なくない。
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壁ターン・壁走りを駆使(?)しているシチュエーション(特にスペシャルステージ・ルート11)も散見される。
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タイヤが磨耗した状態で、勝手にスピンしたりフラフラ走行する滑稽なシーンも。
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コースはラグナセカ、次いでグランバレーでよく見られる。リプレイで見ると失笑もの。
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全体的に画面が暗く、一部のコースでは特に視界が悪い。
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「ディープフォレスト・レースウェイII(逆走)」が最たる例。その名のごとく森林に囲まれたコースであり、時間帯も夕方の設定であるため視界がとても悪く、まともに運転できない箇所がある。
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この画面の暗さは、モニター側で画面が明るくなるように設定することで軽減できる。
総評
グラフィック面を中心に更なる進化を遂げた続編。一気にリアルへの距離を縮めた本作は「ドライビングシミュレーター」としての地位を揺るぎないものにした。
売上面でも国内で余裕の100万本越え、世界での販売本数に至っては1000万本を軽く突破、PS2ソフト歴代でも一二を争うという大ヒットを記録した名作である。
またサジェステッドギア機能の導入やセッティング画面での説明表示など、初心者への間口も広げている。「興味はあるけど難しそう…」という人も一度手に取ってみては。
現在シリーズは『SPORT』まで発売されているが、本作でしか楽しめないモードやコースもあるので、本作をプレイする価値は充分にあるだろう。
余談
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本作には没データとして「ランチア ストラトス」や「ポルシェ 911 GT3」「アキュラ RSX」「日産 スカイライン GT-R Mスペック」「TVR サーブラウ」その他サンプルカー等が存在する。
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ポルシェは暫くの間はForzaやPGR等にも収録がされていたものの、EAと独占契約が結ばれていた影響で、収録していないところが多い状況が続いていた。
911 GT3はプロデューサーの山内一典氏の当時の愛車ということもあってか遊び心で入ったものと思われるが、本作以降は没データとしても存在が確認されていない。
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ストラトスは、タイヤがボディを貫通するというグラフィック上の問題を理由に発売直前の収録キャンセルとなったとされている。
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上記のクルマのうち、RSXは海外版に、GT-R Mスペックは『グランツーリスモ コンセプト』に、ストラトスとサーブラウは『グランツーリスモ4』に収録された。
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特定のコースの場所を壁抜けすると、コース外に飛び出る裏技がある。一番有名なのが「シアトルサーキット」。
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特定のチューニングを行いシケインのわずかな隙間に突っ込むと壁抜けができ、コース外に出ることができる。そのまま走行するとやがて車がウィリーを始める。そして加速度的に速度が上昇し、2,147,483,647km/h(北米版等では2,147,483,647mph、つまり
約34億km/h
)に達する。そうなるとそれ以上は速度が上がらなくなるが、場合によってはフリーズする時がある。セーブテータが破損する可能性があるため必ず自己責任で!
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この「2,147,483,647」という数字は0から数えて2を32乗した値から1を引いた値であり、32ビット演算の限界に達しているものと思われる。
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無論こんなことは狙ってでもしないと発生しないため、普通にプレイしていれば絶対に遭遇しない。ご安心を。
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ちなみに壁抜けをしなくても、ウィリーするようなチューニングを行うとテストコースで2000km/hオーバーが出る。これはゲーム番組でも紹介された。
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本作は元々つなぎとして開発された影響なのか、レーシングモディファイは削除された。