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ASSASSIN'S CREED SYNDICATE - (2021/11/27 (土) 20:09:05) の編集履歴(バックアップ)


ASSASSIN'S CREED SYNDICATE

【あさしん くりーど しんじけーと】

ジャンル アクションアドベンチャー


対応機種 プレイステーション4
Xbox One
Windows 7~10
メディア 【PS4/One】BD-ROM/ダウンロード併売
【Win】ダウンロード専売
発売元 ユービーアイソフト
開発元 ユービーアイソフト ケベック・スタジオ
発売日 2015年11月12日
定価 【PS4/One】
パッケージ版:8,400円
ダウンロード版:7,500円
【Win】
通常版:8,400円
ゴールドエディション*1:10,200円(全て税別)
レーティング CERO:Z(18才以上のみ対象)
判定 良作
ASSASSIN'S CREEDシリーズ



抑圧を打ち破れ



概要

『アサシンクリード』シリーズのメインタイトル9作目。
前作『ユニティ』のシステムを踏襲しつつ、不評だった点を改修。新要素も盛り込み、前作の反省を生かしたゲームとなった。
開発もモントリール・スタジオからケベック・スタジオに変更されている*2
舞台は19世紀のロンドン。産業革命の裏で暗躍するテンプル騎士団に対抗する双子のアサシン、フライ姉弟の物語が描かれる。


ストーリー

1868年、イギリスは産業革命により大きな発展を遂げ、町には多数の工場が並び立ち、時代は大きな変革の時を迎えていた。
しかし、それは人々の貧富の差を浮き彫りにし、労働者たちは奴隷に等しい扱いを受けていた。
アサシン教団に所属する双子のアサシン、ジェイコブとエヴィー(イーヴィー*3)は、それらを裏から操るテンプル騎士団と戦い、人々を解放しようとしていた。
ジェイコブはロンドンに光をもたらすためのギャング「ルークス」を結成し、ロンドンを牛耳るテンプル騎士スターリックを追い詰めるべく行動を開始する。
一方、エヴィーはエデンの欠片を追い、スターリックの副官ルーシーと熾烈な争いを繰り広げていた…。


特徴

  • 基本的なシステムは前作を参照。
  • 二人の主人公
    • シリーズ初となるダブル主人公を採用。メニュー画面で任意に切り替えることが可能だが、ストーリーの進行状況やミッションによっては操作する主人公が固定される場合もある。
    • 基本的に一部の専用スキルや装備品以外の性能差はないが、スキルの修得状況は個別に管理されている。武器の制作状況などは共有している。
    • ジェイコブ・フライ
      • フライ姉弟の弟。不真面目な口調だが、根は真面目でテンプル騎士団の支配を解放する事を主目的にしている。ステルスよりも直接戦闘を好むため、戦闘に関する上級スキルを修得可能。
    • エヴィー・フライ
      • フライ姉弟の姉。真面目で堅物な女性といった風体で、エデンの欠片探しを主目的にしている。ジェイコブ以上にアサシンの教義に忠実で、ステルス系の上級スキルを修得可能。
  • 新装備
    • 今作では近代が舞台になるため、これまでのシリーズと違って剣や斧を下げて歩く事はできず、そのため近接武器はケインソード(仕込み杖)、ククリナイフ、ブラスナックル*4の隠し持てる3系統に絞られている。隠し持てないという事から、前作にあったライフルは削除されている。
      • 他、お馴染みのアサシンブレードが暗殺用の固定武装として、リボルバー拳銃や投げナイフなど弾数消費制のサブウェポンがある。
      • なお、装備品は素材と資金を消費して制作する事で入手できるようになった。制作するためには設計図が必要で、特定のミッションを攻略するなどで入手出来る。アップグレードは資金のみで可能になった。
    • ロープランチャー
      • 今作で採用された新たな移動手段で、建物の近くでLB(L1)の表示が出た状態でボタンを押すと、建物にロープを引っかけて素早く登ることが出来るようになった。
      • また、建物の屋根の端などで別の建物にロープを渡して任意にジップライン移動が可能になり、ロンドンの街中を自由自在に移動出来る。ジップライン中、真下にいる敵にエアアサシンを決めたり、藁束にイーグルダイブすることも可能。
      • なお、これが追加されたため、前作と違ってサブウェポンを装備出来るのは一度に一つだけに変更されている。
    • 電気爆弾
      • 中盤から使用可能になる敵を麻痺させ、一時的に行動不能にする手投げ爆弾。
  • 特技
    • 今作で追加された成長要素のひとつ。特定のアクションを行い、そのアクションの回数が一定に達すると能力が強化されていくというもの。
    • ヘッドショットをしたり、攻撃を受けずに敵を倒すなど様々な条件が用意されている。前作の信条ポイント入手のシステムを転用したものと言える。
  • 新たな乗り物
    • 列車の隠れ家
      • ゲーム序盤をクリアすると入手出来る本拠地。ロンドン中を移動する列車で、ギャングアップグレードや貯まった資金の回収などが行える。マップ上から高速移動も可能。
      • 常に移動し続けているので、まだ高速移動地点が解放されていない地区へ移動する際などに便利。また、列車内でのミッションも用意されている。他の列車にも同様に乗ることが出来る。
      • なお。列車の隠れ家で行けるのは線路が環状線のようになっている東側の区域のみで、終端駅しか存在しないウェストミンスターとストランドには通常の列車に乗り換える必要がある。
    • 馬車
      • 街中を走る馬車に乗り込んで自分で操作することが可能になった。敵の馬車にぶつけて破壊したり、馬車の上に乗って近づいてくる敵を銃撃することが出来る。
      • 道端に停められている無人の馬車は無条件で乗れるほか、街中を走っている馬車であっても御者を蹴り落して奪うことも可能。果ては警官を蹴り落して警察の馬車を奪うこともできる。
      • 敵の積み荷を奪う、味方の積み荷を護衛するなどのミッションもある。また、キャビンに隠れて敵をやり過ごす、拉致した敵を乗せて運び去るといった使い方も。
  • ギャングアップグレード
    • これまでのシリーズにおける街への投資や仲間の育成にあたる要素。宝箱などから集めた素材と資金を消費して様々な恩恵を得られるようになる。
    • 味方を強化するだけでなく、敵を弱体化させるといったアップグレードも存在する。
  • 制圧アクティビティ
    • 今作のサイドミッションのメインとなる味方ギャング・ルークスとテンプル騎士団のギャング・ブライターズの抗争。これまでのシリーズにおける各地区の解放にあたるミッション群。
    • 各地区は「賞金稼ぎ」「児童解放」「テンプル騎士狩り」「ギャングの拠点」のいずれかのミッションが用意されており、クリアすることでその地区を解放出来る。
      • 地区を解放すると、味方ギャングのメンバーが街を徘徊するようになり、連れ歩くことが出来るようになる。
    • 同じ地域内の地区を全て解放すると、ギャング同士の大規模な戦闘「ギャングウォー」に挑戦出来るようになり、ギャングのリーダーを倒せば完全に解放した事になる。
  • 協力者アクティビティ
    • ロンドンのあちこちにはプレイヤー側に協力してくれる人々がいる。彼等から提示されたミッションをこなし、友好度を高めることで新たな装備品やレア素材を貰える。
    • 上記の制圧アクティビティもこの協力者アクティビティのひとつ。
  • その他の変更点
    • しゃがみがボタン切り替え式になり、カバーアクションはカバー可能なポイントにしゃがみ状態で近づくだけで発動可能になった。
    • 鍵開けの際のQTEが廃止。鍵のかかった宝箱は初期シリーズのようにボタン長押しで開けられるようになった。

評価点

  • グラフィック、BGMは相変わらず高品質
    • 産業革命期のロンドンが舞台のため、街中には大量の工場が立ち並び、荷物を載せた馬車や列車が行き交う。前作ほどではないが、非常に活気がある。「霧の町」らしく夜には霧にむせぶ姿も見られる。
      • もちろんバッキンガム宮殿やビッグ・ベンといった印象的な建物も存在する。ミッションで時刻が変化する際はビッグ・ベン周辺の景色や空の色が高速で変化していく演出が行われるのも印象的。
      • 街中には『IV』の主人公エドワード・ケンウェイの邸宅も存在し、メインミッションでも訪れる事になる。過去作をプレイした人ならニヤリと出来るだろう。
    • IIIで登場した子供のNPCが復活した。表現規制のため暗殺する事は出来ないが、雰囲気作りに一役買っている。
      • 彼らは路地で追いかけっこやフットボールに興じておりほのぼのとさせられるが、一方で孤児たちが路地裏に集まっていたり、ブライターズに強制されて工場で働かされている姿も見られる。
    • 別のフィールドとして、第一次世界大戦の世界も用意されており、こちらの雰囲気も好評。主人公はジェイコブの孫娘にあたるリディア・フライが務める。
      • ロンドンの代名詞ともいえるタワーブリッジはこちらのマップでしか拝めない*5ほか、本編では特定のメモリーでしか訪れることができないロンドン塔がマップに組み込まれている。さらに街には自動車が停められ電柱が立ち並ぶなど時代の流れを感じさせる。
  • ストーリー
    • ジェイコブとエヴィーは双子でありながら、それぞれの価値観は正反対のため、時に協力し時に反発しながら戦いを繰り広げていく。
    • ラストでは二人が協力して敵を倒す演出は評価が高い。
      • それぞれに個性のある二人は多くのユーザーから好評を得た。
      • メインミッションは同時に複数のミッションが発生するようになり、攻略順の自由度も上がっている。前作同様、暗殺対象を倒す際はブラックボックスミッションになる。
    • 前作で批判された歴史上の偉人がストーリーに関わってこない点もある程度解消。
      • 基本的には、前作同様にサブミッションでの出番が主だが、メインストーリーにも若干絡んでくる。
  • ロープランチャーによる爽快感の高い移動
    • 前作と同様のフリーランに加えロープランチャーが追加されたことで、これまでよりも素早くかつ柔軟性が増し、移動の快適性が大幅に向上した。
      • フリーランの方も前作で指摘された操作性を改良しており、窓に入る際は近くでLB(L1ボタン)で自動的に入れるようになるなど、快適性が上がっている。
    • 以前なら壁面を登っている最中に敵に撃ち落とされるといった事態もあったが、ロープランチャー入手後は素早く壁面を登れるようになるため、そう言った心配もなくなった。
    • 加えて建物と建物の間にロープを張ってジップライン移動出来るため、徒歩での移動もかなり速くなっている。ミッションの中には、これを前提として短い制限時間で走る列車に追いつくことが要求されるミッションもある。
    • フィールドの広さはシリーズ最大級になっているが、これや馬車、列車が追加されたので、移動は非常にスムーズに行える。もちろん各シンクロ地点への高速移動も使える。
      • 馬車で走っている際は街中の街灯などを破壊しながら走ることが可能で、爆走する楽しさがある。
  • スキルシステムの改善
    • 前作はシリーズおなじみのアクションまでスキルに割り振った上、終盤まで解禁されないスキルがあったり、メインミッションなどの特定のミッションでしかスキルポイントが入らないなど複数の問題があったが、今作は全て改善されている。
    • ダブルアサシンなどのおなじみのアクションは最初から全て使用可能。スキルで習得できるのは戦闘やステルスを有利にするもののみとなっている。
    • スキルポイントの入手方法が様々なアクションやミッションをクリアする事で得られるXPを1000貯めると1ポイントというシステムに変更。普通にプレイしているだけでも中盤までで大半のスキルを習得できるようになった。
      • XPは殆どの行動で貯まるため、スキルポイントもサクサク溜まっていく。前作のような窮屈さとは無縁である。
  • 豊富なボリュームと多彩なサブミッション
    • サブミッションも相変わらず豊富で、内容も多彩で楽しめる。
      • 街に蔓延する噂話の真相を追ったり、マルクスやダーウィンなど歴史上の有名人と行動を共にしたり、メインストーリークリア後にはヴィクトリア女王に関するミッションも用意されている。中でも発明家という職業を活かしてロープランチャーの修理やガジェットの開発をしてくれるグラハム・ベルには序盤からお世話になる。
    • 地域開放ミッションでは、どんどんルーカスの領土を広げられ戦略シミュレーションのような感覚を味わえる。
      • 前作にもあった群集イベントも用意されている。他にも拳だけで戦うファイトクラブや馬車レースなどもある。
    • これまで通り、収集物も多い。特に「ヘリックスのバグ」はロープランチャーでのジップラインを上手く利用しないと取れない配置になっていたりとパズル的な楽しみ方が出来る。
      • 児童解放ミッションは工場で強制労働させられている子供たちを解放し、その工場の監督者を暗殺する事が地区解放ミッションのひとつとなっている。虐待される罪のない子供を助けるのは保護欲が湧きやすい。
    • DLCでは前作で好評を博した殺人ミステリーを楽しめる「凶悪殺人」や、追加の協力者アクティビティを遊べる「最後のマハラジャ」、追加シナリオ「切り裂きジャック」が配信されている。
      • 「凶悪殺人」では少年時代のアーサー・コナン・ドイルが登場する。ジェイコブの衣装「猟師の衣装」を着れば、気分はシャーロック・ホームズそのもの。
      • 「切り裂きジャック」はゲーム本編とは完全に分断された追加ストーリーで、本編の20年後を舞台にジャック・ザ・リッパーとの対決が描かれる。このDLC専用のスキルやアクションもあり、新しいゲームが一本追加されるような内容になっている。
  • その他改善点
    • ビューポイントからミッションや収集アイテムをマーク出来るようになった。
      • ビューポイントでシンクロすると、周囲にあるミッションや収集アイテムが目視出来るようになる。画面中央にそれらのアイコンを捉えた状態でマークする事で、いちいちマップを開かずに次の目標地点を決められるようになった。
    • 鷹の目使用中でも暗殺する際に出る輪郭線が見やすくなった。
      • 前作では鷹の目を使用していると輪郭線が埋もれてしまって判別できなかったので、地味ながら良い改善点と言える。
    • 鷹の目・口笛といった要素が以前の仕様に戻り、快適性がアップした。

賛否両論点

  • ゲームバランス面
    • 暗殺に特化した尖った難易度だった前作に比べると、条件さえクリアしてればステルスを捨てて大暴れできるいつもの「アサクリ」のバランスに戻っており、遊びやすさが増している。
    • カウンターが復活し、敵を連続して瀕死にするスキルや瀕死になった敵に一度にトドメを刺せる「マルチキル」が追加され、アクションの速度も速くなっているので爽快感が上がっている。
      • 今作のカウンターは以前のものと異なり、一撃でトドメを刺したりするような強力なものではなく、ダメージも微々たるものになった。これだけで勝つ事は出来なくなり、コンボの起点にするという使い方がメインになっている。
      • 銃に対しても、撃たれる前にこちらから早撃ちして倒せるようになったので、前作ほど脅威ではなくなっている。
    • しかし、はっきり言って弱体化しすぎていて歯応えが足りず、中盤以降は無双できるようになるので面白みに欠けるという声も多い。
      • ロープランチャーで簡単に戦闘から逃走できるようになったのも難易度の低下に拍車をかけている。
      • 前述のようにギャングアップグレードの中に敵を弱体化するものも含まれているのも要因と言えよう。アップグレードは任意なので取らなければよい話ではあるが。
      • また、ルークスの強化の方も強力。一斉に敵を攻撃したり、強力なキャラが出現するようになるので圧倒的に優位に立てるようになる。
    • 一応、フルシンクロ条件の中には、そこそこ難しいものも含まれている*6
  • 前作に比べ、防具の種類が減った
    • 二人分の防具があるためか、部位ごとの装備がなくなり、それぞれの衣装とジェイコブはベルト、エヴィーはマントを変えられるのみ。ファッション的な楽しみは減っている。
    • ただし、過去作主人公の衣装などもアップグレードすることで特殊能力を得られるようになり、かなり強力な装備となっている。
    • また、今作では主人公たちの初期の服装がこれまでのシリーズから大幅に変更され、路地裏を歩いている一般人に近い服装になり、違和感が大分軽減された。ステルス状態になるとフードを被るので、アサシンらしさは健在。
      • ただ、常時フードでなくなった点が気になるというユーザーもいるが。
  • ダブル主人公
    • チュートリアルの役割であるシーケンス5以降の本格的なメインミッションは実質的に「ジェイコブ編」「エヴィー編」に分かれており、それぞれのミッションでもう片方のキャラに切り替える事ができない。
      終盤にならないと取れない専用スキル以外は二人の性能差にほぼ差は無いので、切り替えられないことで攻略が困難になるということはないが。鍵開け等の補助スキルを片方のみに覚えさせていると覚えていない方が若干進め方が面倒になる場面も存在する。
    • 上記と連動して、ジェイコブは戦闘、エヴィーはステルスが得意という立ち位置だが、メインミッションではジェイコブがステルスをする場面やエヴィーが乱闘をする場面も当然少なくないため、序~中盤はスキルは二人とも同じものを均等に覚えた方がゲームを進めやすく、二人の性能の差異を感じれるはやはり専用スキルを習得できる終盤になってしまう。
    • それ以外のサブミッションやギャングミッションでは二人を自由に切り替えられる。
  • 現代編
    • 現代編は全てムービーだけで構成されているので、プレイヤーは見ているしか出来ない。内容もかなり分かりづらく、正直不要と言える。
    • 久々にショーンやレベッカといった過去作のキャラが再登場するのはシリーズファンなら嬉しい点である。収集品のビール瓶集めはショーンの毒舌全開な解説が読め、懐かしさ溢れる内容となっている。

問題点

  • 一部の描写不足
    • 例えば、ルークスを結成していく過程は全く描写されず、最初のギャングウォーの頃にはいつの間にか結成されている。
      • 一応、このミッションのラストでブライターズのメンバーにルークスの服を渡して勧誘するシーンがあるが、すでに他のルークスが存在している。制圧アクティビティの最中に勧誘したのかもしれないが、それならそういう描写は欲しかったところである。
  • ルークスが無能
    • 仲間として一緒に戦うルークスだが、細かな指示は出せない。その為、生け捕りにした方が評価が高くなる賞金首のターゲットを勝手に殺してしまうこともしばしば。
  • ブライターズが好戦的すぎる。
    • ブライターズはロンドン中をうろついており、高警戒地区はもちろん、そこら辺の道を普通に歩いててもちょっと視界に入っただけで警戒ゲージが上昇し、上昇しきると戦闘状態となってやや面倒。どこぞの日本の繁華街よりも酷い治安である。
      • ブライターズのシマを乗っ取ることでその辺りだけ数を減らせるが、完全に追い出せるわけではない。
      • ギャングアップグレードで高警戒地区以外の警戒ゲージの上昇を防ぐスキルがあるが、習得できるのはだいぶ後。
    • 更に面倒なのが、警官の目前でブライターズを倒してしまうと犯罪者として警官が徒党を組んで襲い掛かってくる。当然といえば当然なのだが…。
  • モブの使い回しが非常に多い。
    • 街並みのブライターズやルークスを始め、賞金首、果てはギャングウォーに出てくるボスまで使い回されている。少しぐらい変えて欲しい物である。
  • 馬車
    • 以前のアサシンまでは馬での移動が主だったが、今作は馬車の移動。馬よりも幅を取るため小回りが利かず旋回も一苦労である。加えて乗りたい時に呼ぶことができない*7
      • もっとも、街中のいたるところに無人の馬車が停められており、街行く馬車もほぼノーリスクで奪えるので、わざわざ呼ぶ必要性自体があまりないとも言える。
  • マップデザイン
    • 前作に比べて入れる建物が減っており、近代になった事もあってか似たような建物ばかりになって魅力が削がれている面がある。
    • 今までの美麗な景色というのは少なく、全体的に薄暗く、汚い街並みである。特に川の不潔さは目に余る物であり、泳ぐのに躊躇する。
      • この頃は衛生や環境に関する概念が薄かったため、当時の街並みを忠実に再現するこうなってしまうのだが。
    • テムズ川を除けば地区ごとの特色も少なく感じやすい。
  • オンラインプレイがなくなった。
    • プレイヤー同士での対戦・協力プレイはすっぱりなくなり、オンライン要素は収集物のひとつ「バグトラッカー」の場所をフレンドと共有出来るのみ。
  • 相変わらず続きから遊ぶ時や高速移動時のロードは長い。
  • 前作に比べれば大幅に減ったが、バグも健在。

総評

『アサシンクリード』としてはいつも通りの内容だが、爽快感のアップしたゲーム性が好評を得た良作。
シリーズで最も面白かったという声も聞かれ、前作の悪評を見事払拭してみせた。
難易度が低めな事もあり、シリーズ未経験者が初めてプレイするのにちょうどいいという声も多く、シリーズ初心者にもオススメなタイトルである。