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クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲 - (2016/10/31 (月) 17:58:34) の編集履歴(バックアップ)
クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲
【くれよんしんちゃんつー だいまおうのぎゃくしゅう】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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スーパーファミコン
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発売元
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バンダイ
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開発元
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さんえる
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発売日
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1994年5月27日
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定価
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6,800円(税別)
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判定
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クソゲー
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ポイント
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あまりにも薄い内容 キャラゲーなのに登場キャラが少なすぎる ハイグレ要素絶無
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クレヨンしんちゃんゲームリンク
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概要
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1993年の夏に公開された映画『クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』の続編のゲーム。
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しんのすけ達の活躍で撃退されたハイグレ魔王が再び地球侵略を仕掛けてくる。
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ハイグレ魔王に捕まってしまったアクション仮面を救出するべくしんのすけを操作して、牢の鍵である「コーワシストーン」を集めるのが主な目的。
システム
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基本的には前作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児』をベースとした横スクロールベルトアクションである。
敵を倒しながら先に進むタイプ。
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ただし、ステージ2,5,7は純粋な横スクロールアクションになっている。
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ステージの最後に待ち構えているボスを倒せばステージクリアになる。
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ステージごとに時間制限があるため、あまりのんびりしたプレイはできない。
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攻撃手段はジャンプからの踏みつけが基本。一部のボス戦では投げられたものを拾って投げ返すことでも攻撃できる。
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そのほかに4種類のストックアイテムがある。Aボタンで使用可能。
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アクション仮面:一定時間しんのすけがアクション仮面に変身する。Yボタンでアクションビームを撃てるようになる。
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ぞうさん:下半身を出してぞうさんパオーンをやる。画面内のすべての敵にダメージを与えられるが1回きり。
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音符:しんのすけが半ケツフラダンスをやる。ぞうさんと同様にすべての敵にダメージ。
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こうもり:一定時間しんのすけがこうもりのマスクと羽を装備する。効果中は体当たりするだけで敵にダメージを与えられる。
問題点
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ゲームがあまりに短い。わずか8ステージ。
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ステージごとにボスがいるが、それを含めても1ステージあたりの所要時間は約3分。30分もあればクリアできてしまう。
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このためゲームの価格とボリュームが非常に不釣合いである。
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このボリュームのなさは本作を代表する不満点であり、多くのレビューサイトでも必ずと言っていいほど挙げられる。前作は様々なミニゲームや住人との会話イベントが用意されていただけになおさらである。
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キャラゲーなのに登場キャラが少ない、扱いに疑問。
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リリ子・ミミ子や幼稚園の先生達、ひろしやみさえはまったく登場しない。
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北春日部博士はステージ開始時やボス戦前のセリフのみの登場。
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映画ではハイグレ軍団の幹部だったハラマキレディースは雑魚敵になっている。Tバック男爵に至っては未登場。
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一方でステージのボスには「ブランジャー」「パンチラス」といったゲームオリジナルキャラが就任している。
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しんのすけの友達勢4人も捕まっており、おかしな姿に改造され二度ほどボス敵として立ちはだかる。
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魔女っ子ネネちゃんや風間ロボはまともな部類であるが、ゴキブリに改造されたまさお君はあんまりにもあんまりな扱いである。
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しんのすけにのみボイスが少しあるが、音質があまり良くない。
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さらに全体的に棒読みなのも無視できないところである。
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原作映画はハイレグ水着を着せて洗脳するハイグレ軍団の脅威が印象に残る作品。
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しかし、ゲーム中ではハイレグ水着を着せられて洗脳された人間はまったく登場しない。
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唯一ハイグレ魔王が着用しているのみ。劇場アニメの続編にする意義がほとんど感じられない。
評価点
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BGMの質がよく、特に海底ステージの曲の評価が高い。
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タイトル画面では当時のアニメ版の主題歌『オラはにんきもの』がインストで流れる。
総評
やり込みが重視されるコンシューマー向け作品でこのボリュームは1ゲームとしては薄すぎる。キャラゲーとしても敵のモチーフに映画の設定を使った程度でしかなく価値はまるでない。
まさに「キャラゲーに名作なし」のテンプレにハマってしまったと言える。
せめてゲームとしてのボリュームがあればこのような酷いゲームにはならなかっただろう。
余談
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今作の攻略本にはおまけマンガとしてゲームとは異なる展開でのハイグレ魔王の逆襲するストーリーが掲載されている。
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リリ子やミミ子、Tバック男爵といったゲームで出番のなかったキャラも出演している。
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プレイヤーの中にはゲーム本編よりこちらのマンガのほうが印象に残っているという人もいるぐらいである。