【らんすきゅう へるまんかくめい】
ジャンル | タクティカルRPG | ![]() |
対応機種 | Windows XP(SP2以降)~8 | |
発売・開発元 | アリスソフト | |
発売日 | 2014年4月25日 | |
定価 |
パッケージ版:8,800円 ダウンロード版:6,800円(共に税別) |
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レーティング | アダルトゲーム | |
判定 | なし | |
ポイント |
高評価のストーリー展開・新キャラ 最終作への繋ぎとしては及第点の出来 やり込み面の奥の浅さは否めない |
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Ranceシリーズリンク |
大陸に現存する国家の中で最も古い歴史を持つ軍事大国、ヘルマン帝国。
歴史の中で長く世界最大最強の国家であったこの国は、数年前から続く腐敗政治によってぼろぼろに荒廃し、疲弊している。
いずれ内乱が起きるか、隣国に攻め込まれるか、その両方か――
少なくない人々がそんな終焉を予見する中、かつて国を追われた男が立ち上がった。
数年前に功を焦って隣国へ侵攻し、失敗して行方をくらませた皇子、パットン・ミスナルジ。
いつか国を取り戻すと誓った彼は修行を積み、たくましく成長して帰ってきた。
「修行の旅で知り合った一騎当千の猛者を集め、少数精鋭で革命を成し遂げる」
その作戦の仕上げにパットンが協力を頼んだのは、最強の鬼畜戦士ランスだった。
なお、前作『ランス・クエスト』では無印版のエンディングと『マグナム』版のエンディングという2つの異なる設定が生まれていたが、本作では『マグナム』版のエンディングを正史として引き継いでいる。
基本的に「イベント」モードを消化していくことでストーリーが進行。戦闘があるイベントではタクティカルバトルに突入するという流れ。
ストーリーは全16章で構成されており、少々の寄り道要素はあるものの、ほぼ一本道。
1周目の初回は正史ルートしか選択することができないが、条件を満たせば終盤に「if」展開である各ヒロインルートへと進むことができる。
+ | 詳細 |
+ | 登場キャラが多いのでランスと七人のヒロインのみ紹介 |
+ | 重大なネタバレ要素のため注意 |
+ | 重大なネタバレ要素のため注意 |
+ | 本編のネタバレあり |
発売直後は高い評価を得ていたが、時が経つにつれて戦闘面の作り込み不足が目立つようになり、やや評価を落とした感のある作品。
とはいえ、戦闘バランス自体は悪くなく、単体のゲームとして見れば及第点は満たしている。評価を下げたのは『ランス』に求められるハードルの高さゆえという要因も大きいかと思われる。
ストーリーやエロシーンの出来は良いので、世界観やキャラクターに魅力を感じられる人は買って損はない出来である。
正史のランスシリーズ完結編『Rance X』への繋ぎとして、本作をプレイしておくのも悪くないだろう。
*1 「次作のランス10は大作になりすぎて個別のヒロイン攻略のようなシステムを組み込む余地はなく、今回がラストチャンスなので導入を決断した」とのこと。
*2 IFである『鬼畜王』を始め、プレイヤーの選択次第のBadイベントの他にも『VI』のウスピラ、『戦国』の香姫、『クエスト』のカラー達など回避できないものも存在する。
*3 外伝の『なぐりまくりたわぁ』『にせなぐりまくりたわぁ』。
*4 『III』『IV』『鬼畜王』は現在フリーで配布されているため、気になったのならプレイしてみるのもよい。
*5 ターン終了時に魔活を使用する場合。ターン途中に使用する場合は2キャラを交互に再行動させればずっと俺らのターンが可能。
*6 この場合クエスト2がランス10になるため構想はランス11まで存在した