注意:このページでは『SHUFFLE』とコンシューマー逆移植版の『SHUFFLE! Essence+』の内容を含み、逆移植版のファンディスク『SHUFFLE! Love Rainbow』も扱っています。
【しゃっふる】
ジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム | ||||
対応機種 | Windows 98~XP | ||||
発売・開発元 | Navel | ||||
発売日 | 2004年1月30日 | ||||
定価 | 8,800円(税別) | ||||
レーティング | アダルトゲーム | ||||
配信 | 【essence+版】FANZA:2020年5月29日/6,380円 | ||||
判定 | なし | ||||
ポイント |
期待の新星の初タイトル 魅力的なキャラクターたち |
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Navel作品 |
エロゲー、ならびに萌え絵師界を代表する絵師の1人である西又葵が前所属のBasiLのスタッフを引き連れて独立。
友人で『あいかぎ』(F&C・FC02)などでブレイクしていた絵師、鈴平ひろも引き抜くなど二大看板で創設時から注目されたブランド「Navel」のデビュー作である。
至ってスタンダードな恋愛ADVだが荒削りなりに色々と考えて作られても居る。また、制作者の意向で至って暗くならないように作られている。
また、内容を追加してPS2に移植した『SHUFFLE! ON THE STAGE』、そこから更に内容を追加して逆移植した『SHUFFLE! Essence+』という作品がある。
その経緯から本ページでは逆移植とそこに含まれる移植部分も合わせて記載する。
神族が住む神界、魔族が住む魔界、そして人の住む人間界が一つにつながり紆余曲折の末、三種の種族が共存の道を選び、魔族や神族の人間が平気で人間界で暮らすようになった世界。
主人公、土見稟(つちみ・りん)は三種族が通う学校「バーベナ学園」に通う学生。幼い頃、事故に遭い両親を失うも、美人で学園のアイドルである幼なじみと一つ屋根の下で暮らしている、という羨ましがられつつも平凡な生活を送っていた。
しかし、そのささやかな平穏は突如、隣に越してきた2人の美少女とその家族によって破られる。
やってきたのは神王の娘と魔王の娘。2人は超絶な美少女、幼い頃に稟に出会ったことから思慕の念を抱き、稟の嫁になるべく人間界に降り立ったのだった。
彼女らのどちらかを選べば次期王になるという。学園のアイドルに加えて、神王の娘にも魔王の娘にも慕われるという羨まれるにもほどがある状況、こうして「神にも王にも凡人にもなれる男」の波乱に満ちた日常がやってきたのだった。
主人公と攻略キャラのみ抜粋。なお、登場人物は花や植物関連の名前がつけられている。
また、ファンディスクが複数出ており、移植や逆移植の際にそこから登場人物が追加されたり攻略ルートが追加されていたりもする。
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キャラゲーとしては良作に値する出来となっており、充分に萌えられる。
しかし、キャラとシナリオをしっかり両立させた良作群と比較するとストーリー面では物足りない所があり、幾つかのキャラルートにおいては見過ごせない穴がある。故にそれらと比肩するとは言いがたく、良作になりきれない惜しい点となっている。
ただ、キャラの良さを取るか、読み物としての面白さを期待するかによって評価は違ってくるものと思われる。
事実、後述する2度のアニメ化やスピンオフ作品の登場、名作揃いの2004年においてアダルトゲーム年間セールスで3位を記録する(*7)などそのポテンシャルに疑いの余地はなく、同社を一躍スターダムにのし上げるほどの華々しいデビューを飾った作品となった。
【しゃっふる らぶ れいんぼう】
ジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム | |
対応機種 | Windows XP~7 | |
発売・開発元 | Navel | |
発売日 | 2010年4月28日 | |
定価 | 6,800円(税別) | |
レーティング | アダルトゲーム | |
判定 | なし | |
ポイント | 良くも悪くもファンディスク |
『Essence+』で登場したサブキャラクターの瑠璃=マツリが攻略対象のルートが目玉のファンディスク。
シア&キキョウ、楓、プリムラのアフターストーリーが個別に収録されており、それらをクリアした後に瑠璃ルートが開放される。
各シナリオ内で数多くの今までの登場人物が登場するので世界の狭さは感じないが、値段の割りにボリュームは少なめ。
賛否はともかくファンディスクながら単独作品としても十分楽しめる『Tick! Tack!』や『Really? Really!』と異なり、短編集という表現がふさわしい作品。
あくまで前二つのFDと違い、一般的なFDで良くも悪くもそれが全てという作品。瑠璃=マツリのシナリオについては良いが、それ以外では不満点も多い。
クソゲーでこそないが、特別強調して書くような部分も少ない凡作とも言える。