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かえるにょ・ぱにょ~ん - (2015/06/27 (土) 00:55:18) の編集履歴(バックアップ)
かえるにょ・ぱにょ~ん
【かえるにょ・ぱにょ~ん】
ジャンル
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SRPG
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対応機種
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Windows
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発売・開発元
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アリスソフト
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発売日
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1997年8月29日
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レーティング
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ソフ倫:18歳未満禁止
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WARNING!!!!!!!
本作は18歳以上のみ対象のアダルトゲームです。
概要
同社作品『DALK』から派生したシミュレーションRPG。「ぱにょん」という謎の生物に変身させられたパランチョ王国の王子ポロンが、道中で知り合った女の子7人の力を借りて王国へ帰るのが目的。
システム
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本作の特徴として挙げられるのが、1ターン経過ごとに画面が右へとスクロールし、その際にスクロールアウトした仲間は敗北扱いとなる。
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また、主人公ポロンは非常に弱い上に1歩ずつしか進めないため、他の仲間を用いて道を切り開く必要も出てくる。
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ポロン自身は回復魔法(自身のHPを消費して味方のHP回復)と回数制の画面全体攻撃・味方の再行動・自分の再行動を駆使して仲間の支援を行うことになる。
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仲間は通常のレベルアップのほか、道中で捕獲した女の子モンスターを特定の組み合わせでレベル神に献上することでクラスチェンジが可能となる。
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ただし、女の子モンスターの捕獲には捕獲用のロープが必要。
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なお、組み合わせが間違っている場合はレベル神が組み合わせのヒントを教えてくれる。
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また、女の子モンスターを単独で献上すると対象の女の子モンスターのHCGを見ることができる。
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王国への帰還のためには必ず正しいルートを通る必要があり、間違ったルートを選択した場合はもう一度最初からやり直しになる。
評価点
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上記のようなシステムゆえに回復や経験値配分の要素もあいまって非常に戦略性・ゲーム性の高いシステムになっており、やりこみ度は十分。
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回数制限のあるスキルを有効に利用して強敵への追撃・場所取りの確保を行いつつ、自軍が進むルートの確保も必要となる。
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各職業の特性も安定した直接攻撃力を見込める打撃系、敵の物理攻撃の盾となる防御系、遠隔地に魔法攻撃を行え魔法防御力も高い魔法系、命中・回避が高くクリティカルを期待できる格闘系と役割が分担されているため、職業特性を十分につかむことも必要になる。
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また、ゲームクリア後に解禁される極めモードではランダム生成されるダンジョンを進んでいく。この際には表ではできなかった転職のやり直しが解禁されるので、それもあいまってやりこみ度は非常に高い。
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仲間のCGの完成度は高く、SDキャラもちょこまかとかわいい動きをしてくれるので意外と飽きさせない。
問題点
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前述のとおり正しいルートを通らないと中盤で強制的に振り出しに戻るのだが、分岐がかなり多い上に1つでも間違えるとアウトなので必然的に何周もしなければならず非常に面倒。
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その正しいルートについても「怪しいものがたくさんあった道」ということしかわからず、ステージの内容も一度プレイしないとわからないため、初見でのクリアはほぼ不可能。
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主人公ポロンは本来は格闘家・神官として高い能力をもっている設定なのだが、ゲームシステムの都合上それが発揮できる局面がほとんどないのも悲しい。
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極めモードでも結局「ぱにょん」のまま進行することになるため、ゲームクリア後には普通に主人公が戦力として活躍できた『DALK』と比べると少々物足りない。
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7人もヒロインがいる割にはポロンとヒロインとの関係は全員最初から最後まで健全すぎる関係であるため、誰かを攻略するといった要素も皆無。
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しかもヒロインのHシーンはバッドエンドでしか見ることが出来ない(当然、ヒロインはひどい目にあう)。こんなのだったらむしろないほうがいいという意見も。
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ヒロインの造形や性格設定は魅力的なものを持っているだけに、それを生かしきれていないのは惜しい限り。
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その他のHシーンに関してはレベル神に女の子モンスターを単独で引き渡すか、レアドロップアイテムのラレラレ石を入手することで見ることができ、数自体はそこそこある。
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ストーリー面は王国にたどり着くまでの中盤まではストーリーに動きがほとんどなく、仲間それぞれにイベントがあるわけでもないため、ストーリー面では希薄。
総評
やりこみ度が高く緊張感のあるシステムを採用し、後のシリーズにも影響を与えたという点においてはゲームとしてみれば十分良作レベル。
その反面そもそもHシーンが必要であったかとなるとかなり疑問符のつく作品でもあり、エロゲーとしてはやや物足りない点が惜しまれる。
余談
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後にオムニパスソフト『20世紀アリス』にて本作のシステムを用いた作品『かえるにょ国にょアリス』が収録。こちらは18禁要素は一切ない。
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また、同社作品『ママトト?』と世界観を同じくする『ままにょにょ』およびそのファンディスク『わいどにょ』も本作のシステムを受け継いでいる。
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ちなみにそれらの作品ではポロンが本来の姿で登場しているため、その能力をちゃんと発揮してくれる。
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また、ポロンの兄のピッテンは『ママトト?』『Rance IX -ヘルマン革命-』に登場している。